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横浜市立大学医学部の偏差値67.5|共通テストは86%【2027年度】

2026年07月09日 更新

こんにちは、福岡の医学部予備校で総務・広報を担当している後藤です。

「横浜市立大学 偏差値」で調べると、医学部医学科について67.5という数字が出てきます。ただ国公立の場合、これは2次試験のボーダーでしかありません。共通テストのボーダー得点率86%という、もう1つの関門があります。この86%は国公立50校のなかで上から4段目の水準です。

そしてこの大学には、もう1つ知っておきたい数字があります。入学定員93人は、国公立50校のなかでいちばん少ないということです。この記事では、その2つを含めて、科目別・同じ偏差値帯の大学・地域枠まで、横浜市立大学医学部の偏差値だけをまとめました。

この記事は、次の3つに答えるつもりで書きました。

− 横浜市立大学の医学部って、偏差値67.5でいいの?

− 共通テストは何%取ればいいの?

− 同じ偏差値の大学はどこ?地域枠はあるの?

学費・面接・倍率の話は、この記事では扱いません。偏差値だけを、河合塾が公表している数字だけで最後まで書きます。

 

横浜市立大学の偏差値は67.5|2次のボーダー(2027年度予想)

横浜市立大学 医学部医学科の偏差値は、河合塾の全統模試で67.5です(2027年度入試の予想ボーダー偏差値。河合塾の方式別ランク9月版の、2次試験の欄です)。国公立にはもう1つ関門があり、共通テストのボーダー得点率は86%です。

先に1つだけ。この記事の数字は、すべて医学部医学科のものです。横浜市立大学の医学部には看護学科もあり、偏差値は別の数字です。「横浜市立大学 偏差値」で検索するとほかの学部・学科の数字が先に出てきます。偏差値表を見るときは、医学部医学科の行かどうかを必ず確かめてください。

ボーダー偏差値というのは、合格可能性がちょうど50%になるラインのことです。そこに届いていれば半分は受かる、という意味の数字で、「実際に合格した人がどのくらいだったか」とは別物です。その別物のほうが、下の表の3行目にある69.1です。

横浜市立大学医学部の2次ボーダー偏差値67.5と合格者平均偏差値69.1を並べた図。全81校中10位・国公立50校中8位
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試/全統模試)をもとに太宰府アカデミー集計
項目 数値 何を測っているか
2次のボーダー偏差値(2027年度予想) 67.5 2次試験の合格可能性50%のライン
共通テストのボーダー得点率(同) 86% 1次で必要になる得点率の目安
合格者平均偏差値(2026年度入試) 69.1 実際に合格した人の記述模試平均
共通テストの合格者平均点(同) 861点/1000点 実際に合格した人の共テ得点
国公立50校中の順位 8位 記述の合格者平均で並べたとき
全81校中の順位 10位 私立31校を含めたとき

国公立の関門は2つです。共通テストで86%、2次でボーダー偏差値は67.5。この86%は国公立50校のなかで上から4段目の水準です。そして実際に合格した人の記述模試平均は69.1で、2次のボーダーより1.6高い位置にあります。共テ平均点861点/1000点は国公立50校中10位、記述は8位。2つの関門がどちらも上から8〜10番目でそろっています。

 

合格者平均は69.1|国公立50校中8位・全81校中10位

河合塾の入試結果調査(2026年度入試)によると、全統模試を受けて横浜市立大学に合格した人の記述模試平均は69.1でした。この物差しで並べ直すと、国公立50校の中で8位、私立31校を含めた全81校では10位です(防衛医科大学校を除く)。

ボーダーだけを見ていると、同じ67.5の大学がいくつも横並びになって順番が付きません。合格者平均で並べ直すと、その横並びがほどけます。

国公立順位 大学 合格者平均 2次ボーダー
6位 千葉大学 69.7 67.5
7位 奈良県立医科大学 69.7
8位 九州大学 69.1 67.5
9位 横浜市立大学 69.1 67.5
10位 東北大学 68.8 67.5
11位 神戸大学 68.6 67.5
12位 山梨大学 68.6 67.5

記述の合格者平均で国公立50校を並べると、横浜市立大学は8位です。ただし8位は2校あります。九州大学の合格者平均が69.1で同じだからです(全81校で見ても、どちらも10位で並びます)。すぐ下の東北が68.8で0.3差。この帯は数字が詰まっていて、順位の差が実力の差を表していません。

