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京都府立医科大学の偏差値65.0|2つの帯で1位【2027年度】

2026年07月18日 更新

こんにちは、福岡の医学部予備校で総務・広報を担当している後藤です。

「京都府立医科大学 偏差値」で調べると、65.0という数字が出てきます。ただ国公立の場合、これは2次試験のボーダーでしかありません。共通テストのボーダー得点率83%という、もう1つの関門があります。

そしてこの大学を調べていて分かったのは、2次ボーダー65.0の12校でも、共テ83%の4校でも、実際に合格した人の数字がどちらも1番目だということです。この記事は、その中身を並べます。

この記事は、次の3つに答えるつもりで書きました。

− 京都府立医科大学の偏差値って、65.0でいいの?

− 同じ65.0の国公立とは、どこが違うの?

− 共通テストは何%取ればいいの?

学費・面接・倍率の話は、この記事では扱いません。偏差値だけを、河合塾が公表している数字だけで最後まで書きます。

 

京都府立医科大学の偏差値は65.0|2次のボーダー(2027年度予想)

京都府立医科大学 医学部医学科の偏差値は、河合塾の全統模試で65.0です(2027年度入試の予想ボーダー偏差値。河合塾の方式別ランク9月版の、2次試験の欄です)。国公立にはもう1つ関門があり、共通テストのボーダー得点率は83%です。

先に1つだけ。この記事の数字は、すべて医学部医学科のものです。京都府立医科大学には医学部の中に看護学科もあり、偏差値は学科ごとに違います。また公立大学なので、入学料が府内出身者と府外出身者で変わります(金額は大学ページの学費の節にまとめています)。

ボーダー偏差値というのは、合格可能性がちょうど50%になるラインのことです。そこに届いていれば半分は受かる、という意味の数字で、「実際に合格した人がどのくらいだったか」とは別物です。その別物のほうが、下の表の3行目にある67.6です。

京都府立医科大学医学部の2次ボーダー偏差値65.0と合格者平均偏差値67.6を並べた図。全81校中19位・国公立50校中14位
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試/全統模試)をもとに太宰府アカデミー集計
項目 数値 何を測っているか
2次のボーダー偏差値(2027年度予想) 65.0 2次試験の合格可能性50%のライン
共通テストのボーダー得点率(同) 83% 1次で必要になる得点率の目安
合格者平均偏差値(2026年度入試) 67.6 実際に合格した人の記述模試平均
共通テストの合格者平均点(同) 840点/1000点 実際に合格した人の共テ得点
国公立50校中の順位 14位 記述の合格者平均で並べたとき
全81校中の順位 19位 私立31校を含めたとき

国公立の関門は2つです。共通テストで83%、2次で偏差値65.0。実際に合格した人は記述67.6・共テ840点でした。この記事で押さえてほしいのは、この2つの数字が、どちらも同じ帯の先頭だということです。中身はこのあとの共通テストの節と2次ボーダー別の節で見ていきます。

 

合格者平均は67.6|国公立50校中14位・全81校中19位

河合塾の入試結果調査(2026年度入試)によると、全統模試を受けて京都府立医科大学に合格した人の記述模試平均は67.6でした。この物差しで並べ直すと、国公立50校の中で14位、私立31校を含めた全81校では19位です(防衛医科大学校を除く)。

ボーダーだけを見ていると、同じ65.0の大学がいくつも横並びになって順番が付きません。合格者平均で並べ直すと、その横並びがほどけます。

国公立順位 大学 合格者平均 2次ボーダー
11位 神戸大学 68.6 67.5
12位 山梨大学 68.6 67.5
13位 大阪公立大学 68.3 67.5
14位 京都府立医科大学 67.6 65.0
15位 岡山大学 67.5 65.0
16位 金沢大学 66.6 65.0
17位 広島大学 66.5 65.0

記述の合格者平均で国公立50校を並べると、京都府立医科大学は14位です。すぐ上の大阪公立大学が68.3、すぐ下の岡山大学が67.5。下とは0.1差で、この水準では0.1刻みで大学が並びます。順位そのものより、次の2つの節で見る「同じ帯のなかでの位置」のほうが読みどころです。

 

科目別は英68.5・数67.5・理66.8|どこで点を作るか

合格者平均は、英語・数学・理科の3つに分けて公表されています。京都府立医科大学の合格者でいちばん高いのは英語(68.5)でした。ただし全81校の平均からいちばん離れているのは数学(+2.7)で、図ではそちらを赤くしています。

京都府立医科大学に合格した人の科目別記述模試平均。英語68.5・数学67.5・理科66.8と全81校平均との差
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試/全統模試)をもとに太宰府アカデミー集計
科目 合格者平均 全81校平均
英語 68.5 66.2 +2.3
数学 67.5 64.8 +2.7
理科 66.8 65.6 +1.2
総合 67.6 65.5 +2.1

