受付時間:7:00~22:00(年中無休) 092-918-0666 ご相談・資料請求 LINE公式アカウント X
私立医学部入試情報まとめENTRANCE
EXAMINATION INFORMATION
国公立大学医学部医学科入試情報【まとめ】

岡山大学医学部の偏差値67.5と共テ平均841点|2027年度入試

2026年08月19日 更新

こんにちは、太宰府アカデミーで広報/完全個別指導コースを担当している後藤です。

岡山大学医学部を見ていきます。中四国のページを続けて書いてきて、山口は最低点が1年で6.1pt跳ね、宮崎は8.3pt沈み——と乱高下の話ばかりでしたが、岡山は正反対です。合格最低点は78.7%→78.3%と2年連続で78%台。志願者も335→298名と穏やかで、「読みやすさ」では中四国随一の入試です。

ただし、静かな入試には静かな厳しさがあります。足切りは「共テ68%以上、かつ募集人員の3倍以内」の二重基準で2年連続実施。そして配点は2次比率66.7%——実は今回書いてきた12校の中で最も2次に寄っています。

− 安定した入試は誰に向く?

− 足切りの二重基準とは?

− 毎年ちょうど1名の追加合格って何?

− 2浪まで出せる地域枠と1,440万円の奨学金とは?

数字の出どころを示しながら、上から見ていきます。

 

岡山大学医学部の偏差値|合格者平均67.5で国公立15位

河合塾の入試結果調査(2026年度)で、全統模試を受けて岡山大医学部に合格した人の記述模試平均は67.5(英68.3・数66.5・理67.7)国公立50校中15位、私立を含む全81校では21位です(防衛医科大学校を除く)。

岡山大学医学部の合格者平均偏差値67.5は国公立17位・全81校で23位(河合塾 入試結果調査2026年度)
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度)をもとに太宰府アカデミー集計

16位の広島(67.8)とは0.4差の実質同格で、中国・四国の2強を形成します。科目別で目立つのは英68.3——数66.5より3.2ポイント高く、今回書いた中四国の大学で最も「英語型」の合格者層です。

順位 大学 総合
13位 大阪公立大学 68.1 68.6 68.3 68.3
14位 京都府立医科大学 68.5 67.5 66.8 67.6
15位 岡山大学 68.3 66.5 67.7 67.5
16位 金沢大学 67.5 66.0 66.2 66.6
17位 広島大学 66.1 66.1 67.4 66.5

※読み方の注意:この「合格者平均偏差値」は、その年に全統模試を受けて合格した人の記述模試平均です。合格可能性50%を示すボーダー偏差値とは計算の土台が違うため、自分の偏差値と1対1で比べるものではなく、大学同士の位置関係をつかむ物差しとして使ってください。

同じ偏差値帯にどの大学が並ぶかを見るなら、医学部偏差値ランキング2027(国公立50校+私立31校)が早いです。岡山大学の前後にいる大学がそのまま分かります。

 

共通テストの合格者平均は841点|84.1%が実勢です

2026年度に岡山大医学部へ合格した人の共通テスト平均は841点(1000点換算)=84.1%です(河合塾 入試結果調査)。

共テは550点に圧縮され、総合1650点に占める比率は33.3%と小さめ。それでも平均841点と高いのは、この学力層がそもそも共テで転ばないからです。「共テ比率が低いから共テは軽くていい」とはならない点に注意してください。足切りにも共テの実額基準(後述)があります。なお「情報」は50点=9.1%です。

 

合格最低点は1292.5点=78.3%|2年連続で78%台

2026年度・一般選抜(前期)の合格最低点は1292.5点/1650点満点=78.3%。前年は1298.8点=78.7%で、差はわずか0.4ポイントです。

岡山大学医学部 一般選抜前期の合格最低点推移(2025年度78.7%・2026年度78.3%と2年連続78%台で安定)
出典:岡山大学 公表の入試結果をもとに太宰府アカデミー集計(2025・2026年度入試)

内訳も安定しています。合格者の共テ最低は413.7点/550点=75.2%(前年74.8%)、個別最低は811.5点/1100点=73.8%(前年72.4%)。「総合78%・共テ75%・2次74%」という相場が2年動いていない——過去問演習の目標設定がしやすい、受験生想いの数字です。

年度 満点 合格最低点
(総合)
得点率 共テの
合格者最低
個別の
合格者最低
2026年度 1650 1292.5 78.3% 413.7/550 811.5/1100
2025年度 1650 1298.8 78.7% 411.5/550 796/1100

