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入りやすい医学部はどこか|倍率ではなく合格者平均偏差値で見る全81校

2026年08月20日 更新

こんにちは、太宰府アカデミーで広報/完全個別指導コースを担当している後藤です。

「入りやすい医学部はどこですか」——生徒からも保護者の方からも、いちばんよく聞かれる質問です。

このページは、以前ここに載せていた内容を全面的に書き直したものです。前の版は「倍率が低い大学が受かりやすい」という並べ方をしていました。医学部受験の現場では、この見方は通りません。書き直すべきものでした。

いちばん分かりやすい例を1つ出します。2025年度入試で、慶應義塾大学の実質競争倍率は6.08倍。私立31校のなかで3番目に低い数字です。いっぽう帝京大学は35.25倍で全国最高でした。

では慶應義塾大学のほうが受かりやすいのかというと、そんなことはありません。同じ年の合格者平均偏差値は、慶應義塾大学が74.1で私立1位、帝京大学が62.8で24位です。倍率と受かりやすさは、別のものを測っています。

この記事を開いた方は、たぶんこんなことを思っています。

− 結局どこが穴場なの?大学名を教えてほしい

− 倍率が低い大学を受ければいいんでしょ?

− 偏差値がいちばん低い大学が、いちばん入りやすいんでしょ?

ひとつずつ、公表されている数字で答えていきます。

結論:受かりやすさは倍率ではなく「合格者平均偏差値」で見る

先に答えを出します。「入りやすい医学部」を探すときに見る数字は、実質競争倍率ではありません。河合塾が入試結果調査で公表している「合格者平均偏差値」です。

2つの数字は、そもそも測っているものが違います。

  • 実質競争倍率(受験者数÷合格者数)=その大学に何人が受けに来たか。誰が受けに来たかは入っていません
  • 合格者平均偏差値=その大学に実際に受かった人が、どれくらいの学力だったか。全統記述模試を受けた合格者の平均です

受験生が知りたいのは後者です。2025年度入試の合格者平均偏差値で、学力のハードルが低かったのは次の大学でした。

  • 私立:川崎医科大学57.9/東京女子医科大学58.9/埼玉医科大学60.8/金沢医科大学61.2/獨協医科大学61.7/岩手医科大学62.4
  • 国公立:弘前大学60.6/島根大学61.3/琉球大学62.5/旭川医科大学63.1/秋田大学63.4/滋賀医科大学63.5

ただし、これは「学力のハードル」だけの順番です。学費・立地・地域枠の要件・出題形式との相性は、この数字にはまったく入っていません。あとの章で、そこも含めた見方を書きます。

慶應は6.08倍、帝京は35.25倍。それでも慶應のほうが難しい

まず、この記事でいちばんお伝えしたい図です。私立31校のうち、実質競争倍率が低い3校と高い2校を並べ、それぞれの合格者平均偏差値を添えました。

私立医学部の実質競争倍率が低い3校と高い2校の合格者平均偏差値 慶應義塾大学6.08倍で合格者平均74.1 帝京大学35.25倍で62.8
倍率の順位と合格者平均偏差値の順位は一致しない(出典:文部科学省「各大学の医学部医学科の入学状況等」2025年度入試/合格者平均偏差値は河合塾 入試結果調査2025年度入試をもとに当塾集計)

倍率がいちばん低い側に慶應義塾大学(6.08倍)がいます。合格者平均偏差値は74.1で私立1位です。いちばん高い帝京大学(35.25倍)の合格者平均偏差値は62.8で、私立31校中24位でした。倍率では5.8倍の差がついているのに、合格者の学力では慶應義塾大学が11.3ポイント上回っています。

