日本大学医学部の合格最低点は、N方式前期の1次で230.55点/400点=57.6%、2次で346.09点/550点=62.9%でした(2025年度)。一次の成績は標準化得点で算出されるため、ほかの大学の素点の最低点とそのまま比べることはできません。2026年度分は2026年9月8日時点でまだ公表されていないので、出たらここを差し替えます。実質倍率は13.5倍(受験3,539名→合格262名)、6年間の学費は3,310万円。日程・募集人員・合格最低点・繰上合格・地域枠15名・面接30点まで、日本大学医学部の入試情報をこのページにまとめました。

| 項目 | 数字 | 出どころ |
|---|---|---|
| ボーダー偏差値 | 65.0(2027年度予想) | 河合塾 |
| 合格者平均偏差値 | 64.3(私立31校中13位・全81校中50位) | 河合塾 入試結果調査(2026年度) |
| 合格者平均の科目別 | 英64.8・数63.8・理64.2 | 河合塾 入試結果調査(2026年度) |
| 実質倍率 | 13.51倍(2025年度入試) | 文部科学省 |
| 学費(6年総額) | 3,310万円 | 大学公表 |
| 6年で医師になる割合 | 73.9%(進級78.9%×国試93.7%) | 文部科学省・厚生労働省 |
繰り上げは前期が88〜166番まで回る一方、後期はほぼ回りません。よく聞かれる4つを、数字で答えます。
− 学費は? 6年総額3,310万円です。
− 倍率は? 2025年度入試の実質倍率は13.51倍(受験3,539名→合格262名)です。
− 入ってから6年で医師になれる? 6年ストレート進級率78.9%・国試合格率93.7%。入学した人から数えると73.9%です。
− 偏差値はどのくらい? ボーダー65.0・合格者平均64.3(私立31校中13位タイ)。産業医科大学と同値で並びます(→私立医学部の偏差値ランキング)。
日本大学医学部の入試には、他の私立医学部にない特徴があります。1次試験が「N全学統一方式」——日本大学の全学部共通問題だということです。医学部専用の重厚な1次問題ではなく、標準的な共通問題で高得点勝負をして、2次の医学部独自試験で決着をつける。この構造を知っているかどうかで、対策の設計がまるで変わります。
そしてもう1つ。前期の補欠は3桁の番号まで回るのが標準という、繰上の動きが大きい大学でもあります。
この記事の目次
- 1 合格最低点は前期1次57.6%|後期のほうが高めです
- 2 N方式という仕組み|1次は全学統一問題です
- 3 繰り上げ合格は前期88〜166番|後期はほぼ回りません
- 4 日程と合格発表|前期一次は2月1日の見込みです
- 5 学費は6年間3,310万円|2年次以降はずっと同額です
- 6 実質倍率は13.5倍|3,539名が受けて262名が合格
- 7 女子の合格率は6.3%|男子8.1%とほぼ同じです
- 8 科目と配点|1次は400点・2次は550点です
- 9 面接は30点|一般選抜で小論文はありません
- 10 地域枠は15名|入学定員135名のうち11.1%を占めます
- 11 多浪・再受験でも受けられるか|一般に年齢制限はありません
- 12 国試合格率は93.7%|6年で医師になる確率は73.9%
- 13 日大のレベルは全81校中50位|私立31校では13位
- 14 偏差値65.0と合格者平均64.3|私立31校中13位タイ
- 15 偏差値の50年推移|1975年の55.0から+10.0
- 16 同じ偏差値帯に28校|高知・産業医科と同じ帯
- 17 太宰府アカデミーの視点|日本大学医学部はどんな受験生に向くか
- 18 日本大学医学部のよくある質問
- 19 まとめ|日本大学医学部を受けるなら押さえる3つ
合格最低点は前期1次57.6%|後期のほうが高めです
N方式の1次は400点満点、2次は550点満点。2025年度の合格最低点は前期1次230.55点=57.6%、前期2次346.09点=62.9%でした。
| 方式(N方式) | 2025年度 | 得点率 | 2024年度 | 得点率 |
|---|---|---|---|---|
| 前期1次(400点) | 230.55 | 57.6% | 230.33 | 57.6% |
