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島根大学医学部の偏差値62.5|共通テストは79%【2027年度】

2026年07月25日 更新

こんにちは、福岡の医学部予備校で総務・広報を担当している後藤です。

「島根大学 偏差値」で調べると、医学部医学科について62.5という数字が出てきます。ただ国公立の場合、これは2次試験のボーダーでしかありません。共通テストのボーダー得点率79%という、もう1つの関門があります。

そしてこの大学には、数字の読み方で注意したいところが2つあります。実質倍率4.09倍が国公立50校で7番目に高いこと、そして理科の合格者平均が公表されていないことです。この記事では、その2つを含めて、同じ偏差値帯の大学・地域枠まで、島根大学医学部の偏差値だけをまとめました。

この記事は、次の3つに答えるつもりで書きました。

− 島根大学の医学部って、偏差値62.5でいいの?

− 共通テストは何%取ればいいの?

− 同じ偏差値の大学はどこ?倍率は高いの?

学費・面接・倍率の話は、この記事では扱いません。偏差値だけを、河合塾が公表している数字だけで最後まで書きます。

 

島根大学の偏差値は62.5|2次のボーダー(2027年度予想)

島根大学 医学部医学科の偏差値は、河合塾の全統模試で62.5です(2027年度入試の予想ボーダー偏差値。河合塾の方式別ランク9月版の、2次試験の欄です)。国公立にはもう1つ関門があり、共通テストのボーダー得点率は79%です。

先に1つだけ。この記事の数字は、すべて医学部医学科のものです。島根大学の医学部には看護学科もあり、偏差値は別の数字です。「島根大学 偏差値」で検索するとほかの学部・学科の数字が先に出てきます。偏差値表を見るときは、医学部医学科の行かどうかを必ず確かめてください。

ボーダー偏差値というのは、合格可能性がちょうど50%になるラインのことです。そこに届いていれば半分は受かる、という意味の数字で、「実際に合格した人がどのくらいだったか」とは別物です。その別物のほうが、下の表の3行目にある61.0です。

島根大学医学部の2次ボーダー偏差値62.5と合格者平均偏差値61.0を並べた図。全81校中77位・国公立50校中50位
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試/全統模試)をもとに太宰府アカデミー集計
項目 数値 何を測っているか
2次のボーダー偏差値(2027年度予想) 62.5 2次試験の合格可能性50%のライン
共通テストのボーダー得点率(同) 79% 1次で必要になる得点率の目安
合格者平均偏差値(2026年度入試) 61.0 実際に合格した人の記述模試平均
共通テストの合格者平均点(同) 776点/1000点 実際に合格した人の共テ得点
国公立50校中の順位 50位 記述の合格者平均で並べたとき
全81校中の順位 77位 私立31校を含めたとき

国公立の関門は2つです。共通テストで79%、2次でボーダー偏差値は62.5。そして実際に合格した人の記述模試平均は61.0で、2次のボーダーより1.5低い位置にあります。ボーダーは「合格可能性50%のライン」、合格者平均は「受かった人の実際の記述模試平均」で、測っているものが違います。62.5に届いていないと受からない、という意味の数字ではありません。

 

合格者平均は61.0|国公立50校中50位・全81校中77位

河合塾の入試結果調査(2026年度入試)によると、全統模試を受けて島根大学に合格した人の記述模試平均は61.0でした。この物差しで並べ直すと、国公立50校の中で50位、私立31校を含めた全81校では77位です(防衛医科大学校を除く)。

ボーダーだけを見ていると、同じ62.5の大学がいくつも横並びになって順番が付きません。合格者平均で並べ直すと、その横並びがほどけます。

国公立順位 大学 合格者平均 2次ボーダー
44位 福井大学 63.6 62.5
45位 富山大学 63.4 62.5
46位 福島県立医科大学 63.1 62.5
47位 秋田大学 63.0 62.5
48位 琉球大学 62.5 62.5
49位 弘前大学 61.2 62.5
50位 島根大学 61.0 62.5

記述の合格者平均で国公立50校を並べると、島根大学は50位です。すぐ上の弘前が61.2でその差は0.2、その上の琉球が62.5。49位と50位は0.2しか離れていません。この位置では、順位の数字より偏差値の値そのものを見てください。