倍率の低い順に並べたときの順位と、合格者平均偏差値の高い順に並べたときの順位を、31校すべてについて並べたものがこちらです。

倍率の低い順 大学 実質競争倍率 合格者平均偏差値 学力の高い順
1 東北医科薬科大学 5.61倍 64.7 14位
2 北里大学 5.93倍 63.5 22位
3 慶應義塾大学 6.08倍 74.1 1位
4 藤田医科大学 7.05倍 65.8 9位
5 東京慈恵会医科大学 7.62倍 70.2 2位
6 川崎医科大学 7.76倍 57.9 31位
7 国際医療福祉大学 8.28倍 67.8 6位
8 東京女子医科大学 8.57倍 58.9 30位
9 岩手医科大学 9.06倍 62.4 26位
10 関西医科大学 9.25倍 69.0 4位
11 東邦大学 9.57倍 65.7 10位
12 杏林大学 9.57倍 63.8 18位
13 愛知医科大学 10.03倍 64.0 17位
14 東京医科大学 10.67倍 66.0 8位
15 兵庫医科大学 11.09倍 63.7 19位
16 大阪医科薬科大学 11.66倍 67.3 7位
17 久留米大学 12.15倍 62.7 25位
18 福岡大学 12.21倍 63.3 23位
19 日本大学 13.51倍 64.0 16位
20 順天堂大学 13.87倍 69.0 3位
21 昭和医科大学 14.55倍 65.3 11位
22 近畿大学 14.62倍 65.0 12位
23 自治医科大学 14.78倍 64.4 15位
24 東海大学 16.79倍 63.6 21位
25 日本医科大学 17.24倍 68.5 5位
26 産業医科大学 17.32倍 64.8 13位
27 金沢医科大学 19.97倍 61.2 28位
28 獨協医科大学 20.66倍 61.7 27位
29 聖マリアンナ医科大学 23.35倍 63.6 20位
30 埼玉医科大学 24.54倍 60.8 29位
31 帝京大学 35.25倍 62.8 24位

2つの順位のズレは、中央値で6つぶん、平均で8.4つぶんありました。川崎医科大学は倍率の低さでは6位ですが、合格者平均偏差値では31位。北里大学は倍率の低さ2位に対して学力は22位です。逆に日本医科大学は倍率の低さでは25位ですが、学力では5位でした。倍率の順位を見ても、学力の順位はほとんど分かりません。

倍率は「何人が受けに来たか」でほぼ決まっている

なぜここまでズレるのか。倍率が何と連動しているかを計算すると、はっきりします。

  • 私立31校:倍率と受験者数の相関は+0.82(倍率のばらつきの67%が受験者数で説明できる)。倍率と合格者平均偏差値の相関は−0.28
  • 国公立50校:倍率と受験者数の相関は+0.91(同83%)。倍率と合格者平均偏差値の相関は−0.34

つまり倍率はほとんど「何人が出願して受けに来たか」で決まっており、合格者の学力とはほぼ無関係です。しかも符号はマイナス、つまりデータを見る限りでは、倍率が高い大学ほど合格者の学力はむしろ低めに出ています。

いっぽう、学力を測る数字どうしはきれいに一致します。私立では合格者平均偏差値と河合塾ボーダー偏差値の相関が+0.91、国公立では合格者平均偏差値と共通テスト合格者平均点の相関が+0.88でした。偏差値系の物差しは互いに同じ方向を向いていて、倍率だけが別の話をしています。

私立の倍率が大きく出るのには、数え方の事情もあります。2025年度入試で私立31校の志願者は延べ111,079人、受験者は延べ103,595人、合格者は延べ8,237人でした。これに対して実際の入学者は3,736人です。1人が何校も出願し、何校も合格するため、私立の「12.58倍」は「12.58人に1人しか受からない」という意味にはなりません。

なお、この記事の数字は2025年度入試の1年分です。医学部では、ある年に倍率が下がった大学へ翌年は受験生が集まり、その次の年はまた減るという隔年現象がよく見られます。なぜこの年にこの倍率になったのかという要因は、1年分のデータからは分かりません。この記事でも要因の断定はしていません。

私立31校|合格者平均偏差値が低いのはどこか

ここからは、実際に受かった人の学力で並べます。私立で合格者平均偏差値が低かった5校です。

私立医学部31校で合格者平均偏差値が低い5校 川崎医科57.9 東京女子医科58.9 埼玉医科60.8 金沢医科61.2 獨協医科61.7
私立の合格者平均偏差値は57.9〜74.1の16.2の幅(出典:河合塾 入試結果調査2025年度入試をもとに当塾集計/倍率は文部科学省「各大学の医学部医学科の入学状況等」2025年度入試)

