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私立大学医学部医学科入試情報【まとめ】

昭和医科大学医学部の偏差値67.5と学費2,700万円|2027年度入試

2026年08月19日 更新

こんにちは、太宰府アカデミーで広報/完全個別指導コースを担当している後藤です。

「昭和大学 医学部 偏差値」。この検索、うちのサイトだけで年間10万回以上表示されています。ところが、その大学はもう「昭和大学」ではありません。2025年4月1日に「昭和医科大学」へ名称が変わりました。

名前が変わっただけ、と思うかもしれません。ただ調べていくと、2027年度入試には受験生が知らないと損をする特徴がいくつもありました。

ここに来る人が知りたいのは、たぶんこのあたりだと思います。

− 何点取れば1次を通過できるの?

− 補欠から回ってくるの?

− 学費はいくら? 1年目は本当に寮に入るの?

− 2027年度は何が変わるの?

順に、数字で答えていきます。

 

昭和医科大学医学部の偏差値は67.5|1次は400点満点で6割

まず押さえるべき数字からいきます。

  • 偏差値67.5(河合塾 全統模試・2026年度入試)。私立31校で5位タイ
  • 一般Ⅰ期の1次合格最低点は232点/400点=58.0%(2025年度入試)。直近5年は57.5%〜61.8%
  • 繰上合格はⅠ期で毎年130名以上。募集73名に対して2025年度は138名
  • 学費は6年間で2,700万円(令和8年度入学者)。1年次は富士吉田キャンパスで全寮制、寮費が別途かかります
  • 2027年度は一般Ⅰ期73名(1次 令和9年2月5日)、Ⅱ期10名。医学部に共通テスト利用入試はありません

「1次で6割」と聞くと低く感じるかもしれません。ただ偏差値67.5の受験層の中での6割です。合格最低点が低い大学は、その分だけ問題が重いということでもあります。

合格者平均偏差値は65.9|私立31校中10位

名前が変わっても、合格者の水準はどうか。河合塾の入試結果調査(2026年度)によると、全統模試を受けて昭和医科大学医学部に合格した人の記述模試平均は65.9(英65.5・数66.0・理66.1)私立31校中10位、国公立を含む全81校中37位(防衛医科大学校を除く)です。

昭和医科大学医学部の合格者平均偏差値65.9は私立31校中10位(河合塾 入試結果調査2026年度・全統模試)
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度)をもとに太宰府アカデミー集計

前年の65.3から+0.6と、上位15校の中では大きめの上昇です。すぐ上の藤田医科(66.0)まで0.1差。英65.5・数66.0・理66.1と3科目そろって65を超えており、昭和医科大学へ名称が変わった年に、合格者層の水準も一段上がった形になりました。

私立順位 大学 総合
7位 東京医科大学 66.2 66.1 67.0 66.4
8位 大阪医科薬科大学 64.6 67.0 67.1 66.2
9位 藤田医科大学 65.5 66.1 66.4 66.0
10位 昭和医科大学 65.5 66.0 66.1 65.9
11位 東邦大学 66.4 64.6 65.4 65.5
12位 近畿大学 63.5 65.5 66.2 65.1

※読み方の注意:この「合格者平均偏差値」は、その年に全統模試を受けて合格した人の記述模試平均です(一般・推薦・総合型を含む)。合格可能性50%を示すボーダー偏差値とは計算の土台が違うため、自分の偏差値と1対1で比べるものではなく、大学同士の位置関係をつかむ物差しとして使ってください。

昭和医科大学が全国のどのあたりに位置するかは、医学部偏差値ランキング2027(全81校)で確認できます。国公立50校と私立31校を同じ物差しで並べた一覧です。

 

2027年度の入試日程と募集人員|Ⅰ期は2月5日です

大学が公表している令和9年度(2027年度)の日程です。

  • 一般選抜Ⅰ期:医学部73名/出願 令和8年12月7日〜令和9年1月21日(郵送必着)/1次 令和9年2月5日(金)/2次 令和9年2月13日(土)または14日(日)※出願時に選択
  • 一般選抜Ⅱ期:医学部10名/1次 令和9年3月6日(土)/2次 令和9年3月13日(土)
  • 学校推薦型選抜:医学部17名/令和8年11月14日(土)。公募・特別協定校に加え、指定校が新設予定
  • 卒業生推薦入試:医学部10名/令和8年11月14日(土)
  • 大学入学共通テスト利用入試:歯・薬・保健医療のみで、医学部の設定はありません

