受付時間:7:00~22:00(年中無休) 092-918-0666 ご相談・資料請求 LINE公式アカウント X
私立医学部入試情報まとめENTRANCE
EXAMINATION INFORMATION
国公立大学医学部医学科入試情報【まとめ】

京都府立医科大学の偏差値67.6と共テ平均840点|2027年度入試

2026年08月19日 更新

こんにちは、太宰府アカデミーで広報/完全個別指導コースを担当している後藤です。

ここからは京都府立医科大学です。全国の医学部の合格最低点を並べてきて、この大学の2次の数字には思わず声が出ました。個別(2次)の合格者最低は、2026年度が306点/600点=51.0%。2025年度に至っては260点=43.3%。2次の答案が半分に届かなくても、合格者の列に残っている——当塾集計で最も極端な「難問型」の入試です。

慶應や慈恵のページで書いた「低い最低点は問題の難しさの証明」の、公立側の極致がここです。偏差値67.6(国公立16位)の学力集団が、半分そこそこしか取れない問題——それが府立医大の2次です。

− 2次で半分しか取れなくても受かるのは本当?

− 共テは84.0%が実勢ライン?

− 京大医との「京都の2枚看板」はどう違う?

− 足切りは?

上から順に、数字と出どころで答えます。

 

京都府立医科大学の偏差値|合格者平均67.6で18位

河合塾の入試結果調査(2026年度)で、全統模試を受けて府立医大に合格した人の記述模試平均は67.4(英68.5・数67.5・理66.8)国公立50校中16位、私立を含む全81校では22位です(防衛医科大学校を除く)。

京都府立医科大学の合格者平均偏差値67.4は国公立18位・全81校で24位(河合塾 入試結果調査2026年度)
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度)をもとに太宰府アカデミー集計

広島(67.8)・岡山(67.5)・筑波(67.0)と並ぶ、旧帝のすぐ下の実力校ゾーン。科目別では数67.5が最も高い数学型で、難問2次を数学で殴る合格者像と整合します。

順位 大学 総合
12位 山梨大学 70.0 67.5 68.2 68.6
13位 大阪公立大学 68.1 68.6 68.3 68.3
14位 京都府立医科大学 68.5 67.5 66.8 67.6
15位 岡山大学 68.3 66.5 67.7 67.5
16位 金沢大学 67.5 66.0 66.2 66.6

※読み方の注意:この「合格者平均偏差値」は、その年に全統模試を受けて合格した人の記述模試平均です。合格可能性50%を示すボーダー偏差値とは計算の土台が違うため、自分の偏差値と1対1で比べるものではなく、大学同士の位置関係をつかむ物差しとして使ってください。

京都府立医科大学が全国のどのあたりに位置するかは、医学部偏差値ランキング2027(全81校)で確認できます。国公立50校と私立31校を同じ物差しで並べた一覧です。

 

共通テストの合格者平均は840点|84.0%が実勢です

2026年度に府立医大へ合格した人の共通テスト平均は840点(1000点換算)=84.0%です(河合塾 入試結果調査)。2026年度の合格者の共テ最低は385点/500点=77.0%でした。

共テは500点に圧縮され、総合1100点に占める比率は45.5%。「情報」は素点比率10%と重い部類です。共テで87%前後を作り、あの2次を半分強で守る——数字が示す合格者の姿はそういう形です。

 

合格最低点は750点=68.2%|2次の最低は51.0%

2026年度・一般選抜(前期)の合格最低点は750点/1100点満点=68.2%。前年(2025年度)は703点=63.9%——当塾が書いてきた国公立22校で最低の合格ラインです。

京都府立医科大学 一般選抜前期の合格最低点推移(2025年度63.9%・2026年度68.2%・2次の合格者最低は51.0%)
出典:京都府立医科大学 公表の入試結果をもとに太宰府アカデミー集計(2025・2026年度入試)

そして冒頭の数字。個別(2次)の合格者最低は2026年度51.0%・2025年度43.3%。過去問で半分しか取れなくても、それは不合格の予兆ではなく「この大学の相場」かもしれません。府立医大の過去問は、他大学の感覚の自己採点基準を一度捨てて向き合ってください。

年度 満点 合格最低点
(総合)
得点率 共テの
合格者最低
個別の
合格者最低
2026年度 1100 750 68.2% 385/500 306/600
2025年度 1100 703 63.9% 390.5/500 260/600

