こんにちは、太宰府アカデミーで広報/完全個別指導コースを担当している後藤です。
「この医学部は女子が多いのか、少ないのか」。志望校の候補を並べていると、偏差値や学費と一緒に、こんなことが気になる人は少なくないと思います。6年間を一緒に過ごす同級生の顔ぶれは、入ってから変えられないからです。
先に答えを書きます。2025年度に医学部に入学した9,218人のうち、女子は3,780人で41.0%。男女比はおよそ6:4です。ただし大学ごとの差は大きく、2023〜2025年度の3年合計で、女子の割合は聖マリアンナ医科大学の56.7%から京都大学の20.7%まで開いています(女子大の東京女子医科大学を除く80校)。
この記事を開いた方は、たぶんこんなことを思っています。
− 医学部の男女比は、全体でどのくらい?
− 女子が多い医学部・少ない医学部はどこ?
− 志望校の男女比を、大学ごとに数字で知りたい
文部科学省が全81校について毎年公表している男女別のデータを3年分並べて、ひとつずつ確かめていきます。
この記事の目次
- 1 医学部の男女比は?|2025年度の入学者は女子が41.0%
- 2 女子が多い医学部ランキング|1位は聖マリアンナ医科大学の56.7%
- 3 女子が少ない医学部|京都大学は20.7%、低い10校はすべて国公立
- 4 医学部の男女比は「受けた人の男女比」とほぼ同じ|80校中45校で差は5ポイント以内
- 5 地域別・国公私立別の男女比|私立44.0%・国立37.2%・公立34.1%
- 6 医学部の男女比 大学別一覧|全81校(2025年度と3年合計)
- 7 男女比は年で10ポイント以上動く|80校中24校
- 8 太宰府アカデミーの視点|男女比を志望校選びにどう使うか
- 9 医学部の男女比についてよくある質問
- 10 まとめ|医学部の男女比(全81校)
医学部の男女比は?|2025年度の入学者は女子が41.0%
結論です。2025年度の医学部医学科の入学者は全国81校で9,218人、そのうち女子は3,780人(41.0%)でした。男子は5,438人で、男女比はおよそ6:4です。
| 2025年度の人数 | うち女子 | 女子の割合 | |
|---|---|---|---|
| 入学者(81校) | 9,218人 | 3,780人 | 41.0% |
| (参考)受験者 | 121,397人 | 53,917人 | 44.4% |
3年分を並べると、入学者に占める女子の割合は40.2%→39.8%→41.0%で、ほぼ4割で推移しています。受験者に占める女子の割合は41.9%→43.5%→44.4%と、3年続けて上がりました。
| 入学年度 | 受験者の女子 | 入学者の女子 | 入学者の人数 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 41.9% | 40.2% | 9,198人 |
| 2024年度 | 43.5% | 39.8% | 9,243人 |
| 2025年度 | 44.4% | 41.0% | 9,218人 |
この数字は、一般選抜だけでなく推薦・総合型・地域枠などをすべて合わせた「その年の入学者」の男女比です。6学年すべての在学生の男女比ではありませんが、毎年ほぼ同じ人数が入るので、学年の顔ぶれを知る目安になります。
出典:文部科学省「医学部医学科の入学者選抜における男女別合格率について」(2023・2024・2025年度入学者選抜。2023・2024年度分は2025年12月10日の訂正版)より太宰府アカデミー作成。受験者は延べ人数(私立は1人が複数の大学・方式を受けるため)。
女子が多い医学部ランキング|1位は聖マリアンナ医科大学の56.7%

| 順位 | 大学 | 設置・所在地 | 3年合計 | 2025年度 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 聖マリアンナ医科大学 | 私立・神奈川 | 56.7% | 55.6% |
| 2 | 杏林大学 | 私立・東京 | 54.4% | 52.5% |
| 3 | 東邦大学 | 私立・東京 | 54.1% | 48.8% |
| 4 | 弘前大学 | 国立・青森 | 52.1% | 56.3% |