 

科目別は英63.3・数58.7|どこで点を作るか

合格者平均は、英語・数学・理科の3つに分けて公表されています。島根大学の合格者でいちばん高いのは英語(63.3)でした。ただし全81校の平均からいちばん離れているのは数学(-6.1)で、図ではそちらを赤くしています。

島根大学医学部に合格した人の科目別記述模試平均。英語63.3・数学58.7と全81校平均との差。理科は公表されていない
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試/全統模試)をもとに太宰府アカデミー集計
科目 合格者平均 全81校平均
英語 63.3 66.2 -2.9
数学 58.7 64.8 -6.1
総合 61.0 65.5 -4.5

この大学は、理科の合格者平均が公表されていません。そのため科目別は英語と数学の2つで見ることになります。英語63.3は全81校平均から−2.9、数学58.7は−6.1。英語と数学の差は4.6で、数学のほうが大きく離れています。合格した人たちの記述模試では、数学が一段下にある形です。ただしこれは配点の話ではありません。配点は募集要項で別に確かめてください。

 

共通テストのボーダーは79%|合格者平均は776点/1000点

国公立の医学部には、私立には無い関門があります。共通テストです。島根大学の2027年度予想ボーダー得点率は79%。そして2026年度入試で実際に合格した人の共通テスト平均点は776点/1000点でした(国公立50校中48位)。

ここで1つ気をつけてほしいことがあります。得点率の順位と、合格者平均点の順位は一致しません。島根は得点率で42番目、合格者平均点で48番目です。ボーダーは事前に引かれる線、平均点は入試が終わったあとの結果だからです。

共通テストのボーダー得点率別に国公立50校をまとめ、その得点率に並ぶ大学の合格者平均点の幅を示した図。島根大学は79%
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試)の共通テスト平均得点と、2027年度予想の共テボーダー得点率をもとに太宰府アカデミー集計
共テのボーダー得点率 国公立の校数 合格者平均点の幅
90% 1校 919〜919点
89% 2校 892〜897点
87% 1校 877〜877点
86% 5校 861〜873点
85% 5校 841〜869点
84% 3校 805〜846点
83% 4校 819〜840点
82% 9校 795〜828点
81% 8校 797〜825点
80% 3校 783〜807点
79% 7校 776〜817点
78% 2校 762〜767点

共テのボーダー得点率79%の帯には7校が並び、その7校の合格者平均点は776〜817点です。島根大学の776点はその下端にあたります(国公立50校では48位)。776点=77.6%で、ボーダーの79%を1.4ポイント下回っています。ボーダーは合格可能性50%のラインで、合格者の平均ではありません。共テ模試が77〜79%のあたりにいる人にとって、この大学は数字のうえでは射程に入る位置にあります。

 

地域枠は定員112人中26人(23.2%)|偏差値は公表されていない

島根大学の入学定員112人のうち、地域枠等は26人です。割合にすると23.2%で、80大学のなかで28位。同じ区分(国立)の平均20.4%と比べると+2.8ポイント、全体の19.9%と比べると+3.3ポイントです。残る86人が一般の枠になります。

項目 この大学 同じ区分の平均 全80大学
入学定員 112人 115.2人 9,270人
地域枠等の募集人数 26人 23.5人 1,847人
地域枠の割合 23.2% 20.4% 19.9%
うち臨時定員ぶん 12人 933人
割合の順位 80大学中28位

地域枠26人は入学定員112人の23.2%で、国公立の平均20.4%を上回ります(割合の高い順で80大学中28位)。うち12人は臨時定員ぶんで、国の医師確保対策として上乗せされた枠です。臨時定員は年度ごとに国の認可を受ける仕組みなので、来年も同じ人数とはかぎりません。受ける年の募集要項で人数と条件を確かめてください。