| 前期2次(550点) | 346.09 | 62.9% | 347.06 | 63.1% |
| 後期1次(400点) | 238.67 | 59.7% | 240.73 | 60.2% |
| 後期2次(550点) | 359.77 | 65.4% | 357.53 | 65.0% |
特徴が2つあります。①小数点付きの最低点——標準化(得点調整)を経た点数で公表されるため、素点とは少しずれます。②後期のほうがラインが高い——2025年度は後期1次59.7%・後期2次65.4%。募集が少ない後期に受験生が集まる構図で、「後期は敗者復活で緩い」は日大には当てはまりません。
1次の57.6%という数字だけ見ると低く感じますが、N方式は全学統一の標準問題です。実際の合格者は6割台後半〜7割を取ってくるとみられます。年度により上下する前提で、2次(62.9%)まで含めた総合力を作ってください。
落ちた場合の話も書いておきます。日大は不合格だった人が自分の得点を確認できます。返ってくるのは科目別の得点・合計点と合格最低点です。申請の時期と方法はその年の大学発表で確認してください。
出典:各大学の成績開示要領をもとに太宰府アカデミー集計(実施の有無と開示内容は2022年度調査。申請期間は毎年変わるため、その年の大学公式発表で確認してください)
N方式という仕組み|1次は全学統一問題です
日大医学部の1次は、日本大学の全学部が使う共通問題(N全学統一方式)で行われます。つまり1次の問題自体は医学部専用の難問ではありません。そのぶん、1問のミスが命取りになる高得点勝負になり、2次(医学部独自の学科+面接)で本当の選抜が行われます。
対策への示唆ははっきりしています。①1次対策は「難問演習」より「標準問題の完答訓練」②2次対策こそ医学部専用の準備が必要。赤本を買うなら、1次と2次で性質の違う試験だと理解して使ってください。
繰り上げ合格は前期88〜166番|後期はほぼ回りません
受験生・卒業生からの聞き取り(大学の公表値ではありません。参考値としてご覧ください)では、補欠の回りは次のとおりです。

前期は88〜166番と、毎年3桁近くまで回るのが標準。2025年度は3月29日に前期119番が繰り上がった情報があります。一方、後期は2〜6番で止まる年がほとんど。前期の補欠番号なら3月末まで十分待つ価値がありますが、後期の補欠はほぼ動かない前提で次の手を打ってください。
| 年度 | 前期(補欠番号) | 後期 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2025年度 | 120番 | 5番 | 3/29に前期119番・後期4番が繰上 |
| 2024年度 | 88番 | 6番 | — |
| 2023年度 | 131番 | 2番 | — |
| 2022年度 | 130番台前半 | 5番 | — |
| 2021年度 | 166番 | — | — |
| 2020年度 | 67番 | — | — |
この「前期はよく回る・後期は回らない」の非対称は、日大の併願設計でいちばん大事な知識です。
念のため、この数字が何を数えているかを書きます。数字は順番であって人数ではありません。「◯番まで届いた」と読んでください。番号は連絡が届いた範囲を表します。そのうち何人が入学したかは、公表されていません。
人数を公表している大学と、この番号を並べて比べないでください。意味の違う数字です。
日程と合格発表|前期一次は2月1日の見込みです
公表情報の集計では、2027年度のN方式前期一次は2月1日の見込み(東京女子医科・川崎医科・久留米と同日の見通し)、後期一次は3月4日ごろの見込みです。2027年度の選抜内容に変更は公表されていません(N方式・学校推薦型・校友子女選抜を継続)。合格発表日は募集要項の公表後にこの節へ追記します。
学費は6年間3,310万円|2年次以降はずっと同額です
2026年8月に大学公式で確認し直しました。6年間の学納金は3,310万円。内訳は入学金100万円・授業料250万円・実験実習料35万円・施設設備資金150万円・教育充実料100万円で、初年度は635万円です。
2年次以降は入学金を除いた年535万円が6年目まで一定。学年が上がるにつれて金額が変わる大学が多いなか、日本大学は途中で上がりも下がりもしません。資金計画がいちばん立てやすいタイプです。
