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私立医学部の学費一覧2027|1,850万〜4,550万円・31校を大学別に

2026年09月06日 更新

こんにちは、太宰府アカデミーで広報/完全個別指導コースを担当している後藤です。

このページ、じつは2021年に書いたきり5年間ほったらかしにしていました。「3年前と比べてどう変わったか」という記事だったのですが、その3年前がもう8年前になってしまって、さすがに読んでくださる方に申し訳ないので、今日ぜんぶ作り直します。

作り直すにあたって、狙いを1つに絞りました。「あの大学の学費、6年でいくら?」を1ページで引けるようにすることです。

面談で学費の話になると、ほぼ毎回「え、そんなに違うんですか」と言われます。私立医学部31校の6年間総額は、いちばん安い国際医療福祉大学の1,850万円から、いちばん高い川崎医科大学の4,550万円まで。その差は2,700万円——もう1人ぶんの学費が、まるごと入ってしまう幅です。

この記事で分かることは4つです。

− 私立医学部31校の学費は、大学別に6年間でいくらなのか

− 2027年度に入学する人から、学費が動いた大学はどこか

− 同じ大学なのに、サイトによって金額が数百万円ちがうのはなぜか

− 学費が実質ゼロになる大学と制度は、どれなのか

 

寮費・食費まで含めた年間総額がわかる資料|太宰府アカデミー(無料)

結論|私立医学部の学費は1,850万〜4,550万円。平均は3,168万円

先に答えを出します。2027年度に入学する場合の、私立医学部31校の6年間総額(学納金ベース)です。

・いちばん安い……国際医療福祉大学 1,850万円(1年あたり308万円)

・いちばん高い……川崎医科大学 4,550万円(1年あたり758万円)

・31校の平均は3,168万円、中央値は3,420万円

・国立大学は6年間で約350万円(文部科学省の省令標準額)。川崎医科大学とは13.0倍の開きがあります

そして2027年度入学者から金額が動いたのは4校です。値上げが近畿大学(+174万円)と東海大学(+25万円)、引き下げが東京女子医科大学(▲220万円)と帝京大学(▲28万円)。上がる一方ではないのが、ここ数年の私立医学部の学費のいちばん大きな特徴です。

この記事の数字の決めごと
①年度……2027年度に入学する人が6年間で払う金額です(2026年8月時点で各大学が公表している額)
②範囲……学納金ベース=入学金・授業料・施設設備費・教育充実費など、大学に納める学費の合計。寮費・食費・学友会費などの諸費用は含みません
③出どころ……31校のうち22校は大学公式で確認、残り9校は信頼できる公表資料によります
※私立医学部の募集要項は例年8〜11月に公表されます。出願前に必ず志望校の最新の募集要項をご確認ください。

▶ この記事の内容は、動画でも解説しています(YouTube)
私立医学部の学費31校|安い大学ほど入るのが難しい

 

私立医学部の学費 大学別一覧31校|2027年度入学者・6年間総額

ここからが本題の一覧です。安い順に31校を並べました。表の大学名をクリックすると、その大学の偏差値・合格最低点・日程まで載せた詳細ページに飛べます。まずは1〜16位。

私立医学部の学費 大学別一覧(安い順1〜16位)。国際医療福祉大学1,850万円から愛知医科大学3,420万円まで、2027年度入学者の6年間総額
出典:各大学公表の学費・納入金(2027年度入学者・学納金ベース)をもとに太宰府アカデミー集計(2026年8月時点)

数字をコピーしたい方のために、同じ内容の表も置いておきます。1年あたりの金額と、2027年度の増減も入れました。

安い順 大学(クリックで各校の詳細へ) 6年総額 1年あたり 2027年度の動き 備考
1 国際医療福祉大学 1,850万円 308万円 ― 私立で最も安い
2 順天堂大学 2,080万円 347万円 ― ―
3 関西医科大学 2,100万円 350万円 ― 2023年度に670万円値下げ
4 藤田医科大学 2,152万円 359万円 ― 2026年度に828万円値下げ
5 日本医科大学 2,200万円 367万円 ― ―
6 東京慈恵会医科大学 2,250万円 375万円 ― ―
7 自治医科大学 2,260万円 377万円 ― 全員に全額貸与・条件を満たすと返還免除
8 慶應義塾大学 2,266万円 378万円 ― 正確には2,265万9,600円
9 東邦大学 2,580万円 430万円 ― ―
10 昭和医科大学 2,700万円 450万円 ― ―
11 大阪医科薬科大学 2,841万円 474万円 ― ―
12 東京医科大学 2,940万円 490万円 ― 2027年度から成績上位者の授業料減免を新設
13 産業医科大学 3,049万円 508万円 ― 修学資金の貸与で実質負担は約1,130万円
14 日本大学 3,310万円 552万円 ― ―
15 岩手医科大学 3,400万円 567万円 ― ―
16 愛知医科大学 3,420万円 570万円 ― ―

