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2025全医学部偏差値ランキング(共テボ含)|河合塾/駿台/進研/東進

2025年01月17日 更新

こんにちは、太宰府アカデミーで広報/完全個別指導コースを担当している後藤です。

今回の記事では、全82大学の医学部医学科の偏差値をランキング形式でお伝えします。さらに、国公立医学部の共通テストボーダーや、私立医学部の共通テスト利用・併用ボーダーについても詳しく解説します。

また、国公立医学部の「共通テストと2次試験の配点比率」、今年度新たに追加された「情報の配点」、過去50年間における「私立医学部偏差値の推移」、各医大の「進級×卒試×国試合格率ランキング」、私立医学部の「繰り上げ合格者数の10年推移」など、医学部に関する気になる情報を幅広くランキング形式でご紹介します。ただ…、情報量が多すぎるので、目次を確認して気になるところをピックアップしてください!自分でいうのもおこがましいですが、今回は超優良記事です(๑•̀ㅂ•́)و✧

 

 

全医学部偏差値・共通テストボーダーランキング【2025】

まずは全医学部偏差値ランキングです。4大模試(河合塾/駿台/ベネッセ(進研)/東進)の平均値を基に作成しています。河合塾さんの共通テストボーダーと2次偏差値は、2024年10月に公開されたデータを採用しています。

下記の表は山梨大学以外、一般前期試験の偏差値・共通テストボーダーの数値です。各予備校ごとに数値の基準が異なるので、ご注意を。例えば河合塾さんの数値の場合「合格する可能性が50%」となります。駿台は80%、進研は60~80%、東進は50%の確率で合格するという数値です。順位付けについては、第1優先が4大模試の平均偏差値第2優先を共テボーダーとしています。私立の共テボーダーは共通テスト利用入試や併用入試の数値です。

2025年の全医学部医学科の共通テストボーダーと偏差値ランキング表(1/2)、河合塾と駿台と進研と東進の4大予備校の平均偏差値を引用

2025年の全医学部医学科の共通テストボーダーと偏差値ランキング表(2/2)、河合塾と駿台と進研と東進の4大予備校の平均偏差値を引用

※【PDF】2025全医学部の共通テストと偏差値ボーダーランキング

【太宰府アカデミーPR動画】

先日、完成したのでぜひ見てみてください。

 

国公立医学部偏差値・共通テストボーダーランキング【2025】

次は国公立大学医学部の偏差値・共通テストボーダーランキングです。順位付けは第1優先が共テボーダー、第2優先を4大模試の平均偏差値となっています。昨年度との比較順位も入れています。

2025年の国公立医学部医学科の共通テストボーダーと偏差値ランキング表、河合塾と駿台と進研と東進の4大予備校の平均偏差値

※【PDF】2025国公立医学部の共通テストと偏差値ボーダーランキング(昨年度順位比較)

当校の公式X(旧Twitter)でも医学部を目指す受験生や親御様に向け入試情報を発信していますので、ぜひ見ていただけると嬉しいです。

 

国公立医学部偏差値・共通テストボーダーランキング【前期+後期】

先ほどの表は国公立大学医学部前期試験のみのランキングでしたが、後期試験を加え作成しました。昨年度との比較順位も入れています。

2025年の全医学部医学科の共通テストボーダーと偏差値ランキング表、前期試験+後期試験

2025国公立医学部(前期+後期)の共通テストと偏差値ボーダーランキング(昨年度順位比較)

 

【国公立医学部】共通テストと個別試験の配点比率ランキング(前期)

2025年度の国公立大学医学部一般前期の共通テストと二次試験の配点比率

※2025国公立医学部 共通テストと二次試験の配点比率 前期

 

【国公立医学部】共通テストと個別試験の配点比率ランキング(後期)

2025年度の国公立大学医学部の共通テストと個別試験の配点比率表(後期試験まとめ)

※2025国公立医学部 共通テストと二次試験の配点比率 後期

 

【国公立医学部】情報 配点比率ランキング(前期+後期)【2025】

2025年度大学入試における医学部医学科「情報」共通テスト配点比率ランキング

2025年度入試から国公立医学部受験者は必須で選択しなければならない「情報」。しかし、情報の配点が無い大学(北海道大学、徳島大学、香川大学)も3校あり、情報の配点比率が結構低い大学も多くあります。