2つ注意があります。1つめは、地域枠のボーダー偏差値はどこも公表していないということです。河合塾が出しているボーダー偏差値は一般選抜のもので、枠ごとの数字ではありません。国公立の地域枠は合格者が10人に満たない大学が多く、合格最低点も「非開示」で止まっています。ですから地域枠については、偏差値ではなく募集人数と割合で見ることになります。2つめは、地域枠は「お金がもらえる枠」とはかぎらないことです。文部科学省の定義では、都道府県の奨学金と連動した枠に加えて、奨学金とは連動しない枠も地域枠等に含まれます。条件は大学と都道府県ごとに違うので、必ず各大学の募集要項で確かめてください。

 

同じ偏差値帯に並ぶ大学|併願先の決め方

偏差値を調べる目的は、たいてい「この大学を受けるなら、ほかにどこを受けるか」を決めるためだと思います。合格者平均が61.0の前後1.2以内にある大学を、国公立も含めて並べました。

合格者平均61.0の前後1.2に並ぶ大学の一覧。島根大学は全81校中77位で帯には6校
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試/全統模試)をもとに太宰府アカデミー集計
全81校順位 大学 合格者平均 区分
74位 東海大学 62.1 私立
75位 埼玉医科大学 61.9 私立
76位 弘前大学 61.2 国公立
77位 島根大学 61.0 国公立
78位 金沢医科大学 60.8 私立
79位 東京女子医科大学 60.7 私立

合格者平均61.0の前後1.2には、島根大学を含めて6校が入ります。島根大学を除く5校の内訳は私立4校・国公立1校で、国公立は弘前大学だけ、私立は東海・埼玉医科・金沢医科・東京女子医科です。この帯は国公立が2校しかないため、同じ偏差値帯で国公立を探すという組み方がほとんど成り立ちません。併願は日程や科目の相性で広げる必要があります。

 

ボーダーと合格者平均は何が違うのか

ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。ボーダー偏差値と合格者平均偏差値は、別のものを測っています。ボーダーは「合格可能性50%のライン」、合格者平均は「実際に受かった人の記述模試の平均」。土台が違うので、自分の模試の偏差値と1対1で比べられるのはボーダーのほうです。

この違いは、数字にすると分かりやすくなります。国公立50校を河合塾の2次ボーダー別にまとめ、同じボーダーの大学どうしで合格者平均がどこまで開くかを出しました。

河合塾の2次ボーダー偏差値別に国公立50校をまとめ、同じボーダーの大学どうしで合格者平均が何ポイント開くかを示した図
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試/全統模試)をもとに太宰府アカデミー集計
2次ボーダー 国公立の校数 合格者平均
72.5 1校 74.9
70.0 3校 70.5〜72.7 2.2
67.5 9校 66.3〜69.7 3.4
65.0 12校 64.6〜67.6 3.0
62.5 24校 61.0〜66.0 5.0

国公立50校を2次ボーダー別にまとめると、62.5の帯には24校が並びます。これは国公立でいちばん大きい組です。その24校の記述の合格者平均は61.0から66.0まで5.0ひらいていて、島根大学の61.0はその下端にあたります。同じ2次ボーダー62.5でも、実際に合格した人の記述模試平均は5.0の幅があるということです。ボーダーの数字だけで24校を同じ難しさと読まないでください。

もうひとつ、読むときの注意を書いておきます。合格者平均はその年に全統模試を受けて合格した人の平均で、一般選抜だけでなく推薦・総合型で合格した人も含みます。模試を受けていない人は入りません。つまり「61.0を取れば受かる」という意味の数字ではなく、大学同士の位置関係をつかむための物差しです。

 

太宰府アカデミーの視点|島根大学の偏差値をどう使うか

この大学は、倍率と偏差値の関係を考えるのにいちばん向いた例です。2025年度入試の実質倍率は4.09倍で、国公立50校のなかで7番目に高い。国公立で4倍を超える大学は多くありません。いっぽう記述の合格者平均61.0は国公立50位です。倍率は上から7番目、記述は下から1番目。この2つが同居しているということは、倍率が学力の高さを表す数字ではないことの、いちばんはっきりした実例になります。

倍率が示しているのは「同じ実力でも、その年の巡り合わせで結果が変わりやすい」ということです。倍率と合格者平均の相関は−0.28で、ほとんど関係がありません。だからこの大学を受けるなら、ここ1校に予定を寄せない組み方が要ります。ただし帯(合格者平均±1.2)に入る国公立は弘前大学の1校だけで、残り4校は私立です。同じ偏差値帯で国公立を探す形が成り立たないので、日程や科目の相性で広げることになります。