いちばん低いのが川崎医科大学の57.9、次いで東京女子医科大学の58.9。私立の合格者平均偏差値は57.9から74.1まで、16.2の幅があります。同じ「私立医学部」でも、実際に合格した人の学力帯はここまで違います。

私立31校を合格者平均偏差値の低い順に並べ、河合塾ボーダー偏差値(2025年度入試)と実質競争倍率を添えました。

学力の低い順 大学 合格者平均偏差値 河合塾ボーダー偏差値 実質競争倍率
1 川崎医科大学 57.9 60.0 7.76倍
2 東京女子医科大学 58.9 60.0 8.57倍
3 埼玉医科大学 60.8 62.5 24.54倍
4 金沢医科大学 61.2 62.5 19.97倍
5 獨協医科大学 61.7 62.5 20.66倍
6 岩手医科大学 62.4 62.5 9.06倍
7 久留米大学 62.7 62.5 12.15倍
8 帝京大学 62.8 65.0 35.25倍
9 福岡大学 63.3 62.5 12.21倍
10 北里大学 63.5 62.5 5.93倍
11 聖マリアンナ医科大学 63.6 62.5 23.35倍
12 東海大学 63.6 65.0 16.79倍
13 兵庫医科大学 63.7 62.5 11.09倍
14 杏林大学 63.8 65.0 9.57倍
15 日本大学 64.0 65.0 13.51倍
16 愛知医科大学 64.0 62.5 10.03倍
17 自治医科大学 64.4 67.5 14.78倍
18 東北医科薬科大学 64.7 65.0 5.61倍
19 産業医科大学 64.8 67.5 17.32倍
20 近畿大学 65.0 65.0 14.62倍
21 昭和医科大学 65.3 67.5 14.55倍
22 東邦大学 65.7 67.5 9.57倍
23 藤田医科大学 65.8 65.0 7.05倍
24 東京医科大学 66.0 67.5 10.67倍
25 大阪医科薬科大学 67.3 67.5 11.66倍
26 国際医療福祉大学 67.8 65.0 8.28倍
27 日本医科大学 68.5 70.0 17.24倍
28 順天堂大学 69.0 70.0 13.87倍
29 関西医科大学 69.0 70.0 9.25倍
30 東京慈恵会医科大学 70.2 70.0 7.62倍
31 慶應義塾大学 74.1 72.5 6.08倍

この表で気づいていただきたいのは、合格者平均偏差値が低い6校のうち3校が、倍率では上から5番目以内の高倍率校だということです。埼玉医科大学は倍率24.54倍で私立2番目、獨協医科大学は20.66倍で4番目、金沢医科大学は19.97倍で5番目に高い大学です。倍率だけを見て避けていた大学が、学力のハードルでは低い側にいます。

そのうえで、学力のハードルが低いことと、入りやすいことは同じではありません。たとえば川崎医科大学は、6年間の学納金が4,550万円(2026年度・大学公式)で私立31校のなかで最も高い水準です。大学にはそれぞれの教育方針と設備があり、金額だけで良し悪しを語れるものではありませんが、学力・学費・通学のしやすさは、それぞれ別の軸として見る必要があります。

国公立50校|弘前大学は「倍率は最上位・合格者平均は最下位」

国公立でも同じことが起きています。合格者平均偏差値が低かった5校です。

国公立医学部50校で合格者平均偏差値が低い5校 弘前60.6は倍率5.15倍で国公立最高 島根61.3 琉球62.5 旭川医科63.1 秋田63.4
合格者平均が国公立最下位の弘前大学が、実質競争倍率では国公立最上位(出典:河合塾 入試結果調査2025年度入試をもとに当塾集計/倍率は文部科学省「各大学の医学部医学科の入学状況等」2025年度入試)

いちばん分かりやすいのが弘前大学です。合格者平均偏差値60.6は国公立50校で最下位、共通テストの合格者平均も791点(1,000点換算)で下位です。ところが実質競争倍率は5.15倍で、国公立50校のなかで最も高い数字でした。倍率だけを見れば「国公立でいちばん厳しい大学」に見えますが、実際に受かった人の学力は50校でいちばん低い水準です。