 

科目別は英69.6・数69.0・理68.7|どこで点を作るか

合格者平均は、英語・数学・理科の3つに分けて公表されています。横浜市立大学の合格者でいちばん高いのは英語(69.6)でした。ただし全81校の平均からいちばん離れているのは数学(+4.2)で、図ではそちらを赤くしています。

横浜市立大学医学部に合格した人の科目別記述模試平均。英語69.6・数学69.0・理科68.7と全81校平均との差
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試/全統模試)をもとに太宰府アカデミー集計
科目 合格者平均 全81校平均
英語 69.6 66.2 +3.4
数学 69.0 64.8 +4.2
理科 68.7 65.6 +3.1
総合 69.1 65.5 +3.6

3科目とも全81校平均を大きく上回っていて、しかもよくそろっています。英語69.6は+3.4、数学69.0は+4.2、理科68.7は+3.1。3科目の凸凹は0.9しかありません。いちばん差が大きいのは数学の+4.2です。1科目で稼いだ人ではなく、3科目を高い位置でそろえた人が合格している形です。ただしこれは配点の話ではありません。配点は募集要項で別に確かめてください。

 

共通テストのボーダーは86%|合格者平均は861点/1000点

国公立の医学部には、私立には無い関門があります。共通テストです。横浜市立大学の2027年度予想ボーダー得点率は86%。そして2026年度入試で実際に合格した人の共通テスト平均点は861点/1000点でした(国公立50校中10位)。

ここで1つ気をつけてほしいことがあります。得点率の順位と、合格者平均点の順位は一致しません。横浜市立は得点率で5番目、合格者平均点で10番目です。ボーダーは事前に引かれる線、平均点は入試が終わったあとの結果だからです。

共通テストのボーダー得点率別に国公立50校をまとめ、その得点率に並ぶ大学の合格者平均点の幅を示した図。横浜市立大学は86%
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試)の共通テスト平均得点と、2027年度予想の共テボーダー得点率をもとに太宰府アカデミー集計
共テのボーダー得点率 国公立の校数 合格者平均点の幅
90% 1校 919〜919点
89% 2校 892〜897点
87% 1校 877〜877点
86% 5校 861〜873点
85% 5校 841〜869点
84% 3校 805〜846点
83% 4校 819〜840点
82% 9校 795〜828点
81% 8校 797〜825点
80% 3校 783〜807点
79% 7校 776〜817点
78% 2校 762〜767点

共テのボーダー得点率86%の帯には5校が並び、その5校の合格者平均点は861〜873点です。横浜市立大学の861点は、その5校のなかで下端にあたります(国公立50校では10位)。861点=86.1%なので、ボーダーの86%をわずかに上回っています。同じ86%を求められる5校のなかでは、実際の合格者の共テ得点はいちばん控えめという位置です。共テ模試の判定だけで安心しないでください。

 

地域枠は定員93人中33人(35.5%)|偏差値は公表されていない

横浜市立大学の入学定員93人のうち、地域枠等は33人です。割合にすると35.5%で、80大学のなかで11位。同じ区分(公立)の平均41.4%と比べると-5.9ポイント、全体の19.9%と比べると+15.6ポイントです。残る60人が一般の枠になります。

項目 この大学 同じ区分の平均 全80大学
入学定員 93人 105.4人 9,270人
地域枠等の募集人数 33人 43.6人 1,847人
地域枠の割合 35.5% 41.4% 19.9%
うち臨時定員ぶん 8人 933人
割合の順位 80大学中11位

地域枠33人は入学定員93人の35.5%で、国公立の平均20.4%を大きく上回ります(割合の高い順で80大学中11位)。ただし公立8校の平均は41.4%なので、公立のなかでは平均よりやや低い水準です。特徴は33人のうち臨時定員ぶんが8人だけで、25人が恒久的な枠だということ。多くの大学では地域枠の大半が臨時定員ぶんです。とはいえ人数と条件は年度で変わるので、受ける年の募集要項で確かめてください。