もちろん安定は「来年も同じ」の保証ではありません。それでも、乱高下する大学より計画は立てやすいはずです。

 

倍率は実質2.7倍|足切りに共テ68%の基準あり

2026年度の志願者は298名、受験者255名、合格者96名で実質倍率は2.7倍(前年2.8倍)。ここも安定です。

年度 募集 志願者 受験者 合格者 実質倍率
2026年度 95 298 255 96 2.7倍
2025年度 94 335 267 95 2.8倍

第1段階選抜は「共テ374点/550点(=68%)以上、かつ募集人員95名の3倍以内」の二重基準で、2025・2026年度とも実施されています。人数基準(285名)だけでなく得点の絶対基準があるのが岡山の特徴で、志願者が少ない年でも共テ68%未満では2次に進めません。逆に言えば、共テ7割を超えていれば足切りの心配はほぼ無い、と読める明快な制度です。

 

入試日程と募集人員|前期95名・変則日程なし

岡山大医学部医学科の一般選抜は前期日程のみ、募集人員95名(2026年度に94→95名へ増)。後期日程はありません。

個別学力検査は国公立前期の全国共通日程(2月25日・26日)で行われ、固有の変則日程はありません。2027年度の共通テストは2027年1月16日(土)・17日(日)(大学入試センター公表の実施期日)。確定日程は2027年度の選抜要項公表後にこの節を更新します。なお2027年度の選抜内容について、現時点で変更の公表はありません(2026年7月12日基準の当塾集計)。

 

合格発表は3月7日です|2027年度は要項で確定

2026年度の合格発表は3月7日でした。2027年度の正式な日付は、選抜要項の公表後にここへ追記します。

 

科目と配点|共テ550点+個別1100点の計1650点

満点の構成は共通テスト550点+個別学力検査1100点=1650点2次比率66.7%は、今回当塾が書いた国公立12校で最高です(長崎65.7%・広島64.3%を上回る)。個別は英語・数学・理科2科目の学科試験に面接を加えた構成です。

「安定した最低点×高い2次比率」の組み合わせは、記述力に自信のある受験生にとって理想的な土俵です。科目別の配点内訳は、2027年度の募集要項公表後にこの節へ追記します。

 

面接は2次試験で実施|評価方式は要項公表後に更新

2次試験では学科に加えて面接が課されます。医学部医学科の面接は全国どの国公立でも必須です。点数化の有無を含む評価方式の詳細は、2027年度の募集要項の公表後にまとめて追記します。

 

追加合格は毎年1名だけ|4年連続で1人ずつ

岡山大医学部の追加合格(繰上)は、2022・2023・2024・2025年度と4年連続で「ちょうど1名」。合計4名です。狙って取れる枠ではありませんが、辞退が出れば律儀に1つ繰り上がる——それ以上でも以下でもない規模です。実質「正規で決まる入試」として準備してください。

ここは私立と仕組みが違います。国公立は補欠者を発表せず、番号も付けません。欠員が出たときだけ電話が来る仕組みで、◯名は実際に連絡が届いた人数です。

私立の「補欠◯番まで回った」とは桁も意味も違うので、並べて比べないでください。

 

推薦は2浪まで3県枠あり|共テ86.7%が目安

岡山大の学校推薦型選抜Ⅱ(地域枠コース)は岡山県枠4名・広島県枠2名・兵庫県枠2名の3県構成で、いずれも2浪まで出願可能です(R8実績ベース・確認度A。R9要項で最終確認を)。

ハードルは共テで、基準はおおむね780点/900点=86.7%以上。一般の合格者平均(84.1%)とほぼ同じ水準です。つまり「推薦だから低い学力で入れる」枠ではなく、学力上位者が県への従事義務と引き換えに使う別ルートだと理解してください。広島県民が岡山大に「広島県枠」を持つ構図も含め、中国地方の2浪既卒生には貴重な選択肢です。※R8要項では従来の鳥取県枠の記載が消えており、県別構成は年度で変わります。必ず最新要項で確認してください。

 

地域枠の奨学金は1,440万円|義務は9年です

岡山県枠の奨学金は年額240万円(月20万円)×在学6年間=総額1,440万円(県公式ベースの当塾集計・確認度A)。今回確認できた中国・九州の地域枠系で最大級の金額です。義務年限は9年(貸与期間の1.5倍)の県内医療機関勤務。広島県枠・兵庫県枠にも各県の奨学金と従事義務が付きます。