個人的な見解ですが、情報導入初年度は様子見で「あまり難しい問題は出てこないのでは?」と思っています。高校によっても情報の取り組み方が大きく違い、情報の勉強はほとんどしていないという生徒さんも結構います。しかし、そんな生徒さんでも全国模試でそこそこ得点を取れています。ただ、プログラミングだけは全く分からないようなので、当校では単元順では後半にやるプログラミングを前倒しし、6月から実施しています。

 

私立医学部偏差値ランキング(2025)河合塾/駿台/ベネッセ(進研)/東進

生徒や親御さんからよくこんな質問をいただきます。

- 大手予備校の医学部偏差値って信頼できるの?

どこの予備校の偏差値であれ、あくまでも目安程度にとどめる必要があります。1つの予備校の偏差値よりは、複数の予備校のデータを組み合わせる方がより精度の高い数値を算出できます。今回の私立医学部偏差値ランキング表では、4大予備校(河合塾/ベネッセ(進研)/駿台/東進)の平均値をとりランキングを作成しています。下記の表は全て一般選抜前期試験の偏差値ボーダーです。

2025年の私立医学部医学科偏差値ランキング表、河合塾と駿台と進研と東進の4大予備校の平均偏差値を引用

2025私立医学部偏差値ボーダーランキング(共通テスト利用 併用含む)

 

昔(親世代)の私立医学部入試の難易度は?50年前からの偏差値推移

昔の私立医学部入試は、いわゆる滑り止めといえる大学がありました。約40年前(1985年)の愛知医科の偏差値は37.5、藤田は40.0、東海・北里・埼玉は45.0でした。今では考えられませんよね。下記の表が約50年前から現在までの医学部偏差値の推移です。

私立大学医学部医学科の直近50年間の偏差値推移まとめ表、河合塾全統模試の数値

上記の表で偏差値50以下の大学があるのはいくつか理由があります。主な理由は1969年の全医学部(47大学)の入学定員は4,040名でしたが、10年後には医学部が32大学増え入学定員が8,260名と倍以上増えました。その急激な入学定員の増加が影響して、入学しやすい大学が多かったようです。

 

そもそも医学部の地域枠入試とは?

医学部の「地域枠入試」とは、医学部を卒業した後に僻地(へきち)医療や小児科・産科医療といった、人材確保が難しい領域で医師として働く代わりに、学費の一部または全額を奨学金として貸与してもらえる制度です。加えて、大学卒業後は原則規定の年数(9年程度)、地方自治体や大学から指定された地域で医師として従事することが出願条件となっています。

およそ9年間の勤務地の制限がある代わりに、地方自治体や大学によって就学資金の支援があったり奨学金制度が充実していたりします。地域枠はそれぞれ、修学資金の支援金額や返還免除条件は異なります。

例えば、東北医科薬科大学(A方式)では、 宮城県が修学資金を3000万円負担してくれる制度があります。
そして、大学卒業後は県知事が指定する地域で10年間働くことになります。
10年間医師として働いたら、修学資金3000万円ほどは返還する必要がなくなるということです。
しかし、もしこの10年間の間に地域枠から離脱することになれば、3000万円はすぐに返還する義務が生じます。

東北医科薬科大学医学部の地域枠入試の概要

※画像出典:東北医科薬科大学公式HPより

 

医学部地域枠の合格難易度ってどのぐらい?

地域枠は一般選抜と比べて「入学しやすい」と言われることがしばしばありますが、一概にそうとは言い切れません。確かに修学資金の支援がない(or 少ない)地域枠では、一般選抜よりも若干入学がしやすくなっているのが一般的です。
しかし、修学資金の支援や奨学金制度が整っている地域枠では、金額によっては一般選抜よりも受験合格が難しいこともあります。例えば、先ほど例に挙げた東北医科薬科大学では3000万円の資金支援(学費全体の約88%)があるため、一般入試(偏差値65)より地域枠(偏差値67.5)の方が偏差値が高く、合格が難しくなっています。このように地域枠といってもさまざまなので、地域枠選抜を検討している方は各大学の募集要項を詳しくチェックしてみてください。