2,000万円台までに入るのは11校。1,000万円台は国際医療福祉大学の1,850万円だけで、順天堂大学2,080万円、関西医科大学2,100万円、藤田医科大学2,152万円と続きます。ここで気づいてほしいのは、上位4校のうち2校は、この数年で自分から学費を下げた大学だということです(関西医科大学が2023年度に670万円、藤田医科大学が2026年度に828万円)。学費は「毎年じわじわ上がるもの」ではなくなりました。

続いて17〜31位です。

私立医学部の学費 大学別一覧(安い順17〜31位)。聖マリアンナ医科大学3,482万円から川崎医科大学4,550万円まで、2027年度入学者の6年間総額
出典:各大学公表の学費・納入金(2027年度入学者・学納金ベース)をもとに太宰府アカデミー集計(2026年8月時点)
安い順 大学(クリックで各校の詳細へ) 6年総額 1年あたり 2027年度の動き 備考
17 聖マリアンナ医科大学 3,482万円 580万円 ― ―
18 東海大学 3,525万円 588万円 +25万円 2027年度に25万円の値上げ
19 久留米大学 3,620万円 603万円 ― 2027年度も同額
20 獨協医科大学 3,660万円 610万円 ― ―
21 埼玉医科大学 3,700万円 617万円 ― ―
21 杏林大学 3,700万円 617万円 ― ―
21 兵庫医科大学 3,700万円 617万円 ― ―
21 東北医科薬科大学 3,700万円 617万円 ― 2026年度に300万円値上げ
25 近畿大学 3,754万円 626万円 +174万円 2027年度に174万円の値上げ
26 福岡大学 3,760万円 627万円 ― ―
27 北里大学 3,890万円 648万円 ― ―
28 帝京大学 3,909万円 652万円 ▲28万円 2027年度に28万円の引き下げ
29 東京女子医科大学 3,914万円 652万円 ▲220万円 2027年度に220万円の引き下げ
30 金沢医科大学 3,950万円 658万円 ― ―
31 川崎医科大学 4,550万円 758万円 ― 私立で最も高い

3,700万円に4校が同点で並んでいます(埼玉医科大学・杏林大学・兵庫医科大学・東北医科薬科大学)。ここから上は1年あたり600万円を超える帯で、川崎医科大学の1年758万円が最高です。順位で見るとバラバラに見えますが、17位から30位までの14校は3,482万円〜3,950万円の470万円幅にひしめいているので、この帯の中の順位そのものには、あまり意味がありません。

 

31校はどこに固まっているか|3,500〜4,000万円に13校

順位表だと分かりにくいので、金額の帯ごとに校数を数え直しました。

私立医学部31校を6年間総額の金額帯ごとに数えた図。3,500〜4,000万円に13校が集中し、4,000万円以上は川崎医科大学の1校だけ
出典:各大学公表の学費・納入金(2027年度入学者・学納金ベース)をもとに太宰府アカデミー集計(2026年8月時点)
6年総額の帯 校数 全31校に占める割合 大学
2,000万円未満 1校 3% 国際医療福祉大学
2,000万円台前半 7校 23% 順天堂大学/関西医科大学/藤田医科大学/日本医科大学/東京慈恵会医科大学/自治医科大学/慶應義塾大学
2,500〜3,000万円 4校 13% 東邦大学/昭和医科大学/大阪医科薬科大学/東京医科大学
3,000〜3,500万円 5校 16% 産業医科大学/日本大学/岩手医科大学/愛知医科大学/聖マリアンナ医科大学
3,500〜4,000万円 13校 42% 東海大学/久留米大学/獨協医科大学/埼玉医科大学/杏林大学/兵庫医科大学/東北医科薬科大学/近畿大学/福岡大学/北里大学/帝京大学/東京女子医科大学/金沢医科大学
4,000万円以上 1校 3% 川崎医科大学

3,500〜4,000万円の帯に13校、つまり31校の4割強がここに入ります。私立医学部の学費を「だいたいいくら」と一言で言うなら、この帯です。逆に2,500万円を下回るのは8校しかありません。この8校は慶應義塾大学・東京慈恵会医科大学・順天堂大学・日本医科大学のように偏差値でも上位に来る大学が多く、安い大学ほど入るのが難しいという関係が実際にあります(相関の数字は学費ランキングの記事にまとめています)。