金額の大きさと義務の重さはセットです。地域枠の損得の考え方は地域枠は入りやすいのか|一般枠との差と9年の義務にまとめています。

ここまでは人数の話でした。なぜその枠が要るのかも見ておきます。厚生労働省の医師偏在指標——人口10万対医師数を、地域の年齢構成と医師の年齢・性別で補正した公式の指標です。全国平均255.6に対し、岡山県は299.6で全国4位、上位16県に入る医師多数県です。 岡山県は医師が多い側です。指標が高くても枠があるのは、医師が都市部に寄っているためです。都道府県単位で足りている=どこでも足りている、ではありません。

出典:厚生労働省「医師偏在対策について」(第4回 地域医療構想及び医療計画等に関する検討会 資料1・令和7年9月11日)の都道府県別医師偏在指標をもとに太宰府アカデミー集計

 

学費は6年間で約350万円|国立の標準額どおり

学費は国立大学の標準額どおり、入学金28万2,000円+授業料53万5,800円×6年=6年間349万6,800円です。

 

女子の合格率は28.7%|男子との差は7.3ポイント

2018年に医学部入試の男女差が問題になって以降、各大学は男女別の合格率を公表しています。岡山大の2025年度入試は、男子36.0%・女子28.7%。男子の合格率のほうが7.3ポイント高いという結果です。

区分 受験者数 合格者数 合格率
男子 200名 72名 36.0%
女子 136名 39名 28.7%
合計 336名 111名 33.0%

出典:文部科学省「令和7年度 医学部医学科入学者選抜実施状況」(2025年度入試)をもとに太宰府アカデミー集計

1年だけの数字では振れます。3年ぶんを並べます。

年度 男子合格率 女子合格率
最新年 36.0% 28.7% -7.3pt
前年 35.5% 30.4% -5.1pt
前々年 34.4% 34.2% -0.2pt

出典:文部科学省「医学部医学科入学者選抜における男女別合格率」(直近3年)をもとに太宰府アカデミー集計

3年とも男子のほうが高く出ています。ただし合格率は受験者層にも左右されるため、この数字だけで「女子が不利」とは言えません。

入学者で見ると女子は37名・34.6%です。合格率は受験する層によって動くので、この数字は「岡山大が男女どちらを採りやすいか」ではなく「実際にこうなった」という結果として読んでください。

 

進級率と国試合格率|6年で医師になる確率は87.4%

出口の数字です。令和元年度に入学した117名のうち、6年間ストレートで卒業したのは108名=92.3%。第119回医師国家試験の新卒合格率は94.7%。掛け合わせた「6年で医師になる確率」は87.4%で、国公立50校中21位です。

岡山大学医学部の6年ストレート卒業率92.3%・国試合格率94.7%・6年で医師になる確率87.4%
出典:文部科学省医学教育課調べ・厚生労働省(令和元年度入学者/第119回医師国家試験)

卒業率92.3%は同格の広島(82.5%)を10ポイント近く上回ります。入試の安定に加えて入学後の6年間も安定している——岡山を選ぶ実利は、この2つの安定に集約されます。

指標 数値 備考
6年ストレート進級率 92.3% 令和元年度入学117名中
6年ストレート卒業率 92.3% 卒業108名
新卒 国試合格率 94.7% 第119回(令和7年2月)
6年で医師になる確率 87.4% 国公立50校中21位

全81大学の同じ物差しの順位は「6年でストレートに医師になれる確率」ランキングで公開しています。

 

岡山大のレベルは全81校中21位|国公立50校では17位

「岡山大のレベルはどのくらいか」は、偏差値の数字だけでは答えになりません。順位に直すと、数字で見るより差がはっきりします。2026年度に全統模試を受けて合格した人の平均は67.5。国公立50校中15位・全81校中21位で、全国81校のちょうど中ほどです。

全81校順位 大学 合格者平均偏差値 区分別順位
21位 広島大学 67.8 国公立16位
22位 国際医療福祉大学 67.6 私立6位
23位 岡山大学 67.5 国公立15位
24位 京都京都府立医科大学 67.4 国公立18位
25位 筑波大学 67.0 国公立19位

出典:河合塾 入試結果調査(2026年度)をもとに太宰府アカデミー集計

上の表は岡山大の前後2校ぶんです。偏差値67.5の前後には広島・国際医療福祉大学・京都京都府立医科・筑波が並んでいます。模試の判定は、この並びと重ねて読むと意味が出ます。 なおこの平均は一般・推薦・総合型を含む「合格した人たち」の記述模試平均で、合格可能性50%を示すボーダー偏差値とは計算の土台が違います。自分の偏差値と1対1で比べるのではなく、大学同士の位置関係をつかむ物差しとして使ってください。