 

その他に医学部を目指す受験生が気になるデータ

その他に医学部受験生が気になりそうなことを色々と寄せ集めました。

 

全医学部「進級(留年)率×卒業率×国試合格率ランキング」

医学部のブランディングって、国試合格率がピックアップされがちですが、それと同じぐらい「進級率」が注目を浴びるべきだと僕は思います。

2024医学部の進級(留年)・卒試・国試合格率のランキング

 

私立医学部合格最低点まとめ【約10年間】

赤本などの過去問を解く際に「合格最低点」を意識し、解くことをおすすめします。

約10年間の私立医学部合格最低点まとめ(1/4)

約10年間の私立医学部合格最低点まとめ(2/4)

約10年間の私立医学部合格最低点まとめ(3/4)

約10年間の私立医学部合格最低点まとめ(4/4)

 

私立医学部繰上合格者数の推移【約10年間】

約10年間の私立医学部の繰り上げ合格状況をまとめました。

2024年度の私立医学部繰り上げ合格者数の推移(1/3)

2024年度の私立医学部繰り上げ合格者数の推移(2/3)

2024年度の私立医学部繰り上げ合格者数の推移(3/3)

2024年度の私立医学部繰り上げ合格者数の推移(約10年間)

 

【国公立加点あり】全医学部偏差値・共通テストボーダーランキング

国公立医学部は私立医学部と比較し受験科目増の負担があり、さらに共通テストと前期試験は1発勝負です。「偏差値=総合的な入学難易度」だと仮定すると、実際に入学難易度に近づけるのでは?と思いましたので、根拠はないですが国公立医学部に「偏差値+3」をし、ランキングを作成しました。

2025年の全医学部医学科の共通テストボーダーと偏差値ランキング表、国立加点あり(1/2)

2025年の全医学部医学科の共通テストボーダーと偏差値ランキング表、国立加点あり(2/2)

2025年の全医学部医学科の共通テストボーダーと偏差値ランキング表、国立加点あり

さいごに

今回のブログでは、全82大学の医学部偏差値ランキングや皆さんが気になっていそうなことを記事にしてみました。ご参考にしていただければ嬉しいです。X(旧Twitter)でも、このような医学部受験に関する情報を発信しています。ぜひチェックしてください(๑•̀ㅂ•́)و

2024年度入試は、次年度入試から新課程に移行するためか、私立医学部の繰り上げ合格が例年と比較して非常に少ない年度でした。「例年通りだったら合格していたのに…」と涙をのむ受験生が多かったかと思います。これは国公立医学部志望の受験生が、国公立に落ち、浪人を避けるため私立に流れたことが要因の一つと考えられます。

医学部繰り上げ合格を前年度と比較(2023と2024)

2025年度入試では、新課程移行で浪人を回避したい受験生がごっそりいなくなったはずなので、昨年度よりは医学部に合格しやすい年度になるのではないかと個人的には思っています。去年の志望校のワンランク上を目指して頑張ってください。受験生の皆さんが1年でも早く合格できることをより祈っています。

本日の記事は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

総務/広報 後藤 登

全国各地から太宰府アカデミーに生徒が入塾!をビジュアル化した画像

 

 

 


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当校は福岡県にある日本で唯一の全寮制医学部受験予備校です。【当校の特徴】定員30名|19年間の累計医学部医学科合格実績443名(のべ数)|田舎の全寮制|全国各地から入学(2024年度生は16の都道府県より入学)|異次元の生活サポート|圧倒的に食事が美味しい(土日祝日問わず3食提供)|講師との距離が近い|プロ講師の質問対応が充実|完全個別指導コースあり|選抜国公立コースあり|専用筋トレジムあり|同じ夢を持った仲間と1年間切磋琢磨し、医学部合格を目指す【校風】アットホームな大家族予備校

◆筆者プロフィール

後藤 登(Goto Noboru)/仕事:総務・広報・完全個別指導コース担当/自己PR:高校・大学ボクシング部。釣りや登山が好き。新卒で当校に勤めて12年目。医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagramTwitterを更新しています。医学部受験のご相談は下記にてお待ちしています。

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