こんにちは、福岡の医学部予備校で総務/広報を担当している後藤です。
医学部受験業界に働き始めて9年目になりますが、初めての経験でした。
この記事では、あなたがこれから医学部合格を目指す上で大切なことが凝縮されています。
今年度(2022)、劇的に成績が伸び、医学部に合格された生徒さんをご紹介します!
現在(2/23)石濱くんの
医学部医学科合格状況は、
【正規合格】福岡大学/岩手医科大学/川崎医科大学
【二次辞退】金沢医科大学/久留米大学
【補欠】 愛知医科大学
当校に2年間在籍し、最初のクラス分け試験で29人中26位。
昨年度7月時点の全国模試では、総合偏差値41.0。
そんな彼の今年度の入試結果は、受験した全ての医学部一次試験全勝し、二次試験は4校中3校が正規合格!
− なんか「夢」のある話ですよね?
しかし、「ビリギャル」の話では無いですが、華々しい話には必ず裏側があります!
それは劇的に成績が伸びる人には、それなりの理由があるということ。
医学部合格の目指す方は、ぜひ読んでいただきたい記事です(๑•̀ㅂ•́)و✧
なぜ、彼が劇的に成績が伸び、医学部に逆転合格できたのか?話を深掘りしていきます!
この記事の目次
医学部受験、一次試験全勝。1年で総合偏差値が『41.0→67.3』
− 本当にこんなに成績伸びたの?誤魔化してない?
と、記事の信憑性について気になる方もいるかと思います。
成績の上昇を表す際にわかりやすい指標があります。
それは、『同じ時期の同じ模試なのか』ということです。
石濱くんの場合は、昨年と今年の進研模試(7月)を比較し、総合偏差値が41.0から67.3まで上昇しました。その他全統模試などの平均偏差値も、前年度比で軒並み20.0近く上昇し、医学部一次試験全勝しました。
僕もこの医学部受験業界は長いですが、こんなに成績が伸びる生徒を初めて見ました…。
だから、なぜ彼がこんなに成績が伸びたのか知りたくて、色々と本人に聞いてみました!
なぜここまで成績が上がったのか?
彼が言うには、、
- 長期的な目標を立てる
- 先生が「やっとけ」と言ったことは、全てやる
- 整理整頓
- 得意科目を伸ばすのではなく弱点を潰す
- だらだら長く勉強しない
この5つが大切だと話してくれました。
長期的な目標を立てる。
彼がいう長期的な目標とは
- 数学の参考書を6月までに終えるぞ!
- 英語の偏差値を8月までに65.0にする!
とかでは、無いんです。僕も驚きました…。
具体的な目標は、あえて立てないそうです。
理由は、燃え尽き症候群になりたくないから。
彼が立てる目標とは、スローガンに近いです。
実際に彼の手帳を見てみると、以下のような「自分の大切にすること」を黄色の付箋に書き出してることがわかります。
- 隙間時間を見つけて潰す。
- 自習室では絶対に寝ない。
- やるべきことをリストアップし、消化。
- 自分の集中力が続く限界を知る。(実験)
- 自分が本気になった理由。
※本人の手帳です。プライベートな内容は消しています。
本人の手帳に書いてあった「なぜ、ガチった?」という言葉。僕にはわからなかったので、Google様で検索してみると「ガチる=本気になった」という意味らしいです。笑 つまり、自分が本気になった(覚悟を決めた)理由を忘れないようにしていたみたいです。それにしても、最後の「褒められたい」はかわいい。(๑`·ᴗ·´๑)
※本人の手帳Part2
「自習室で絶対に寝ない」を掲げた理由は、(過去の教訓から)一度寝てしまったら絶対に癖づくから。自習中に眠くてどうしようもない時は、「トイレ、行っていきます」と職員に声をかけ、自室で15分仮眠や、シャワーを浴びたそうです。(おい!笑)
でも、自分で合格に必要な行動と思ったなら、僕個人は良い判断だと思っています。
紹介したのはほんの一部ですが、その一つ一つには必ず理由があります。
先生が「やっとけ」と言ったことは、すべてやる。【最重要】
一番大切なことは、「↑これ」と断言していました。
本人曰く「専門家がやれって言うなら、やる!」のは、当たり前。
しかし、これが一番大変なことかもしれません。
当然、あなたの担当教科の講師は全力で成績を上げにいく膨大な課題や様々なアドバイスをします。何が必要で、何が必要ないのか、自分で取捨選択しがちですが、彼は勘ぐらずにそれを全てやりました。
これは大きな差だと思います。
整理整頓。
彼を客観的にみた時に抜きん出ているところは、身の回りの勉強道具や部屋が徹底的に整理がされていることです。
これは、1年間の数学ノート(ルーズリーフ)です。
これでまだ半分です。
学習量にも驚きですが、一番、目を引くところは単元別、大学別、ペンの色分けなど徹底された“こだわり”。
ペンの色分け基準は
赤色:丸付け。もしくは、丸付けの際に生じた一言コメント。
オレンジ色:講師の板書で大切なところ。
緑色:自分で考えた一言メモ。(めっちゃ大事)
ノートのこだわりポイントは、「復習したくなるノートを作る」だそうです。彼は、ボックスに収納する各ファイルにも、大切ものに目印をつけ、上から見た際にもすぐ取り出せるように工夫していました…Σ(・ω・ノ)ノ
過去の生徒さんにも何人もいましたが、授業を聞きながら、自分の理解したことを自分の言葉でアウトプットする人は、飛躍的に成長します。
得意を伸ばすのではなく弱点を潰す。
結局、受験は総得点勝負なので、弱点となる科目や単元は鍛えるために施策する。
浪人年数を重ねるにつれ、苦手を敬遠し、得意なところをさらに伸ばそうとする傾向があります。
それを分かった上で、弱点を無くすことに全集中したそうです。
だらだら長く勉強しない。
彼は「ON・OFF」の切り替えを上手にしていました。
勉強をやるときは全力で!リラックスするときも全力で!