 

多浪・再受験でも受けられるか|一般に年齢要件なし

一般選抜に年齢・浪人年数の制限はありません。地域枠推薦も2浪まで開かれています。2次比率66.7%は、記述力を長く積み上げてきた多浪・再受験生の強みが最も反映されやすい配点です。足切りの共テ68%基準さえ越えれば、勝負の3分の2は得意の記述に持ち込めます。

浪人年数別の合格率(大学公表の卒業年度別データ)は、取得でき次第この節に追記します。

 

太宰府アカデミーの視点|岡山大学医学部の受け方

広島と岡山、どちらを取るか。毎年必ず出る相談です。偏差値は67.8と67.5——0.4差に意味はありません。僕の答えは「制度で選ぶ」です。共テが崩れたときの保険(3配点判定)が欲しいなら広島。相場の読みやすさと2次比率66.7%で正面から勝負したいなら岡山。そして2027年度は広島が足切り3倍化・面接200点化と制度をいじる年なので、変更リスクを避けたい人には岡山の「変更公表なし」自体が材料になります。

岡山向きの成績表もはっきりしています。合格者平均が示すのは英68.3の英語型・記述型。共テはそこそこでも記述模試の判定が良い人、特に英語で稼ぐタイプは、共テ比率33.3%のこの大学で最も正当に評価されます。

最後に相場観をもう一度。総合78%・共テ75%・2次74%——この3つの数字が2年動いていません。過去問の自己採点がこのラインを安定して超えるようになったら、岡山は「挑戦校」ではなく「実力相応校」です。

 

岡山大学医学部のよくある質問

Q1. 偏差値はどのくらい必要ですか?
A. 河合塾の入試結果調査(2026年度)で、合格者の記述模試平均は67.5(国公立15位)。共通テストの平均は841点=84.1%です。

Q2. 足切りの基準は何ですか?
A. 「共テ374点/550点(68%)以上、かつ募集人員の3倍以内」の二重基準です。2025・2026年度とも実施されています。

Q3. 何割取れば受かりますか?
A. 合格最低点は2年連続で総合78%台。合格者の共テ最低は75%前後、個別最低は73〜74%です。

Q4. 浪人でも推薦は出せますか?
A. 地域枠コース(岡山4名・広島2名・兵庫2名)は2浪まで出願できます。共テの目安は86.7%以上、奨学金は岡山県枠で総額1,440万円・義務9年です。

 

まとめ|岡山大学医学部を受けるなら押さえる3つ

  • 合格者平均67.5は国公立15位・広島と0.4差の中四国2強。英68.3の英語・記述型に向く
  • 最低点は2年連続78%台、足切りは共テ68%+3倍の明快な二重基準。中四国で最も読みやすい入試
  • 2次比率66.7%は当塾集計12校で最高。地域枠は2浪可・3県構成で、岡山県枠の奨学金は1,440万円

安定した入試は、コツコツ型の努力を裏切りません。相場に変化があれば、このページで最初にお伝えします。

あわせて読みたい

本日の記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます!


◆太宰府アカデミーの自己PR

当校は福岡県にある日本で唯一の全寮制医学部受験予備校です。

【当校の特徴】
定員30名|21年間の累計医学部医学科合格実績518名(のべ数)|田舎の全寮制|全国各地から入学(2026年度生は全国20の都道府県より入学)|異次元の生活サポート|食事が美味しい(土日祝日問わず3食提供)|講師との距離が近い|プロ講師の質問対応が充実|完全個別指導コースあり|選抜国公立コースあり|専用筋トレジムあり|同じ夢を持った仲間と1年間切磋琢磨し、医学部合格を目指す

【校風】アットホームな大家族予備校

◆筆者プロフィール

後藤 登(Goto Noboru)
仕事:総務・広報・完全個別指導コース担当
自己PR:高校・大学ボクシング部。釣りや登山が好き。新卒で当校に勤めて13年目。医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagram、Twitterを更新しています。4年前から完全個別指導コースのコース担当。

◆連絡先

TEL:092-918-0666
メール:office@dazaifu.academy
Twitter:twitter.com/dazaifu_academy

◆太宰府アカデミーグループ紹介

詳しく知りたい方は下記をクリック!

福岡県の医学部受験専門予備校 太宰府アカデミー(少人数授業コース)>>トップページはこちら

福岡県の医学部受験専門予備校 太宰府メディカル(完全個別指導コース)>>トップページはこちら