こんにちは、太宰府アカデミーで広報/完全個別指導コースを担当している後藤です。
秋になると、高2の生徒さんや、浪人を考え始めた生徒さんから「再来年の入試って、何か変わるんですか?」と聞かれることが増えます。
先に答えを書きます。2028年度の医学部入試で、選抜の中身が変わると予告している大学は15校です(国公立11校・私立4校。2026年10月17日時点)。いちばん大きいのは、福井大と東京科学大が後期日程を廃止すること。ほかに、九州大が2次の理科で生物を選べるようにし、産業医科大は総合型選抜をやめます。
この記事を開いた方は、たぶんこんなことを思っています。
− 2028年度の医学部入試は、何が変わるの?
− 浪人したら、自分の受ける入試はどう変わる?
− 高2の今から、何に気をつければいい?
国公立50校・私立31校の医学部医学科について、大学公式の予告と国の発表を1校ずつ見て回りました。一つずつ見ていきます。
この記事の目次
2028年度の医学部入試で変わるのは15校|後期日程の廃止は2校
結論です。2028年度入試の変更を予告している医学部は81校中19校。このうち、一般の受験生の選抜が変わるのは15校です。残りの4校(東北・順天堂・佐賀・富山)は、留学生入試や英語資格の点数の換算など、ほとんどの受験生には関係しない変更でした。

| 2028年度の予告 | 国公立50校 | 私立31校 | 計 |
|---|---|---|---|
| 変更あり | 14校 | 5校 | 19校 |
| うち選抜が変わる | 11校 | 4校 | 15校 |
| 変更なし | 25校 | 2校 | 27校 |
| 予告はまだ出ていない | 10校 | 24校 | 34校 |
| 未確認 | 1校 | 0校 | 1校 |
2028年度入試(2028年4月入学)を受けるのは、いまの高2生と、2027年度入試のあと浪人する人です。大学は大きな変更を2年前までに知らせるので、この秋の時点で出ている予告が、いま分かることのほぼすべてです。
ただし、予告がまだ出ていない大学が34校あります(国公立10校・私立24校)。予告が無い=変わらない、ではありません。これから出る予告で数は増える可能性があります。
出典:各大学の「令和10年度(2028年度)入学者選抜の変更について(予告)」などの公式発表(2026年10月17日に確認)より太宰府アカデミー作成。大阪公立大は公式サイトの障害で読めず「未確認」。
2028年度に一般選抜が変わる医学部|浪人を考える人に効く10校
浪人して一般選抜で受け直す人にいちばん関係するのが、ここです。募集人員・日程・試験の形が変わる大学を並べました。

| 大学 | 一般選抜で変わること |
|---|---|
| 福井大(国立) | 後期日程(25名)を廃止・前期55→70名 |
| 東京科学大(国立) | 後期日程を廃止・前期69→71名 |
| 札幌医科大(公立) | 前期の「札医大卒後研修枠」55名を廃止・一般枠20→50名=前期の合計75→50名 |
| 東海大(私立) | 一般60→70名(特別選抜「展学のすすめ」10名を停止) |
| 産業医科大(私立) | 一般A 約60→約65名・一般B 5名以内→10名以内 |
| 筑波大(国立) | 前期の個別試験が教科の筆記から論述試験(英語・理科・数学 各300点)に |
| 九州大(国立) | 前期の2次理科が物理・化学の必須→物理・化学・生物から2科目選択 |
| 東京女子医科大(私立) | 共通テストを導入(どの選抜で使うか・科目・配点は未公表) |
| 金沢大(国立) | 理系一括入試から医学類へ進む枠(1名)を廃止 |
| 秋田大(国立) | 後期・秋田県地域枠の共通テスト「情報」50→35点(合計750→735点) |
10校のうち、浪人して受け直す人の計画にいちばん響くのは、後期日程の廃止(2校)と札幌医科大の前期の縮小です。順に見ていきます。
後期日程は13校→11校に|福井大と東京科学大がやめる