逆に言えば、本番で6割を取れる力があれば大きな武器になります。難問型の大学は、部分点の拾い方が合否を分けます。

 

倍率は実質2.7倍|2026年度は足切りを実施

2026年度の志願者は309名、受験者261名、合格者95名で実質倍率は2.7倍(前年2.6倍)。

年度 募集 志願者 受験者 合格者 実質倍率
2026年度 93 309 261 95 2.7倍
2025年度 99 267 255 99 2.6倍

第1段階選抜の予告は募集人員93名の3倍=279名。2026年度は志願309名で足切りが実施されました(2025年度はなし)。募集人員が99→93名に減ったことで、同じ志願者数でも足切りにかかりやすくなっています。共テ77%(2026年度の合格者最低)を下回る持ち点での出願は、入口で終わるリスクを覚悟してください。

 

入試日程と募集人員|前期93名・変則日程なし

府立医大医学科の一般選抜は前期日程のみ、募集人員93名(2026年度。前年の99名から6名減)。後期日程はありません。

個別学力検査は国公立前期の全国共通日程(2月25日・26日)で行われ、固有の変則日程はありません。2027年度の共通テストは2027年1月16日(土)・17日(日)(大学入試センター公表の実施期日)。確定日程は2027年度の選抜要項公表後にこの節を更新します。なお2027年度の選抜内容について、現時点で変更の公表はありません(2026年7月12日基準の当塾集計)。

 

合格発表は3月6日です|2027年度は要項で確定

2026年度の合格発表は3月6日でした。京大(3月10日)より4日早い発表です。2027年度の正式な日付は、選抜要項の公表後にここへ追記します。

 

科目と配点|共テ500点+個別600点の計1100点

満点の構成は共通テスト500点+個別学力検査600点=1100点(2026年度)。個別は英語・数学・理科2科目の学科試験に面接を加えた構成です。

科目別の配点内訳は、2027年度の募集要項公表後にこの節へ追記します。

 

面接は2次試験で実施|評価方式は要項公表後に更新

2次試験では学科に加えて面接が課されます。医学部医学科の面接は全国どの国公立でも必須です。点数化の有無を含む評価方式の詳細は、2027年度の募集要項の公表後にまとめて追記します。

 

追加合格は4年連続0人|正規合格で決まります

府立医大の追加合格(繰上)は2022〜2025年度の4年間で0人です。京大・阪大と同じく、合格発表の日にすべてが決まります。

ここは私立と仕組みが違います。国公立の追加合格に補欠番号はありません。私立のように「補欠◯番」が通知されることはなく、入学手続きで欠員が出たときだけ、上位から電話が来ます。0人ということは、その電話が1本も鳴らなかったということです。

合格発表で決着がつく入試だと考えて、併願と資金の計画を立ててください。

 

学費は6年371万円|府外は入学料が21万円高い

授業料は年額535,800円(国の標準額と同額)。入学料は府内在住282,000円・府外在住493,000円で、差は21万1,000円です。

6年間の合計は府内349万6,800円/府外370万7,800円。これとは別に、医学科のみ入学時に120,000円(学生教育研究災害傷害保険料を含む)が必要です。

「府内在住」の判定が8校でいちばん厳しい点に注意してください。入学者本人が、入学年の前年の4月1日以前から引き続き京都府内に住所を有する場合に限られます。親の住所では判定しません。

 

女子の合格率は35.3%|男子との差は6.6ポイント

2018年に医学部入試の男女差が問題になって以降、各大学は男女別の合格率を公表しています。京都府立医科の2025年度入試は、男子41.9%・女子35.3%。男子の合格率のほうが6.6ポイント高いという結果です。

区分 受験者数 合格者数 合格率
男子 160名 67名 41.9%
女子 116名 41名 35.3%
合計 276名 108名 39.1%

出典:文部科学省「令和7年度 医学部医学科入学者選抜実施状況」(2025年度入試)をもとに太宰府アカデミー集計

1年だけの数字では振れます。3年ぶんを並べます。

年度 男子合格率 女子合格率
最新年 41.9% 35.3% -6.6pt
前年 37.1% 37.7% +0.6pt
前々年 34.5% 35.3% +0.8pt