| 5 | 岐阜大学 | 国立・岐阜 | 50.6% | 48.6% |
| 6 | 滋賀医科大学 | 国立・滋賀 | 50.5% | 46.3% |
| 7 | 北里大学 | 私立・神奈川 | 49.7% | 58.5% |
| 8 | 島根大学 | 国立・島根 | 49.3% | 52.0% |
| 9 | 埼玉医科大学 | 私立・埼玉 | 48.2% | 57.7% |
| 10 | 川崎医科大学 | 私立・岡山 | 48.1% | 55.6% |
2023〜2025年度の3年分の入学者を合計して、女子の割合が高い順に並べました(女子大の東京女子医科大学を除く80校)。1位は聖マリアンナ医科大学の56.7%、2位は杏林大学の54.4%、3位は東邦大学の54.1%で、上位3校はいずれも首都圏の私立です。4位以下には弘前大学・岐阜大学・滋賀医科大学と国立が続き、3年合計で女子が半分を超えるのは、この6校です。
上位10校のうち6校が私立、4校が国立でした。3年とも女子が半分以上だったのは、杏林大学と聖マリアンナ医科大学の2校だけです。聖マリアンナ医科大学なら、2025年度は117人の入学者のうち65人が女子でした。
2025年度の1年だけで見ると、女子が半分を超えたのは10校(女子大を除く)で、最も高いのは北里大学の58.5%です。ただ、北里大学は2023年度44.8%・2024年度45.2%なので、1年分だけで「女子が多い大学」と決めると見誤ります。3年合計を主役にしたのはこのためです。
出典:文部科学省「医学部医学科の入学者選抜における男女別合格率について」(2023・2024・2025年度入学者選抜。2023・2024年度分は2025年12月10日の訂正版)より太宰府アカデミー作成。3年合計=3年分の女子の入学者数の合計÷入学者数の合計。
女子が少ない医学部|京都大学は20.7%、低い10校はすべて国公立

| 低い順 | 大学 | 設置・所在地 | 3年合計 | 2025年度 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 京都大学 | 国立・京都 | 20.7% | 18.8% |
| 2 | 東京大学 | 国立・東京 | 23.3% | 21.0% |
| 3 | 大阪大学 | 国立・大阪 | 24.3% | 21.0% |
| 4 | 北海道大学 | 国立・北海道 | 25.9% | 27.8% |
| 5 | 千葉大学 | 国立・千葉 | 27.2% | 32.5% |
| 6 | 九州大学 | 国立・福岡 | 27.6% | 30.2% |
| 7 | 和歌山県立医科大学 | 公立・和歌山 | 28.0% | 28.0% |
| 8 | 新潟大学 | 国立・新潟 | 28.1% | 27.1% |
| 9 | 東北大学 | 国立・宮城 | 28.3% | 28.7% |
| 10 | 大阪公立大学 | 公立・大阪 | 29.6% | 30.9% |
反対に、3年合計で女子の割合が最も低いのは京都大学の20.7%で、およそ5人に1人です。2025年度は112人の入学者のうち、女子は21人でした。東京大学23.3%・大阪大学24.3%・北海道大学25.9%と続き、低い10校はすべて国公立です。私立で最も低いのは慶應義塾大学の31.4%(80校中66位)でした。
合格者の平均偏差値(河合塾・2026年度入試)の高い順に並べると、上位10校の女子の割合は3年合計で29.1%、11位以下の70校は41.0%でした。
| 合格者平均偏差値の順 | 校数 | 女子の割合(3年合計) |
|---|---|---|
| 上位10校 | 10校 | 29.1% |
| 11位以下 | 70校 | 41.0% |
なぜこうなるのかは、このデータだけでは言えません。わかるのは、次の章で見るように、女子の入学者が少ない大学は、受けに来る女子も少ないということです。
出典:文部科学省「医学部医学科の入学者選抜における男女別合格率について」(2023・2024・2025年度入学者選抜。2023・2024年度分は2025年12月10日の訂正版)より太宰府アカデミー作成。合格者平均偏差値は河合塾「全統模試 合格者平均(2026年度入試結果)」の英数理の平均。
医学部の男女比は「受けた人の男女比」とほぼ同じ|80校中45校で差は5ポイント以内

