受付時間:7:00~22:00(年中無休) 092-918-0666 ご相談・資料請求 LINE公式アカウント X
お知らせ・ブログTOPICS / BLOG

金沢大学医学部の偏差値65.0|共通テストは82%【2027年度】

2026年07月17日 更新

こんにちは、福岡の医学部予備校で総務・広報を担当している後藤です。

「金沢大学 偏差値」で調べると、医学類について65.0という数字が出てきます。ただ国公立の場合、これは2次試験のボーダーでしかありません。共通テストのボーダー得点率82%という、もう1つの関門があります。

そしてこの大学には、はっきりした特徴が2つあります。実質倍率2.17倍が国公立50校でいちばん低いこと、そして同じ共テ82%の9校を記述で並べると1位なのに、共テ得点では6番目だということです。この記事では、その2つから始めて、科目別・同じ偏差値帯の大学・地域枠まで、金沢大学医学類の偏差値だけをまとめました。

この記事は、次の3つに答えるつもりで書きました。

− 金沢大学の医学部って、偏差値65.0でいいの?

− 共通テストは何%取ればいいの?

− 同じ偏差値の大学はどこ?倍率は低いの?

学費・面接・倍率の話は、この記事では扱いません。偏差値だけを、河合塾が公表している数字だけで最後まで書きます。

 

金沢大学の偏差値は65.0|2次のボーダー(2027年度予想)

金沢大学 医学部医学科の偏差値は、河合塾の全統模試で65.0です(2027年度入試の予想ボーダー偏差値。河合塾の方式別ランク9月版の、2次試験の欄です)。国公立にはもう1つ関門があり、共通テストのボーダー得点率は82%です。

先に2つ確かめてください。1つめ。この記事の数字は、すべて医学部医学科にあたる課程のものです。金沢大学は学域・学類という区分を使っていて、医学科にあたるのは医薬保健学域の医学類です。同じ学域には薬学類・保健学類もあり、偏差値は別の数字です。2つめ。金沢大学と金沢医科大学は、まったく別の大学です。名前が似ているため取り違えが起きやすいので、偏差値表の行を最後まで確かめてください。

ボーダー偏差値というのは、合格可能性がちょうど50%になるラインのことです。そこに届いていれば半分は受かる、という意味の数字で、「実際に合格した人がどのくらいだったか」とは別物です。その別物のほうが、下の表の3行目にある66.6です。

金沢大学医学類の2次ボーダー偏差値65.0と合格者平均偏差値66.6を並べた図。全81校中22位・国公立50校中16位
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試/全統模試)をもとに太宰府アカデミー集計
項目 数値 何を測っているか
2次のボーダー偏差値(2027年度予想) 65.0 2次試験の合格可能性50%のライン
共通テストのボーダー得点率(同) 82% 1次で必要になる得点率の目安
合格者平均偏差値(2026年度入試) 66.6 実際に合格した人の記述模試平均
共通テストの合格者平均点(同) 807点/1000点 実際に合格した人の共テ得点
国公立50校中の順位 16位 記述の合格者平均で並べたとき
全81校中の順位 22位 私立31校を含めたとき

国公立の関門は2つです。共通テストで82%、2次でボーダー偏差値は65.0。そして実際に合格した人の記述模試平均は66.6で、2次のボーダーより1.6高い位置にあります。いっぽう共テ平均点は807点/1000点で国公立50校中34位。記述は16位、共テは34位と、2つの関門で位置が大きくずれています。

 

合格者平均は66.6|国公立50校中16位・全81校中22位

河合塾の入試結果調査(2026年度入試)によると、全統模試を受けて金沢大学に合格した人の記述模試平均は66.6でした。この物差しで並べ直すと、国公立50校の中で16位、私立31校を含めた全81校では22位です(防衛医科大学校を除く)。

ボーダーだけを見ていると、同じ65.0の大学がいくつも横並びになって順番が付きません。合格者平均で並べ直すと、その横並びがほどけます。

国公立順位 大学 合格者平均 2次ボーダー
13位 大阪公立大学 68.3 67.5
14位 京都府立医科大学 67.6 65.0
15位 岡山大学 67.5 65.0
16位 金沢大学 66.6 65.0
17位 広島大学 66.5 65.0
18位 北海道大学 66.3 67.5
19位 筑波大学 66.1 65.0

記述の合格者平均で国公立50校を並べると、金沢大学は16位です。すぐ上の岡山が67.5、すぐ下の広島が66.5でその差は0.1。17位から20位までが66.5〜66.0のなかにひしめいていて、記述だけでは順番が付きにくい帯です。この大学の位置を決めているのは、むしろ共通テストのほうだと言えます。

 