逆の例もあります。奈良県立医科大学は倍率4.20倍で国公立3番目の高倍率ですが、合格者平均偏差値は70.9で6位。金沢大学は2.17倍で50校中いちばん低い倍率ですが、合格者平均偏差値は66.9で20位です。

国公立50校の全順位はこちらです。

学力の低い順 大学 合格者平均偏差値 共通テスト合格者平均(1,000点) 実質競争倍率
1 弘前大学 60.6 791点 5.15倍
2 島根大学 61.3 818点 4.09倍
3 琉球大学 62.5 813点 3.50倍
4 旭川医科大学 63.1 822点 3.08倍
5 秋田大学 63.4 844点 2.91倍
6 滋賀医科大学 63.5 842点 3.75倍
7 福井大学 63.6 845点 2.97倍
8 宮崎大学 63.9 816点 3.66倍
9 佐賀大学 64.0 813点 3.39倍
10 札幌医科大学 64.1 844点 2.85倍
11 福島県立医科大学 64.1 813点 2.46倍
12 香川大学 64.1 814点 3.64倍
13 愛媛大学 64.2 784点 3.58倍
14 徳島大学 64.3 856点 2.38倍
15 山形大学 64.3 857点 4.12倍
16 高知大学 64.3 783点 3.69倍
17 富山大学 64.4 830点 3.49倍
18 群馬大学 64.7 837点 2.53倍
19 鳥取大学 64.7 834点 4.15倍
20 大分大学 64.7 805点 2.20倍
21 山口大学 65.0 842点 2.75倍
22 浜松医科大学 65.3 854点 3.38倍
23 長崎大学 65.8 797点 3.96倍
24 熊本大学 66.0 826点 4.64倍
25 鹿児島大学 66.0 823点 3.57倍
26 三重大学 66.2 863点 2.57倍
27 和歌山県立医科大学 66.2 839点 2.49倍
28 新潟大学 66.3 849点 3.34倍
29 信州大学 66.3 859点 2.84倍
30 岐阜大学 66.4 845点 2.23倍
31 金沢大学 66.9 848点 2.17倍
32 筑波大学 67.0 870点 3.60倍
33 京都府立医科大学 67.4 872点 2.56倍
34 岡山大学 67.5 868点 3.03倍
35 広島大学 67.8 866点 4.12倍
36 東北大学 68.1 886点 3.46倍
37 名古屋市立大学 68.4 864点 2.18倍
38 山梨大学 68.6 878点 2.34倍
39 北海道大学 68.9 894点 3.29倍
40 九州大学 69.1 869点 2.30倍
41 横浜市立大学 69.3 883点 2.39倍
42 大阪公立大学 70.4 877点 2.90倍
43 神戸大学 70.6 891点 2.61倍
44 千葉大学 70.7 895点 3.16倍
45 奈良県立医科大学 70.9 897点 4.20倍
46 名古屋大学 71.5 910点 2.46倍
47 東京科学大学 72.0 925点 3.17倍
48 大阪大学 73.3 907点 2.76倍
49 京都大学 74.6 921点 2.63倍
50 東京大学(理科III類) 76.9 941点 2.93倍

国公立の実質競争倍率は2.17倍〜5.15倍と、私立(5.61倍〜35.25倍)に比べてずっと狭い範囲に収まっています。共通テストの段階で出願先が絞られるうえ、前期・後期(一部の公立大学は中期)と受験できる回数そのものが限られているためです。国公立では倍率の差そのものが小さく、志望校選びの決め手にはなりにくいと考えて差し支えありません。差がつくのは、共通テストと二次試験の配点比率、そして二次の科目です。

それでも倍率を見る場面はある

倍率がまったく無意味だと言いたいわけではありません。使いどころが限られている、という話です。

1. 学力帯で絞ったあとの「最後の比較材料」として

合格者平均偏差値が近い大学が3校残った、というときに倍率を見るのは理にかなっています。順番が逆になると外します。倍率で候補を作ってから学力を確かめるのではなく、学力で候補を作ってから倍率を見てください。

