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国公立大学医学部医学科入試情報【まとめ】

九州大学医学部の合格最低点と入試情報【2027年度】

2026年09月08日 更新

九州大学医学部の合格最低点は、2026年度・前期で853.75点/1,175点=72.7%でした。前年の978.75点=83.3%から125点、得点率にして10.6ポイントの急落です。実質倍率は2.0倍と国公立医学部としてはかなり低いのですが、これは「受かりやすい」ではなく、共通テストの合格者平均869点(86.9%)が示すとおり、出願の段階で上位層に絞り込まれているという意味です。医学科は前期105名の一本で、後期も推薦も地域枠もありません。日程・募集人員・合格最低点・面接・学費まで、九州大学医学部の入試情報をこのページにまとめました。

九州大学医学部の偏差値。河合塾ボーダー67.5と合格者平均69.1(国公立50校中8位・全81校中10位)を並べた図
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度・全統模試)をもとに当塾集計。ボーダーは2027年度予想、合格者平均は2026年度入試の実績です。
項目 数字 出どころ
2次のボーダー偏差値 67.5(2027年度予想) 河合塾
共通テストのボーダー 得点率85%(2027年度予想) 河合塾
合格者平均偏差値 69.1(国公立50校中8位・全81校中10位) 河合塾 入試結果調査(2026年度)
合格者平均の科目別 英68.4・数69.0・理69.9 河合塾 入試結果調査(2026年度)
共通テストの合格者平均 869点/1000点換算 河合塾 入試結果調査(2026年度)
実質倍率 2.30倍(2025年度入試) 文部科学省
学費(6年総額) 約350万円(国立の標準額) 文部科学省令
6年で医師になる割合 75.5%(進級82.1%×国試95.0%) 文部科学省・厚生労働省

面接は点数化されず、国公立前期69区分のうち29区分と同じ段階評価の形です。よく聞かれる4つを、数字で答えます。

共通テストは何点いる? 合格した人の平均は869点/1000点換算です。

倍率は? 2025年度入試の実質倍率は2.30倍(受験244名→合格106名)です。

入ってから6年で医師になれる? 6年ストレート進級率82.1%・国試合格率95.0%。入学した人から数えると75.5%です。

偏差値はどのくらい? 2次ボーダー67.5・合格者平均69.1(国公立50校中8位)。共通テストのボーダーは85%。ほかの49校と並べるなら国公立医学部の偏差値ランキングが早いです。

太宰府の塾として、いつか正面から書かなければと思っていた大学に、ようやく順番が回ってきました。

書く前にデータを並べて、手が止まりました。2026年度の合格最低点が853.75点/1175点=72.7%。前年は978.75点=83.3%でしたから、1年で125点下がっています。そして追加合格(繰上)は5年連続で0人。この2つの数字だけで、九大医の入試がどういう場所なのか、輪郭が見えてきます。

 

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共通テストの合格者平均869点|得点率86.9%です

同じ河合塾の調査で、2026年度に九大医学部へ合格した人の共通テスト平均は869点(1000点換算)=86.9%です。

「9割ないと九大医は無理」という声を耳にしますが、実データの平均は86.9%。もちろん9割あれば強い。ただ、共テで87%前後に踏みとどまり、2次の英数理で取り返す——合格者の実像はそちらに近い構図です。後述のとおり九大は配点の6割が2次にあるので、共テの1〜2%を悲観しすぎないでください。

 

合格最低点は853.75点=72.7%|前年から125点急落

2026年度・一般選抜(前期)の合格最低点は853.75点/1175点満点=72.7%でした。前年(2025年度)は978.75点=83.3%。125点、得点率にして10.6ポイントの急落です。

九州大学医学部 一般選抜前期の合格最低点推移(2025年度83.3%から2026年度72.7%へ125点急落)
出典:九州大学 公表の入試結果をもとに太宰府アカデミー集計(2025・2026年度入試)

下がった年を見て「入りやすくなった」と読むのは危険です。最低点は問題の難しさと受験者層で毎年動きます。2年分の数字しか手元にないので、この振れ幅がどちらに向かうかは断定しません。過去問で自己採点するときは、「7割強で受かる年も、8割強が必要な年もある」という幅で相場観を持ってください。

年度 満点 合格最低点 得点率
2026年度 1175 853.75 72.7%
2025年度 1175 978.75 83.3%

受験年度の途中でこの数字は分かりません。だからこそ、目標は最低点ではなく合格者平均(共テ86.9%)側に置くのが安全です。

 

