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北海道大学医学部の偏差値67.5|共通テストは84%【2027年度】

2026年07月27日 更新

こんにちは、福岡の医学部予備校で総務・広報を担当している後藤です。

「北海道大学 偏差値」で調べると、医学部医学科について67.5という数字が出てきます。ただ国公立の場合、これは2次試験のボーダーでしかありません。共通テストのボーダー得点率84%という、もう1つの関門があります。

そしてこの大学には、数字の読み方で知っておきたいことがあります。実際に合格した人の記述模試平均66.3は、2次のボーダー67.5を1.2下回っているのです。国公立50校のうち、この向きになるのは5校だけ。この記事では、その差の意味から始めて、科目別・同じ偏差値帯の大学・地域枠まで、北海道大学医学部の偏差値だけをまとめました。

この記事は、次の3つに答えるつもりで書きました。

− 北海道大学の医学部って、偏差値67.5でいいの?

− 共通テストは何%取ればいいの?

− 同じ偏差値の大学はどこ?地域枠はあるの?

学費・面接・倍率の話は、この記事では扱いません。偏差値だけを、河合塾が公表している数字だけで最後まで書きます。

 

北海道大学の偏差値は67.5|2次のボーダー(2027年度予想)

北海道大学 医学部医学科の偏差値は、河合塾の全統模試で67.5です(2027年度入試の予想ボーダー偏差値。河合塾の方式別ランク9月版の、2次試験の欄です)。国公立にはもう1つ関門があり、共通テストのボーダー得点率は84%です。

先に1つだけ。この記事の数字は、すべて医学部医学科のものです。北海道大学は学部の多い総合大学で、医学部のなかにも保健学科があります。「北海道大学 偏差値」で検索するとほかの学部・学科の数字が先に出てきます。偏差値表を見るときは、医学部医学科の行かどうかを必ず確かめてください。

ボーダー偏差値というのは、合格可能性がちょうど50%になるラインのことです。そこに届いていれば半分は受かる、という意味の数字で、「実際に合格した人がどのくらいだったか」とは別物です。その別物のほうが、下の表の3行目にある66.3です。

北海道大学医学部の2次ボーダー偏差値67.5と合格者平均偏差値66.3を並べた図。全81校中25位・国公立50校中18位
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試/全統模試)をもとに太宰府アカデミー集計
項目 数値 何を測っているか
2次のボーダー偏差値(2027年度予想) 67.5 2次試験の合格可能性50%のライン
共通テストのボーダー得点率(同) 84% 1次で必要になる得点率の目安
合格者平均偏差値(2026年度入試) 66.3 実際に合格した人の記述模試平均
共通テストの合格者平均点(同) 846点/1000点 実際に合格した人の共テ得点
国公立50校中の順位 18位 記述の合格者平均で並べたとき
全81校中の順位 25位 私立31校を含めたとき

国公立の関門は2つです。共通テストで84%、2次でボーダー偏差値は67.5。ここで注目してほしいのは、実際に合格した人の記述模試平均66.3が、2次のボーダーを1.2下回っていることです。国公立50校のうち、この向きになるのは5校だけ。ボーダーは合格可能性50%のラインで、合格者の平均ではありません。67.5に届いていないと受からない、という意味の数字ではないということです。

 

合格者平均は66.3|国公立50校中18位・全81校中25位

河合塾の入試結果調査(2026年度入試)によると、全統模試を受けて北海道大学に合格した人の記述模試平均は66.3でした。この物差しで並べ直すと、国公立50校の中で18位、私立31校を含めた全81校では25位です(防衛医科大学校を除く)。

ボーダーだけを見ていると、同じ67.5の大学がいくつも横並びになって順番が付きません。合格者平均で並べ直すと、その横並びがほどけます。

国公立順位 大学 合格者平均 2次ボーダー
15位 岡山大学 67.5 65.0
16位 金沢大学 66.6 65.0
17位 広島大学 66.5 65.0
18位 北海道大学 66.3 67.5
19位 筑波大学 66.1 65.0
20位 熊本大学 66.0 62.5
21位 新潟大学 66.0 65.0