2027年度入試で後期日程を行う国公立医学部は13校です。そのうち福井大(25名)と東京科学大が、2028年度から後期をやめます。どちらも前期の人数を増やします(福井大55→70名・東京科学大69→71名)。ほかの大学から新しい予告が出なければ、2028年度の後期は11校になります。
後期日程の倍率や難しさは医学部の後期日程の記事に書きましたが、浪人して「前期で届かなければ後期」と考えている人は、受けられる後期の数が減ることを先に知っておいてください。
札幌医科大は前期の枠が75→50名に
札幌医科大は、前期日程の「札医大卒後研修枠」55名を廃止し、前期の一般枠を20→50名にします。前期の合計は75名から50名に減り、そのぶん総合型選抜の「道民枠」を20→45名に増やします(2026年10月2日の公表)。
九州大は生物でも受けられるように
九州大は前期の2次の理科を、物理・化学の2科目必須から物理・化学・生物から2科目を選ぶ形に変えます。2027年度入試では、化学+生物で受けられない国公立医学部は7校で、九州大はその1校でした(生物選択で受けられない医学部の記事)。2028年度からは、生物を選んでいる人も九州大を受けられます。
筑波大は個別試験が「論述試験」に
筑波大の医学類は、前期の個別試験を教科ごとの筆記試験から論述試験(英語300点・理科300点〈物理・化学・生物から2〉・数学300点)に変えます。共通テスト950点・個別1,400点・合計2,350点は変わりません。論述試験の試行問題は、大学が2026年7月24日に公表しています。
出典:各大学の「令和10年度(2028年度)入学者選抜の変更について(予告)」などの公式発表(2026年10月17日に確認)より太宰府アカデミー作成。東京科学大は第3報(2025-12-15)、札幌医科大は2026-10-02、九州大・筑波大は各大学の令和10年度の予告。後期13校は各大学の令和9年度(2027年度)入学者選抜要項。
2028年度の推薦・総合型の変更点|増やす大学とやめる大学に割れた
推薦・総合型(年内入試)は、枠を増やす大学と、やめる・絞る大学がはっきり分かれました。高2の今から準備する人にいちばん関係するところです。

| 大学 | 推薦・総合型で変わること | |
|---|---|---|
| 増やす | 福井大 | 学校推薦型Ⅱ 34→44名 |
| 増やす | 札幌医科大 | 総合型「道民枠」20→45名 |
| 新設 | 東京女子医科大 | 指定校推薦を導入(人数・条件は未公表) |
| やめる | 東京科学大 | 一般の学校推薦型を廃止(地域特別枠推薦だけ残る) |
| やめる | 産業医科大 | 総合型選抜を廃止 |
| やめる | 東海大 | 特別選抜「展学のすすめ」(10名)を募集停止 |
| 絞る | 大阪大 | 第1次の合格を上位約30名→約10名が上限に。小論文をやめ、面接2を当日のテーマ型に |
| 条件 | 関西医科大 | 一般枠学校推薦の評定平均3.5→4.3以上 |
| 条件 | 香川大 | 通常の推薦枠を廃止し、卒後3年の研修を条件にした「次世代枠」 |
| 条件 | 三重大 | 学校推薦型Ⅱの第2次選考でも共通テストを使う |
| 配分 | 宮崎大 | 推薦Ⅱ地域枠 A 10→15名・C 15→10名(計40名は同じ) |
増やす・新設が3校、やめるが3校、絞る・条件が変わるのが5校です。出願できるかどうかの条件そのものが変わる大学が多いので、志望校が表にあれば早めに予告の原文を見てください。
増やす・新設|福井・札幌医科・東京女子医科
福井大は学校推薦型Ⅱを34→44名に、札幌医科大は道民枠を20→45名にします。東京女子医科大は指定校推薦を新しく導入します(人数・条件は大学ホームページと募集要項で今後公表)。なお、福井大の人数は「令和10年度臨時定員(10名)の措置が継続されることを前提とした予定人数」と予告に書かれています。
やめる・絞る|東京科学・産業医科・東海・大阪