ここで2つ、見落としやすい点があります。

1つめは2次試験日を出願時に選べること。2月13日・14日は他大学の試験日と重なりやすい時期なので、併願の組み方によって選び方が変わります。

2つめは医学部に共通テスト利用がないこと。私立医学部では共テ利用を持つ大学が多いなか、昭和医科大学は一般選抜と推薦系で勝負する形です。共通テストの結果を私立の出願に流用する作戦は、この大学では使えません。

なお令和9年度の入学試験要項は、令和8年7月末に公表予定と大学が案内しています。募集人員・配点は要項で必ず確認してください。

 

合格最低点は1次で58.0%|5年間57.5%〜61.8%の範囲

合否のいちばんの目安になる数字です。一般Ⅰ期の1次合格最低点(400点満点)を並べました。

昭和医科大学 医学部 一般選抜Ⅰ期の1次合格最低点 得点率5年推移(2021年度61.8%〜2025年度58.0%)
出典:昭和医科大学 公表の入試結果(2021〜2025年度入試)/太宰府アカデミー調べ

読み取れることは2つあります。まず振れ幅が小さいこと。2021年度から2025年度の5年間で、いちばん高い年(61.8%)といちばん低い年(57.5%)の差は4.3ポイントしかありません。合格ラインが年ごとに乱高下する大学ではない、ということです。

もう1つは、Ⅱ期はⅠ期より一段高いこと。2025年度はⅠ期58.0%に対しⅡ期65.0%、2024年度はⅠ期60.0%に対しⅡ期71.5%でした。募集10名に対して受験者が集まるためです。Ⅱ期を「まだチャンスがある」と考えるなら、必要な得点はⅠ期より7〜11ポイント高いと見ておいてください。

年度 Ⅰ期 1次最低点 得点率 Ⅱ期 1次最低点 得点率
2025年度 232/400 58.0% 260/400 65.0%
2024年度 240/400 60.0% 286/400 71.5%
2023年度 231/400 57.8% 130/200 65.0%
2022年度 230/400 57.5% 268/400 67.0%
2021年度 247/400 61.8% 255/400 63.8%
2020年度 238/400 59.5% 252/400 63.0%
2019年度 241/400 60.3% 258/400 64.5%
2018年度 285/400 71.3%

2018年度の71.3%だけが突出しています。これは正規合格者数が249名(うち特待生78名)だった年で、翌2019年度から正規合格者を78名に絞る運用に変わりました。合格者の出し方が変わると最低点も動く、という分かりやすい例です。

終わりに、成績開示の話を1つ。昭和医科は成績開示を実施していますが、開示の内容は公表されていません。申請の時期と方法はその年の大学発表で確認してください。

出典:各大学の成績開示要領をもとに太宰府アカデミー集計(実施の有無と開示内容は2022年度調査。申請期間は毎年変わるため、その年の大学公式発表で確認してください)

 

繰り上げ合格は毎年130名以上|補欠は現実的な線です

昭和医科大学を語るうえで、この数字を外すわけにいきません。

昭和医科大学 医学部 一般選抜Ⅰ期の繰上合格者数の5年推移(2021年度182名〜2025年度138名)
出典:昭和医科大学 公表資料より太宰府アカデミー集計(2021〜2025年度入試)

一般Ⅰ期の募集人員は73名です。それに対して繰上合格者は2025年度138名、2024年度134名、2023年度149名、2022年度154名、2021年度182名。5年連続で募集人員の1.8倍以上が繰り上がっています。

つまり、正規合格に届かなくても、補欠に入れば合格の可能性はかなりあるということです。3月末まで結果を待つ覚悟は要りますが、補欠通知を「実質不合格」と受け取る必要はありません。

