受付時間:7:00~22:00(年中無休) 092-918-0666 ご相談・資料請求 LINE公式アカウント X
私立医学部入試情報まとめENTRANCE
EXAMINATION INFORMATION
国公立大学医学部医学科入試情報【まとめ】

神戸大学医学部の偏差値68.6と共テ平均863点|2027年度入試

2026年08月19日 更新

こんにちは、太宰府アカデミーで広報/完全個別指導コースを担当している後藤です。

神戸大学医学部について書きます。この大学の配点表を初めて見た人は、たいてい満点の小ささに驚きます。共通テスト380点+個別480点=860点。共テ1000点を380点まで圧縮する、全国でも指折りの「軽量級」の満点です。

満点が小さいことは、勝負が軽いことを意味しません。むしろ逆で、1点あたりの価値が膨らみ、ミス1つの比重が重くなる。合格者の共テ平均は863点=86.3%——この学力層が、860点の土俵で数点を削り合う入試です。

− 共テ9割弱が本当に必要?

− 満点860点はどう戦う?

− 第1段階選抜は実際に行われる?

− 阪大・大阪公立との位置関係は?

どれも公表資料で確かめられる数字です。順に見ていきます。

 

神戸大学医学部の偏差値|合格者平均68.6で国公立12位

河合塾の入試結果調査(2026年度)で、全統模試を受けて神戸大医学部に合格した人の記述模試平均は70.6(英69.2・数67.8・理68.9)国公立50校中12位、私立を含む全81校では14位です(防衛医科大学校を除く)。

神戸大学医学部の合格者平均偏差値70.6は国公立8位・全81校で9位(河合塾 入試結果調査2026年度)
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度)をもとに太宰府アカデミー集計

上には7位の千葉(70.7)、下には9位の大阪公立(70.4)——0.1〜0.2差の超接戦ゾーンです。関西の序列では京大(74.6)・阪大(73.3)に次ぐ3番手で、科目別は英69.2・理68.9が高く、穴のないバランス型の合格者層です。

順位 大学 総合
8位 九州大学 68.4 69.0 69.9 69.1
10位 東北大学 70.8 67.1 68.4 68.8
11位 神戸大学 69.2 67.8 68.9 68.6
12位 山梨大学 70.0 67.5 68.2 68.6
13位 大阪公立大学 68.1 68.6 68.3 68.3

※読み方の注意:この「合格者平均偏差値」は、その年に全統模試を受けて合格した人の記述模試平均です。合格可能性50%を示すボーダー偏差値とは計算の土台が違うため、自分の偏差値と1対1で比べるものではなく、大学同士の位置関係をつかむ物差しとして使ってください。

神戸大学だけを見ていても、その数字が高いのか低いのかは判断できません。医学部偏差値ランキング2027(全81校)で、全国の並びの中に置いて見てください。

 

共通テストの合格者平均は863点|86.3%が実勢です

2026年度に神戸大医学部へ合格した人の共通テスト平均は863点(1000点換算)=86.3%です(河合塾 入試結果調査)。

大学自身も合格者の共テ平均点を公表しており、2026年度は333.143点/380点=87.7%(圧縮後)。2つの数字はほぼ整合します。共テ9割弱が実勢ライン——ここから大きく落ちた場合、380点への圧縮で傷は浅くなるものの、周囲との差は2次480点の中で返すことになります。なお共テ380点のうち「情報」は20点=5.3%と軽めです。

 

合格最低点は656.173点=76.3%|前年から3.6pt低下

2026年度・一般選抜(前期)の合格最低点は656.173点/860点満点=76.3%。前年(2025年度)は687.04点=79.9%で、満点構成が同じまま3.6ポイント下がりました。

神戸大学医学部 一般選抜前期の合格最低点推移(2025年度79.9%から2026年度76.3%へ・満点860点の高圧縮型)
出典:神戸大学 公表の入試結果をもとに太宰府アカデミー集計(2025・2026年度入試)

76〜80%の帯で動く相場です。860点満点で最低656点ということは、合格ラインまでの「余白」は200点少々。共テで9割弱を確保した受験生同士が、480点の2次で数十点を取り合う——冒頭に書いた「1点の重み」はこの構図から来ています。