2つ注意があります。1つめは、地域枠のボーダー偏差値はどこも公表していないということです。河合塾が出しているボーダー偏差値は一般選抜のもので、枠ごとの数字ではありません。国公立の地域枠は合格者が10人に満たない大学が多く、合格最低点も「非開示」で止まっています。ですから地域枠については、偏差値ではなく募集人数と割合で見ることになります。2つめは、地域枠は「お金がもらえる枠」とはかぎらないことです。文部科学省の定義では、都道府県の奨学金と連動した枠に加えて、奨学金とは連動しない枠も地域枠等に含まれます。条件は大学と都道府県ごとに違うので、必ず各大学の募集要項で確かめてください。

 

同じ偏差値帯に並ぶ大学|併願先の決め方

偏差値を調べる目的は、たいてい「この大学を受けるなら、ほかにどこを受けるか」を決めるためだと思います。合格者平均が69.1の前後1.2以内にある大学を、国公立も含めて並べました。

合格者平均69.1の前後1.2に並ぶ大学の一覧。横浜市立大学は全81校中10位で帯には13校
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試/全統模試)をもとに太宰府アカデミー集計
全81校順位 大学 合格者平均 区分
6位 名古屋大学 69.7 国公立
6位 千葉大学 69.7 国公立
6位 奈良県立医科大学 69.7 国公立
9位 東京慈恵会医科大学 69.5 私立
10位 九州大学 69.1 国公立
10位 横浜市立大学 69.1 国公立
12位 東北大学 68.8 国公立
13位 神戸大学 68.6 国公立
14位 山梨大学 68.6 国公立
15位 大阪公立大学 68.3 国公立
16位 順天堂大学 68.2 私立
17位 日本医科大学 68.1 私立
18位 関西医科大学 67.9 私立

合格者平均69.1の前後1.2には、横浜市立大学を含めて13校が入ります。横浜市立大学を除く12校の内訳は国公立8校・私立4校です。私立は東京慈恵会医科・順天堂・日本医科・関西医科。私立の最上位グループと同じ帯なので、共通テストを受けない選択をしても4校の候補が残ります。

 

ボーダーと合格者平均は何が違うのか

ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。ボーダー偏差値と合格者平均偏差値は、別のものを測っています。ボーダーは「合格可能性50%のライン」、合格者平均は「実際に受かった人の記述模試の平均」。土台が違うので、自分の模試の偏差値と1対1で比べられるのはボーダーのほうです。

この違いは、数字にすると分かりやすくなります。国公立50校を河合塾の2次ボーダー別にまとめ、同じボーダーの大学どうしで合格者平均がどこまで開くかを出しました。

河合塾の2次ボーダー偏差値別に国公立50校をまとめ、同じボーダーの大学どうしで合格者平均が何ポイント開くかを示した図
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試/全統模試)をもとに太宰府アカデミー集計
2次ボーダー 国公立の校数 合格者平均
72.5 1校 74.9
70.0 3校 70.5〜72.7 2.2
67.5 9校 66.3〜69.7 3.4
65.0 12校 64.6〜67.6 3.0
62.5 24校 61.0〜66.0 5.0

国公立50校を2次ボーダー別にまとめると、67.5の帯には9校が並びます。その9校の記述の合格者平均は66.3から69.7まで3.4ひらいていて、横浜市立大学の69.1は上から4〜5番目です(九州大学と同じ数字)。2次ボーダーが同じでも、実際に合格した人の層はそろっていません。同じ67.5でも、共テのボーダーは86%から84%まで分かれています。

もうひとつ、読むときの注意を書いておきます。合格者平均はその年に全統模試を受けて合格した人の平均で、一般選抜だけでなく推薦・総合型で合格した人も含みます。模試を受けていない人は入りません。つまり「69.1を取れば受かる」という意味の数字ではなく、大学同士の位置関係をつかむための物差しです。

 

太宰府アカデミーの視点|横浜市立大学の偏差値をどう使うか

この大学で最初に知っておいてほしいのは、入学定員93人が国公立でいちばん少ないことです(次に少ないのは大阪公立の94人)。そしてそのうち33人が地域枠等なので、一般の枠はさらに小さくなります。定員が小さいということは、その年の受験者の顔ぶれで結果が振れやすいということでもあります。ここ1校に予定を寄せない組み方を、早い段階で考えておいてください。