| 受験者と入学者の女子の割合の差 | 校数 |
|---|---|
| 5ポイント以内 | 45校 |
| 5〜10ポイント | 25校 |
| 10ポイントを超える | 10校 |
2025年度について、各大学の受験者に占める女子の割合と入学者に占める女子の割合を比べました。80校のうち45校は差が5ポイント以内、10ポイント以内まで広げると70校です。
| 大学 | 受験者の女子 | 入学者の女子 | 差 |
|---|---|---|---|
| 京都大学 | 20.7% | 18.8% | −1.9 |
| 東京大学 | 24.9% | 21.0% | −3.9 |
| 聖マリアンナ医科大学 | 49.5% | 55.6% | +6.1 |
| 弘前大学 | 51.1% | 56.3% | +5.2 |
| 慶應義塾大学 | 30.4% | 33.3% | +2.9 |
| 岐阜大学 | 47.2% | 48.6% | +1.4 |
京都大学は受験者の20.7%が女子で、入学者は18.8%。聖マリアンナ医科大学は受験者の49.5%に対して入学者の55.6%。女子が多い大学・少ない大学の違いは、入試の結果で分かれるというより、受けに来る人の男女比の段階でほぼ見えています。
一方で、差が10ポイントを超える大学も10校あります。合格率の男女差は、医学部の女子は不利かの記事で全国と大学ごとに詳しく書きました。合格率の差は、受験する層(現役・浪人の割合など)の違いでも生まれるので、1つの数字から理由は決められません。
出典:文部科学省「医学部医学科の入学者選抜における男女別合格率について」(2023・2024・2025年度入学者選抜。2023・2024年度分は2025年12月10日の訂正版)より太宰府アカデミー作成。差は小数第1位までの割合の差。女子大の東京女子医科大学を除く80校。
地域別・国公私立別の男女比|私立44.0%・国立37.2%・公立34.1%

| 地域 | 校数 | 女子の割合(3年合計) |
|---|---|---|
| 関東 | 23校 | 41.9% |
| 中国・四国 | 10校 | 41.8% |
| 九州・沖縄 | 11校 | 40.2% |
| 北海道・東北 | 10校 | 38.4% |
| 中部 | 14校 | 37.2% |
| 近畿 | 12校 | 36.3% |
3年合計を地域ごとにまとめると、関東の41.9%と中国・四国の41.8%が高く、近畿の36.3%が最も低い形です。近畿は、京都大学・大阪大学に加えて公立の4校(京都府立医科・大阪公立・奈良県立医科・和歌山県立医科)がいずれも30%台以下という並びです。
| 設置 | 校数 | 女子の割合(3年合計) |
|---|---|---|
| 私立 | 30校 | 44.0% |
| 国立 | 42校 | 37.2% |
| 公立 | 8校 | 34.1% |
設置者別では、私立44.0%(30校)、国立37.2%(42校)、公立34.1%(8校)でした。同じ地域・同じ設置でも大学ごとの差は大きいので、志望校は下の一覧で1校ずつ見てください。地域ごとの偏差値・学費・国家試験の並びは、九州・関西・関東・中部・東海・中国・四国・北海道・東北の医学部ランキングにまとめています。
出典:文部科学省「医学部医学科の入学者選抜における男女別合格率について」(2023・2024・2025年度入学者選抜。2023・2024年度分は2025年12月10日の訂正版)より太宰府アカデミー作成。女子大の東京女子医科大学を除く。地域は大学の所在地の都道府県で分けた(中部=新潟・富山・石川・福井・山梨・長野・岐阜・静岡・愛知・三重)。
医学部の男女比 大学別一覧|全81校(2025年度と3年合計)
全81校を、3年合計の女子の割合が高い順に並べました。「男:女」は2025年度の入学者の人数です。大学名から各大学の入試情報のページに進めます。
| 大学(3年合計の順位) | 2025年度 男:女(人) | 女子 2025年度 | 女子 3年合計 |
|---|---|---|---|
| 東京女子医科大学(女子大) | 0:110 | 100.0% | 100.0% |
| 1 聖マリアンナ医科大学 | 52:65 | 55.6% | 56.7% |