これに諸会費(後援会入会金・会費、校友会準会員会費、医学会会費)が6年間で28万円かかります。合わせると3,338万円。よそで見る「3,338万円」はこの諸会費込みの数字なので、他大学と比べるときはどちらのベースかを揃えてください。
なお大学公式が掲載しているのは2026年度入学者向けの金額です(2026年8月時点)。2027年度の金額は募集要項の公表を待って、この節を更新します。
実質倍率は13.5倍|3,539名が受けて262名が合格
「日大の倍率は29.1倍」という数字を見たことがあるかもしれません。あれは出願した人数を募集人員で割った志願倍率のほうです。実際に会場に来た人と合格者で計算した実質倍率は13.5倍。同じ「倍率」でも15.6ポイント違います。
| 区分 | 人数 | 読み方 |
|---|---|---|
| 募集人員 | 135名 | — |
| 志願者数 | 3,925名 | 志願倍率 29.1倍 |
| 受験者数 | 3,539名 | 志願者の90%が受験 |
| 合格者数 | 262名 | 実質倍率 13.5倍 |
| 入学者数 | 135名 | 定員充足率 100% |
出典:文部科学省「令和7年度 医学部医学科入学者選抜実施状況」(2025年度入試)をもとに太宰府アカデミー集計。※一般・共通テスト利用・学校推薦型・総合型を合わせた医学科全体の数字です。方式別・年度別の倍率は、このページの他の節で扱っています
出願した人の90%が実際に受験しています。受けに来る人はほぼ全員が本気、と考えたほうが実態に近い数字です。見かけの倍率以上に手強いと考えてください。
女子の合格率は6.3%|男子8.1%とほぼ同じです
2018年に医学部入試の男女差が問題になって以降、各大学は男女別の合格率を公表しています。日大の2025年度入試は、男子8.1%・女子6.3%。差は1.8ポイント。この程度なら、差として読む必要はありません。
| 区分 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 男子 | 2,139名 | 174名 | 8.1% |
| 女子 | 1,400名 | 88名 | 6.3% |
| 合計 | 3,539名 | 262名 | 7.4% |
出典:文部科学省「令和7年度 医学部医学科入学者選抜実施状況」(2025年度入試)をもとに太宰府アカデミー集計
1年だけの数字では振れます。3年ぶんを並べます。
| 年度 | 男子合格率 | 女子合格率 | 差 |
|---|---|---|---|
| 最新年 | 8.1% | 6.3% | -1.8pt |
| 前年 | 7.3% | 6.3% | -1.0pt |
| 前々年 | 10.4% | 10.5% | +0.1pt |
出典:文部科学省「医学部医学科入学者選抜における男女別合格率」(直近3年)をもとに太宰府アカデミー集計
年によって上下が入れ替わっています。単年の数字で判断しないでください。
入学者で見ると女子は46名・34.1%です。合格率は受験する層によって動くので、この数字は「日大が男女どちらを採りやすいか」ではなく「実際にこうなった」という結果として読んでください。
科目と配点|1次は400点・2次は550点です
満点構成は1次=400点、2次=550点(上の最低点の母数)。1次は英語・数学・理科2科目の全学統一問題、2次は医学部独自試験+面接です。科目別の配点は、2027年度の募集要項の公表後にこの節へ追記します。
面接は30点|一般選抜で小論文はありません
面接の配点は30点です。私立医学部31校のうち、一般選抜の面接配点を公表しているのは14校しかありません。日大はその1つで、数字で比べられます。
| 項目 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 面接の配点 | 30点 | 個人面接 約20分(複数の評価者) |
| 総合点に占める比率 | 2次150点の20%/総合550点の5% | — |
| 小論文 | 一般選抜では課しません | — |
出典:各大学の2027年度(令和9年度)募集要項・入試概要をもとに太宰府アカデミー集計