倍率は実質2.0倍|足切りは2年連続で不実施

2026年度の志願者は224名、受験者215名、合格者106名で実質倍率は2.0倍(前年は2.3倍)。国公立医学部としてはかなり低い倍率です。ただしこれは「受かりやすい」ではなく、出願の段階で共テ上位層に絞り込まれているという意味です。

年度 志願者 受験者 合格者 実質倍率
2026年度 224 215 106 2.0倍
2025年度 252 243 106 2.3倍

第1段階選抜(足切り)は募集人員の2.5倍と予告されていますが、2026年度の志願者224名は募集105名の約2.1倍。予告倍率に届かず、2年連続で足切りは実施されていません(共テの第1段階選抜最低点なし)。共テで多少転んでも、出願すれば2次で勝負できる状態が続いています。

 

入試日程と募集人員|前期105名のみ・後期なし

九大医学部医学科の一般選抜は前期日程のみ、募集人員105名です。後期日程はありません。

2027年度の共通テストは2027年1月16日(土)・17日(日)(大学入試センター公表の実施期日)。個別学力検査は、2026年度実績で2月25日から27日までの3日間(面接を含む)でした。前期日程の開始日は全国共通のため2027年度も2月25日開始の見込みですが、確定情報は2027年度の選抜要項公表後にこの節を更新します。

 

合格発表は3月8日です|2027年度は要項で確定

2026年度の合格発表は3月8日でした(旺文社・大学受験パスナビ掲載の入試日程より)。国公立前期は発表日もほぼ全国横並びで、九大は例年3月8日前後です。2027年度の正式な日付は、選抜要項の公表後にここへ追記します。

 

繰り上げ合格は5年連続0人|正規合格で決まります

私立医学部では「補欠が何番まで回るか」が一大テーマですが、九大医は事情がまったく違います。追加合格(繰上)は2022〜2026年度の5年間で0人。定員は正規合格で埋まり切ります。

理由は構造的なものです。国公立前期は1人1校しか受けられず、合格者はほぼ全員が入学します。私立のように「上位校へ抜けて席が空く」ことが起きません。3月に敗者復活はない前提で、私立の併願を含めた受験設計を組んでください。

私立医学部の「補欠」とは別物なので、その説明をします。国公立は補欠に番号を付けません。欠員が出たときだけ連絡が来る仕組みで、0人が続くのは「合格した人がそのまま入学している」ということです。

待っていても電話は来ないという前提で、私立の手続き期限を判断してください。

 

科目と配点|共テ475点+個別700点の計1175点

満点の構成は共通テスト475点+個別学力検査700点=1175点(2026年度実績)。共テ1000点は475点に圧縮されるため、配点の約6割(59.6%)が2次試験にあります。

共テ475点のうち「情報」は25点(全体の5.3%)。情報の配点比率が10%ある熊本・大分・宮崎などと比べると、九州の国公立では軽い部類です。個別学力検査は英語・数学・理科2科目。科目別の配点内訳は、2027年度の募集要項公表後にこの節へ追記します。

 

面接に配点はありません|それでも二次で評価されます

九大の面接は点数化されません(段階評価などの扱いです)。国公立の前期69区分のうち29区分が同じ形です。数字が出ないので、要項の書きぶりから扱いを読み取ります。

項目 内容 補足
面接の配点(前期) 点数化しない(段階評価等)
小論文 一般選抜の前期では課しません
提出書類 志願理由書 面接の参考に使われます
第1段階選抜の予告 2.5倍 面接の前にある関門です

出典:各大学の2027年度(令和9年度)入学者選抜要項をもとに太宰府アカデミー集計(河合塾 Kei-Net の大学別入試科目・配点を機械読み取り。東北大学は大学公式で照合)

提出書類は志願理由書です。名前が違えば書く中身も変わります。面接はこの書類を見ながら進むので、書いたことは聞かれる前提で書いておくのが安全です。点数が出ない大学でも、面接は合否の判定に使われます。私立では募集要項に「面接の評価が著しく低い場合は、学力の得点にかかわらず不合格とする」と書いている大学が多くあります。配点の有無だけで軽重を決めないほうがいい部分です。面接で何を見られているかは、医学教育モデル・コア・カリキュラムが定める「医師に求められる10の資質・能力」が土台になります。10個のうち純粋な知識はひとつだけで、残りは姿勢・態度・社会性です。あわせて、その大学が公表しているアドミッション・ポリシーを読んでおいてください。配点も形式も年度で変わります。出願の前に、必ず最新の募集要項でご確認ください。

 