年度 Ⅰ期 Ⅱ期 新潟枠 静岡枠 茨城枠 山梨枠
2025年度 138 1 0 0 0 0
2024年度 134 23 0 1 0 0
2023年度 149 19 1 1 0
2022年度 154 28 0 2 0
2021年度 182
2020年度 157
2019年度 179

Ⅱ期は年による差が大きく、2024年度23名・2022年度28名に対し、2025年度は1名でした。地域枠はほとんど動きません。繰り上がりを期待できるのはⅠ期、と考えるのが実態に近いです。

数字の意味を1つ、はっきりさせておきます。この数字は繰り上がった人数で、補欠が何番まで進んだかを表すものではありません。なおこの人数は、大学が公表した合格者数から正規合格者数を引いて当校が算出したものです。Ⅰ期で毎年130名以上というスケールは動きませんが、1名単位の精度はありません。この数字に繰上後の入学辞退者が含まれるかどうかは、大学の公表からは分かりません。確かなのは、Ⅰ期だけで毎年130名規模の繰上が現実に動いているという事実です。

実例で言うと、久留米大学は公表27名の年に補欠50番の人まで連絡が届いています(50−27=23名が繰り上がったあとに辞退)。東海大学の公表値でも、連絡143人に対して繰上は82名でした。この差を知らないまま3月末に手を引いてしまう人が、毎年います。

 

地域枠は一般より12〜29点低い|ただし条件つきです

2025年度入試の1次合格最低点を、区分ごとに並べました。

昭和医科大学 医学部 2025年度入試における一般Ⅰ期と各県地域枠の1次合格最低点の差(最大29点)
出典:昭和医科大学 公表の入試結果(2025年度入試)/太宰府アカデミー調べ

一般Ⅰ期232点に対し、新潟県地域枠220点(−12点)、茨城県地域枠209点(−23点)、静岡県地域枠205点(−27点)、山梨県地域枠203点(−29点)。2024年度はこの差がさらに大きく、静岡県地域枠は一般より51点低い189点でした。

区分 2025年度 1次最低点 得点率 一般Ⅰ期との差 2024年度
一般Ⅰ期 232/400 58.0% 240
新潟県地域枠 220/400 55.0% −12点 207
茨城県地域枠 209/400 52.3% −23点 202
静岡県地域枠 205/400 51.3% −27点 189
山梨県地域枠 203/400 50.8% −29点

点数だけ見れば地域枠が有利です。ただし募集人員が各枠2〜4名程度と少なく、年によって難易度が跳ねます。さらに卒業後の勤務地・診療科に関する義務年限が付きます。点差だけで飛びつく判断はおすすめしません。出願前に、その県の修学資金制度の条件を最後まで読んでください。

最後に、なぜここに枠が置かれているのかを国の数字で見ておきます。厚生労働省の医師偏在指標——人口10万対医師数を、地域の年齢構成と医師の年齢・性別で補正した公式の指標です。全国平均255.6に対し、東京都は353.9で全国1位、上位16県に入る医師多数県です。 東京都は医師が多い側です。それでも地域枠があるのは、その中でも医師が集まる地域と足りない地域に差があるためです。都道府県単位で足りている=どこでも足りている、ではありません。

出典:厚生労働省「医師偏在対策について」(第4回 地域医療構想及び医療計画等に関する検討会 資料1・令和7年9月11日)の都道府県別医師偏在指標をもとに太宰府アカデミー集計

一般枠との点差と、卒業後9年の義務については医学部の地域枠は入りやすいのかにまとめています。

 

学費は6年間2,700万円|1年次は富士吉田で全寮制です

昭和医科大学の学費は、令和8年度入学者で6年間2,700万円(初年度450万円)です。私立医学部31校の中では安いほうのグループに入ります。

ただし、この大学には他にない条件があります。1年次は全員が山梨県の富士吉田キャンパスで1年間の寮生活を送ります。医学部だけでなく、歯学部・薬学部・保健医療学部の1年生が同じ寮で過ごす仕組みです。学費とは別に寮費・食費がかかります。

また、一般選抜Ⅰ期の上位合格者には初年度の授業料が免除される特待生制度があります。適用されれば初年度の負担が大きく変わります。人数・免除額の詳細は、令和8年7月末公表予定の入学試験要項でご確認ください。