ここでいちばん大事なのは配点そのものではありません。募集要項に「面接の評価が著しく低い場合は、学力の得点にかかわらず不合格とする」という条項があることです。「配点が小さいから軽い」という読み方は、この一文で崩れます。N方式では小論文を課しません。
地域枠は15名|入学定員135名のうち11.1%を占めます
日大の募集人員は、地域枠を含めた数字です。内訳を出します。
| 区分 | 人数 | 割合・注記 |
|---|---|---|
| 入学定員 | 135名 | — |
| 地域枠等 | 15名 | 定員の11.1% |
| うち臨時定員の地域枠 | 15名 | 期限付きで増員されている枠 |
| 地域枠を除いた枠 | 120名 | — |
出典:文部科学省医学教育課「大学医学部における地域枠等の導入状況(令和7年度)」をもとに太宰府アカデミー集計
全国80大学では定員9,270名のうち地域枠が1,847名=19.9%。ほぼ5人に1人です。日大は11.1%で全国56位。私立大学の平均14.3%と同じくらいの水準です。 このうち15名は臨時定員の枠です。臨時定員は期限を区切って増やされているもので、制度が変われば減る可能性があります。 なお文部科学省の定義では、地域枠には奨学金と連動しない枠も含まれます。地域枠=必ず修学資金がもらえる、ではありません。出願前に、その枠に貸与制度が付いているかを大学の要項で確かめてください。
もう1つ、地域枠を考えるときに効いてくる数字があります。厚生労働省の医師偏在指標——人口10万対医師数を、地域の年齢構成と医師の年齢・性別で補正した公式の指標です。全国平均255.6に対し、東京都は353.9で全国1位、上位16県に入る医師多数県です。 東京都は医師が多い側です。県として足りていても、地域単位で見ると足りない場所が残っているということです。都道府県単位で足りている=どこでも足りている、ではありません。
出典:厚生労働省「医師偏在対策について」(第4回 地域医療構想及び医療計画等に関する検討会 資料1・令和7年9月11日)の都道府県別医師偏在指標をもとに太宰府アカデミー集計
一般枠との点差と、卒業後9年の義務については医学部の地域枠は入りやすいのかにまとめています。
多浪・再受験でも受けられるか|一般に年齢制限はありません
N方式に年齢や浪人年数の制限はありません。学校推薦型・校友子女選抜(日大卒業生の子女等が対象)は出願資格が定められているので、該当する方は要項の資格欄から確認してください。浪人年数別の合格率(大学公表の卒業年度別合格率)は、取得でき次第この節に追記します。
浪人年数ごとの合格率を実データで見るなら、医学部再受験は何浪まで可能かにまとめています。
国試合格率は93.7%|6年で医師になる確率は73.9%
入学後のデータです。令和元年度に入学した114名のうち、6年間ストレートで卒業したのは90名で78.9%。第119回医師国家試験の新卒合格率は93.7%。「6年で医師になる確率」は73.9%で私立31校中21位です。

大学にはそれぞれの教育方針があり、数字だけで良し悪しは語れません。進級・卒業の段階に一定の関門がある構造なので、入学後も学び続ける前提で選んでください。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 6年ストレート進級率 | 78.9% | 令和元年度入学114名中 |
| 6年ストレート卒業率 | 78.9% | 卒業90名 |
| 新卒 国試合格率 | 93.7% | 第119回(令和7年2月) |
| 6年で医師になる確率 | 73.9% | 私立31校中21位 |
「6年で医師になる確率」は私立中位の水準です。入試の入りやすさと在学中の要求水準は別物——この視点で6年間の設計まで考えておきましょう。
日大のレベルは全81校中50位|私立31校では13位
「日大のレベルはどのくらいか」は、偏差値の数字だけでは答えになりません。2.5刻みの数字だけでは、隣に何校いるのかが見えないからです。2026年度に全統模試を受けて合格した人の平均は64.3。私立31校中13位・全81校中50位で、全81校で下から数えると32番目にあたります。
| 全81校順位 | 大学 | 合格者平均偏差値 | 区分別順位 |