体を動かすことが好きだったので、週に2回のランニングや、体育館でバスケやバレーをしたり、何度か登山にも行っていました(๑•̀ㅂ•́)و✧ 彼もそうですが、今年度の生徒さんたちは本当にパワフルでした…。朝早く起き、登山をして、走って下山し、授業に出るみたいなパターンを何度か目にしました。
とにかく、大切なことはメリハリです。
毎日のルーティンとしては、昼休みに30分仮眠すること。
でも、やっぱりモチベーションが大事。
彼は、現在3浪目です。
2浪目の時に、成人式に参加できなかったことが本当に辛かったそうです。仲の良い友達が成人式で楽しそうにしている写真や話を聞き、半端な勉強をしていた自分に苛立ちを覚え、「俺、何やってるんだろ…、医学部に合格するためにここにいるんじゃないのか」と奮起しました。そこから、本気モードに。
加えて、彼のメモ帳にも書いてありましたが、今年合格できなければ4浪になるという恐怖、重圧が彼を奮い立たせたそうです。どんなシーンであっても、背水の陣で臨んだ戦いはやはり逆転が起こりやすい。覚悟を決めた人間の底力って、すごいですね。
まとめ
香川県から単身で福岡の予備校の門を叩き、前年度比で偏差値が26.3上昇し、医学部一次試験を全勝した彼。
インタビューをしているうちに、これは奇跡ではなく、必然だったのでは?と思うようになりました。
彼の劇的に成績が伸びた要因をまとめると…
- 追い詰めらて、覚悟を決めたこと。
- メモ帳をフル活用すること。
- 先生が「やっとけ」と言ったことは、全てやること。
- 自分が大切にすることを決めたこと。
- 整理整頓ができる=頭の中が整理できている=記憶を引き出しやすい。
- やっぱりモチベは大事。
- 長期的な目標を立てること。
- 得意科目を伸ばすのではなく弱点を潰すこと。
- だらだら長く勉強しないこと。
- 体を動かすこと(ストレス解消)
- 隙間時間を見つけて潰すこと。
- 自習室では絶対に寝ないこと。(教訓に学ぶこと)
- やるべきことをリストアップし、消化すること。
- 理屈っぽいこと(論理的)
- 自分が本気になったのはなぜか書き残すこと。
…これは、成績も伸びますね。
これから、医学部受験を目指す方の指針となる記事になれたら嬉しいです!
受動的な姿勢では、絶対に奇跡が起こることはありません。
主体性とそれなりのプロセスがあって、初めて奇跡を起こすことができます。
医学部受験は本当に狭き門で大変だと思いますが、頑張ってください!
では、長くなりましたが、本日は以上です!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
総務/広報 後藤 登
◆太宰府アカデミーの自己PR
本校は福岡にある全寮制の医学部予備校です。1年間、約30名の生徒たちが切磋琢磨し、医学部の合格を勝ち取ります。
おかげさまで創設から17年目となり、これまで医学科に378名以上の合格者を輩出しました。そんな卒業生たちが大学を卒業し、医師・歯科医師・薬剤師・獣医師となり、現在の日本の医療を支えてくれています。
◆筆者プロフィール
後藤 登(Goto Noboru)/仕事:総務と広報/好きな言葉:独立自尊/夢:日本一の医学部入試情報サイトを運営すること/自己PR:高校大学ボクシング部。新卒で当校に勤めて9年目。毎日医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagram、Twitterを更新しています。生徒たちのおかげで仕事はやりがいの塊です。医学部受験のご相談は下記にてお待ちしています。
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