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鳥取大学医学部の偏差値62.5|共通テストは82%【2027年度】

2026年07月10日 更新

こんにちは、福岡の医学部予備校で総務・広報を担当している後藤です。

「鳥取大学 偏差値」で調べると、医学部医学科について62.5という数字が出てきます。ただ国公立の場合、これは2次試験のボーダーでしかありません。共通テストのボーダー得点率82%という、もう1つの関門があります。

そしてこの大学では、その62.5をそのまま受け取ると位置を読み違えます。実際に合格した人の記述模試平均は65.0で、2次のボーダーより2.5高いからです。また実質倍率4.15倍は国公立50校で4番目に高い数字でもあります。この記事では、その2つから始めて、科目別・同じ偏差値帯の大学・地域枠まで、鳥取大学医学部の偏差値だけをまとめました。

この記事は、次の3つに答えるつもりで書きました。

− 鳥取大学の医学部って、偏差値62.5でいいの?

− 共通テストは何%取ればいいの?

− 同じ偏差値の大学はどこ?倍率は高いの?

学費・面接・倍率の話は、この記事では扱いません。偏差値だけを、河合塾が公表している数字だけで最後まで書きます。

 

鳥取大学の偏差値は62.5|2次のボーダー(2027年度予想)

鳥取大学 医学部医学科の偏差値は、河合塾の全統模試で62.5です(2027年度入試の予想ボーダー偏差値。河合塾の方式別ランク9月版の、2次試験の欄です)。国公立にはもう1つ関門があり、共通テストのボーダー得点率は82%です。

先に1つだけ。この記事の数字は、すべて医学部医学科のものです。鳥取大学の医学部には生命科学科・保健学科もあり、偏差値は別の数字です。「鳥取大学 偏差値」で検索するとほかの学部・学科の数字が先に出てきます。偏差値表を見るときは、医学部医学科の行かどうかを必ず確かめてください。

ボーダー偏差値というのは、合格可能性がちょうど50%になるラインのことです。そこに届いていれば半分は受かる、という意味の数字で、「実際に合格した人がどのくらいだったか」とは別物です。その別物のほうが、下の表の3行目にある65.0です。

鳥取大学医学部の2次ボーダー偏差値62.5と合格者平均偏差値65.0を並べた図。全81校中43位・国公立50校中31位
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試/全統模試)をもとに太宰府アカデミー集計
項目 数値 何を測っているか
2次のボーダー偏差値(2027年度予想) 62.5 2次試験の合格可能性50%のライン
共通テストのボーダー得点率(同) 82% 1次で必要になる得点率の目安
合格者平均偏差値(2026年度入試) 65.0 実際に合格した人の記述模試平均
共通テストの合格者平均点(同) 803点/1000点 実際に合格した人の共テ得点
国公立50校中の順位 31位 記述の合格者平均で並べたとき
全81校中の順位 43位 私立31校を含めたとき

国公立の関門は2つです。共通テストで82%、2次でボーダー偏差値は62.5。ここで注目してほしいのは、実際に合格した人の記述模試平均65.0が、2次のボーダーより2.5高いことです。いっぽう共テ平均点は803点/1000点=80.3%で、ボーダーの82%を下回ります。2次は目安よりかなり上、共テは目安より下という組み合わせになっています。

 

合格者平均は65.0|国公立50校中31位・全81校中43位

河合塾の入試結果調査(2026年度入試)によると、全統模試を受けて鳥取大学に合格した人の記述模試平均は65.0でした。この物差しで並べ直すと、国公立50校の中で31位、私立31校を含めた全81校では43位です(防衛医科大学校を除く)。

ボーダーだけを見ていると、同じ62.5の大学がいくつも横並びになって順番が付きません。合格者平均で並べ直すと、その横並びがほどけます。

国公立順位 大学 合格者平均 2次ボーダー
28位 浜松医科大学 65.3 65.0
29位 徳島大学 65.2 62.5
30位 和歌山県立医科大学 65.1 62.5
31位 鳥取大学 65.0 62.5
32位 岐阜大学 64.9 65.0
33位 札幌医科大学 64.7 62.5
34位 大分大学 64.7 62.5

記述の合格者平均で国公立50校を並べると、鳥取大学は31位です。すぐ上の和歌山県立医科が65.1でその差は0.1、すぐ下の岐阜が64.9。30位から32位までが65.1〜64.9の0.2のなかに入っています。この帯では、順位の差がほとんど意味を持ちません。順位の数字より、偏差値の値そのものを見てください。

 