| 2 杏林大学 | 56:62 | 52.5% | 54.4% |
| 3 東邦大学 | 63:60 | 48.8% | 54.1% |
| 4 弘前大学 | 49:63 | 56.3% | 52.1% |
| 5 岐阜大学 | 57:54 | 48.6% | 50.6% |
| 6 滋賀医科大学 | 51:44 | 46.3% | 50.5% |
| 7 北里大学 | 56:79 | 58.5% | 49.7% |
| 8 島根大学 | 49:53 | 52.0% | 49.3% |
| 9 埼玉医科大学 | 55:75 | 57.7% | 48.2% |
| 10 川崎医科大学 | 60:75 | 55.6% | 48.1% |
| 11 兵庫医科大学 | 62:50 | 44.6% | 47.9% |
| 12 佐賀大学 | 59:44 | 42.7% | 47.7% |
| 13 日本医科大学 | 63:62 | 49.6% | 47.6% |
| 14 福岡大学 | 56:54 | 49.1% | 47.3% |
| 15 香川大学 | 48:58 | 54.7% | 46.9% |
| 16 順天堂大学 | 78:60 | 43.5% | 46.2% |
| 17 愛知医科大学 | 67:49 | 42.2% | 46.1% |
| 18 昭和医科大学 | 64:67 | 51.1% | 45.9% |
| 19 宮崎大学 | 54:46 | 46.0% | 45.7% |
| 20 東北医科薬科大学 | 57:43 | 43.0% | 45.7% |
| 21 旭川医科大学 | 55:40 | 42.1% | 45.6% |
| 22 国際医療福祉大学 | 83:65 | 43.9% | 45.4% |
| 23 高知大学 | 56:54 | 49.1% | 45.2% |
| 24 愛媛大学 | 57:53 | 48.2% | 44.8% |
| 25 関西医科大学 | 78:43 | 35.5% | 44.8% |
| 26 獨協医科大学 | 64:62 | 49.2% | 44.2% |
| 27 東海大学 | 76:47 | 38.2% | 43.7% |
| 28 福井大学 | 60:50 | 45.5% | 43.6% |
| 29 大分大学 | 57:46 | 44.7% | 43.1% |
| 30 富山大学 | 63:41 | 39.4% | 42.9% |
| 31 東京医科大学 | 64:59 | 48.0% | 42.9% |
| 32 琉球大学 | 61:50 | 45.0% | 42.4% |
| 33 秋田大学 | 59:65 | 52.4% | 42.2% |
| 34 産業医科大学 | 54:51 | 48.6% | 41.9% |
| 35 近畿大学 | 56:50 | 47.2% | 41.6% |
| 36 藤田医科大学 | 65:55 | 45.8% | 41.4% |
| 37 山口大学 | 63:46 | 42.2% | 41.3% |
| 38 徳島大学 | 56:55 | 49.5% | 41.2% |
| 39 鹿児島大学 | 66:44 | 40.0% | 40.0% |
| 40 帝京大学 | 77:42 | 35.3% | 39.6% |
| 41 金沢医科大学 | 65:48 | 42.5% | 39.4% |
| 42 自治医科大学 | 76:47 | 38.2% | 39.3% |
| 43 大阪医科薬科大学 | 64:48 | 42.9% | 39.2% |
| 44 信州大学 | 73:47 | 39.2% | 38.1% |
| 45 久留米大学 | 71:44 | 38.3% | 38.0% |
| 46 筑波大学 | 76:53 | 41.1% | 37.6% |
| 47 京都府立医科大学 | 67:41 | 38.0% | 37.3% |
| 48 東京慈恵会医科大学 | 72:33 | 31.4% | 37.1% |
| 49 山形大学 | 67:46 | 40.7% | 36.9% |
| 50 福島県立医科大学 | 88:42 | 32.3% | 36.9% |
| 51 鳥取大学 | 73:31 | 29.8% | 36.6% |