出典:文部科学省「医学部医学科入学者選抜における男女別合格率」(直近3年)をもとに太宰府アカデミー集計

年によって上下が入れ替わっています。単年の数字で判断しないでください。

入学者で見ると女子は41名・38.0%です。合格率は受験する層によって動くので、この数字は「京都府立医科が男女どちらを採りやすいか」ではなく「実際にこうなった」という結果として読んでください。

 

地域枠は7名|入学定員106名のうち6.6%を占めます

京都府立医科の募集人員は、地域枠を含めた数字です。内訳を出します。

区分 人数 割合・注記
入学定員 106名
地域枠等 7名 定員の6.6%
うち臨時定員の地域枠 4名 期限付きで増員されている枠
地域枠を除いた枠 99名

出典:文部科学省医学教育課「大学医学部における地域枠等の導入状況(令和7年度)」をもとに太宰府アカデミー集計

全国80大学では定員9,270名のうち地域枠が1,847名=19.9%。ほぼ5人に1人です。京都府立医科は6.6%で全国67位。公立大学の平均41.4%より低く、一般枠の比重が大きい大学です。 このうち4名は臨時定員の枠です。臨時定員は期限を区切って増やされているもので、制度が変われば減る可能性があります。 なお文部科学省の定義では、地域枠には奨学金と連動しない枠も含まれます。地域枠=必ず修学資金がもらえる、ではありません。出願前に、その枠に貸与制度が付いているかを大学の要項で確かめてください。

枠の是非を考える材料として、国の指標を1つ置いておきます。厚生労働省の医師偏在指標——人口10万対医師数を、地域の年齢構成と医師の年齢・性別で補正した公式の指標です。全国平均255.6に対し、京都府は326.7で全国2位、上位16県に入る医師多数県です。 京都府は医師が多い側です。それでも地域枠があるのは、その中でも医師が集まる地域と足りない地域に差があるためです。都道府県単位で足りている=どこでも足りている、ではありません。

出典:厚生労働省「医師偏在対策について」(第4回 地域医療構想及び医療計画等に関する検討会 資料1・令和7年9月11日)の都道府県別医師偏在指標をもとに太宰府アカデミー集計

 

進級率と国試合格率|6年で医師になる確率は83.3%

出口の数字です。令和元年度に入学した107名のうち、6年間ストレートで卒業したのは92名=86.0%。第119回医師国家試験の新卒合格率は96.9%。掛け合わせた「6年で医師になる確率」は83.3%で、国公立50校中32位です。

京都府立医科大学の6年ストレート卒業率86.0%・国試合格率96.9%・6年で医師になる確率83.3%
出典:文部科学省医学教育課調べ・厚生労働省(令和元年度入学者/第119回医師国家試験)

国試96.9%は高水準。6年ストレート卒業率86.0%は中位で、入学後の進級は平坦ではありません。

指標 数値 備考
6年ストレート進級率 88.8% 令和元年度入学107名中
6年ストレート卒業率 86.0% 卒業92名
新卒 国試合格率 96.9% 第119回(令和7年2月)
6年で医師になる確率 83.3% 国公立50校中32位

全81大学の同じ物差しの順位は「6年でストレートに医師になれる確率」ランキングで公開しています。

 

京都府立医科のレベルは全81校中22位|国公立50校では18位

「京都府立医科のレベルはどのくらいか」は、偏差値の数字だけでは答えになりません。81校しかない中で上から何番目か、が分からないと動けないからです。2026年度に全統模試を受けて合格した人の平均は67.6。国公立50校中16位・全81校中22位で、全国81校のちょうど中ほどです。

全81校順位 大学 合格者平均偏差値 区分別順位
22位 国際医療福祉大学 67.6 私立6位
23位 岡山大学 67.5 国公立17位
24位 京都京都府立医科大学 67.6 国公立16位
25位 筑波大学 67.0 国公立19位
26位 金沢大学 66.9 国公立20位

出典:河合塾 入試結果調査(2026年度)をもとに太宰府アカデミー集計

上の表は京都府立医科の前後2校ぶんです。偏差値67.6の前後には国際医療福祉大学・岡山・筑波・金沢が並んでいます。出願で最後まで迷うのは、たいていこの並びの中の大学です。 なおこの平均は一般・推薦・総合型を含む「合格した人たち」の記述模試平均で、合格可能性50%を示すボーダー偏差値とは計算の土台が違います。自分の偏差値と1対1で比べるのではなく、大学同士の位置関係をつかむ物差しとして使ってください。