2. 複数年を並べて見る

この記事の倍率は2025年度入試の1年分です。隔年現象があるため、ある年に低かった倍率が翌年も低いとは限りません。志望校を絞る段階では、大学が公表している過去5年ぶんの入試結果を見てください。私立は「入試結果」のページに志願者・受験者・合格者を載せている大学が多く、国公立も入試情報から辿れます。

3. 繰上合格が回るかどうかの目安として

私立では、合格者が延べ8,237人に対して入学者は3,736人でした。合格しても他大学へ進む人が多いぶん、繰上合格が回ります。正規合格者数と入学者数の差が大きい大学ほど補欠から回る人数も多くなるので、そこは大学ごとの公表データで確かめる価値があります。

太宰府アカデミーの視点|「入りやすい」をどう調べるか

ここまでの数字を、実際の志望校選びでどう使うかを書いておきます。

まず自分の全統記述模試の偏差値(英・数・理の平均)を1つ出してください。この記事の合格者平均偏差値は同じ模試の数字なので、そのまま比べられます。志望校の合格者平均と自分の数字の差が、いま埋めるべき距離です。倍率を眺めるより、この引き算のほうがはるかに具体的な情報になります。

次に、合格者平均は「その大学に受かった人の平均」であって、合格ラインではありません。推薦・総合型の合格者も含んだ平均なので、平均を下回って合格した人も当然います。合格可能性50%のラインを知りたいときは、河合塾のボーダー偏差値のほうが目的に合っています。私立の表にボーダーを併記したのはそのためです。2つを並べて、自分がどのあたりにいるかを見てください。

三つめに、候補が絞れたら過去問を1年分そのまま解いてください。合格者平均が近い大学どうしでも、時間配分・記述量・出題分野の偏りはかなり違います。配点や科目の相性が良さそうに見えても、形式が合わなければ点は取れません。数字で3〜5校まで絞って、最後は過去問で決める——この順番が実用的だと考えています。

最後に、この記事の順位は大学の優劣ではありません。合格者平均偏差値は、その年にその大学を受けて受かった人たちの模試の平均という、それだけの数字です。大学にはそれぞれの教育方針があり、入学後の6年間や卒業後の進路まで含めて考えると、順位の上下だけでは語れないものがあります。数字は出しますが、解釈は読者のみなさんに委ねます。

まとめ

「入りやすい医学部はどこか」への答えは、こうなります。

  • 倍率で受かりやすさは測れません。慶應義塾大学は6.08倍で私立3番目に低い倍率ですが、合格者平均偏差値は74.1で私立1位。帝京大学は35.25倍で全国最高ですが、合格者平均偏差値は62.8で24位です
  • 倍率は「何人が受けに来たか」でほぼ決まります。受験者数との相関は私立+0.82・国公立+0.91。合格者平均偏差値との相関は−0.28・−0.34で、ほぼ無関係でした
  • 学力のハードルが低い私立は、川崎医科大学57.9・東京女子医科大学58.9・埼玉医科大学60.8・金沢医科大学61.2・獨協医科大学61.7。このうち3校は倍率では高倍率校です
  • 国公立は弘前大学60.6・島根大学61.3・琉球大学62.5・旭川医科大学63.1・秋田大学63.4。弘前大学は倍率5.15倍で国公立最高でありながら、合格者平均は50校で最下位でした
  • 学力のハードルと、学費・立地・地域枠の要件は別の軸です。合格者平均がいちばん低い川崎医科大学は、6年間の学納金4,550万円が私立で最も高い水準です

まずは自分の全統記述模試の偏差値を1つ出して、この記事の表で志望校の合格者平均との差を確かめてください。そのうえで候補を3〜5校に絞り、過去問を1年分解いて相性を見る。倍率を眺めている時間より、この2つのほうが確実に前に進みます。

「穴場」という言葉には、どこか後ろめたい響きがあります。でも僕は、限られた時間と回数のなかで合格の確率を上げるのは、まったく正当な戦略だと思っています。そのために使う数字を間違えないでほしくて、このページを書き直しました。

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後藤 登(Goto Noboru)
仕事:総務・広報・完全個別指導コース担当
自己PR:高校・大学ボクシング部。釣りや登山が好き。新卒で当校に勤めて13年目。医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagram、Twitterを更新しています。4年前から完全個別指導コースのコース担当。

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