 

実質倍率は14.6倍|3,914名が受けて269名が合格

「昭和医科の倍率は33.6倍」という数字を見たことがあるかもしれません。それは志願者数を募集人員で割った志願倍率です。実際に会場に来た人と合格者で計算した実質倍率は14.6倍。同じ「倍率」でも19.0ポイント違います。

区分 人数 読み方
募集人員 131名
志願者数 4,397名 志願倍率 33.6倍
受験者数 3,914名 志願者の89%が受験
合格者数 269名 実質倍率 14.6倍
入学者数 131名 定員充足率 100%

出典:文部科学省「令和7年度 医学部医学科入学者選抜実施状況」(2025年度入試)をもとに太宰府アカデミー集計。※一般・共通テスト利用・学校推薦型・総合型を合わせた医学科全体の数字です。方式別・年度別の倍率は、このページの他の節で扱っています

受験率は89%。医学部としては標準的な水準です。

 

女子の合格率は7.0%|男子6.8%とほぼ同じです

2018年に医学部入試の男女差が問題になって以降、各大学は男女別の合格率を公表しています。昭和医科の2025年度入試は、男子6.8%・女子7.0%。差は0.2ポイント。ほぼ同じと言っていい水準です。

区分 受験者数 合格者数 合格率
男子 2,137名 145名 6.8%
女子 1,777名 124名 7.0%
合計 3,914名 269名 6.9%

出典:文部科学省「令和7年度 医学部医学科入学者選抜実施状況」(2025年度入試)をもとに太宰府アカデミー集計

1年だけの数字では振れます。3年ぶんを並べます。

年度 男子合格率 女子合格率
最新年 6.8% 7.0% +0.2pt
前年 9.5% 7.4% -2.1pt
前々年 8.1% 7.8% -0.3pt

出典:文部科学省「医学部医学科入学者選抜における男女別合格率」(直近3年)をもとに太宰府アカデミー集計

年によって上下が入れ替わっています。単年の数字で判断しないでください。

入学者で見ると女子は67名・51.1%です。合格率は受験する層によって動くので、この数字は「昭和医科が男女どちらを採りやすいか」ではなく「実際にこうなった」という結果として読んでください。

 

合格発表はいつ?|2027年度の日程をまとめました

昭和医科大学はⅠ期とⅡ期で日程がまったく別なので、片方だけ見て予定を組むと足をすくわれます。両方を並べます。

区分 日付 注記
出願(Ⅰ期) 2026年12月7日(月)〜2027年1月21日(木) 郵送必着
1次試験(Ⅰ期) 2027年2月5日(金) 募集73名
1次合格発表(Ⅰ期) 2027年2月10日(水)
2次試験(Ⅰ期) 2027年2月13日(土)または14日(日) 出願時に選択
最終合格発表(Ⅰ期) 2027年2月15日(月) 2次の翌日です
1次試験(Ⅱ期) 2027年3月6日(土) 募集10名
1次合格発表(Ⅱ期) 2027年3月10日(水)
2次試験(Ⅱ期) 2027年3月13日(土) 2次はMMI・100点
最終合格発表(Ⅱ期) 2027年3月15日(月)

出典:各大学の2027年度(令和9年度)募集要項・入試日程(2026年8月18日に大学公式で確認)

Ⅰ期は2次の翌日に最終発表という速さです。2月13日か14日に受けて、15日には結果が出ます。他大学の入学手続き期限と重なりやすいので、Ⅰ期を受けるなら手続き資金の準備を先にしておいてください。 Ⅱ期は3月13日の2次から15日発表。私立の中でもいちばん最後まで動く枠の1つで、ここが決まるまで進路が確定しない受験生は毎年います。 なお大学サイトのⅠ期の合格発表欄は「令和8年2月10日/2月15日」と表記されていますが、1次試験が令和9年2月5日なので令和9年の誤記と読むのが自然です。要項公表時にもう一度確認してください。

 