| 52 横浜市立大学 | 63:30 | 32.3% | 36.6% |
| 53 神戸大学 | 69:44 | 38.9% | 36.5% |
| 54 岩手医科大学 | 87:44 | 33.6% | 35.5% |
| 55 長崎大学 | 76:39 | 33.9% | 35.4% |
| 56 札幌医科大学 | 67:43 | 39.1% | 35.4% |
| 57 名古屋市立大学 | 67:30 | 30.9% | 35.1% |
| 58 東京科学大学 | 68:33 | 32.7% | 35.0% |
| 59 岡山大学 | 70:37 | 34.6% | 34.9% |
| 60 浜松医科大学 | 79:31 | 28.2% | 34.6% |
| 61 熊本大学 | 71:37 | 34.3% | 34.5% |
| 62 日本大学 | 89:46 | 34.1% | 34.2% |
| 63 群馬大学 | 64:46 | 41.8% | 33.7% |
| 64 奈良県立医科大学 | 78:34 | 30.4% | 33.1% |
| 65 金沢大学 | 77:33 | 30.0% | 32.6% |
| 66 慶應義塾大学 | 74:37 | 33.3% | 31.4% |
| 67 三重大学 | 84:41 | 32.8% | 31.2% |
| 68 名古屋大学 | 73:39 | 34.8% | 30.9% |
| 69 山梨大学 | 86:39 | 31.2% | 30.4% |
| 70 広島大学 | 83:37 | 30.8% | 30.1% |
| 71 大阪公立大学 | 65:29 | 30.9% | 29.6% |
| 72 東北大学 | 87:35 | 28.7% | 28.3% |
| 73 新潟大学 | 102:38 | 27.1% | 28.1% |
| 74 和歌山県立医科大学 | 72:28 | 28.0% | 28.0% |
| 75 九州大学 | 74:32 | 30.2% | 27.6% |
| 76 千葉大学 | 81:39 | 32.5% | 27.2% |
| 77 北海道大学 | 65:25 | 27.8% | 25.9% |
| 78 大阪大学 | 79:21 | 21.0% | 24.3% |
| 79 東京大学 | 79:21 | 21.0% | 23.3% |
| 80 京都大学 | 91:21 | 18.8% | 20.7% |
表の数字は1学年ぶんです。たとえば女子の割合が40%の大学で入学者が110人なら、同じ学年の女子は44人前後になります。
出典:文部科学省「医学部医学科の入学者選抜における男女別合格率について」(2023・2024・2025年度入学者選抜。2023・2024年度分は2025年12月10日の訂正版)より太宰府アカデミー作成。東京大学は理科三類。東京科学大学は2023・2024年度は東京医科歯科大学、昭和医科大学は昭和大学として公表。
男女比は年で10ポイント以上動く|80校中24校
1学年は100〜140人ほどなので、女子が10人変わるだけで割合は7〜10ポイント動きます。3年のあいだに女子の割合が10ポイント以上動いた大学は、80校のうち24校ありました。動きが大きかった6校です。
| 大学 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 |
|---|---|---|---|
| 香川大学 | 50.5% | 35.8% | 54.7% |
| 近畿大学 | 29.7% | 48.2% | 47.2% |
| 埼玉医科大学 | 47.7% | 39.2% | 57.7% |
| 秋田大学 | 35.5% | 38.7% | 52.4% |
| 群馬大学 | 25.0% | 34.3% | 41.8% |
| 関西医科大学 | 52.0% | 46.5% | 35.5% |
香川大学は50.5%→35.8%→54.7%と、1年ごとに大きく上下しています。1年分の男女比で「女子が増えている大学」「減っている大学」と決めず、志望校の男女比は少なくとも3年分を見ることをおすすめします。