数字のほうを見ると、この大学はよくそろっています。記述の合格者平均69.1は国公立8位(九州大学と同点)、共テ861点は10位。科目別も英語+3.4・数学+4.2・理科+3.1で、3科目の凸凹は0.91科目で稼ぐ形ではなく、3科目を高い位置でそろえた人が受かっています。自分の模試に大きく凹んだ科目が1つあるなら、そこを戻すのが先になります。

ただし共通テストには注意が要ります。ボーダーは86%で国公立50校では上から4段目ですが、同じ86%が付く5校のなかでは、実際の合格者の共テ得点が下端(861点)です。861点=86.1%で、ボーダーはわずかに上回っています。共テ模試の判定だけを見て安心も落胆もしない——記述の判定と並べて、低いほうでこの大学を測ってください。併願については、帯13校のうち4校が私立の最上位グループなので、共テの手ごたえ次第で切り替える組み方も成り立ちます。

 

横浜市立大学の偏差値についてよくある質問

横浜市立大学医学部の偏差値はいくつですか?

河合塾の2027年度入試予想で、2次のボーダー偏差値は67.5、共通テストのボーダー得点率は86%です。実際に合格した人の記述模試平均は69.1(国公立50校中8位)、共通テスト平均点は861点/1000点(10位)でした。

共通テストは何%取ればいいですか?

河合塾の2027年度予想ボーダー得点率は86%で、これは国公立50校のなかで上から4段目の水準です。実際に合格した人の平均は861点/1000点=86.1%で、ボーダーをわずかに上回っています。同じ86%の帯に並ぶ5校の合格者平均点は861〜873点で、横浜市立大学はその下端です。

国公立のなかで何位ですか?

記述の合格者平均で並べると国公立50校中8位、私立を含めた全81校では10位です。ただし8位は九州大学と同点で、どちらも合格者平均69.1でした。

同じ偏差値の大学はどこですか?

2次ボーダー67.5の国公立は9校で、記述の合格者平均は66.3〜69.7と3.4ひらいています。横浜市立大学の69.1は上から4〜5番目です。合格者平均69.1の前後1.2で見ると13校が入り、うち4校が私立です。

横浜市立大学の医学部に地域枠はありますか?

あります。令和7年度で入学定員93人のうち33人(35.5%)が地域枠等です。うち臨時定員ぶんは8人だけで、25人は恒久的な枠です。なお地域枠ごとのボーダー偏差値は公表されていません。人数と条件は募集要項で確かめてください。

どの科目を伸ばせばいいですか?

合格者平均は英語69.6・数学69.0・理科68.7で、全81校平均との差は英語+3.4・数学+4.2・理科+3.1。3科目の凸凹は0.9しかなく、よくそろっています。ただしこれは配点ではなく合格者の模試結果です。配点は募集要項で確かめてください。

 

まとめ|横浜市立大学の偏差値

横浜市立大学の偏差値について、この記事で分かったことを並べます。

  • 河合塾の2027年度予想は2次ボーダー67.5・共通テスト86%(86%は国公立で上から4段目)
  • 2026年度入試の記述の合格者平均は69.1(国公立50校中8位・全81校中10位、九州と同点)
  • 入学定員93人は国公立50校でいちばん少ない(次は大阪公立の94人)
  • 共テの合格者平均点861点は、同じ86%の5校(861〜873点)で下端
  • 科目別は英69.6・数69.0・理68.7。3科目の凸凹は0.9
  • 地域枠は定員93人中33人(35.5%)。うち臨時定員ぶんは8人だけ

明日からできることを1つだけ挙げるなら、この大学を第一志望にするなら併願をもう1校ぶん厚くしておいてください。定員93人は国公立でいちばん小さく、そのうち33人が地域枠等です。

この記事を書いたのは、「横浜市立大学 偏差値」と調べた人が、数字を1つだけ持ち帰って終わってしまうのがもったいないと思ったからです。67.5と69.1、この2つを並べて初めて、その大学がどのあたりにいるのかが見えます。

横浜市立大学全体の入試情報(学費・科目と配点・倍率・繰り上げ合格・面接・国試合格率まで)は、大学ページにまとめています。横浜市立大学医学部の入試情報はこちら

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本日の記事は以上です。

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後藤 登(Goto Noboru)
仕事:総務・広報・完全個別指導コース担当
自己PR:高校・大学ボクシング部。釣りや登山が好き。新卒で当校に勤めて13年目。医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagram、Twitterを更新しています。4年前から完全個別指導コースのコース担当。

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