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こんにちは、福岡の医学部予備校で総務・広報を担当している後藤です。
昨日、「専門医は何年かかる?19科の研修年数一覧」という記事を書きました。医学部6年、初期研修2年、そのあと3〜5年の専門研修。書き終えてから、僕の中にひとつ疑問が残りました。長い研修の最後には「専門医試験」があります。その試験、いったいどれくらいの人が通っているのか。
実際、このサイトにも「専門医 難易度ランキング」「麻酔科専門医試験 合格率」「救急専門医試験 合格率」といった検索で来てくださる方がいます。ところが調べてみると、領域ごとの合格率を横に並べた表は、ほとんど見当たりませんでした。
数字そのものは、専門医の制度を運営する日本専門医機構の『日本専門医制度概報』に、領域ごとの受験者数・合格者数として載っています。そこで今回は、基本領域19の専門医試験について、2021〜2023年度の3年ぶんを1枚の表にしました。試験の形(筆記だけか、面接まであるか)も、同じ概報の各領域のページから拾っています。
この記事を開いた方は、たぶんこんなことを思っています。
− 専門医試験って、研修を終えたらほぼ全員受かるんでしょ?
− 落ちやすい科と受かりやすい科って、あるの?
− もし落ちたら、もう専門医にはなれないの?
ひとつずつ、数字で確かめていきます。
この記事の目次
- 1 専門医試験の合格率は?|2023年度は19領域で74.9〜96.9%
- 2 専門医試験の合格率一覧|19領域を低い順に並べました
- 3 麻酔科・精神科は3年連続で70%台|4人に1人がその年に通らない
- 4 専門医試験はどんな試験?|筆記中心の7領域と、面接・口頭試問まである12領域
- 5 合格率が高い=簡単、ではない|受験資格の時点で条件がある
- 6 2023年度に通らなかったのは1,381人|人数で見ると内科が最多
- 7 専門医試験に落ちたらどうなる?|「研修修了から5年以内」の期限がある領域も
- 8 太宰府アカデミーの視点|専門医の「難易度ランキング」はこの3つで見る
- 9 よくある質問
- 10 まとめ|専門医試験の合格率と5つの数字
専門医試験の合格率は?|2023年度は19領域で74.9〜96.9%
結論から書きます。2023年度(令和5年度)の専門医試験の合格率は、基本領域19領域で74.9〜96.9%でした。いちばん低いのは精神科の74.9%、いちばん高いのは外科の96.9%です。
19領域を合わせると、受験者9,656人のうち合格者は8,275人で、合格率は85.7%。およそ7人に1人、人数にして1,381人がその年の試験に通っていません。参考までに、医師国家試験の合格率は第120回(2026年)で91.6%です。専門医試験は、国家試験より合格率が低い領域のほうが多いことになります。
ただし、ここで押さえておきたいのは、専門医試験を受けられるのは、3〜5年の専門研修を修了し、症例や学会発表などの条件を満たした人だけだということです。「誰でも受けられる試験の合格率」ではありません。この点は後半でくわしく書きます。
専門医試験の合格率一覧|19領域を低い順に並べました
19領域を、2023年度の合格率の低い順に並べました。赤い4領域が80%以下です。表の「3年の幅」は、2021〜2023年度の3回のうち、いちばん低かった年といちばん高かった年の合格率です。

| 領域 | 受験者→合格者 | 2023年度 | 3年の幅 |
|---|---|---|---|
| 精神科 | 605→453人 | 74.9% | 72.4〜74.9% |
| 麻酔科 | 627→477人 | 76.1% | 71.6〜76.1% |
| 脳神経外科 | 259→202人 | 78.0% | 78.0〜82.5% |
| 小児科 | 704→563人 | 80.0% | 78.1〜82.1% |
| 皮膚科 | 291→236人 | 81.1% | 80.9〜82.7% |
| 病理 | 108→90人 | 83.3% | 80.2〜83.8% |
| 泌尿器科 | 257→216人 | 84.0% | 84.0〜94.6% |
| 内科 | 2,833→2,416人 | 85.3% | 85.3〜94.5% |
| 産婦人科 | 516→447人 | 86.6% | 86.1〜86.8% |
| 臨床検査 | 16→14人 | 87.5% | 83.3〜87.5% |
| 耳鼻咽喉科 | 293→259人 | 88.4% | 83.5〜88.5% |
| 形成外科 | 175→156人 | 89.1% | 87.8〜91.4% |
| 整形外科 | 668→597人 | 89.4% | 89.4〜92.3% |
| 放射線科 | 230→206人 | 89.6% | 89.6〜93.9% |