 

学費が動いた8回の記録|値下げ4回・値上げ4回

2021年度以降に6年総額が変わり、それを大学公式で確認できたのは8回です。値下げが4回、値上げが4回。金額の大きい順に並べました。

2021年度以降に私立医学部の6年間総額が動いた8回の記録。藤田医科大学の828万円値下げが最大で、値下げ4回・値上げ4回
出典:各大学公表の学費・納入金およびプレスリリースをもとに太宰府アカデミー集計(2026年8月時点)
変わった年度 大学 変更前 変更後 差額 中身
2026年度入学者から 藤田医科大学 2,980万円 2,152万円 ▲828万円 6年間の学費を約30%引き下げ(大学プレスリリース)
2021年度入学者から 東京女子医科大学 3,334万円 4,134万円 +800万円 施設設備費(年200万円)を新設。発表時は6年分=+1,200万円だったが、第5〜6年ぶんが後に対象外となり実質+800万円
2023年度入学者から 関西医科大学 2,770万円 2,100万円 ▲670万円 授業料等を引き下げ
2026年度入学者から 東北医科薬科大学 3,400万円 3,700万円 +300万円 施設設備費と教育充実費の引き上げ
2027年度入学者から 東京女子医科大学 4,134万円 3,914万円 ▲220万円 入学金40万円・授業料を年30万円ずつ減額
2027年度入学者から 近畿大学 3,580万円 3,754万円 +174万円 授業料を年580万円→609万円へ
2027年度入学者から 帝京大学 3,937万円 3,909万円 ▲28万円 6年総額の見直し
2027年度入学者から 東海大学 3,500万円 3,525万円 +25万円 授業料を年4.2万円引き上げ

いちばん大きく動いたのは藤田医科大学で、2026年度入学者から2,980万円→2,152万円(▲828万円・約30%減)。大学がプレスリリースで「優秀な人材確保のため」と理由まで書いています。次が東京女子医科大学の2021年度の+800万円で、これは施設設備費(年200万円)が新設されたことによるものです。ただしこの大学は発表の時点では「6年間で1,200万円の値上げ」でした。あとで第5〜6年ぶんが対象から外れて、実際の負担増は800万円に収まっています(次の節で詳しく書きます)。

この表から読み取れることは2つあります。1つは、動くときは数百万円単位でまとめて動くということ。じわじわではありません。もう1つは、2027年度に動いた4校のうち2校は下がっているということです。値下げした関西医科大学と藤田医科大学のあと、志願者がどう動いたかを他大学も見ています。学費が競争の材料になり始めた、というのが僕の見方です。

 

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東京女子医科大学の「4,534万円」は、いまは当てはまらない

東京女子医科大学については、いまも「6年間で4,534万円・私立で2番目に高い」と書いてあるページが多いのですが、2027年度入学者の6年総額は3,914万円です。620万円ちがいます。理由は2つ重なっています。

①2027年度から学納金が下がった。大学が2026年6月に発表したもので、入学金が200万円→160万円、授業料が年280万円→250万円。6年間で計220万円の軽減です。対象は2027年度以降の新入生と在学生の全員です。

②施設設備費(年200万円)が、いまは入学から4年間しかかからない。ここは誤解されやすいので順を追って書きます。この費目は2020年7月末に「2021年度の入学生から、6年間で約1,200万円の値上げ」として発表されたものです。ところが学費表を年度順に並べると、対象学年は令和4年度「第1〜2年」→令和5年度「第1〜3年」→令和6年度「第1〜4年」と1年ずつ進んだあと、2025年度で「第1〜5年」へ進まず止まりました。2026年度も第1〜4年のままです。つまり5・6年ぶんの400万円は、途中でかからなくなったということ。4,534万円は「6年間ぶん取る前提だったころの額」で、他サイトの計算間違いではありません。年次ごとの内訳はこうなります。

年次 内訳 納入額
1年次 入学金160万+授業料250万+施設設備費200万+実習費120万+教育実習費330万 1,060万円
2〜4年次(各年) 授業料250万+施設設備費200万+実習費120.8万+教育実習費80万 650.8万円
5〜6年次(各年) 授業料250万+実習費120.8万+教育実習費80万(施設設備費なし) 450.8万円
6年間合計 学納金のみ 3,914万円