科目別は英66.6・数63.4・理65.1|どこで点を作るか

合格者平均は、英語・数学・理科の3つに分けて公表されています。鳥取大学の合格者でいちばん高いのは英語(66.6)でした。ただし全81校の平均からいちばん離れているのは数学(-1.4)で、図ではそちらを赤くしています。

鳥取大学医学部に合格した人の科目別記述模試平均。英語66.6・数学63.4・理科65.1と全81校平均との差
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試/全統模試)をもとに太宰府アカデミー集計
科目 合格者平均 全81校平均
英語 66.6 66.2 +0.4
数学 63.4 64.8 -1.4
理科 65.1 65.6 -0.5
総合 65.0 65.5 -0.5

この大学の科目別は、英語だけが上という形です。英語66.6は全81校平均から+0.4、いっぽう数学63.4は−1.4、理科65.1は−0.5。3科目の凸凹は3.2で、英語と数学のあいだに3.2の段差があります。合格した人たちの記述模試では、数学が一段下にある形です。ただしこれは配点の話ではありません。配点は募集要項で別に確かめてください。

 

共通テストのボーダーは82%|合格者平均は803点/1000点

国公立の医学部には、私立には無い関門があります。共通テストです。鳥取大学の2027年度予想ボーダー得点率は82%。そして2026年度入試で実際に合格した人の共通テスト平均点は803点/1000点でした(国公立50校中40位)。

ここで1つ気をつけてほしいことがあります。得点率の順位と、合格者平均点の順位は一致しません。鳥取は得点率で22番目、合格者平均点で40番目です。ボーダーは事前に引かれる線、平均点は入試が終わったあとの結果だからです。

共通テストのボーダー得点率別に国公立50校をまとめ、その得点率に並ぶ大学の合格者平均点の幅を示した図。鳥取大学は82%
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試)の共通テスト平均得点と、2027年度予想の共テボーダー得点率をもとに太宰府アカデミー集計
共テのボーダー得点率 国公立の校数 合格者平均点の幅
90% 1校 919〜919点
89% 2校 892〜897点
87% 1校 877〜877点
86% 5校 861〜873点
85% 5校 841〜869点
84% 3校 805〜846点
83% 4校 819〜840点
82% 9校 795〜828点
81% 8校 797〜825点
80% 3校 783〜807点
79% 7校 776〜817点
78% 2校 762〜767点

共テのボーダー得点率82%の帯には9校が並び、その9校の合格者平均点は795〜828点です。鳥取大学の803点は、その9校のなかで7番目にあたります(国公立50校では40位)。803点=80.3%なので、ボーダーの82%を1.7ポイント下回っています。ボーダーは合格可能性50%のラインで、合格者の平均ではありません。共テ模試が80〜82%のあたりにいる人にとって、この大学は数字のうえでは射程に入る位置にあります。

 

地域枠は定員109人中36人(33.0%)|偏差値は公表されていない

鳥取大学の入学定員109人のうち、地域枠等は36人です。割合にすると33.0%で、80大学のなかで12位。同じ区分(国立)の平均20.4%と比べると+12.6ポイント、全体の19.9%と比べると+13.1ポイントです。残る73人が一般の枠になります。

項目 この大学 同じ区分の平均 全80大学
入学定員 109人 115.2人 9,270人
地域枠等の募集人数 36人 23.5人 1,847人
地域枠の割合 33.0% 20.4% 19.9%
うち臨時定員ぶん 24人 933人
割合の順位 80大学中12位

地域枠36人は入学定員109人の33.0%で、国公立の平均20.4%を大きく上回ります(割合の高い順で80大学中12位)。定員のおよそ3分の1が地域枠等ということになります。うち24人は臨時定員ぶんで、国の医師確保対策として上乗せされた枠です。臨時定員は年度ごとに国の認可を受ける仕組みなので、来年も同じ人数とはかぎりません。受ける年の募集要項で人数と条件を確かめてください。

2つ注意があります。1つめは、地域枠のボーダー偏差値はどこも公表していないということです。河合塾が出しているボーダー偏差値は一般選抜のもので、枠ごとの数字ではありません。国公立の地域枠は合格者が10人に満たない大学が多く、合格最低点も「非開示」で止まっています。ですから地域枠については、偏差値ではなく募集人数と割合で見ることになります。2つめは、地域枠は「お金がもらえる枠」とはかぎらないことです。文部科学省の定義では、都道府県の奨学金と連動した枠に加えて、奨学金とは連動しない枠も地域枠等に含まれます。条件は大学と都道府県ごとに違うので、必ず各大学の募集要項で確かめてください。

 