科目別は英67.5・数66.0・理66.2|どこで点を作るか

合格者平均は、英語・数学・理科の3つに分けて公表されています。金沢大学の合格者でいちばん高いのは英語(67.5)でした。ただし全81校の平均からいちばん離れているのは英語(+1.3)で、図ではそちらを赤くしています。

金沢大学医学類に合格した人の科目別記述模試平均。英語67.5・数学66.0・理科66.2と全81校平均との差
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試/全統模試)をもとに太宰府アカデミー集計
科目 合格者平均 全81校平均
英語 67.5 66.2 +1.3
数学 66.0 64.8 +1.2
理科 66.2 65.6 +0.6
総合 66.6 65.5 +1.1

3科目とも全81校平均を上回っていますが、上回り方は小さめです。英語67.5は+1.3、数学66.0は+1.2、理科66.2は+0.6。3科目の凸凹は1.5で、いちばん高いのは英語です。理科だけが全国平均に近いという形になっています。ただしこれは配点の話ではありません。配点は募集要項で別に確かめてください。

 

共通テストのボーダーは82%|合格者平均は807点/1000点

国公立の医学部には、私立には無い関門があります。共通テストです。金沢大学の2027年度予想ボーダー得点率は82%。そして2026年度入試で実際に合格した人の共通テスト平均点は807点/1000点でした(国公立50校中34位)。

ここで1つ気をつけてほしいことがあります。得点率の順位と、合格者平均点の順位は一致しません。金沢は得点率で22番目、合格者平均点で34番目です。ボーダーは事前に引かれる線、平均点は入試が終わったあとの結果だからです。

共通テストのボーダー得点率別に国公立50校をまとめ、その得点率に並ぶ大学の合格者平均点の幅を示した図。金沢大学は82%
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試)の共通テスト平均得点と、2027年度予想の共テボーダー得点率をもとに太宰府アカデミー集計
共テのボーダー得点率 国公立の校数 合格者平均点の幅
90% 1校 919〜919点
89% 2校 892〜897点
87% 1校 877〜877点
86% 5校 861〜873点
85% 5校 841〜869点
84% 3校 805〜846点
83% 4校 819〜840点
82% 9校 795〜828点
81% 8校 797〜825点
80% 3校 783〜807点
79% 7校 776〜817点
78% 2校 762〜767点

共テのボーダー得点率82%の帯には9校が並び、その9校の合格者平均点は795〜828点です。金沢大学の807点は、その9校のなかで6番目にあたります。ところが同じ9校を記述の合格者平均で並べ直すと、金沢大学の66.6は9校のなかで1位です。記述では9校の先頭、共テでは6番目——この2つの順位のずれが、この大学のいちばんはっきりした特徴です。

 

地域枠は定員117人中17人(14.5%)|偏差値は公表されていない

金沢大学の入学定員117人のうち、地域枠等は17人です。割合にすると14.5%で、80大学のなかで47位。同じ区分(国立)の平均20.4%と比べると-5.9ポイント、全体の19.9%と比べると-5.4ポイントです。残る100人が一般の枠になります。

項目 この大学 同じ区分の平均 全80大学
入学定員 117人 115.2人 9,270人
地域枠等の募集人数 17人 23.5人 1,847人
地域枠の割合 14.5% 20.4% 19.9%
うち臨時定員ぶん 10人 933人
割合の順位 80大学中47位

地域枠17人は入学定員117人の14.5%で、国公立の平均20.4%より小さい部類です(割合の高い順で80大学中47位)。うち10人は臨時定員ぶんで、国の医師確保対策として上乗せされた枠です。臨時定員は年度ごとに国の認可を受ける仕組みなので、来年も同じ人数とはかぎりません。受ける年の募集要項で人数と条件を確かめてください。

2つ注意があります。1つめは、地域枠のボーダー偏差値はどこも公表していないということです。河合塾が出しているボーダー偏差値は一般選抜のもので、枠ごとの数字ではありません。国公立の地域枠は合格者が10人に満たない大学が多く、合格最低点も「非開示」で止まっています。ですから地域枠については、偏差値ではなく募集人数と割合で見ることになります。2つめは、地域枠は「お金がもらえる枠」とはかぎらないことです。文部科学省の定義では、都道府県の奨学金と連動した枠に加えて、奨学金とは連動しない枠も地域枠等に含まれます。条件は大学と都道府県ごとに違うので、必ず各大学の募集要項で確かめてください。

 

同じ偏差値帯に並ぶ大学|併願先の決め方

偏差値を調べる目的は、たいてい「この大学を受けるなら、ほかにどこを受けるか」を決めるためだと思います。合格者平均が66.6の前後1.2以内にある大学を、国公立も含めて並べました。