 

多浪・再受験でも受けられるか|一般に年齢要件なし

一般選抜に年齢・浪人年数の制限はありません。難問2次×部分点勝負という土俵は、じっくり記述を鍛えてきた多浪・再受験生の粘り強さが点になりやすい設計です。浪人年数別の合格率(大学公表の卒業年度別データ)は、取得でき次第この節に追記します。

 

太宰府アカデミーの視点|京都府立医科大学の受け方

「京都で医師になる」道は2本あります。京大医(74.6)と府立医大(67.4)。偏差値の差は7.2と大きいのに、2次の問題の重さはどちらも全国級——ここが府立医大の面白さであり、怖さです。難問耐性がないまま偏差値だけで「京大の滑り止め感覚」で選ぶと、2次の紙面で立ち尽くすことになります。

数字から見た向き不向きは明確です。合格者は数67.5の数学型で、2次の合格者最低は51.0%。つまり「完答できなくても、書ける部分を全部拾う」試験です。模試の偏差値より、難問への姿勢——白紙にせず部分点を積む習慣がある人に向きます。逆に、標準問題の高速処理で稼ぐタイプは、同じ偏差値帯なら岡山(2次66.7%・標準型)の方が力を発揮できるはずです。

共テ87%・2次は半分強——この「守りの合格ライン」は、挑戦校としての府立医大を現実的にします。西日本の数学強者にとって、京大・阪大の次に検討する価値のある1校です。

 

京都府立医科大学のよくある質問

Q1. 偏差値はどのくらい必要ですか?
A. 河合塾の入試結果調査(2026年度)で、合格者の記述模試平均は67.6(国公立16位)。共通テストの平均は840点=84.0%です。

Q2. 2次で半分しか取れなくても受かるのは本当ですか?
A. 本当です。個別(2次)の合格者最低は2026年度51.0%・2025年度43.3%。問題がそれだけ難しいという意味で、「入りやすい」わけではありません。

Q3. 足切りはありますか?
A. 予告3倍(279名)で、2026年度は志願309名により実施されました。合格者の共テ最低は77.0%です。

Q4. 補欠・繰り上げ合格はありますか?
A. 追加合格は2022〜2025年度の4年間で0人です。正規合格で決まる入試として準備してください。

 

まとめ|京都府立医科大学を受けるなら押さえる3つ

  • 合格者平均67.6は国公立16位・数67.5の数学型。共テ実勢は840点=84.0%
  • 2次の合格者最低は51.0%(前年43.3%)=当塾集計で最も極端な難問型。部分点を積む姿勢が合否を分ける
  • 募集93名に減・2026年度は足切り実施・追加合格4年0人。入口の共テと2月の難問、二段構えの覚悟を

難問型の大学ほど、相場を知っているかどうかで戦い方が変わります。確定したら、すぐにここへ反映します。

あわせて読みたい

本日の記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます!


◆太宰府アカデミーの自己PR

当校は福岡県にある日本で唯一の全寮制医学部受験予備校です。

【当校の特徴】
定員30名|21年間の累計医学部医学科合格実績518名(のべ数)|田舎の全寮制|全国各地から入学(2026年度生は全国20の都道府県より入学)|異次元の生活サポート|食事が美味しい(土日祝日問わず3食提供)|講師との距離が近い|プロ講師の質問対応が充実|完全個別指導コースあり|選抜国公立コースあり|専用筋トレジムあり|同じ夢を持った仲間と1年間切磋琢磨し、医学部合格を目指す

【校風】アットホームな大家族予備校

◆筆者プロフィール

後藤 登(Goto Noboru)
仕事:総務・広報・完全個別指導コース担当
自己PR:高校・大学ボクシング部。釣りや登山が好き。新卒で当校に勤めて13年目。医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagram、Twitterを更新しています。4年前から完全個別指導コースのコース担当。

◆連絡先

TEL:092-918-0666
メール:office@dazaifu.academy
Twitter:twitter.com/dazaifu_academy

◆太宰府アカデミーグループ紹介

詳しく知りたい方は下記をクリック!

福岡県の医学部受験専門予備校 太宰府アカデミー(少人数授業コース)>>トップページはこちら

福岡県の医学部受験専門予備校 太宰府メディカル(完全個別指導コース)>>トップページはこちら