年度 満点 合格最低点 得点率 共テの
合格者平均
2026年度 860 656.173 76.3% 333.143/380
2025年度 860 687.04 79.9%

目標は合格者平均(共テ86.3%)側に置き、2次は取りこぼしの排除を最優先にしてください。

 

倍率は実質2.5倍|2026年度は足切りなしでした

2026年度の志願者は253名、受験者234名、合格者94名で実質倍率は2.5倍(前年2.7倍)。

年度 募集 志願者 受験者 合格者 実質倍率
2026年度 93 253 234 94 2.5倍
2025年度 93 299 257 94 2.7倍

第1段階選抜の予告は募集人員93名の3倍=279名。2025年度は志願299名で実施されましたが、2026年度は253名で枠内に収まり、実施されていません。上位帯の国公立らしく出願の段階で自己選抜が働くため、実質倍率は2倍台で安定しています。倍率の低さは「入りやすさ」ではなく「粒のそろい方」です。

 

入試日程と募集人員|前期93名・変則日程なし

神戸大医学部医学科の一般選抜は前期日程のみ、募集人員93名。後期日程はありません。

個別学力検査は国公立前期の全国共通日程(2月25日・26日)で行われ、固有の変則日程はありません。2027年度の共通テストは2027年1月16日(土)・17日(日)(大学入試センター公表の実施期日)。確定日程は2027年度の選抜要項公表後にこの節を更新します。なお2027年度の選抜内容について、現時点で変更の公表はありません(2026年7月12日基準の当塾集計)。

 

合格発表は3月10日です|2027年度は要項で確定

2026年度の合格発表は3月10日でした。当塾がこれまで書いた西日本17校(3月6〜9日)より遅く、関西の国公立は発表が1〜2日遅れる傾向があります。私立の入学手続き締切との兼ね合いは、併願計画の段階で確認しておいてください。2027年度の正式な日付は、選抜要項の公表後にここへ追記します。

 

科目と配点|共テ380点+個別480点の計860点

満点の構成は共通テスト380点+個別学力検査480点=860点(2026年度)。共テ比率44.2%・2次比率55.8%のややバランス〜2次寄り型です。個別は英語・数学・理科2科目の学科試験に面接を加えた構成です。

共テ1000→380点という圧縮率の高さは、共テの失点を薄める緩衝材として働く一方、2次480点も絶対量は大きくないため、どちらか一方で大差を付ける設計にはなっていません。総合力の入試です。科目別の配点内訳は、2027年度の募集要項公表後にこの節へ追記します。

 

面接は2次試験で実施|評価方式は要項公表後に更新

2次試験では学科に加えて面接が課されます。医学部医学科の面接は全国どの国公立でも必須です。点数化の有無を含む評価方式の詳細は、2027年度の募集要項の公表後にまとめて追記します。

 

追加合格は年0〜2名|直近2年は0人でした

神戸大医学部の追加合格(繰上)は2022〜2025年度で計2名(2023年度のみ)。直近の2024・2025年度は0人です。正規合格で決まる前提で受験設計を組んでください。

私立の補欠と混ぜないように、仕組みの違いを書いておきます。国公立には「補欠◯番」という順位の通知がありません。欠員が出た人数だけ、上位から順に電話がかかります。ここに書いた◯名はその実数です。

私立の「補欠◯番まで回った」とは桁も意味も違うので、並べて比べないでください。

 

推薦・地域枠の詳細|2027年度要項で確認を

神戸大医学部には地域特別枠を含む学校推薦型選抜(共通テストを課す方式)があります。募集人員・出願資格(卒業年次・地域要件・評定)の詳細は、2027年度要項の公表後にこの節へ追記します(当塾の一次確認が取れていない条件を、他校の感覚で埋めることはしません)。

地域枠系の選抜には兵庫県の修学資金と卒後の従事義務が付くのが通例です。損得の考え方は地域枠は入りやすいのか|一般枠との差と9年の義務にまとめています。

ここまでは人数の話でした。なぜその枠が要るのかも見ておきます。厚生労働省の医師偏在指標——人口10万対医師数を、地域の年齢構成と医師の年齢・性別で補正した公式の指標です。全国平均255.6に対し、兵庫県は266.5で全国17位、中程度の県です。 地域枠も専攻医のシーリングも、この指標を根拠に動いています。枠の人数が増減するときは、たいていこの数字が動いたときです。