| 救急科 | 336→302人 | 89.9% | 89.4〜90.2% |
| 総合診療 | 386→347人 | 89.9% | 88.8〜89.9% |
| リハビリテーション科 | 129→117人 | 90.7% | 90.7〜92.6% |
| 眼科 | 345→326人 | 94.5% | 66.9〜94.5% |
| 外科 | 878→851人 | 96.9% | 90.3〜97.0% |
※合格率は合格者数÷受験者数で計算(概報の原表と0.1ポイント違う行があります。形成外科の2023年度は原表では93.4%)。領域名がリンクになっているものは、その科の「なるには」「向いている人」の記事に飛べます。出典:日本専門医機構『日本専門医制度概報【令和6年度版】』過去3年間の各専門医試験の受験者数・合格者数・合格率(2025年4月発行)。
この表から読み取れることは、次の3つです。
- 全19領域が70%台〜90%台。半分以上が落ちる、という領域はありません
- 80%以下は精神科・麻酔科・脳神経外科・小児科の4つ。受けた人のおよそ5人に1人以上が、その年は通っていません
- 90%を超えたのは外科(96.9%)・眼科(94.5%)・リハビリテーション科(90.7%)の3つだけ。真ん中あたりの領域は85〜90%に固まっています
麻酔科・精神科は3年連続で70%台|4人に1人がその年に通らない
19領域のうち、2021〜2023年度の3回すべてで合格率が80%を下回ったのは、麻酔科と精神科の2つだけです。麻酔科は72.3%→71.6%→76.1%、精神科は72.5%→72.4%→74.9%と、ほぼ同じ水準で推移しています。

| 領域 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
|---|---|---|---|
| 精神科 | 72.5% | 72.4% | 74.9% |
| 麻酔科 | 72.3% | 71.6% | 76.1% |
| 脳神経外科 | 82.2% | 82.5% | 78.0% |
| 小児科 | 82.1% | 78.1% | 80.0% |
| 眼科 | 66.9% | 90.6% | 94.5% |
つまり、この2つの領域では毎年、受けた人のおよそ4人に1人が、その年の試験に通っていないことになります。麻酔科は2023年度に627人が受けて477人が合格、精神科は605人が受けて453人が合格でした。なお、概報の表は1回目の受験か再受験かを分けていないので、「1回目で4人に1人が落ちる」とまでは言えません。
逆に、年によって大きく動く領域もあります。眼科は2021年度66.9%→2022年度90.6%→2023年度94.5%と、2年で28ポイント近く上がりました。内科は受験者が1,965人→2,495人→2,833人と増えるなかで、合格率は94.5%→90.0%→85.3%と下がっています。どちらも理由は概報に書かれていないので、ここでは数字だけを置いておきます。1年ぶんの合格率だけで「この科は落ちやすい」と決めないほうがいい、というのがこの表の教えてくれることです。
専門医試験はどんな試験?|筆記中心の7領域と、面接・口頭試問まである12領域
同じ「専門医試験」でも、中身は領域ごとにまったく違います。試験を作るのは各領域の学会で、内科・外科・放射線科のように筆記試験が中心の領域もあれば、麻酔科のように筆記・口頭試問・実技・実地(症例を示されて実際に麻酔をする)まで課す領域もあります。

| 領域 | 試験の形 | 2023年度 |
|---|---|---|
| 精神科 | 症例提示+筆記→面接 | 74.9% |
| 麻酔科 | 筆記+口頭+実技+実地 | 76.1% |
| 脳神経外科 | 筆記250題→口頭試問 | 78.0% |
| 小児科 | 筆記+症例要約+面接 | 80.0% |
| 皮膚科 | 筆記(選択+記述)120問 | 81.1% |
| 病理 | 筆記+実地+面接 | 83.3% |
| 泌尿器科 | 筆答100題+口答試験 | 84.0% |
| 内科 | 筆記250題 | 85.3% |
| 産婦人科 | 筆記120問+面接 | 86.6% |
| 臨床検査 | 筆記+実地+面接 | 87.5% |
| 耳鼻咽喉科 | 筆記+小論文 | 88.4% |
| 形成外科 | 筆記+口頭試問 | 89.1% |
| 整形外科 | 筆答100問(※) | 89.4% |
| 放射線科 | 筆記105題 | 89.6% |
| 救急科 | 筆記100問+実績審査 | 89.9% |
| 総合診療 | 筆記250問+面接 | 89.9% |
| リハビリテーション科 | 筆記150問+口頭試験 | 90.7% |