合計3,914万円。これは大学が発表した減額幅(220万円)とも一致します。帝京大学3,909万円、金沢医科大学3,950万円と同じ帯で、「川崎医科に次ぐ2位」という位置づけはもう当てはまりません。数字を見るときは、いつの年度の、どこまでを足した金額なのかを必ず確かめてください。

 

同じ大学なのに金額がちがう理由|学納金ベースと総費用ベース

いま出てきた話とつながるのですが、学費を調べていると同じ大学で数百万円ちがう2つの数字に出会います。ほとんどの場合、値上げでも誤りでもなく、何を足しているかの違いです。

学納金ベース(この記事の基準) 総費用ベース
含むもの 入学金・授業料・施設設備費・教育充実費など大学に納める学費 学納金+寮費・食費・学友会費・保護者会費など
川崎医科大学の例 4,550万円(大学公表の「6年間総計 45,500,000円」) 約4,740万円(寮費80万・食費36万・学友会17万・保護者会42万+年3万×5年)
藤田医科大学の例 2,152万円 2,212.6万円(大学公表の「6年間合計 22,126,000円」)
金沢医科大学の例 3,950万円(大学公表の「合計 39,500,000円」) 約4,044万円(委託徴収金94.3万円を加算)
どこで使うか 大学どうしを同じ土俵で比べるとき 実際に用意する金額を見積もるとき

川崎医科大学が分かりやすい例です。「4,550万円」と「4,740万円」の両方が出回っていますが、大学が学納金として公表しているのは6年間総計45,500,000円。4,740万円は寮費・食費・学友会費・保護者会費まで足した数字です。この2つを並べて「190万円値上げした」と読むのは誤りで、実際は据え置きです。

この記事の一覧はすべて学納金ベースでそろえてあります。大学どうしを比べるならこちらですが、実際に用意するお金を見積もるときは、志望校の総費用ベースを見てください。諸会費だけで6年間90万円前後かかる大学もあります。

 

学費が実質ゼロになる大学と制度もある

金額の一覧だけ見ると絶望的になりますが、条件を満たせば返さなくてよくなるお金が用意されている大学・制度があります。代表的なものを挙げます。

大学・制度 貸与額(6年間) 返還が免除される条件
自治医科大学 学費全額(6年間2,260万円) 卒業後9年間、指定された都道府県の医療機関などに勤務する
産業医科大学 1,919万3,200円 卒業後9年間(修学期間の1.5倍)、産業医などとして勤務する
東京都地域医療医師奨学金(順天堂大学・杏林大学・日本医科大学) 順天堂2,080万円/杏林3,700万円/日本医科2,200万円 卒業後、都が指定する医療機関で一定期間勤務する
愛知県地域枠(藤田医科大学) 1,110万円 卒業後、愛知県の指定する地域医療に一定期間従事する
各県の医師修学資金(例:福岡県) 月10万円前後(6年で約720万円) 卒業後、県内の指定医療機関で貸与期間の1〜1.5倍を勤務する

自治医科大学は6年間の学費全額が貸与され、卒業後9年間を指定の都道府県で勤務すると返還が免除されます。一覧では2,260万円と書いていますが、条件を満たせば実質0円です。産業医科大学も同じ仕組みで、3,049万円のうち1,919万円が貸与対象なので、実質負担は約1,130万円まで下がります。

ただし、どれも「卒業後9年前後、指定された場所で働く」という条件つきです。金額だけで選ぶ話ではありません。九州各県の医師修学資金のように、月10万円前後を6年間借りて県内勤務で免除、という形のものもあります。

 

太宰府アカデミーの視点|学費表は「順位」ではなく「並べ方」で使う

毎年この表を作っていて思うのは、学費表を「どの大学が安いか」を決める道具として使うと、たいてい判断を間違えるということです。判断材料としての使い方を3つに整理します。

① 6年総額より先に、初年度の納入額を調べる。私立医学部は初年度がいちばん重く、6年総額の2割前後が最初の1年に集中します。川崎医科大学は初年度1,050万円、金沢医科大学は初年度1,100万円です。しかも合格発表から1次手続きまでは1週間前後しかありません。6年で割った平均額よりも、その1週間で動かせる金額のほうが先に効きます。志望校を決める段階で、初年度分だけは家族で確認しておくと慌てずにすみます。

② 3,500〜4,000万円の帯では、学費の順位を志望校選びの理由にしない。この帯には13校が同居していて、上下の差は数十万円という並びです。同じ帯の中なら、通学範囲・配点・出題形式の相性で選ぶほうが、結果として払う総額は安くなります。合格する確率が上がるからです。ただし配点が合っていても問題の形式が合わなければ点は取れないので、そこは必ず過去問で確かめてください。