地域枠・推薦はありません|医学科は前期一本

九大医学部医学科は、学校推薦型選抜・総合型選抜のどちらも実施していません(保健学科は総合型を実施)。地域枠もなく、入口は一般選抜(前期)ただ1つです。

1点、地元で誤解の多い話を。福岡県の医師修学資金(地域枠)は九大ではなく久留米大学の「福岡県特別枠」に設定されています(月10万円・県公式)。「九州の地域枠」を考えるなら、九大は最初から候補に入りません。地域枠の仕組みと損得は地域枠は入りやすいのか|一般枠との差と9年の義務で詳しく書いています。

枠の是非を考える材料として、国の指標を1つ置いておきます。厚生労働省の医師偏在指標——人口10万対医師数を、地域の年齢構成と医師の年齢・性別で補正した公式の指標です。全国平均255.6に対し、福岡県は313.3で全国3位、上位16県に入る医師多数県です。 地域枠が置かれていないのは、この福岡県の指標の高さと無関係ではありません。地域枠も専攻医のシーリングも、この指標を根拠に動いています。

出典:厚生労働省「医師偏在対策について」(第4回 地域医療構想及び医療計画等に関する検討会 資料1・令和7年9月11日)の都道府県別医師偏在指標をもとに太宰府アカデミー集計

 

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学費は6年間で約350万円|国立の標準額どおり

学費は国立大学の標準額どおり、入学金28万2,000円+授業料53万5,800円×6年=6年間349万6,800円です。私立医学部の6年総額は最も安いグループでも約2,200万円台ですから、差はおよそ6倍。「学費の心配なく医師になる」最短の選択肢が国公立医学部で、九州ではその頂点が九大です。

 

女子の合格率は47.8%|男子を6.0ポイント上回ります

2018年に医学部入試の男女差が問題になって以降、各大学は男女別の合格率を公表しています。九大の2025年度入試は、男子41.8%・女子47.8%。女子の合格率のほうが6.0ポイント高いという結果です。

区分 受験者数 合格者数 合格率
男子 177名 74名 41.8%
女子 67名 32名 47.8%
合計 244名 106名 43.4%

出典:文部科学省「令和7年度 医学部医学科入学者選抜実施状況」(2025年度入試)をもとに太宰府アカデミー集計

1年だけの数字では振れます。3年ぶんを並べます。

年度 男子合格率 女子合格率
最新年 41.8% 47.8% +6.0pt
前年 42.4% 52.6% +10.2pt
前々年 43.3% 45.0% +1.7pt

出典:文部科学省「医学部医学科入学者選抜における男女別合格率」(直近3年)をもとに太宰府アカデミー集計

3年とも女子のほうが高く出ています。単年の振れではありません。

入学者で見ると女子は32名・30.2%です。合格率は受験する層によって動くので、この数字は「九大が男女どちらを採りやすいか」ではなく「実際にこうなった」という結果として読んでください。

 

進級率と国試合格率|6年で医師になる確率は75.5%

出口の数字です。令和元年度に入学した112名のうち、6年間ストレートで卒業したのは89名=79.5%。第119回医師国家試験の新卒合格率は95.0%。掛け合わせた「6年で医師になる確率」は75.5%で、国公立50校中47位です。

九州大学医学部の6年ストレート卒業率79.5%・国試合格率95.0%・6年で医師になる確率75.5%
出典:文部科学省医学教育課調べ・厚生労働省(令和元年度入学者/第119回医師国家試験)

入試の難しさ(11位)に対して、この順位は意外に映ると思います。九大は基礎研究医の養成に伝統のある大学で、6年ストレートの数字だけでは測れない側面があります。ただ、「現役で入って6年後に医師」を家族の計画に置いているなら、この数字も知ったうえで選んでください。

指標 数値 備考
6年ストレート進級率 82.1% 令和元年度入学112名中
6年ストレート卒業率 79.5% 卒業89名
新卒 国試合格率 95.0% 第119回(令和7年2月)
6年で医師になる確率 75.5% 国公立50校中47位

全81大学の同じ物差しの順位は「6年でストレートに医師になれる確率」ランキングで公開しています。

 

九大のレベルは全81校中10位|国公立50校では8位

「九大のレベルはどのくらいか」は、偏差値の数字だけでは答えになりません。医学部は全国に81校しかなく、知りたいのはその中の位置だからです。2026年度に全統模試を受けて合格した人の平均は69.1。国公立50校中8位・全81校中10位で、全国の医学部の中で上位にあたります。