|---|---|---|---|
| 47位 | 山形大学 | 64.3 | 国公立35位 |
| 49位 | 産業医科大学 | 64.3 | 私立13位 |
| 49位 | 日本大学 | 64.3 | 私立13位 |
| 49位 | 高知大学 | 64.3 | 国公立37位 |
| 52位 | 愛知医科大学 | 64.2 | 私立15位 |
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度)をもとに太宰府アカデミー集計
上の表は日大の前後2校ぶんです。偏差値64.3の前後には山形・産業医科大学・高知・愛知医科大学が並んでいます。判定を見るときは、この並びのどこにいるかで考えると読み違えません。 なおこの平均は一般・推薦・総合型を含む「合格した人たち」の記述模試平均で、合格可能性50%を示すボーダー偏差値とは計算の土台が違います。自分の偏差値と1対1で比べるのではなく、大学同士の位置関係をつかむ物差しとして使ってください。
偏差値65.0と合格者平均64.3|私立31校中13位タイ
河合塾の予想ボーダー偏差値は65.0(2027年度入試・6月時点の予想値)です。
河合塾の入試結果調査(2026年度)で、全統模試を受けて日本大学医学部に合格した人の記述模試平均は64.3(英64.8・数63.8・理64.2)。産業医科大学とまったく同率の私立13位タイ、国公立を含む全81校中50位(防衛医科大学校を除く)です。前年の64.0からは+0.3と堅調でした。

英64.8がいちばん高く、標準問題で取り切る力=ミスの少なさで勝負するタイプの合格者層です。N方式という入試形式と、きれいに整合する数字だと思います。
| 全81校順位 | 大学 | 合格者平均 | 区分別順位 |
|---|---|---|---|
| 48位 | 滋賀医科大学 | 64.6 | 国公立36位 |
| 49位 | 香川大学 | 64.3 | 国公立37位 |
| 50位 | 高知大学 | 64.3 | 国公立38位 |
| 50位 | 日本大学 | 64.3 | 私立13位 |
| 50位 | 産業医科大学 | 64.3 | 私立13位 |
| 53位 | 愛媛大学 | 64.2 | 国公立39位 |
※読み方の注意:この「合格者平均偏差値」は、その年に全統模試を受けて合格した人の記述模試平均です(一般・推薦・総合型を含む)。合格可能性50%を示すボーダー偏差値とは計算の土台が違うため、自分の偏差値と1対1で比べるものではなく、大学同士の位置関係をつかむ物差しとして使ってください。

| 科目 | 合格者平均偏差値 |
|---|---|
| 英語 | 64.8 |
| 数学 | 63.8 |
| 理科 | 64.2 |
| 総合 | 64.3 |
3科目のうち、全81校平均からいちばん離れているのは理科です(64.2。全81校平均65.6を1.4下回っています)。図でも理科を赤くしています。数字そのものがいちばん高いのは英語の64.8ですが、全81校平均も英語は高い(66.2)ので、差で見ると理科のほうが大きくなります。配点の重い科目と自分の得意が合うかは、志望校を並べ替えるときの材料になります。
偏差値の50年推移|1975年の55.0から+10.0
「昔は入りやすかった」という話を、数字で確かめておきます。

| 年 | 偏差値 | 前の時点からの変化 |
|---|---|---|
| 1975年 | 55.0 | — |
| 1985年 | 55.0 | +0.0 |
| 1995年 | 60.0 | +5.0 |
| 2010年 | 67.5 | +7.5 |
| 2015年 | 65.0 | -2.5 |
| 2023年 | 67.5 | +2.5 |
| 2026年 | 65.0 | -2.5 |
| 2027年(予想) | 65.0 | +0.0 |
いちばん低かったのは1975年の55.0。そこから+10.0ポイント動いて、2027年度の予想は65.0です。この上がり幅は、1975年からの記録が残る私立25校の中で23番目にあたります。上がり方は緩やかで、いまの水準がしばらく続いている大学です。
同じ偏差値帯に28校|高知・産業医科と同じ帯
偏差値を調べる目的は、たいてい「ほかにどこを受けるか」を決めるためだと思います。