東京科学大は医学科の一般の学校推薦型を廃止し、推薦は「地域特別枠推薦」だけになります。産業医科大は総合型選抜をやめ、そのぶん一般選抜を増やします。東海大は特別選抜「展学のすすめ」(10名)を募集停止にします(総合型「希望の星育成」は変更なしと大学が明記)。大阪大は推薦の第1次選考の合格を上位約30名から約10名が上限に絞り、小論文をやめ、2回ある面接のうち2回目を、当日示すテーマで研究者に要る考える力を見る面接(約50分)にします。
条件が上がる・変わる|関西医科は評定4.3以上に
関西医科大は一般枠学校推薦の評定平均を3.5以上から4.3以上に引き上げます。香川大は、卒業後の条件がない通常の推薦枠をやめ、医師になってから香川大学附属病院の臨床研修プログラムで2年、続けて香川大学の専門研修プログラムで1年(計3年)研修することを出願の条件にした「次世代枠」を新しく作ります(修学資金の貸付はなし)。三重大は学校推薦型Ⅱの第2次選考でも共通テストの成績を使います(共通テスト650点+小論文150点+面接300点=1,100点)。
推薦・総合型の今の倍率は医学部の推薦・総合型の倍率の記事に、試験の中身は総合型・学校推薦型の試験内容の記事にまとめています。
出典:各大学の「令和10年度(2028年度)入学者選抜の変更について(予告)」などの公式発表(2026年10月17日に確認)より太宰府アカデミー作成。関西医科大は2025-11-14、香川大・大阪大は2026年3月、三重大は2026-08-03、宮崎大は2026-03-31の予告。
共通テストは2028年度も同じ形|国の決まりで変わること・変わらないこと
大学ごとの変更とは別に、国の決まりで2028年度に何が変わるかも確かめました。

| 何が | 2028年度はどうなるか | 出どころ |
|---|---|---|
| 共通テスト | 同じ形(7教科21科目・紙のマーク式)。本試験は2028年1月15日(土)・16日(日) | 文部科学省 実施大綱(2026-05-27) |
| 国立の日程 | 前期2月25日から・後期3月12日以降。2027年度と同じ形 | 国立大学協会 実施要領(2026-06-29) |
| 医学部の定員 | 「2028年度以降の医学部定員の削減に取り組む」 | 骨太の方針2026(2026-07-21 閣議決定) |
| 臨時定員(地域枠など) | 2026年度の数から引き続き削減する案。正式な配分は未決定 | 厚生労働省 検討会 資料(2026-07-31・案) |
共通テストの教科・科目や国立大学の日程の組み方は、2027年度と同じです。新しい形の共通テストは2025年度から始まっていて、2028年度もそのまま続きます。
動く可能性があるのは人数です。国は2028年度以降の医学部定員を減らす方針で、厚生労働省の検討会では地域枠などの臨時定員を2028年度も減らす案が出ています(2026年7月31日・まだ案の段階)。金沢大の予告にも「医師の偏在対策等により募集人員変更の可能性あり」と書かれています。各大学の人数は、2027年夏に出る選抜要項で取り直してください。
地域枠の仕組みや義務年限は医学部の地域枠の記事にくわしく書きました。
出典:文部科学省「令和10年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施大綱」(2026-05-27)/国立大学協会「国立大学の2028年度入学者選抜についての実施要領」(2026-06-29)/経済財政運営と改革の基本方針2026(2026-07-21)/厚生労働省 医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会 第15回 資料1(2026-07-31)。
2028年度の医学部入試の変更予告一覧|81校の確認結果
国公立50校・私立31校のすべてについて、2026年10月17日に大学公式の入試ページ・お知らせを見た結果です。地区の順に並べています。
「変更なし」は、2028年度の予告ページはあるけれど医学科は載っていない、または大学が変更なしと書いている大学です。「予告はまだ出ていない」は、2028年度の予告が見当たらなかった大学です。