全81校順位 大学 合格者平均偏差値 区分別順位
11位 東京慈恵会医科大学 69.5 私立2位
12位 横浜市立大学 69.3 国公立10位
13位 九州大学 69.1 国公立8位
14位 北海道大学 68.9 国公立12位
15位 山梨大学 68.6 国公立13位

出典:河合塾 入試結果調査(2026年度)をもとに太宰府アカデミー集計

上の表は九大の前後2校ぶんです。偏差値69.1の前後には東京慈恵会医科・横浜市立・北海道・山梨が並んでいます。併願先を組むとき、実際に迷う相手はこのあたりになります。 なおこの平均は一般・推薦・総合型を含む「合格した人たち」の記述模試平均で、合格可能性50%を示すボーダー偏差値とは計算の土台が違います。自分の偏差値と1対1で比べるのではなく、大学同士の位置関係をつかむ物差しとして使ってください。

 

多浪・再受験でも受けられるか|年齢要件はありません

一般選抜に年齢・浪人年数の制限はありません。そして九大の場合、推薦・総合型がそもそも存在しない=全員が同じ前期の学科試験で戦う入試です。現役優遇の入口がない分、多浪・再受験の方にとって土俵の見えやすい大学だと考えています。

浪人年数別の合格率(大学公表の卒業年度別データ)は、取得でき次第この節に追記します。

 

偏差値67.5と合格者平均69.1|国公立50校中8位

河合塾の入試結果調査(2026年度)で、全統模試を受けて九大医学部に合格した人の記述模試平均は69.1(英68.4・数69.0・理69.9)国公立50校中8位、私立を含む全81校では10位です(防衛医科大学校を除く)。

九州大学医学部の合格者平均偏差値69.1と、同じ偏差値帯に並ぶ大学(全81校中10位・国公立50校中8位)
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度・全統模試)をもとに当塾集計。実際に合格した人の記述模試平均で並べています。

上を見ると10位に横浜市立(69.3)、下には12位の北海道(68.9)。九州・沖縄の国公立8校では、2位の熊本(66.0)に3ポイント以上の差をつけた単独トップです。科目別では理69.9がいちばん高く、英数理がほぼ横一列。穴のない合格者層だと読めます。

全81校順位 大学 合格者平均 区分別順位
6位 千葉大学 69.7 国公立5位
6位 奈良県立医科大学 69.7 国公立5位
9位 東京慈恵会医科大学 69.5 私立2位
10位 九州大学 69.1 国公立8位
10位 横浜市立大学 69.1 国公立8位
12位 東北大学 68.8 国公立10位

※読み方の注意:この「合格者平均偏差値」は、その年に全統模試を受けて合格した人の記述模試平均です。合格可能性50%を示すボーダー偏差値とは計算の土台が違うため、自分の偏差値と1対1で比べるものではなく、大学同士の位置関係をつかむ物差しとして使ってください。

九州大学医学部の合格者平均偏差値の科目別内訳(英68.4・数69・理69.9)と全81校平均との差
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度・全統模試)をもとに当塾集計。英数理の平均が総合です。
科目 合格者平均偏差値
英語 68.4
数学 69.0
理科 69.9
総合 69.1

図で赤くしているのは理科です。69.9で、全81校平均の65.6を4.3上回っています。3科目の中でいちばん差が大きい科目です。自分の得意な科目が、この大学の配点で重いかどうかを次に見てください。

 

同じ偏差値帯に12校|横浜市立・東北と同じ帯

同じくらいの学力層が受かっている大学を、合格者平均で並べておきます。

全81校順位 大学 合格者平均 区分別順位
6位 名古屋大学 69.7 国公立5位
6位 千葉大学 69.7 国公立5位
6位 奈良県立医科大学 69.7 国公立5位
9位 東京慈恵会医科大学 69.5 私立2位
10位 九州大学 69.1 国公立8位
10位 横浜市立大学 69.1 国公立8位
12位 東北大学 68.8 国公立10位
13位 神戸大学 68.6 国公立11位
14位 山梨大学 68.6 国公立12位
15位 大阪公立大学 68.3 国公立13位
16位 順天堂大学 68.2 私立3位
17位 日本医科大学 68.1 私立4位
18位 関西医科大学 67.9 私立5位

合格者平均69.1の上下1.2に入るのは、九州大学を含めて13校。自校を除くと12校が同じ帯にいます。内訳は私立4校・国公立8校です。横浜市立大学(69.1)とは合格者平均が同じ値です。この帯に混じっている私立は、共通テストを使わない方式が中心です。受ける科目も配点も変わるので、学力の位置が近いことだけで併願を決められません。