記述の合格者平均で国公立50校を並べると、北海道大学は18位です。すぐ上の広島が66.5、すぐ下の筑波が66.1で、17位から19位までが66.5〜66.1の0.4のなかに入っています。この帯では、順位の差がほとんど意味を持ちません。順位の数字より、偏差値の値そのものを見てください。

 

科目別は英67.3・数65.5・理66.0|どこで点を作るか

合格者平均は、英語・数学・理科の3つに分けて公表されています。北海道大学の合格者でいちばん高いのは英語(67.3)でした。ただし全81校の平均からいちばん離れているのは英語(+1.1)で、図ではそちらを赤くしています。

北海道大学医学部に合格した人の科目別記述模試平均。英語67.3・数学65.5・理科66.0と全81校平均との差
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試/全統模試)をもとに太宰府アカデミー集計
科目 合格者平均 全81校平均
英語 67.3 66.2 +1.1
数学 65.5 64.8 +0.7
理科 66.0 65.6 +0.4
総合 66.3 65.5 +0.8

この大学の科目別は、3科目とも全国平均をわずかに上回るだけです。英語67.3は全81校平均から+1.1、数学65.5は+0.7、理科66.0は+0.4。3科目の凸凹は1.8で、いちばん高いのは英語です。どの科目も全国平均から大きく離れていないということになります。ただしこれは配点の話ではありません。配点は募集要項で別に確かめてください。

 

共通テストのボーダーは84%|合格者平均は846点/1000点

国公立の医学部には、私立には無い関門があります。共通テストです。北海道大学の2027年度予想ボーダー得点率は84%。そして2026年度入試で実際に合格した人の共通テスト平均点は846点/1000点でした(国公立50校中13位)。

ここで1つ気をつけてほしいことがあります。得点率の順位と、合格者平均点の順位は一致しません。北海道は得点率で15番目、合格者平均点で13番目です。ボーダーは事前に引かれる線、平均点は入試が終わったあとの結果だからです。

共通テストのボーダー得点率別に国公立50校をまとめ、その得点率に並ぶ大学の合格者平均点の幅を示した図。北海道大学は84%
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試)の共通テスト平均得点と、2027年度予想の共テボーダー得点率をもとに太宰府アカデミー集計
共テのボーダー得点率 国公立の校数 合格者平均点の幅
90% 1校 919〜919点
89% 2校 892〜897点
87% 1校 877〜877点
86% 5校 861〜873点
85% 5校 841〜869点
84% 3校 805〜846点
83% 4校 819〜840点
82% 9校 795〜828点
81% 8校 797〜825点
80% 3校 783〜807点
79% 7校 776〜817点
78% 2校 762〜767点

共テのボーダー得点率84%の帯には3校が並び、その3校の合格者平均点は805〜846点です。北海道大学の846点は、その3校でいちばん高い数字です(国公立50校では13位)。846点=84.6%なので、ボーダーの84%をわずかに上回っています。共テも2次も、実際の合格者はボーダーをやや下回るという形です。

 

地域枠は北海道大学にはありません|定員105人すべてが一般の枠

令和7年度の時点で、北海道大学には地域枠等がありません。入学定員105人はすべて一般の枠です。地域枠が1人もいない大学は全80大学のうち9校だけで、北海道大学はその1校にあたります。同じ区分(国立)の平均は20.4%、全体では19.9%が地域枠ですから、かなり珍しい形です。

項目 この大学 同じ区分の平均 全80大学
入学定員 105人 115.2人 9,270人
地域枠等の募集人数 0人 23.5人 1,847人
地域枠の割合 0.0% 20.4% 19.9%
うち臨時定員ぶん 0人 933人
割合の順位 80大学中72位

地域枠が0人というのは、全80大学のうち9校しかない形です。国公立の平均は20.4%、全体では19.9%が地域枠ですから、珍しいほうに入ります(割合の順位では80大学中72位)。入学定員105人すべてが一般の枠です。ただし地域枠は年度ごとに新設・変更されるので、受ける年の募集要項で必ず確かめてください。

2つ注意があります。1つめは、地域枠のボーダー偏差値はどこも公表していないということです。河合塾が出しているボーダー偏差値は一般選抜のもので、枠ごとの数字ではありません。国公立の地域枠は合格者が10人に満たない大学が多く、合格最低点も「非開示」で止まっています。ですから地域枠については、偏差値ではなく募集人数と割合で見ることになります。2つめは、地域枠は「お金がもらえる枠」とはかぎらないことです。文部科学省の定義では、都道府県の奨学金と連動した枠に加えて、奨学金とは連動しない枠も地域枠等に含まれます。条件は大学と都道府県ごとに違うので、必ず各大学の募集要項で確かめてください。