出典:厚生労働省「医師偏在対策について」(第4回 地域医療構想及び医療計画等に関する検討会 資料1・令和7年9月11日)の都道府県別医師偏在指標をもとに太宰府アカデミー集計

 

学費は6年間で約350万円|国立の標準額どおり

学費は国立大学の標準額どおり、入学金28万2,000円+授業料53万5,800円×6年=6年間349万6,800円です。

 

女子の合格率は36.7%|男子との差は2.8ポイント

2018年に医学部入試の男女差が問題になって以降、各大学は男女別の合格率を公表しています。神戸大の2025年度入試は、男子39.5%・女子36.7%。男子の合格率のほうが2.8ポイント高いという結果です。

区分 受験者数 合格者数 合格率
男子 177名 70名 39.5%
女子 120名 44名 36.7%
合計 297名 114名 38.4%

出典:文部科学省「令和7年度 医学部医学科入学者選抜実施状況」(2025年度入試)をもとに太宰府アカデミー集計

1年だけの数字では振れます。3年ぶんを並べます。

年度 男子合格率 女子合格率
最新年 39.5% 36.7% -2.8pt
前年 45.3% 30.2% -15.1pt
前々年 41.6% 42.5% +0.9pt

出典:文部科学省「医学部医学科入学者選抜における男女別合格率」(直近3年)をもとに太宰府アカデミー集計

年によって上下が入れ替わっています。単年の数字で判断しないでください。

入学者で見ると女子は44名・38.9%です。合格率は受験する層によって動くので、この数字は「神戸大が男女どちらを採りやすいか」ではなく「実際にこうなった」という結果として読んでください。

 

進級率と国試合格率|6年で医師になる確率は87.7%

出口の数字です。令和元年度に入学した117名のうち、6年間ストレートで卒業したのは109名=93.2%。第119回医師国家試験の新卒合格率は94.1%。掛け合わせた「6年で医師になる確率」は87.7%で、国公立50校中19位です。

神戸大学医学部の6年ストレート卒業率93.2%・国試合格率94.1%・6年で医師になる確率87.7%
出典:文部科学省医学教育課調べ・厚生労働省(令和元年度入学者/第119回医師国家試験)

卒業率93.2%は堅実そのもの。入試の順位(8位)と出口の安定が両立しています。

指標 数値 備考
6年ストレート進級率 93.2% 令和元年度入学117名中
6年ストレート卒業率 93.2% 卒業109名
新卒 国試合格率 94.1% 第119回(令和7年2月)
6年で医師になる確率 87.7% 国公立50校中19位

全81大学の同じ物差しの順位は「6年でストレートに医師になれる確率」ランキングで公開しています。

 

神戸大のレベルは全81校中14位|国公立50校では8位

「神戸大のレベルはどのくらいか」は、偏差値の数字だけでは答えになりません。「偏差値◯◯」だけでは、1つ上と1つ下がどこなのかが分かりません。2026年度に全統模試を受けて合格した人の平均は68.6。国公立50校中12位・全81校中14位で、全国の医学部の中で上位にあたります。

全81校順位 大学 合格者平均偏差値 区分別順位
7位 奈良県立医科大学 70.9 国公立6位
8位 千葉大学 70.7 国公立7位
9位 神戸大学 68.6 国公立12位
10位 大阪公立大学 70.4 国公立9位
11位 東京慈恵会医科大学 69.5 私立2位

出典:河合塾 入試結果調査(2026年度)をもとに太宰府アカデミー集計

上の表は神戸大の前後2校ぶんです。偏差値68.6の前後には奈良県立医科・千葉・大阪公立・東京慈恵会医科が並んでいます。判定を見るときは、この並びのどこにいるかで考えると読み違えません。 なおこの平均は一般・推薦・総合型を含む「合格した人たち」の記述模試平均で、合格可能性50%を示すボーダー偏差値とは計算の土台が違います。自分の偏差値と1対1で比べるのではなく、大学同士の位置関係をつかむ物差しとして使ってください。

 