3科目とも全81校平均を上回っていて、英語68.5は+2.3、数学67.5は+2.7、理科66.8は+1.2。いちばん差が大きいのは数学です。3科目とも上に出ているなかで数学が頭ひとつ抜けている、という形になっています。ただしこれは配点の話ではありません。過去問を1年ぶん解いて、出題形式との相性を確かめてください。

 

共通テストのボーダーは83%|合格者平均は840点/1000点

国公立の医学部には、私立には無い関門があります。共通テストです。京都府立医科大学の2027年度予想ボーダー得点率は83%。そして2026年度入試で実際に合格した人の共通テスト平均点は840点/1000点でした(国公立50校中17位)。

ここで1つ気をつけてほしいことがあります。得点率の順位と、合格者平均点の順位は一致しません。京都府立医科は得点率で18番目、合格者平均点で17番目です。ボーダーは事前に引かれる線、平均点は入試が終わったあとの結果だからです。

共通テストのボーダー得点率別に国公立50校をまとめ、その得点率に並ぶ大学の合格者平均点の幅を示した図。京都府立医科大学は83%
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試)の共通テスト平均得点と、2027年度予想の共テボーダー得点率をもとに太宰府アカデミー集計
共テのボーダー得点率 国公立の校数 合格者平均点の幅
90% 1校 919〜919点
89% 2校 892〜897点
87% 1校 877〜877点
86% 5校 861〜873点
85% 5校 841〜869点
84% 3校 805〜846点
83% 4校 819〜840点
82% 9校 795〜828点
81% 8校 797〜825点
80% 3校 783〜807点
79% 7校 776〜817点
78% 2校 762〜767点

共テのボーダー得点率83%は国公立50校で18番目、実際に合格した人の共テ平均点840点は17番目です。そして同じ83%の帯には4校が並び、その4校の合格者平均点は819点から840点京都府立医科大学の840点は、その4校でいちばん高い値です。同じ得点率を求められる4校のなかでは、実際の合格者の共テ得点が最も高い、という位置です。

 

同じ偏差値帯に並ぶ大学|併願先の決め方

偏差値を調べる目的は、たいてい「この大学を受けるなら、ほかにどこを受けるか」を決めるためだと思います。合格者平均が67.6の前後1.2以内にある大学を、国公立も含めて並べました。

合格者平均67.6の前後に並ぶ大学の一覧。京都府立医科大学は全81校中19位で、私立を含む同じ偏差値帯の大学と並べた図
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試/全統模試)をもとに太宰府アカデミー集計
全81校順位 大学 合格者平均 区分
12位 東北大学 68.8 国公立
13位 神戸大学 68.6 国公立
14位 山梨大学 68.6 国公立
15位 大阪公立大学 68.3 国公立
16位 順天堂大学 68.2 私立
17位 日本医科大学 68.1 私立
18位 関西医科大学 67.9 私立
19位 京都府立医科大学 67.6 国公立
20位 国際医療福祉大学 67.6 私立
21位 岡山大学 67.5 国公立
22位 金沢大学 66.6 国公立
23位 広島大学 66.5 国公立
24位 東京医科大学 66.4 私立

合格者平均67.6の前後1.2には、私立を含めて13校が入ります(私立5・国公立8)。この水準になると帯に入る校数が減り、候補が自然に絞られてきます。国公立8校・私立5校という内訳なので、国公立を軸にしつつ私立も見ておく形になります。表の13校を1枚の紙に書き出すところから始めてみてください。

 

ボーダーと合格者平均は何が違うのか

ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。ボーダー偏差値と合格者平均偏差値は、別のものを測っています。ボーダーは「合格可能性50%のライン」、合格者平均は「実際に受かった人の記述模試の平均」。土台が違うので、自分の模試の偏差値と1対1で比べられるのはボーダーのほうです。

この違いは、数字にすると分かりやすくなります。国公立50校を河合塾の2次ボーダー別にまとめ、同じボーダーの大学どうしで合格者平均がどこまで開くかを出しました。

河合塾の2次ボーダー偏差値別に国公立50校をまとめ、同じボーダーの大学どうしで合格者平均が何ポイント開くかを示した図
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試/全統模試)をもとに太宰府アカデミー集計
2次ボーダー 国公立の校数 合格者平均
72.5 1校 74.9
70.0 3校 70.5〜72.7 2.2
67.5 9校 66.3〜69.7 3.4
65.0 12校 64.6〜67.6 3.0
62.5 24校 61.0〜66.0 5.0

ここがこの記事の中心です。国公立50校を2次ボーダー別にまとめると、65.0の帯には12校が並びます。その12校の記述の合格者平均は64.6から67.6まで3.0ひらいていて、京都府立医科大学の67.6はその12校でいちばん高い値です。共テの帯(83%の4校)でも1番目でしたから、2つの帯のどちらでも先頭にいることになります。

もうひとつ、読むときの注意を書いておきます。合格者平均はその年に全統模試を受けて合格した人の平均で、一般選抜だけでなく推薦・総合型で合格した人も含みます。模試を受けていない人は入りません。つまり「67.6を取れば受かる」という意味の数字ではなく、大学同士の位置関係をつかむための物差しです。