出典:文部科学省「医学部医学科の入学者選抜における男女別合格率について」(2023・2024・2025年度入学者選抜。2023・2024年度分は2025年12月10日の訂正版)より太宰府アカデミー作成。動きの大きさは、3年のうちの最大値と最小値の差。
太宰府アカデミーの視点|男女比を志望校選びにどう使うか
男女比は、合否を左右する数字ではありません。それでも、6年間の過ごし方を想像するための材料にはなります。見るときのコツを3つ書いておきます。
1. 割合ではなく「1学年に何人か」で見る
女子30%と40%は大きく違って見えますが、入学者110人の大学なら33人と44人の差です。割合よりも、上の一覧の「男:女」の人数のほうが、実際の学年の姿に近い数字です。
2. 1年ではなく3年で見る
上で見たとおり、3年のうちに10ポイント以上動く大学が24校あります。1年分の数字や、身近な先輩の話だけで判断しないほうが安心です。
3. 男女比より先に、配点と学費
入学者の男女比は、受験者の男女比とほぼ同じでした。「女子が多い大学なら女子が受かりやすい」ということにはなりません。合格に近づくのは、自分の得意科目が重く配点されている大学を探し、過去問で相性を確かめることです。男女比は、配点と6年間の学費で候補が絞れたあとの、最後の材料として見るのがいいと僕は考えています。
医学部の男女比についてよくある質問
Q. 医学部の男女比はどのくらいですか?
A. 2025年度の入学者は全国81校で9,218人、そのうち女子は3,780人(41.0%)で、男女比はおよそ6:4です(文部科学省の公表値から計算)。
Q. 女子が一番多い医学部はどこですか?
A. 女子大の東京女子医科大学を除くと、2023〜2025年度の3年合計で聖マリアンナ医科大学の56.7%が最も高く、杏林大学54.4%・東邦大学54.1%が続きます。2025年度の1年だけなら北里大学の58.5%が最も高い数字です。
Q. 女子が一番少ない医学部はどこですか?
A. 3年合計で京都大学の20.7%が最も低く、東京大学23.3%・大阪大学24.3%が続きます。女子の割合が低い10校は、すべて国公立です。
Q. 医学部の入試は女子に不利ですか?
A. 2025年度は80校中45校で、入学者の女子の割合と受験者の女子の割合の差が5ポイント以内でした。合格率の男女差は大学ごとに違い、医学部の女子は不利かの記事で全国と大学別の数字を書いています。
まとめ|医学部の男女比(全81校)
- 2025年度の入学者9,218人のうち女子は3,780人(41.0%)。男女比はおよそ6:4
- 女子が多いのは聖マリアンナ医科大学56.7%・杏林大学54.4%・東邦大学54.1%(3年合計・女子大を除く)。半分を超えるのは6校
- 女子が少ないのは京都大学20.7%・東京大学23.3%・大阪大学24.3%。低い10校はすべて国公立
- 入学者の男女比は受験者の男女比とほぼ同じ(80校中45校で差は5ポイント以内)
- 1年で10ポイント以上動いた大学が24校。志望校は3年分で見る
志望校の男女比を知りたいときは、上の一覧で「1学年に女子が何人いるか」を3年分で確かめ、そのうえで配点と学費で候補を絞るのが、いちばん迷わない順番だと僕は考えます。
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この記事を書いたのは、「◯◯大学の男女比」を調べても、大学ごとの数字を1か所で比べられる場所が見つからなかったからです。国のデータを3年分並べてみると、男女比は大学によって2倍以上違う一方で、入学者の男女比は受けに来る人の男女比をほぼそのまま映していました。志望校を考えるときの材料のひとつとして、使ってもらえたらうれしいです。
本日の記事は以上です。
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後藤 登(Goto Noboru)
仕事:総務・広報・完全個別指導コース担当
自己PR:高校・大学ボクシング部。釣りや登山が好き。新卒で当校に勤めて13年目。医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagram、Twitterを更新しています。4年前から完全個別指導コースのコース担当。
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