| 全81校順位 | 大学 | 合格者平均 | 区分別順位 |
|---|---|---|---|
| 39位 | 浜松医科大学 | 65.3 | 国公立28位 |
| 40位 | 徳島大学 | 65.2 | 国公立29位 |
| 41位 | 和歌山県立医科大学 | 65.1 | 国公立30位 |
| 41位 | 近畿大学 | 65.1 | 私立12位 |
| 43位 | 鳥取大学 | 65.0 | 国公立31位 |
| 44位 | 岐阜大学 | 64.9 | 国公立32位 |
| 45位 | 札幌医科大学 | 64.7 | 国公立33位 |
| 45位 | 大分大学 | 64.7 | 国公立33位 |
| 47位 | 旭川医科大学 | 64.6 | 国公立35位 |
| 48位 | 滋賀医科大学 | 64.6 | 国公立36位 |
| 49位 | 香川大学 | 64.3 | 国公立37位 |
| 50位 | 高知大学 | 64.3 | 国公立38位 |
| 50位 | 日本大学 | 64.3 | 私立13位 |
| 50位 | 産業医科大学 | 64.3 | 私立13位 |
| 53位 | 愛媛大学 | 64.2 | 国公立39位 |
| 53位 | 愛知医科大学 | 64.2 | 私立15位 |
| 55位 | 山形大学 | 64.1 | 国公立40位 |
| 56位 | 佐賀大学 | 64.0 | 国公立41位 |
| 57位 | 自治医科大学 | 64.0 | 私立16位 |
| 58位 | 宮崎大学 | 63.9 | 国公立42位 |
| 59位 | 兵庫医科大学 | 63.8 | 私立17位 |
| 60位 | 久留米大学 | 63.7 | 私立18位 |
| 61位 | 群馬大学 | 63.7 | 国公立43位 |
| 62位 | 福井大学 | 63.6 | 国公立44位 |
| 63位 | 東北医科薬科大学 | 63.5 | 私立19位 |
| 64位 | 富山大学 | 63.4 | 国公立45位 |
| 65位 | 杏林大学 | 63.2 | 私立20位 |
| 66位 | 聖マリアンナ医科大学 | 63.1 | 私立21位 |
| 67位 | 北里大学 | 63.1 | 私立22位 |
合格者平均64.3の上下1.2に入るのは、日本大学を含めて29校。自校を除くと28校が同じ帯にいます。内訳は私立10校・国公立18校です。高知大学(64.3)とは合格者平均が同じ値です。並んでいるのは学力の位置であって、入試の形ではありません。国公立を併願に入れるなら共通テストの科目をそろえる必要があるので、帯だけを見て候補を決めないでください。
高知・産業医科と同じ帯に並ぶこの位置を、ほかの30校と見比べたい方は私立医学部 偏差値ランキング2027へどうぞ。日本大学の偏差値だけをまとめたページはこちら(日本大学医学部の偏差値65.0|合格者平均は私立13位【2027年度】)。
太宰府アカデミーの視点|日本大学医学部はどんな受験生に向くか
N方式は「取りこぼさない受験生」がいちばん得をする入試です。難問への対応力より、標準問題を時間内に正確に処理する力。模試でいえば、偏差値の高さより「計算ミス・読み違いの少なさ」が合否を分けます。普段の演習でケアレスミスを記録・分類する習慣のある受験生には、狙い目の形式です。
併願面では2月1日(見込み)という初日日程が重要です。2/1は東京女子医科・川崎医科・久留米と重なる見通しで、ここで日大を選ぶなら「1次が標準問題である」ことを活かせるかが判断軸になります。初戦を確実に得点できる形式で入りたい受験生には、精神的な利点が大きい。逆に、癖の強い問題で差をつけたいタイプなら、同日の他校を選ぶ判断もあります。
そして補欠の非対称。前期は3桁まで回る・後期はほぼ回らない——この知識だけで、3月の意思決定の質が変わります。前期の補欠番号を持っているなら、国公立後期や他私大の手続き期限と突き合わせながら、3月末まで冷静に待ってください。
日本大学医学部のよくある質問
Q1. N方式の1次は医学部専用問題ですか?
A. いいえ。日本大学の全学部共通問題です。医学部の選抜は高得点帯での競争になり、2次(医学部独自試験+面接)で最終決着します。
Q2. 補欠は何番まで回りますか?