多浪・再受験でも受けられるか|一般に年齢要件なし

一般選抜に年齢・浪人年数の制限はありません。共テ86.3%・記述70.6という要求水準は高いものの、方式は共テ+学科+面接のオーソドックスな一本道で、経歴より当日の点数で決まる構造です。浪人年数別の合格率(大学公表の卒業年度別データ)は、取得でき次第この節に追記します。

 

太宰府アカデミーの視点|神戸大学医学部の受け方

関西の国公立医の序列は、数字で見ると「京大74.6→阪大73.3→(2.7の壁)→神戸70.6→大阪公立70.4」。神戸と大阪公立の差はわずか0.2で、実質的に同格の2校から配点で選ぶのが受験生の現実です。共テ89%前後で読みやすい総合力型なら神戸、共テの持ち点を大きく活かしたいなら共テ675点の大阪公立——成績表と相談してください。

神戸の入試でいちばん伝えたいのは、860点という満点の意味です。共テは380点に圧縮され、2次も480点。派手な逆転も、圧倒的な逃げ切りも起きにくい。だからこそ、ケアレスミスの1問(数点)が順位を大きく動かします。過去問演習の目的を「解ける問題を増やす」から「落とす問題をなくす」に切り替えられた人が、この土俵では強い。

九州の受験生にとっても、神戸は九大(69.1)の1つ上の選択肢として毎年名前が挙がります。共テ89%を取れたとき、九大に出すか神戸まで攻めるか——その判断材料として、両ページの数字を並べて使ってください。

 

神戸大学医学部のよくある質問

Q1. 偏差値はどのくらい必要ですか?
A. 河合塾の入試結果調査(2026年度)で、合格者の記述模試平均は68.6(国公立12位)。共通テストの平均は863点=86.3%です。

Q2. 何割取れば受かりますか?
A. 2026年度の合格最低点は656.173点/860点=76.3%(前年79.9%)。大学公表の合格者の共テ平均は87.7%(圧縮後)でした。

Q3. 足切りはありますか?
A. 予告3倍(279名)で、2025年度は実施・2026年度は志願253名で実施なし。年により変わります。

Q4. 補欠・繰り上げ合格はありますか?
A. 追加合格は2022〜2025年度で計2名。直近2年は0人で、正規合格で決まる入試です。

 

まとめ|神戸大学医学部を受けるなら押さえる3つ

  • 合格者平均68.6は国公立12位。千葉・大阪公立と0.2差の接戦帯で、共テ実勢は863点=86.3%
  • 満点860点(共テ380+個別480)の高圧縮型。逆転も逃げ切りも起きにくく、ミスの排除が最大の武器になる
  • 倍率は2倍台で安定・追加合格は直近2年0人。発表3月10日と遅めで、私立併願の手続き日程に注意

あわせて読みたい

本日の記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます!


◆太宰府アカデミーの自己PR

当校は福岡県にある日本で唯一の全寮制医学部受験予備校です。

【当校の特徴】
定員30名|21年間の累計医学部医学科合格実績518名(のべ数)|田舎の全寮制|全国各地から入学(2026年度生は全国20の都道府県より入学)|異次元の生活サポート|食事が美味しい(土日祝日問わず3食提供)|講師との距離が近い|プロ講師の質問対応が充実|完全個別指導コースあり|選抜国公立コースあり|専用筋トレジムあり|同じ夢を持った仲間と1年間切磋琢磨し、医学部合格を目指す

【校風】アットホームな大家族予備校

◆筆者プロフィール

後藤 登(Goto Noboru)
仕事:総務・広報・完全個別指導コース担当
自己PR:高校・大学ボクシング部。釣りや登山が好き。新卒で当校に勤めて13年目。医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagram、Twitterを更新しています。4年前から完全個別指導コースのコース担当。

◆連絡先

TEL:092-918-0666
メール:office@dazaifu.academy
Twitter:twitter.com/dazaifu_academy

◆太宰府アカデミーグループ紹介

詳しく知りたい方は下記をクリック!

福岡県の医学部受験専門予備校 太宰府アカデミー(少人数授業コース)>>トップページはこちら

福岡県の医学部受験専門予備校 太宰府メディカル(完全個別指導コース)>>トップページはこちら