合格者平均66.6の前後1.2に並ぶ大学の一覧。金沢大学は全81校中22位で帯には20校
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試/全統模試)をもとに太宰府アカデミー集計
全81校順位 大学 合格者平均 区分
19位 京都府立医科大学 67.6 国公立
20位 国際医療福祉大学 67.6 私立
21位 岡山大学 67.5 国公立
22位 金沢大学 66.6 国公立
23位 広島大学 66.5 国公立
24位 東京医科大学 66.4 私立
25位 北海道大学 66.3 国公立
26位 大阪医科薬科大学 66.2 私立
27位 筑波大学 66.1 国公立
28位 熊本大学 66.0 国公立
28位 新潟大学 66.0 国公立
30位 鹿児島大学 66.0 国公立
30位 藤田医科大学 66.0 私立
32位 名古屋市立大学 65.9 国公立
33位 信州大学 65.9 国公立
33位 昭和医科大学 65.9 私立
35位 長崎大学 65.8 国公立
36位 三重大学 65.7 国公立
37位 山口大学 65.6 国公立
38位 東邦大学 65.5 私立

合格者平均66.6の前後1.2には、金沢大学を含めて20校が入ります。金沢大学を除く19校の内訳は国公立13校・私立6校です。私立は国際医療福祉・東京医科・大阪医科薬科・藤田医科・昭和医科・東邦。共通テストを受けるかどうかで、候補が6校か19校かに分かれます。この分岐は、偏差値表を見るより先に決めておくべきものです。

 

ボーダーと合格者平均は何が違うのか

ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。ボーダー偏差値と合格者平均偏差値は、別のものを測っています。ボーダーは「合格可能性50%のライン」、合格者平均は「実際に受かった人の記述模試の平均」。土台が違うので、自分の模試の偏差値と1対1で比べられるのはボーダーのほうです。

この違いは、数字にすると分かりやすくなります。国公立50校を河合塾の2次ボーダー別にまとめ、同じボーダーの大学どうしで合格者平均がどこまで開くかを出しました。

河合塾の2次ボーダー偏差値別に国公立50校をまとめ、同じボーダーの大学どうしで合格者平均が何ポイント開くかを示した図
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試/全統模試)をもとに太宰府アカデミー集計
2次ボーダー 国公立の校数 合格者平均
72.5 1校 74.9
70.0 3校 70.5〜72.7 2.2
67.5 9校 66.3〜69.7 3.4
65.0 12校 64.6〜67.6 3.0
62.5 24校 61.0〜66.0 5.0

国公立50校を2次ボーダー別にまとめると、65.0の帯には12校が並びます。その12校の記述の合格者平均は64.6から67.6まで3.0ひらいていて、金沢大学の66.6は3番目です。2次ボーダーが同じでも、実際に合格した人の層はそろっていません。そして国公立の場合、ここに共通テストの差がさらに重なります。

もうひとつ、読むときの注意を書いておきます。合格者平均はその年に全統模試を受けて合格した人の平均で、一般選抜だけでなく推薦・総合型で合格した人も含みます。模試を受けていない人は入りません。つまり「66.6を取れば受かる」という意味の数字ではなく、大学同士の位置関係をつかむための物差しです。

 

太宰府アカデミーの視点|金沢大学の偏差値をどう使うか

この大学でいちばん面白いのは、記述と共テで位置がひっくり返ることです。共テのボーダー82%が付く国公立は9校あります。その9校を記述の合格者平均で並べると、金沢大学が1位(66.6)。ところが共テの合格者平均点で並べ直すと6番目(807点)です。同じ共テのラインを求められる9校のなかで、この大学に受かった人たちは記述で抜けているという形が出ています。

この形は、受験する側から見ると注意が要ります。国公立は共通テストを通過しないと2次にたどりつけません。記述で作れる人ほど、共テの取りこぼしがそのまま結果になります。共テ模試の判定だけを見て「届いている」と考えるのも、記述の判定だけを見て安心するのも、どちらも危ういということです。2つの模試は必ず別々に見てください。

もう1つ、倍率について。2025年度入試の実質倍率は2.17倍で、国公立50校のなかでいちばん低い数字です。ただしこれを「入りやすい」と読まないでください。倍率と合格者平均の相関は−0.28で、ほとんど関係がありません。国公立は共通テストの結果を見てから出願する仕組みなので、受ける前にふるいにかかっているぶん、倍率は競争の激しさを表しません。実際、この大学の記述66.6は国公立16位で、同じ共テ帯の9校では1位です。

 

金沢大学の偏差値についてよくある質問

金沢大学医学部の偏差値はいくつですか?