| 大学 | 設置 | 2028年度の予告(2026年10月17日時点) |
|---|---|---|
| 北海道大 | 国立 | 変更なし |
| 旭川医科大 | 国立 | 予告はまだ出ていない |
| 札幌医科大 | 公立 | 変更あり:前期「札医大卒後研修枠」55名を廃止・前期の一般枠20→50名(前期の合計75→50名)・総合型「道民枠」20→45名 |
| 弘前大 | 国立 | 変更なし |
| 岩手医科大 | 私立 | 予告はまだ出ていない |
| 東北大 | 国立 | 変更あり:私費外国人留学生入試に数学を追加(一般・推薦・総合型は変更なし) |
| 東北医科薬科大 | 私立 | 変更なし |
| 秋田大 | 国立 | 変更あり:後期・秋田県地域枠の共通テスト「情報」50→35点 |
| 山形大 | 国立 | 変更なし |
| 福島県立医科大 | 公立 | 予告はまだ出ていない |
| 筑波大 | 国立 | 変更あり:前期の個別試験を教科の筆記から論述試験(英語・理科・数学 各300点)に |
| 獨協医科大 | 私立 | 予告はまだ出ていない |
| 自治医科大 | 私立 | 予告はまだ出ていない |
| 群馬大 | 国立 | 変更なし |
| 埼玉医科大 | 私立 | 予告はまだ出ていない |
| 千葉大 | 国立 | 変更なし |
| 国際医療福祉大 | 私立 | 予告はまだ出ていない |
| 東京大 | 国立 | 予告はまだ出ていない |
| 東京科学大 | 国立 | 変更あり:後期日程を廃止・前期69→71名・一般の学校推薦型を廃止(地域特別枠推薦だけに) |
| 帝京大 | 私立 | 予告はまだ出ていない |
| 慶應義塾大 | 私立 | 変更なし |
| 日本医科大 | 私立 | 予告はまだ出ていない |
| 日本大 | 私立 | 予告はまだ出ていない |
| 昭和医科大 | 私立 | 予告はまだ出ていない |
| 杏林大 | 私立 | 予告はまだ出ていない |
| 東京医科大 | 私立 | 予告はまだ出ていない |
| 東京女子医科大 | 私立 | 変更あり:指定校推薦を導入・共通テストを導入(人数・科目は未公表) |
| 東京慈恵会医科大 | 私立 | 予告はまだ出ていない |
| 東邦大 | 私立 | 予告はまだ出ていない |
| 順天堂大 | 私立 | 変更あり:TOEFL iBT 旧スコアの加点の換算を変更 |
| 横浜市立大 | 公立 | 予告はまだ出ていない |
| 北里大 | 私立 | 予告はまだ出ていない |
| 東海大 | 私立 | 変更あり:特別選抜「展学のすすめ」(10名)を募集停止・一般60→70名 |
| 聖マリアンナ医科大 | 私立 | 予告はまだ出ていない |
| 新潟大 | 国立 | 変更なし |
| 富山大 | 国立 | 変更あり:一般選抜で共通テスト英語(リーディング)の段階表示3以上を合格の前提に(全学) |
| 金沢大 | 国立 | 変更あり:理系一括入試から医学類へ進む枠(1名)を廃止 |
| 金沢医科大 | 私立 | 予告はまだ出ていない |
| 福井大 | 国立 | 変更あり:後期日程(25名)を廃止・前期55→70名・学校推薦型Ⅱ 34→44名 |
| 山梨大 | 国立 | 変更なし |
| 信州大 | 国立 | 変更なし |
| 岐阜大 | 国立 | 変更なし |
| 浜松医科大 | 国立 | 予告はまだ出ていない |
| 名古屋大 | 国立 | 変更なし |
| 名古屋市立大 | 公立 | 変更なし |
| 愛知医科大 | 私立 | 予告はまだ出ていない |
| 藤田医科大 | 私立 | 予告はまだ出ていない |
| 三重大 | 国立 | 変更あり:学校推薦型Ⅱの第2次選考でも共通テストを使う |
| 滋賀医科大 | 国立 | 予告はまだ出ていない |
| 京都大 | 国立 | 変更なし |
| 京都府立医科大 | 公立 | 予告はまだ出ていない |
| 大阪大 | 国立 | 変更あり:学校推薦型の第1次合格を約30名→約10名が上限に・小論文を廃止し、面接2を当日のテーマ型(約50分)に |