同じ偏差値帯に並ぶ大学|併願先の決め方

偏差値を調べる目的は、たいてい「この大学を受けるなら、ほかにどこを受けるか」を決めるためだと思います。合格者平均が65.0の前後1.2以内にある大学を、国公立も含めて並べました。

合格者平均65.0の前後1.2に並ぶ大学の一覧。鳥取大学は全81校中43位で帯には33校
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試/全統模試)をもとに太宰府アカデミー集計
全81校順位 大学 合格者平均 区分
27位 筑波大学 66.1 国公立
28位 熊本大学 66.0 国公立
28位 新潟大学 66.0 国公立
30位 鹿児島大学 66.0 国公立
30位 藤田医科大学 66.0 私立
32位 名古屋市立大学 65.9 国公立
33位 信州大学 65.9 国公立
33位 昭和医科大学 65.9 私立
35位 長崎大学 65.8 国公立
36位 三重大学 65.7 国公立
37位 山口大学 65.6 国公立
38位 東邦大学 65.5 私立
39位 浜松医科大学 65.3 国公立
40位 徳島大学 65.2 国公立
41位 和歌山県立医科大学 65.1 国公立
41位 近畿大学 65.1 私立
43位 鳥取大学 65.0 国公立
44位 岐阜大学 64.9 国公立
45位 札幌医科大学 64.7 国公立
45位 大分大学 64.7 国公立
47位 旭川医科大学 64.6 国公立
48位 滋賀医科大学 64.6 国公立
49位 香川大学 64.3 国公立
50位 高知大学 64.3 国公立
50位 日本大学 64.3 私立
50位 産業医科大学 64.3 私立
53位 愛媛大学 64.2 国公立
53位 愛知医科大学 64.2 私立
55位 山形大学 64.1 国公立
56位 佐賀大学 64.0 国公立
57位 自治医科大学 64.0 私立
58位 宮崎大学 63.9 国公立
59位 兵庫医科大学 63.8 私立

合格者平均65.0の前後1.2には、鳥取大学を含めて33校が入ります。鳥取大学を除く32校の内訳は国公立23校・私立9校で、全81校のなかでも最大級の帯です。候補が多すぎて、この帯では偏差値で併願先を絞れません。共通テストを受けるか・試験日程・科目の相性で絞るほうが早くなります。

 

ボーダーと合格者平均は何が違うのか

ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。ボーダー偏差値と合格者平均偏差値は、別のものを測っています。ボーダーは「合格可能性50%のライン」、合格者平均は「実際に受かった人の記述模試の平均」。土台が違うので、自分の模試の偏差値と1対1で比べられるのはボーダーのほうです。

この違いは、数字にすると分かりやすくなります。国公立50校を河合塾の2次ボーダー別にまとめ、同じボーダーの大学どうしで合格者平均がどこまで開くかを出しました。

河合塾の2次ボーダー偏差値別に国公立50校をまとめ、同じボーダーの大学どうしで合格者平均が何ポイント開くかを示した図
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試/全統模試)をもとに太宰府アカデミー集計
2次ボーダー 国公立の校数 合格者平均
72.5 1校 74.9
70.0 3校 70.5〜72.7 2.2
67.5 9校 66.3〜69.7 3.4
65.0 12校 64.6〜67.6 3.0
62.5 24校 61.0〜66.0 5.0

国公立50校を2次ボーダー別にまとめると、62.5の帯には24校が並びます。これは国公立でいちばん大きい組です。その24校の記述の合格者平均は61.0から66.0まで5.0ひらいていて、鳥取大学の65.0は7番目にあたります。同じ62.5でも、実際に合格した人の層は上のほうにいるということです。ボーダーの数字だけで23校を同じ難しさと読まないでください。

もうひとつ、読むときの注意を書いておきます。合格者平均はその年に全統模試を受けて合格した人の平均で、一般選抜だけでなく推薦・総合型で合格した人も含みます。模試を受けていない人は入りません。つまり「65.0を取れば受かる」という意味の数字ではなく、大学同士の位置関係をつかむための物差しです。

 

太宰府アカデミーの視点|鳥取大学の偏差値をどう使うか

この大学でいちばん大事なのは、2次ボーダー62.5と実際の位置が2.5離れていることです。記述の合格者平均は65.0。しかも2次ボーダー62.5が付く国公立は23校ありますが、その23校を記述で並べ直すと鳥取大学は6番目です。62.5というひとくくりのなかで、上のほうにいるということになります。併願表を62.5でそろえると、この大学の位置を読み違えます。