 

太宰府アカデミーの視点|京都府立医科大学の偏差値をどう使うか

この大学の位置は、2つの帯で見ると分かりやすくなります。1つ目は2次ボーダーの帯。65.0の国公立は12校あり、その12校の記述の合格者平均は64.6〜67.6で3.0ひらいていて、京都府立医科大学の67.6はその12校で1番目です。2つ目は共テの帯。得点率83%の国公立は4校で、その4校の合格者平均点は819〜840点。京都府立医科大学の840点も4校で1番目です。どちらの帯でも先頭にいる——これがこの大学の形です。

この形が意味するのは、ボーダーの表で見えるより実態が上にあるということです。2次ボーダー65.0の表を見ると12校が横並びになり、共テ83%の表を見ると4校が横並びになります。どちらの表でも「同じくらいの大学」に見えますが、実際に合格した人の数字で並べ直すと、どちらの帯でも先頭でした。データを見る限りでは、ボーダーだけを見て志望校を並べると、この大学の位置を低く見積もることになります。自分の模試と比べるのはボーダーのほう(共テ83%・記述65.0)ですが、実際に競う相手はそれより上にいる、という前提で準備するほうが安全だと思います。

科目別は英語68.5・数学67.5・理科66.8で、全81校平均との差は数学+2.7・英語+2.3・理科+1.2。3科目とも上に出ているなかで、いちばん差が大きいのは数学です。この水準では3科目とも高いことが前提になるので、「どれか1つを伸ばす」という考え方は当てはまりにくいと思います。ただしこれは配点が数学寄りだという意味ではありません。次にやることは、過去問を1年ぶん解いて出題形式との相性を確かめることです。

 

京都府立医科大学の偏差値についてよくある質問

京都府立医科大学医学部の偏差値はいくつですか?

河合塾の2027年度入試予想で、2次のボーダー偏差値は65.0、共通テストのボーダー得点率は83%です。実際に合格した人の記述模試平均は67.6(国公立50校中14位)、共通テスト平均点は840点/1000点(17位)でした。

同じ偏差値65.0の国公立とは何が違いますか?

2次ボーダー65.0の国公立は12校ありますが、記述の合格者平均で並べ直すと64.6〜67.6と3.0の幅があり、京都府立医科大学の67.6はその12校でいちばん高い値です。ボーダーの表では横並びに見えても、実際に合格した人の層は同じではありません。

共通テストは何%取ればいいですか?

河合塾の2027年度予想ボーダー得点率は83%です。実際に合格した人の平均は840点/1000点=84.0%。同じ83%の帯に並ぶ4校では805〜840点の幅があり、京都府立医科大学はその中でいちばん高い値です。

どの科目を伸ばせばいいですか?

合格者平均は英語68.5・数学67.5・理科66.8で、全81校平均との差は数学+2.7・英語+2.3・理科+1.2。3科目とも上に出ているなかで数学の差がいちばん大きい形でした。この水準では3科目とも高いことが前提になります。

公立大学だと学費は変わりますか?

入学料が府内出身者と府外出身者で変わります。この記事は偏差値だけを扱うので、金額は大学ページの学費の節にまとめています。授業料は国立と同水準です。

 

まとめ|京都府立医科大学の偏差値

京都府立医科大学の偏差値について、この記事で分かったことを並べます。

  • 河合塾の2027年度予想は、2次のボーダー偏差値65.0・共通テスト83%
  • 実際に合格した人は記述67.6(国公立14位)・共テ840点(17位)
  • 2次ボーダー65.0の国公立12校(64.6〜67.6)のなかで、記述の合格者平均は1番目
  • 共テ83%の国公立4校(819〜840点)のなかでも、共テ平均点は1番目
  • 科目別は英語68.5・数学67.5・理科66.8。3科目とも上に出て、数学の差が+2.7で最大

明日からできることを1つだけ挙げるなら、ボーダーの表で横並びに見える大学を、実際に合格した人の数字で並べ直してみてください。京都府立医科大学は2次ボーダー65.0の12校でも、共テ83%の4校でも先頭でした。ボーダーだけを見ていると、この大学の位置を低く見積もることになります。

この記事を書いたのは、「京都府立医科大学 偏差値」と調べた人が、数字を1つだけ持ち帰って終わってしまうのがもったいないと思ったからです。65.0と67.6、この2つを並べて初めて、その大学がどのあたりにいるのかが見えます。

京都府立医科大学全体の入試情報(学費・科目と配点・倍率・繰り上げ合格・面接・国試合格率まで)は、大学ページにまとめています。京都府立医科大学医学部の入試情報はこちら

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本日の記事は以上です。

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◆筆者プロフィール

後藤 登(Goto Noboru)
仕事:総務・広報・完全個別指導コース担当
自己PR:高校・大学ボクシング部。釣りや登山が好き。新卒で当校に勤めて13年目。医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagram、Twitterを更新しています。4年前から完全個別指導コースのコース担当。

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