| 大阪公立大 | 公立 | 未確認(公式サイトの障害で読めなかった) |
| 大阪医科薬科大 | 私立 | 予告はまだ出ていない |
| 近畿大 | 私立 | 予告はまだ出ていない |
| 関西医科大 | 私立 | 変更あり:一般枠学校推薦の評定平均3.5→4.3以上 |
| 神戸大 | 国立 | 変更なし |
| 兵庫医科大 | 私立 | 予告はまだ出ていない |
| 奈良県立医科大 | 公立 | 予告はまだ出ていない |
| 和歌山県立医科大 | 公立 | 予告はまだ出ていない |
| 鳥取大 | 国立 | 変更なし |
| 島根大 | 国立 | 予告はまだ出ていない |
| 岡山大 | 国立 | 変更なし |
| 川崎医科大 | 私立 | 予告はまだ出ていない |
| 広島大 | 国立 | 変更なし |
| 山口大 | 国立 | 変更なし |
| 徳島大 | 国立 | 変更なし |
| 香川大 | 国立 | 変更あり:学校推薦型Ⅱの通常の推薦枠を廃止し、卒後3年の研修を条件にした「次世代枠」を新設 |
| 愛媛大 | 国立 | 変更なし |
| 高知大 | 国立 | 変更なし |
| 九州大 | 国立 | 変更あり:前期の2次理科が物理・化学の必須→物理・化学・生物から2科目選択 |
| 久留米大 | 私立 | 予告はまだ出ていない |
| 産業医科大 | 私立 | 変更あり:総合型選抜を廃止・一般A 約60→約65名・一般B 5名以内→10名以内 |
| 福岡大 | 私立 | 予告はまだ出ていない |
| 佐賀大 | 国立 | 変更あり:TOEFL iBT の換算表を新スコアに(全学) |
| 長崎大 | 国立 | 変更なし |
| 熊本大 | 国立 | 変更なし |
| 大分大 | 国立 | 変更なし |
| 宮崎大 | 国立 | 変更あり:学校推薦型Ⅱ地域枠の配分 A 10→15名・C 15→10名(合計40名は同じ) |
| 鹿児島大 | 国立 | 変更なし |
| 琉球大 | 国立 | 変更なし |
出典:各大学の「令和10年度(2028年度)入学者選抜の変更について(予告)」などの公式発表(2026年10月17日に確認)より太宰府アカデミー作成。大阪公立大は公式サイトが障害で臨時サイトに転送され、本文を読めなかった。富山大・佐賀大の英語の変更は全学の予告で、医学科にも及ぶ。
参考|2029年度の予告も出始めている(いまの高1生向け)
2029年度入試の予告を出している医学部もあります。佐賀大は前期の2次理科を物理・化学の必答から物理・化学・生物から2科目選択に(2026-06-18)、慶應義塾大は医学部の数学の範囲に数学Aの「整数の性質」に関する部分を加え(2026-06-12)、兵庫医科大は英語の出題範囲を広げます(2026-09-14)。
太宰府アカデミーの視点|2028年度入試の変更をどう使うか
1. 浪人を考える人は「後期の保険」を数え直す
前期で届かなかったときの後期は、2027年度の13校から2028年度は11校に減る見込みです。札幌医科大も前期の枠を75→50名に減らします。浪人するかどうかを決めるとき、2027年度の受け方のまま1年後を考えないでください。受ける大学の組み方を、2028年度の予告で一度組み直すのがおすすめです。
2. 高2生は、今の評定がそのまま効く
関西医科大の評定4.3以上、香川大の卒後3年の条件、三重大・東京科学大の共通テストの使い方。推薦・総合型の変更は、出願の条件そのものが変わるものが多いです。評定平均は高3の1学期までの成績で決まるので(関西医科大の場合)、高2の今の定期テストがそのまま効きます。
3. 「予告が無い34校」は、月に1回見る
この記事の数は2026年10月17日時点です。予告がまだ出ていない34校からも、これから2028年度の予告が出てくるはずです。僕たちも2026年11月〜2027年3月は月に1回見直し、変わったらこの記事を直します。1年前の2027年度入試の変更点は、国公立医学部の入試変更点と私立医学部の入試変更点にまとめています。