 

同じ偏差値帯に並ぶ大学|併願先の決め方

偏差値を調べる目的は、たいてい「この大学を受けるなら、ほかにどこを受けるか」を決めるためだと思います。合格者平均が66.3の前後1.2以内にある大学を、国公立も含めて並べました。

合格者平均66.3の前後1.2に並ぶ大学の一覧。北海道大学は全81校中25位で帯には20校
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試/全統模試)をもとに太宰府アカデミー集計
全81校順位 大学 合格者平均 区分
22位 金沢大学 66.6 国公立
23位 広島大学 66.5 国公立
24位 東京医科大学 66.4 私立
25位 北海道大学 66.3 国公立
26位 大阪医科薬科大学 66.2 私立
27位 筑波大学 66.1 国公立
28位 熊本大学 66.0 国公立
28位 新潟大学 66.0 国公立
30位 鹿児島大学 66.0 国公立
30位 藤田医科大学 66.0 私立
32位 名古屋市立大学 65.9 国公立
33位 信州大学 65.9 国公立
33位 昭和医科大学 65.9 私立
35位 長崎大学 65.8 国公立
36位 三重大学 65.7 国公立
37位 山口大学 65.6 国公立
38位 東邦大学 65.5 私立
39位 浜松医科大学 65.3 国公立
40位 徳島大学 65.2 国公立
41位 和歌山県立医科大学 65.1 国公立

合格者平均66.3の前後1.2には、北海道大学を含めて20校が入ります。北海道大学を除く19校の内訳は国公立14校・私立5校です。私立は東京医科・大阪医科薬科・藤田医科・昭和医科・東邦。共通テストを受けるかどうかで、候補が5校か19校かに分かれます。この分岐は、偏差値表を見るより先に決めておくべきものです。

 

ボーダーと合格者平均は何が違うのか

ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。ボーダー偏差値と合格者平均偏差値は、別のものを測っています。ボーダーは「合格可能性50%のライン」、合格者平均は「実際に受かった人の記述模試の平均」。土台が違うので、自分の模試の偏差値と1対1で比べられるのはボーダーのほうです。

この違いは、数字にすると分かりやすくなります。国公立50校を河合塾の2次ボーダー別にまとめ、同じボーダーの大学どうしで合格者平均がどこまで開くかを出しました。

河合塾の2次ボーダー偏差値別に国公立50校をまとめ、同じボーダーの大学どうしで合格者平均が何ポイント開くかを示した図
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試/全統模試)をもとに太宰府アカデミー集計
2次ボーダー 国公立の校数 合格者平均
72.5 1校 74.9
70.0 3校 70.5〜72.7 2.2
67.5 9校 66.3〜69.7 3.4
65.0 12校 64.6〜67.6 3.0
62.5 24校 61.0〜66.0 5.0

国公立50校を2次ボーダー別にまとめると、67.5の帯には9校が並びます。その9校の記述の合格者平均は66.3から69.7まで3.4ひらいていて、北海道大学の66.3はその下端にあたります。上端の名古屋・千葉・奈良県立医科(69.7)とは3.4の差です。2次ボーダーが同じでも、実際に合格した人の層はそろっていません。同じ67.5でも、共テのボーダーは87%から82%まで分かれています。

もうひとつ、読むときの注意を書いておきます。合格者平均はその年に全統模試を受けて合格した人の平均で、一般選抜だけでなく推薦・総合型で合格した人も含みます。模試を受けていない人は入りません。つまり「66.3を取れば受かる」という意味の数字ではなく、大学同士の位置関係をつかむための物差しです。

 

太宰府アカデミーの視点|北海道大学の偏差値をどう使うか

この大学でいちばん大事なのは、ボーダーと合格者平均の向きです。国公立では、実際に合格した人の記述模試平均が2次ボーダーを上回るのがふつうです。ところが北海道大学はボーダー67.5に対して合格者平均66.3で、逆になっています。国公立50校のうち、この向きになるのは5校だけです。つまり、記述模試で66〜67のあたりにいる人が「67.5に届いていないから」という理由でこの大学を外すのは、判断として早いということです。