面接は100点・小論文は20点|2次の配点内訳

面接の配点は100点です。私立医学部31校のうち、一般選抜の面接配点を公表しているのは14校しかありません。昭和医科はその1つで、数字で比べられます。

項目 内容 補足
面接の配点 100点 個人面接 約10分(Ⅰ期)
総合点に占める比率 2次120点の83%/総合520点の19%
小論文の配点 20点

出典:各大学の2027年度(令和9年度)募集要項・入試概要をもとに太宰府アカデミー集計

ここでいちばん大事なのは配点そのものではありません。募集要項に「面接の評価が著しく低い場合は、学力の得点にかかわらず不合格とする」という条項があることです。「配点が小さいから軽い」という読み方は、この一文で崩れます。MMI(多面的面接)を公式に実施しています。Ⅱ期は令和9年度要項に「マルチプル・ミニインタビュー(MMI)面接を行います」と明記されています。配点100点で、Ⅱ期の2次は面接のみです。配点100点は私立31校の中で上位です。学科で1〜2問ぶんの差がつく重さがあります。

 

6年で医師になる確率は77.8%|国試と進級のデータ

入試の数字だけでなく、入ったあとの6年間も見ておきます。

昭和医科大学 医学部の6年ストレート進級率84.1%・卒業率84.1%・国試合格率92.5%と6年で医師になる確率77.8%
出典:文部科学省医学教育課調べ・厚生労働省(令和元年度入学者/第119回医師国家試験)

令和元年度に入学した113名のうち、6年間ストレートで進級・卒業したのは95名で84.1%。第119回医師国家試験の新卒合格率は92.5%でした。この2つを掛けた「6年で医師になる確率」は77.8%で、私立31校中13位、全81校中58位です。

指標 昭和医科大学 私立31校の平均 備考
入学者(令和元年度) 113名
6年ストレート進級率 84.1% 113名中95名
6年ストレート卒業率 84.1% 6年次留年者は出ていない計算
新卒 国試合格率 92.5% 第119回・107名中99名
6年で医師になる確率 77.8% 77.0% 私立31校中13位/全81校中58位

私立31校の平均が77.0%なので、ほぼ平均どおりの位置になります。特徴的なのは進級率と卒業率が同じ84.1%である点です。卒業試験の段階で人数が減っていないことを意味します。大学にはそれぞれの教育方針があり、数字だけで良し悪しを語れるものではありませんが、「関門は6年目ではなく、途中の学年にある」という読み方はできます。

 

昭和医科のレベルは全81校中37位|私立31校では10位

「昭和医科のレベルはどのくらいか」は、偏差値の数字だけでは答えになりません。同じ数字でも、上に何校いるかで意味が変わります。2026年度に全統模試を受けて合格した人の平均は65.9。私立31校中10位・全81校中37位で、全国81校のちょうど中ほどです。

全81校順位 大学 合格者平均偏差値 区分別順位
35位 藤田医科大学 66.0 私立9位
35位 鹿児島大学 66.0 国公立27位
37位 昭和医科大学 65.9 私立10位
38位 長崎大学 65.8 国公立28位
39位 東邦大学 65.5 私立11位

出典:河合塾 入試結果調査(2026年度)をもとに太宰府アカデミー集計

上の表は昭和医科の前後2校ぶんです。偏差値65.9の前後には藤田医科大学・鹿児島・長崎・東邦大学が並んでいます。出願で最後まで迷うのは、たいていこの並びの中の大学です。 なおこの平均は一般・推薦・総合型を含む「合格した人たち」の記述模試平均で、合格可能性50%を示すボーダー偏差値とは計算の土台が違います。自分の偏差値と1対1で比べるのではなく、大学同士の位置関係をつかむ物差しとして使ってください。

 

多浪・再受験でも受けられるか|一般選抜に年齢要件はありません

「何浪まで受け入れてもらえるのか」は、多くの受験生が気にするところです。はっきりしていることから書きます。昭和医科の一般選抜に年齢の要件はありません。何浪でも、社会人からの再受験でも出願できます。

区分 年齢の条件 補足
一般選抜 年齢の要件はありません 何浪でも・再受験でも出願できます
推薦・総合型 推薦(公募)の2027年度の条件は未公表。2026年度は現役・評定4.3以上・単願でした 年内入試は年齢条件が付くことがあります
卒業年度別の合格率 本ページでは未掲載 大学公表データを取得しだい追記します