科目については、1つ知っておいてください。この大学は理科の合格者平均が公表されていません。分かるのは英語63.3と数学58.7で、その差は4.6。全81校平均との差は英語−2.9・数学−6.1で、数学が一段下にあります。公表されていない数字を推測で埋めないでください。理科の対策をどう組むかは、偏差値ではなく過去問と配点で決めることになります。

 

島根大学の偏差値についてよくある質問

島根大学医学部の偏差値はいくつですか?

河合塾の2027年度入試予想で、2次のボーダー偏差値は62.5、共通テストのボーダー得点率は79%です。実際に合格した人の記述模試平均は61.0(国公立50校中50位)、共通テスト平均点は776点/1000点(48位)でした。

共通テストは何%取ればいいですか?

河合塾の2027年度予想ボーダー得点率は79%ですが、実際に合格した人の平均は776点/1000点=77.6%で、ボーダーを1.4ポイント下回っています。ボーダーは合格可能性50%のラインで、合格者の平均ではありません。同じ79%の帯には7校が並び、合格者平均点は776〜817点です。

島根大学の医学部の倍率は高いですか?

2025年度入試の実質倍率は4.09倍で、国公立50校のなかで7番目に高い数字です。国公立で4倍を超える大学は多くありません。ただし倍率と合格者平均の相関は−0.28で、倍率は難易度をそのまま表す数字ではありません。

同じ偏差値の大学はどこですか?

2次ボーダー62.5の国公立は24校で、記述の合格者平均は61.0〜66.0と5.0ひらいています。島根大学の61.0はその下端にあたります。合格者平均61.0の前後1.2で見ると6校が入りますが、国公立は弘前大学の1校だけで、残り4校は私立です。

どの科目を伸ばせばいいですか?

この大学は理科の合格者平均が公表されていないため、分かるのは英語と数学の2つです。英語63.3・数学58.7で、全81校平均との差は英語−2.9・数学−6.1。その差は4.6です。ただしこれは配点ではなく合格者の模試結果です。配点は募集要項で確かめてください。

島根大学の医学部に地域枠はありますか?

あります。令和7年度で入学定員112人のうち26人(23.2%)が地域枠等で、国公立の平均20.4%を上回ります。うち12人は臨時定員ぶんです。なお地域枠ごとのボーダー偏差値は公表されていません。人数と条件は募集要項で確かめてください。

 

まとめ|島根大学の偏差値

島根大学の偏差値について、この記事で分かったことを並べます。

  • 河合塾の2027年度予想は2次ボーダー62.5・共通テスト79%
  • 2026年度入試の記述の合格者平均は61.0(国公立50校中50位・全81校中77位)
  • 実質倍率4.09倍は国公立50校で7番目に高い。記述は50位で、倍率と学力は別物
  • 共テの合格者平均点は776点/1000点=77.6%で、ボーダーの79%を下回る
  • 理科の合格者平均は公表されていない。英語63.3・数学58.7で差は4.6
  • 帯(±1.2)は6校で、国公立は弘前だけ・残り4校は私立

明日からできることを1つだけ挙げるなら、倍率の高い大学を「難しい大学」として併願表から外していないか見直してください。島根大学は倍率が国公立7位で、記述の合格者平均は50位です。

この記事を書いたのは、「島根大学 偏差値」と調べた人が、数字を1つだけ持ち帰って終わってしまうのがもったいないと思ったからです。62.5と61.0、この2つを並べて初めて、その大学がどのあたりにいるのかが見えます。

島根大学全体の入試情報(学費・科目と配点・倍率・繰り上げ合格・面接・国試合格率まで)は、大学ページにまとめています。島根大学医学部の入試情報はこちら

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本日の記事は以上です。

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後藤 登(Goto Noboru)
仕事:総務・広報・完全個別指導コース担当
自己PR:高校・大学ボクシング部。釣りや登山が好き。新卒で当校に勤めて13年目。医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagram、Twitterを更新しています。4年前から完全個別指導コースのコース担当。

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