河合塾の2027年度入試予想で、2次のボーダー偏差値は65.0、共通テストのボーダー得点率は82%です。実際に合格した人の記述模試平均は66.6(国公立50校中16位)、共通テスト平均点は807点/1000点(34位)でした。

金沢大学と金沢医科大学は同じですか?

別の大学です。金沢大学は国立で、この記事の数字はその医学類のものです。金沢医科大学は私立で、偏差値も入試の仕組みも別のものになります。名前が似ているので、偏差値表を見るときは大学名を最後まで確かめてください。

共通テストは何%取ればいいですか?

河合塾の2027年度予想ボーダー得点率は82%です。実際に合格した人の平均は807点/1000点=80.7%。同じ82%の帯には9校が並び、その合格者平均点は795〜828点で、金沢大学は6番目にあたります。ただし同じ9校を記述で並べると金沢大学が1位です。

金沢大学の医学部の倍率は低いのですか?

2025年度入試の実質倍率は2.17倍で、国公立50校のなかでいちばん低い数字です。ただし倍率は難しさそのものではありません。倍率と合格者平均の相関は−0.28で、ほとんど関係がありません。国公立は共通テストの結果を見てから出願するため、受ける前にふるいにかかっています。

同じ偏差値の大学はどこですか?

2次ボーダー65.0の国公立は12校で、記述の合格者平均は64.6〜67.6と3.0ひらいています。金沢大学の66.6はそのなかで3番目です。合格者平均66.6の前後1.2で見ると20校が入り、うち6校が私立です。

金沢大学の医学部に地域枠はありますか?

あります。令和7年度で入学定員117人のうち17人(14.5%)が地域枠等です。うち10人は臨時定員ぶんです。なお地域枠ごとのボーダー偏差値は公表されていません。人数と条件は募集要項で確かめてください。

 

まとめ|金沢大学の偏差値

金沢大学の偏差値について、この記事で分かったことを並べます。

  • 河合塾の2027年度予想は2次ボーダー65.0・共通テスト82%
  • 2026年度入試の記述の合格者平均は66.6(国公立50校中16位・全81校中22位)
  • ★同じ共テ82%の9校を記述で並べると1位、共テ得点では6番目
  • 実質倍率2.17倍は国公立50校でいちばん低い。ただし倍率は難易度ではない
  • 科目別は英67.5・数66.0・理66.2。理科だけが全国平均に近い
  • 金沢医科大学とは別の大学。偏差値表の行を最後まで確かめる

明日からできることを1つだけ挙げるなら、共テ模試と記述模試の判定を並べて、低いほうを見てください。金沢大学に受かった人たちは記述で抜けているぶん、共テの取りこぼしがそのまま結果に出ます。

この記事を書いたのは、「金沢大学 偏差値」と調べた人が、数字を1つだけ持ち帰って終わってしまうのがもったいないと思ったからです。65.0と66.6、この2つを並べて初めて、その大学がどのあたりにいるのかが見えます。

金沢大学全体の入試情報(学費・科目と配点・倍率・繰り上げ合格・面接・国試合格率まで)は、大学ページにまとめています。金沢大学医学部の入試情報はこちら

あわせて読みたい記事です。

本日の記事は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございます!


◆太宰府アカデミーの自己PR

当校は福岡県にある日本で唯一の全寮制医学部受験予備校です。

【当校の特徴】
定員30名|21年間の累計医学部医学科合格実績518名(のべ数)|田舎の全寮制|全国各地から入学(2026年度生は全国20の都道府県より入学)|異次元の生活サポート|食事が美味しい(土日祝日問わず3食提供)|講師との距離が近い|プロ講師の質問対応が充実|完全個別指導コースあり|選抜国公立コースあり|専用筋トレジムあり|同じ夢を持った仲間と1年間切磋琢磨し、医学部合格を目指す

【校風】アットホームな大家族予備校

◆筆者プロフィール

後藤 登(Goto Noboru)
仕事:総務・広報・完全個別指導コース担当
自己PR:高校・大学ボクシング部。釣りや登山が好き。新卒で当校に勤めて13年目。医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagram、Twitterを更新しています。4年前から完全個別指導コースのコース担当。

◆資料請求・見学のお申し込み

>>資料請求フォームはこちら(無料)

◆連絡先

TEL:092-918-0666
メール:office@dazaifu.academy
Twitter:twitter.com/dazaifu_academy

◆太宰府アカデミーグループ紹介

詳しく知りたい方は下記をクリック!

福岡県の医学部受験専門予備校 太宰府アカデミー(少人数授業コース)>>トップページはこちら

福岡県の医学部受験専門予備校 太宰府メディカル(完全個別指導コース)>>トップページはこちら