③ 返還免除つきの制度は、金額ではなく条件から見る。自治医科大学・産業医科大学・各県の地域枠は確かに強力ですが、卒業後9年前後の勤務地が先に決まります。数字の上では2,000万円以上の差が出るので飛びつきたくなりますが、「9年間そこで働けるか」を家族で話してから金額を見るほうが、順番として正しいと思います。

正直に書くと、この記事を作り直した理由は、5年前の数字が載ったページを自分のサイトに置いたままにしているのが、ずっと気持ち悪かったからです。学費は、受験生本人よりも保護者の方が真剣に読む数字です。そこに8年前の金額を出しておくのは、いちばんやってはいけないことだと思っています。これからは動きがあるたびに、このページを直します。

 

私立医学部の学費についてよくある質問

Q. 私立医学部の学費は6年間で平均いくらですか?
A. 2027年度入学者の学納金ベースで、31校の平均は3,168万円、中央値は3,420万円です。いちばん多いのは3,500〜4,000万円の帯で13校。国立大学は6年間で約350万円(省令標準額)なので、私立の平均とは9倍前後の開きがあります。

Q. いちばん安い私立医学部はどこですか?
A. 国際医療福祉大学の1,850万円です。2位が順天堂大学2,080万円、3位が関西医科大学2,100万円、4位が藤田医科大学2,152万円。なお自治医科大学は表の上では2,260万円ですが、全員に学費全額が貸与され、卒業後9年間の指定勤務で返還免除になるため、条件を満たせば実質0円になります。

Q. いちばん高い私立医学部はどこですか?
A. 川崎医科大学の4,550万円で、4,000万円を超えるのはこの1校だけです。次が金沢医科大学3,950万円、東京女子医科大学3,914万円、帝京大学3,909万円と続きます。なお川崎医科大学について「4,740万円」と書かれることがありますが、これは寮費・食費・諸会費を含めた総費用ベースの数字です。

Q. 2027年度に学費が上がる大学はありますか?
A. 現時点で確認できているのは近畿大学(3,580万円→3,754万円・+174万円)と東海大学(3,500万円→3,525万円・+25万円)の2校です。逆に東京女子医科大学が220万円、帝京大学が28万円の引き下げになります。ただし私立の募集要項は8〜11月に公表されるため、確定は各校の要項が出てからです。

Q. 学費のほかに、どのくらいお金がかかりますか?
A. 学友会費・同窓会費・保護者会費などの委託徴収金が、6年間で数十万円〜90万円ほどかかります(藤田医科大学は約61万円、金沢医科大学は約94万円)。このほか教科書代・実習器具・white coat、自宅外なら家賃と生活費が別に必要です。この記事の一覧はこれらを含まない学納金ベースなので、実際の見積もりは志望校の公表資料で足してください。

Q. この金額はいつの時点のものですか?
A. 2026年8月時点で各大学が公表している、2027年度入学者向けの金額です。31校のうち22校は大学公式で確認できています。学費は募集要項の確定で変わることがあるので、出願前に必ず志望校の最新の募集要項をご確認ください。

 

まとめ|私立医学部の学費、5つのポイント

・2027年度入学者の6年間総額は1,850万円(国際医療福祉大学)〜4,550万円(川崎医科大学)。差は2,700万円

・31校の平均3,168万円・中央値3,420万円。3,500〜4,000万円の帯に13校が集中している

・2027年度に動いたのは4校。値上げは近畿大学+174万円・東海大学+25万円、引き下げは東京女子医科大学▲220万円・帝京大学▲28万円

・東京女子医科大学の「4,534万円」は発表当時の額。施設設備費の第5〜6年ぶんが後に外れ、いまは3,914万円

・自治医科大学は条件を満たせば実質0円、産業医科大学は実質約1,130万円。金額の前に勤務条件を確認する

学費が動くたびに、このページを最新に保ちます。志望校が決まっている方は、表の大学名から各校の詳細ページへ進んでみてください。

 

入学金だけを31校ぶん並べた記事もあります。辞退したときにどのお金が戻るのかまで書きました。→ 医学部の入学金は私立31校で20万〜200万円|2027年度入試

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本日の記事は以上です。

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後藤 登(Goto Noboru)
仕事:総務・広報・完全個別指導コース担当
自己PR:高校・大学ボクシング部。釣りや登山が好き。新卒で当校に勤めて13年目。医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagram、Twitterを更新しています。4年前から完全個別指導コースのコース担当。

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