同じことは、同じボーダーの大学と並べるとよりはっきりします。2次ボーダー67.5が付く国公立は10校あり、その10校の記述の合格者平均は66.3から69.7まで3.4ひらいています北海道大学の66.3はその下端です。上端の3校(名古屋・千葉・奈良県立医科)とは3.4の差。同じ67.5という数字が、3.4ぶん違う層をひとまとめにしているということです。

そのうえで、共通テストのほうも見てください。ボーダーは84%、実際に合格した人の共テ平均点は846点=84.6%で、同じ84%の3校(805〜846点)のなかではいちばん高い数字です。共テも2次も、実際の合格者はボーダーをやや下回っている。2つの模試を別々に判定したうえで、この大学についてはボーダーの数字をそのまま合格ラインとして読まないことが要ります。

 

北海道大学の偏差値についてよくある質問

北海道大学医学部の偏差値はいくつですか?

河合塾の2027年度入試予想で、2次のボーダー偏差値は67.5、共通テストのボーダー得点率は84%です。実際に合格した人の記述模試平均は66.3(国公立50校中18位)、共通テスト平均点は846点/1000点(13位)でした。

ボーダー67.5に届いていないと受かりませんか?

そうとはかぎりません。ボーダーは合格可能性50%のラインで、合格者の平均ではありません。実際、2026年度の記述の合格者平均は66.3で、ボーダーを1.2下回っています。国公立50校のうち、この向きになるのは5校だけです。

共通テストは何%取ればいいですか?

河合塾の2027年度予想ボーダー得点率は84%です。実際に合格した人の平均は846点/1000点=84.6%。同じ84%の帯には3校が並び、合格者平均点は805〜846点で、北海道大学はいちばん高い数字です。

同じ偏差値の大学はどこですか?

2次ボーダー67.5の国公立は9校で、記述の合格者平均は66.3〜69.7と3.4ひらいています。北海道大学の66.3はその下端にあたります。合格者平均66.3の前後1.2で見ると20校が入り、うち5校が私立です。

どの科目を伸ばせばいいですか?

合格者平均は英語67.3・数学65.5・理科66.0で、全81校平均との差は英語+1.1・数学+0.7・理科+0.4。3科目とも全国平均をわずかに上回るだけで、凸凹は1.8です。ただしこれは配点ではなく合格者の模試結果です。配点は募集要項で確かめてください。

北海道大学の医学部に地域枠はありますか?

令和7年度の時点でありません。入学定員105人すべてが一般の枠です。地域枠が0人の大学は全80大学のうち9校だけで、国公立の平均は20.4%です。なお地域枠ごとのボーダー偏差値は、どの大学でも公表されていません

 

まとめ|北海道大学の偏差値

北海道大学の偏差値について、この記事で分かったことを並べます。

  • 河合塾の2027年度予想は2次ボーダー67.5・共通テスト84%
  • ★2026年度入試の記述の合格者平均は66.3で、2次ボーダーを1.2下回る(この向きの国公立は50校中5校だけ)
  • 国公立50校中18位・全81校中25位。17〜19位が0.4のなかに並ぶ
  • 同じ2次ボーダー67.5の国公立10校(66.3〜69.7)で下端
  • 科目別は英67.3・数65.5・理66.0。3科目とも全国平均をわずかに上回るだけ
  • 地域枠は0人。定員105人すべてが一般の枠

明日からできることを1つだけ挙げるなら、記述模試で66〜67だから届いていない、と決めてこの大学を外していないか確かめてください。実際に合格した人の平均は66.3です。

この記事を書いたのは、「北海道大学 偏差値」と調べた人が、数字を1つだけ持ち帰って終わってしまうのがもったいないと思ったからです。67.5と66.3、この2つを並べて初めて、その大学がどのあたりにいるのかが見えます。

北海道大学全体の入試情報(学費・科目と配点・倍率・繰り上げ合格・面接・国試合格率まで)は、大学ページにまとめています。北海道大学医学部の入試情報はこちら

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本日の記事は以上です。

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後藤 登(Goto Noboru)
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