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穴場の医学部ってあるの?入りやすい大学を紹介!

2022年11月12日 更新

こんにちは、福岡の医学部予備校で総務/広報を担当している後藤です。

医学部受験をお考えの方で、できるだけ穴場の大学の医学部を選びたいと思われている方はいませんか。
かなり難易度が高いことで知られる医学部ですが、比較的入りやすい大学があるならその大学を志望したいと思う方は少なくないでしょう。
そこで今回は、医学部受験をお考えの方に向けて、医学部の中でも入りやすい大学をご紹介します。

入りやすい大学の医学部の特徴とは?

まずは、比較的入りやすい医学部の特徴をご紹介します。
大きく3つの特徴があるため、それぞれ詳しく見ていきましょう。

数ある医学部の中でも相対的に偏差値が低い

そもそも偏差値とは、50を基準値として、平均からどのくらいの差があるのかを表したものです。
この偏差値は、高ければ高いほど難易度が高く、低くなるにつれて難易度が下がります。
そのため、当たり前ですが偏差値が高くない医学部になるにつれて、合格のボーダーラインが下がり、合格しやすいと言えます。
なかなか自身の学力に自信が持てない場合には、偏差値を意識して志望校を選んでみるのがおすすめです。

倍率が低い

偏差値に加えて、倍率が低い医学部も入りやすいと言えます。
倍率は、定員数と入学希望者の数によって決まります。
倍率が低いほど、競争相手である受験生が少ないため、他の受験生との競争という面では入りやすいです。

また、国公立大学医学部では、「足切り」と言う二段階選抜が行われることがあります。
試験を受けられる定員数または足切り点が定められています。しかし、倍率が低い場合には足切りは行われません。

一定数地域枠が設けられている

医学部によっては、地域枠を設けている学校があります。
例えば、弘前大学では青森県にゆかりのある人を対象とした「青森県枠」を設けていますし、名古屋大学などは広く募集しています。
地域枠は、卒業後に地域医療の拡充の一環として、あらかじめ指定された病院で働くことが義務付けられていますが、勤務地が地方になることから受験者が多くないことがあります。

相対的に偏差値が低い医学部を紹介!

次に、河合塾の入試予想ランキングを元に偏差値60.0-62.5の医学部をご紹介します。医学部の偏差値は河合塾の基準で60.0-72.5となります。ここでは、偏差値60.0-62.5の大学を難易度の低い医学部とします。

ただし、国公立大学と私立大学を比べるにあたって、入試方式や入試に必要な教科数が異なるため単純に偏差値でその難易度を比較することは難しいです。

 

国公立大学

医学部の中で相対的に偏差値が低い国公立大学は、地方にあることが多いです。
地方の国公立大学は、学費や生活費が首都圏に比べて安いという大きなメリットがあります。

以下が、医学部の中でも相対的に難易度の低い偏差値62.5の国公立大学医学部です。

・宮崎大学
・徳島大学
・琉球大学
・鹿児島大学
・大分大学
・香川大学
・岐阜大学
・鳥取大学
・佐賀大学
・福島県立医科大学
・札幌医科大学
・旭川医科大学
・弘前大学
・山形大学
・秋田大学

※参照 河合塾2023年度入試難易予想ランキング表(国公立大学 医・歯・薬・保健学系)kk10.pdf (keinet.ne.jp)

先程も述べた通り、地方にある大学が多く並んでいます。
私立大学医学部と併願して、合格したら学費の安い国公立大学に行きたいという方にはおすすめです。

私立大学

私立大学医学部は、一般的に学費が安い大学は偏差値が高い傾向にあります。
その理由は、やはり学費が安い大学は人気があり、実力がある受験生が多く受験するからでしょう。

偏差値60.0-62.5の私立大学医学部は以下の通りです。

・兵庫医科大学
・福岡大学
・聖マリアンナ医科大学
・岩手医科大学
・獨協医科大学
・東海大学
・埼玉医科大学
・帝京大学
・川崎医科大学

※参照 河合塾2023年度入試難易予想ランキング表(国公立大学 医・歯・薬・保健学系)ks10.pdf (keinet.ne.jp)

以上が、比較的入りやすい私立大学の医学部になりますが、その中でも最も偏差値が低く、難易度が低い川崎医科大学でも偏差値が62なので、他の学部よりも高い偏差値になります。
そのため、他学部を志望する学生よりも当然多くの勉強量が必要になります。

また、川崎医科大学は、他の医学部と比較して学費がとても高いです。私立大学を志望校として選ぶ際は、学費の面も考慮しておくと良いでしょう。

太宰府アカデミーでは、以下の記事で2023年度の医学部入試予想をまとめていますので是非参考にしてください。

2023全医学部偏差値ランキング/共通テストボーダー(最新予想+50年推移)

 

穴場と言われる大学を受験する際の注意点を紹介!

ここからは、穴場と言われる大学を受験する際の注意点をご紹介します。

1つ目は、他の受験生も同じく狙い目と思って受験してくることです。
数ある医学部の中で穴場と言われる大学は、当然ながらほかの受験生にとっても狙い目となります。

例えば、偏差値が比較的低い琉球大学医学部の2020年度の後期日程試験では、11.9倍もの倍率になっています。
場合によっては、15倍を超える倍率になることもあるため、決して簡単には合格できないと言えます。

2つ目は、入試問題との相性です。
医学部受験は、各大学によって問題の出題傾向が大きく異なります。
そのため、偏差値以上に入試問題との相性がとても重要だと言えます。

3つ目は、大学選びは将来のキャリアに影響することを頭に入れておくことです。
大学選びは、就職先や医師としてのキャリアに大きく影響することを忘れてはいけません。
医学部に入学することが目的ではなく、医師として働くことが目的であるはずです。
そのため、医学部を卒業した後、医師としてどのようなキャリアを歩みたいのかを考えて志望校を選びましょう。

まとめ

今回は、医学部受験をお考えの方に向けて、入りやすい大学の医学部をご紹介しました。
入りやすい医学部の特徴は、数ある医学部の中でも相対的に偏差値が低い、倍率が低い、地域枠があることでした。
穴場の大学といえども、いくつか注意すべきポイントがあるため、しっかりとそれらを念頭において受験勉強をすることが大切です。

では、本日の記事は以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 


 

総務 後藤 登

 

◆太宰府アカデミーの自己PR

本校は福岡にある全寮制の医学部予備校です。1年間、約30名の生徒たちが切磋琢磨し、医学部の合格を勝ち取ります。当校に入学される約3〜4割の生徒さんは、九州以外からご入学されます。「地元のしがらみに捉われたくない」「環境を変えたい」と、勉強に専念したい受験生たちが多く集まります。
おかげさまで創設から18年目となり、これまで医学科に404名以上の合格者を輩出しました。そんな卒業生たちが大学を卒業し、医師・歯科医師・薬剤師・獣医師となり、現在の日本の医療を支えてくれています。

◆筆者プロフィール

後藤 登(Goto Noboru)/仕事:総務と広報/自己PR:高校大学ボクシング部。新卒で当校に勤めて10年目。毎日医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagramTwitterを更新しています。生徒たちのおかげで仕事はやりがいの塊です。医学部受験のご相談は下記の連絡先にてお待ちしています。

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