2028年度の医学部入試の変更点についてよくある質問
Q. 2028年度の医学部入試では何が変わりますか?
A. 2026年10月17日時点で、選抜の中身が変わると予告しているのは15校(国公立11・私立4)です。主なものは、福井大・東京科学大の後期日程の廃止、札幌医科大の前期の枠の縮小(75→50名)、九州大の2次理科で生物が選べるようになること、産業医科大の総合型選抜の廃止です。
Q. 後期日程がなくなる医学部はどこですか?
A. 福井大(後期25名)と東京科学大の2校です。どちらも前期の人数を増やします。2027年度に後期を行う13校のうち2校がやめるので、ほかに予告が出なければ2028年度の後期は11校です。
Q. 2028年度入試を受けるのは誰ですか?
A. 2028年4月に入学する人の入試なので、いまの高2生と、2027年度入試のあと浪人する人です。
Q. 共通テストは2028年度に変わりますか?
A. 変わりません。文部科学省の実施大綱では、教科・科目は2025〜2027年度と同じ形で、本試験は2028年1月15日(土)・16日(日)です。
Q. 予告が出ていない大学は、2028年度も変わらないのですか?
A. そうとは限りません。予告がまだ出ていない大学は34校(国公立10・私立24)あり、これから予告が出る可能性があります。人数は国の臨時定員の決定でも動くので、2027年夏の選抜要項で確かめてください。
まとめ|2028年度の医学部入試の変更点
- 選抜が変わると予告しているのは15校(国公立11・私立4。2026年10月17日時点)
- 福井大・東京科学大が後期日程を廃止。後期は13校→11校の見込み。札幌医科大は前期の枠が75→50名
- 推薦・総合型は増やす大学(福井・札幌医科・東京女子医科)とやめる・絞る大学(東京科学・産業医科・東海・大阪)に割れた。関西医科は評定4.3以上に
- 九州大は2次理科で生物を選べるように。筑波大は個別試験が論述試験に
- 共通テストと国立の日程は2027年度と同じ形。人数は2027年夏の要項で取り直す
- 予告がまだ出ていない大学が34校ある
浪人を考えている人も、高2の人も、受ける年の入試の形で計画を立てる。1年前の形のまま考えないことが、いちばんの備えだと僕は考えます。
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- 国公立医学部の入試変更点|2027年度入試
- 私立医学部の入試変更点|2027年度入試
- 医学部の後期日程は入りやすいのか|国公立13校
- 医学部の生物選択|受けられない国公立は7校
- 医学部の推薦・総合型の倍率は一般の半分
この記事を書いたのは、「2028年度 医学部 入試 変更」と調べても、81校すべてを大学公式の予告で確かめた一覧が見つからなかったからです。1年後、2年後の受験を考えている人が、変わることを先に知ったうえで計画を立てられる材料になればうれしいです。
本日の記事は以上です。
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後藤 登(Goto Noboru)
仕事:総務・広報・完全個別指導コース担当
自己PR:高校・大学ボクシング部。釣りや登山が好き。新卒で当校に勤めて13年目。医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagram、Twitterを更新しています。4年前から完全個別指導コースのコース担当。
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