いっぽうで、共通テストは逆向きです。ボーダー82%に対して、実際に合格した人の共テ平均点は803点=80.3%ボーダーを1.7ポイント下回っています。ボーダーは合格可能性50%のラインで、合格者の平均ではありません。共テ模試で80〜82%にいる人が、この大学を候補から外す理由はないということです。ただし2次で2.5ぶん上を求められる形なので、記述の判定は別に見てください。

もう1つ、倍率について。2025年度入試の実質倍率4.15倍は、国公立50校のなかで4番目に高い数字です。国公立で4倍を超える大学は多くありません。ただし倍率が高いことは、学力が高いことを意味しません(倍率と合格者平均の相関は−0.28)。意味するのは、同じ実力でもその年の巡り合わせで結果が変わりやすい、ということです。なお地域枠は定員109人中36人(33.0%)で80大学中12位。受ける枠をどうするかも、早めに決めておいてください。

 

鳥取大学の偏差値についてよくある質問

鳥取大学医学部の偏差値はいくつですか?

河合塾の2027年度入試予想で、2次のボーダー偏差値は62.5、共通テストのボーダー得点率は82%です。ただし実際に合格した人の記述模試平均は65.0で、2次のボーダーより2.5高い数字でした(国公立50校中31位)。共通テスト平均点は803点/1000点(40位)です。

共通テストは何%取ればいいですか?

河合塾の2027年度予想ボーダー得点率は82%ですが、実際に合格した人の平均は803点/1000点=80.3%で、ボーダーを1.7ポイント下回っています。ボーダーは合格可能性50%のラインで、合格者の平均ではありません。同じ82%の帯には9校が並び、合格者平均点は795〜828点です。

鳥取大学の医学部の倍率は高いですか?

2025年度入試の実質倍率は4.15倍で、国公立50校のなかで4番目に高い数字です。国公立で4倍を超える大学は多くありません。ただし倍率と合格者平均の相関は−0.28で、倍率は難易度をそのまま表す数字ではありません。

同じ偏差値の大学はどこですか?

2次ボーダー62.5の国公立は24校で、これは国公立でいちばん大きい組です。23校の記述の合格者平均は61.0〜66.0と5.0ひらいていて、鳥取大学の65.0は6番目にあたります。合格者平均65.0の前後1.2で見ると33校が入り、うち9校が私立です。

どの科目を伸ばせばいいですか?

合格者平均は英語66.6・数学63.4・理科65.1で、全81校平均との差は英語+0.4・数学−1.4・理科−0.5。英語だけが上にあり、3科目の凸凹は3.2です。ただしこれは配点ではなく合格者の模試結果です。配点は募集要項で確かめてください。

鳥取大学の医学部に地域枠はありますか?

あります。令和7年度で入学定員109人のうち36人(33.0%)が地域枠等で、国公立の平均20.4%を大きく上回ります(80大学中12位)。うち24人は臨時定員ぶんです。なお地域枠ごとのボーダー偏差値は公表されていません。人数と条件は募集要項で確かめてください。

 

まとめ|鳥取大学の偏差値

鳥取大学の偏差値について、この記事で分かったことを並べます。

  • 河合塾の2027年度予想は2次ボーダー62.5・共通テスト82%
  • ★2026年度入試の記述の合格者平均は65.0で、2次ボーダーより2.5高い
  • 同じ2次ボーダー62.5の国公立23校(61.0〜66.0)のなかで6番目
  • 実質倍率4.15倍は国公立50校で4番目に高い。ただし倍率は難易度ではない
  • 共テの合格者平均点は803点/1000点=80.3%で、ボーダーの82%を下回る
  • 地域枠は定員109人中36人(33.0%)で80大学中12位

明日からできることを1つだけ挙げるなら、併願表で鳥取大学を「62.5の大学」として並べていないか確かめてください。実際に合格した人の記述模試平均は65.0です。

この記事を書いたのは、「鳥取大学 偏差値」と調べた人が、数字を1つだけ持ち帰って終わってしまうのがもったいないと思ったからです。62.5と65.0、この2つを並べて初めて、その大学がどのあたりにいるのかが見えます。

鳥取大学全体の入試情報(学費・科目と配点・倍率・繰り上げ合格・面接・国試合格率まで)は、大学ページにまとめています。鳥取大学医学部の入試情報はこちら

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本日の記事は以上です。

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◆筆者プロフィール

後藤 登(Goto Noboru)
仕事:総務・広報・完全個別指導コース担当
自己PR:高校・大学ボクシング部。釣りや登山が好き。新卒で当校に勤めて13年目。医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagram、Twitterを更新しています。4年前から完全個別指導コースのコース担当。

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