横浜市立・東北と同じ帯に並ぶこの位置を、ほかの49校と見比べたい方は国公立医学部 偏差値ランキング2027へどうぞ。九州大学の偏差値だけをまとめたページはこちら(九州大学医学部の偏差値67.5|共通テストは85%【2027年度】)。

 

太宰府アカデミーの視点|九州大学医学部の受け方

福岡の受験生の間では、九大医学部は「九医」の一言で通じます。地元で完結する最高峰として、久留米・福岡大と同じ文脈で語られがちですが、数字を並べると別次元です。合格者平均69.1に対し、久留米63.7・福岡62.6。同じ「福岡の医学部」でも5ポイント以上の開きがあります。

受験設計で押さえるべきは3点です。第一に、共テ86.9%が合格者の実勢。ここから大きく落ちると、足切りがなくても2次での逆転幅が現実的でなくなります。第二に、配点の6割が2次。英数理の記述力、特に横一列に高い合格者層(英68.4・数69.0・理69.9)と戦える完成度が要ります。第三に、繰上のない一発勝負だという事実。私立併願で「3月まで粘る」戦略は九大単願では成立しないので、産業医科・久留米・福岡大あたりの併願で結果の出る日程を先に確保しておくのが、精神面も含めて効きます。

最低点の急落(83.3%→72.7%)を「チャンス」と読む相談を受けますが、僕はそう読みません。難しい年は全員にとって難しい。変わらないのは合格者平均の位置です。模試の判定は、最低点ではなくこの平均(69.1・共テ869点)に対して測ってください。

 

九州大学医学部のよくある質問

Q1. 偏差値はどのくらい必要ですか?
A. 河合塾の入試結果調査(2026年度)で、合格者の記述模試平均は69.1(国公立8位)。共通テストの平均は869点=86.9%です。

Q2. 何割取れば受かりますか?
A. 2026年度の合格最低点は72.7%ですが、前年は83.3%。年による振れが大きいため、目標は合格者平均(共テ86.9%)側に置くのが安全です。

Q3. 足切り(2段階選抜)はありますか?
A. 募集人員の2.5倍と予告されていますが、志願倍率が届かず2025・2026年度とも実施されていません。

Q4. 補欠・繰り上げ合格はありますか?
A. 追加合格は2022〜2026年度の5年連続で0人です。正規合格で決まる入試として準備してください。

Q. 九州大学医学部のレベルはどのくらいですか?
A. 2026年度に全統模試を受けて合格した人の平均偏差値は69.1で、医学部のある全81校の中で10番目、国公立50校の中では8番目です(河合塾 入試結果調査・防衛医科大学校を除く)。

Q. 九州大学医学部と同じレベルの大学はどこですか?
A. 合格者平均偏差値が近いのは横浜市立(69.1)・東北(68.8)・東京慈恵会医科(69.5)・神戸(68.6)です。九州大学は69.1で、この帯の大学は併願先として比べられることが多くなります。

Q. 九州大学医学部は難しいですか?
A. 河合塾のボーダー偏差値は67.5(2027年度予想)、実際に合格した人の平均は69.1で、合格した人の平均のほうが高く出ています。ボーダーは合格可能性50%のライン、平均は推薦・総合型を含む合格者の値で、計算の土台が違います。

Q. 一番偏差値が低い医学部はどこですか?
A. 2026年度の合格者平均で全81校を並べると、いちばん高い大学が74.9、いちばん低い大学が55.8で、幅は19.2あります。ただし共通テストの比重も科目数も大学ごとに違うため、偏差値の数字だけで入りやすさは決まりません。全81校の並びは偏差値ランキングの記事にまとめています。

 

まとめ|九州大学医学部を受けるなら押さえる3つ

  • 合格者平均偏差値69.1は国公立8位・九州の単独トップ。共テの実勢は869点=86.9%
  • 合格最低点は72.7%(2026年度)⇔83.3%(2025年度)と大きく振れる。最低点ではなく平均に照準を
  • 推薦・地域枠・繰上のない前期一本勝負。私立併願(産業医科・久留米・福岡大など)で守りを作る

地元の塾として、九大医の数字はこれからも毎年この場所で更新していきます。

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本日の記事は以上です。
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後藤 登(Goto Noboru)
仕事:総務・広報・完全個別指導コース担当
自己PR:高校・大学ボクシング部。釣りや登山が好き。新卒で当校に勤めて13年目。医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagram、Twitterを更新しています。4年前から完全個別指導コースのコース担当。

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