出典:各大学の2027年度(令和9年度)学生募集要項・入試ガイドをもとに太宰府アカデミー集計

一般選抜は誰でも出願できるぶん、線が引かれるのは年内入試のほうになります。昭和医科は卒業年度別の合格率を公表していないため、このページでは「何浪の合格率が何%」という数字を出していません。他校の数字や、うわさで埋めることはしません。公表され次第、実数に置き換えます。なお合否とは別に、学費支援の面ではっきりした線があります。国の「高等教育の修学支援新制度」は、高校を初めて卒業した年度の翌年度末から入学日までが2年を超えていないことを要件にしています。3浪以上はこの時点で対象外です(高卒認定の場合は別の起算になります)。多浪で受けるなら、合格可能性だけでなく学費の設計も一緒に考えておいてください。

他大学もあわせて見るなら、6校ぶんの実数を並べた医学部再受験は何浪まで可能かにまとめています。

 

太宰府アカデミーの視点|昭和医科大学はどんな受験生に向くか

まず配点の話から。1次は400点満点で、2次に面接100点が乗ります。1次で6割を確保できる力があれば土俵には立てますが、配点が有利だから狙える、という話にはしないでください。合格最低点が5年間57.5〜61.8%に収まっているということは、裏を返せば「その水準の問題が毎年安定して出ている」ということです。過去問を2〜3年分解いて、時間内に6割を取り切れる形式かどうかを必ず自分で確かめてください。

次に、繰上合格の読み方です。募集73名に対して毎年130名以上が繰り上がる大学は多くありません。ここから言えるのは、昭和医科大学は「正規合格を狙う大学」であると同時に「補欠で粘る価値がある大学」でもあるということです。他大学の手続き締切と繰上の時期をカレンダーに並べておくと、3月の判断が楽になります。

最後に、1年次全寮制について。生活環境が変わることを不安に思う受験生は毎年います。ただ、これは志望校選びの減点材料ではなく、条件の1つとして見るのが適切だと考えています。オープンキャンパスで富士吉田キャンパスを実際に見てから判断してください。パンフレットの写真と、現地で感じる距離感は違います。

 

昭和医科大学医学部のよくある質問

Q1. 「昭和大学」と「昭和医科大学」は別の大学ですか?
A. 同じ大学です。2025年4月1日に昭和大学から昭和医科大学へ名称が変更されました。過去問(赤本)や合格実績のデータは「昭和大学」の名前で残っているものが多いので、探すときは両方の名前で調べてください。

Q2. 共通テスト利用で受けられますか?
A. 2027年度の日程を見る限り、医学部には共通テスト利用入試の設定がありません(歯学部・薬学部・保健医療学部にはあります)。医学部を狙うなら、一般選抜Ⅰ期・Ⅱ期、学校推薦型、卒業生推薦のいずれかになります。

Q3. 1次を通過したあと、2次はどれくらい落ちますか?
A. 年度により異なります。ただ繰上合格者が毎年130名以上出ていることから、2次で名簿に載ったあとの動きは大きいと考えてよいです。2次試験日は令和9年2月13日(土)・14日(日)から出願時に選ぶ形なので、併願校の日程と合わせて先に決めておいてください。

 

まとめ|昭和医科大学医学部を受けるなら押さえる3つ

  • 1次は400点満点で6割。2025年度Ⅰ期は232点=58.0%。直近5年は57.5〜61.8%と安定しています
  • 繰上合格はⅠ期で毎年130名超。募集73名に対し2025年度138名。補欠は現実的な線です
  • 2027年度は医学部の共通テスト利用がありません。Ⅰ期の1次は令和9年2月5日、Ⅱ期は3月6日。要項は令和8年7月末公表予定です

「昭和大学 医学部」で検索して、偏差値と学費だけ見て閉じてしまうのは、もったいないと思っています。合格最低点も繰上人数も大学が公表しているのに、それをまとめたページがほとんどありません。だからこのページを作りました。

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後藤 登(Goto Noboru)
仕事:総務・広報・完全個別指導コース担当
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