A. 聞き取りベースの参考値では、前期は88〜166番(2025年度は3/29に119番)。後期は2〜6番で止まる年がほとんどです。
Q3. 前期と後期はどちらが入りやすいですか?
A. 最低点は後期のほうが高く(2025年度:前期1次57.6%・後期1次59.7%)、補欠もほぼ回りません。チャンスの大きさでは前期です。
Q4. 倍率はどれくらいですか?
A. 方式別の実質倍率は大学が入試結果として公表しています。当塾集計への取り込みが済み次第、志願者数・倍率の推移をこのページに追記します。
Q. 日本大学医学部のレベルはどのくらいですか?
A. 2026年度に全統模試を受けて合格した人の平均偏差値は64.3で、医学部のある全81校の中で50番目、私立31校の中では13番目です(河合塾 入試結果調査・防衛医科大学校を除く)。
Q. 日本大学医学部と同じレベルの大学はどこですか?
A. 合格者平均偏差値が近いのは高知(64.3)・産業医科(64.3)・香川(64.3)・愛媛(64.2)です。日本大学は64.3で、この帯の大学は併願先として比べられることが多くなります。
Q. 日本大学医学部は難しいですか?
A. 河合塾のボーダー偏差値は65.0(2027年度予想)、実際に合格した人の平均は64.3で、合格した人の平均のほうが低く出ています。ボーダーは合格可能性50%のライン、平均は推薦・総合型を含む合格者の値で、計算の土台が違います。
Q. 一番偏差値が低い医学部はどこですか?
A. 2026年度の合格者平均で全81校を並べると、いちばん高い大学が74.9、いちばん低い大学が55.8で、幅は19.2あります。ただし共通テストの比重も科目数も大学ごとに違うため、偏差値の数字だけで入りやすさは決まりません。全81校の並びは偏差値ランキングの記事にまとめています。
まとめ|日本大学医学部を受けるなら押さえる3つ
- 1次は全学統一の標準問題。難問対策より「完答訓練」。実戦は6割台後半〜7割勝負
- 前期の補欠は88〜166番まで回る。後期はほぼ回らない。この非対称が併願設計の鍵
- 後期は前期よりラインが高い。「後期=緩い」は日大には当てはまらない
形式を知っている受験生と知らない受験生で、これほど準備の質が変わる大学も珍しいと思います。数字が動いたら、このページを最初に更新します。
あわせて読みたい
- 私立医学部 偏差値ランキング(一般・共テ利用)|日大の私立全体での位置はこちら
- 全私立大学医学部の合格最低点まとめ(約10年分)|他大学の合格ラインとの比較に
- 産業医科大学 医学部の入試分析|合格者平均が同率13位の大学
- 東邦大学 医学部の入試分析|同じ関東中堅上位の比較に
本日の記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
◆太宰府アカデミーの自己PR
当校は福岡県にある日本で唯一の全寮制医学部受験予備校です。
【当校の特徴】
定員30名|21年間の累計医学部医学科合格実績518名(のべ数)|田舎の全寮制|全国各地から入学(2026年度生は全国20の都道府県より入学)|異次元の生活サポート|食事が美味しい(土日祝日問わず3食提供)|講師との距離が近い|プロ講師の質問対応が充実|完全個別指導コースあり|選抜国公立コースあり|専用筋トレジムあり|同じ夢を持った仲間と1年間切磋琢磨し、医学部合格を目指す
【校風】アットホームな大家族予備校
◆筆者プロフィール
後藤 登(Goto Noboru)
仕事:総務・広報・完全個別指導コース担当
自己PR:高校・大学ボクシング部。釣りや登山が好き。新卒で当校に勤めて13年目。医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagram、Twitterを更新しています。4年前から完全個別指導コースのコース担当。
◆資料請求・見学のお申し込み
◆連絡先
TEL:092-918-0666
メール:office@dazaifu.academy
Twitter:twitter.com/dazaifu_academy
◆太宰府アカデミーグループ紹介
詳しく知りたい方は下記をクリック!