| 眼科 | 筆記150問+口頭試験 | 94.5% |
| 外科 | 筆記100問 | 96.9% |
※試験の形は、日本専門医機構『日本専門医制度概報【令和6年度版】』の各領域ページ「試験内容」の記載を短くまとめたもの。(※)整形外科は、専門研修プログラムの修了者は書類審査と口頭試験が不要と記載されています。年度によって形式が変わることがあります。
表を見ると、合格率が低い4領域(精神科・麻酔科・脳神経外科・小児科)は、どれも筆記に加えて面接や口頭試問がある領域です。中身を少しだけ紹介します。
- 麻酔科:筆記(135問)に加えて、試験官2名による30分の口頭試問、手技を見る実技試験、症例を示されて実際に麻酔をする実地試験
- 精神科:一次試験で8症例以上の症例提示と筆記(選択91問+症例問題9問)、二次試験で面接
- 脳神経外科:筆記250題に合格した人だけが、「腫瘍・感染」「血管障害・末梢神経・機能」「外傷・脊椎・脊髄・小児」の3つの関門で、各20分・3症例ずつの口頭試問を受ける
- 小児科:症例要約の評価・面接試問・筆記(140問)を別々に評価し、どれか1つでも基準を下回れば不合格
ただし、「面接があるから合格率が低い」とは言えません。面接や口頭試問がある残りの8領域(眼科・産婦人科・総合診療など)を合わせると合格率は88.7%で、筆記中心の7領域(88.0%)とほとんど変わりません。眼科は筆記150問と口頭試験で94.5%です。低い4領域だけを合わせると77.2%。低さを説明するのは「面接の有無」ではなく、その4領域それぞれの試験の中身だと読むのが自然です。
合格率が高い=簡単、ではない|受験資格の時点で条件がある
外科の96.9%を見て「外科の専門医は簡単に取れる」と考えるのは早すぎます。専門医試験は、研修を修了して条件を満たした人だけが受ける試験なので、合格率は「条件をくぐり抜けた人の中での率」だからです。
概報に書かれている条件を、いくつか並べます。
- 外科:3年以上の研修のあいだに、術者または助手として手術を350例以上経験する。試験は筆記100問で、8割程度の正答率を基にした絶対評価
- 脳神経外科:初期研修のあと通算4年以上(うち臨床専従3年以上)の研修に加え、筆頭演者での学会発表や筆頭著者の論文採択も必要
- 皮膚科:初期研修のあと通算5年以上の研修と、所定の単位(総計60単位以上)
- 救急科:救急の勤務歴・診療実績・筆記試験にそれぞれ点数を付け、合計70点以上で合格
つまり、合格率の数字は「最後の関門」の通りやすさであって、専門医になるまでの道のり全体の大変さではありません。道のりの長さは研修年数の一覧で、試験の通りやすさはこの記事で、と分けて見るのがおすすめです。
…ちなみに、外科の表で2022年度だけ受験者が1,490人と、ほかの年(289人・878人)より飛び抜けて多いのには理由があります。概報の注記によると、外科の新制度の試験は2021年度に新型コロナの影響で実施されず、2022年度の試験に繰り越して行われました。3年を合計して比べるとこうした年のゆがみが入るので、この記事は2023年度の単年で並べています。…余談です、失礼しました。
2023年度に通らなかったのは1,381人|人数で見ると内科が最多
合格率ではなく人数で見ると、2023年度に専門医試験に通らなかった人は19領域で1,381人。いちばん多いのは内科の417人です。

| 領域 | 受験者 | 通らなかった人 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 内科 | 2,833人 | 417人 | 85.3% |
| 精神科 | 605人 | 152人 | 74.9% |
| 麻酔科 | 627人 | 150人 | 76.1% |
| 小児科 | 704人 | 141人 | 80.0% |
| 整形外科 | 668人 | 71人 | 89.4% |
| 産婦人科 | 516人 | 69人 | 86.6% |
| 脳神経外科 | 259人 | 57人 | 78.0% |
| 皮膚科 | 291人 | 55人 | 81.1% |
| 泌尿器科 | 257人 | 41人 | 84.0% |
| 総合診療 | 386人 | 39人 | 89.9% |
| 耳鼻咽喉科 | 293人 | 34人 | 88.4% |
| 救急科 | 336人 | 34人 | 89.9% |
| 外科 | 878人 | 27人 | 96.9% |
| 放射線科 | 230人 | 24人 | 89.6% |
| 形成外科 | 175人 | 19人 | 89.1% |
| 眼科 | 345人 | 19人 | 94.5% |
| 病理 | 108人 | 18人 | 83.3% |
| リハビリテーション科 | 129人 | 12人 | 90.7% |
| 臨床検査 | 16人 | 2人 | 87.5% |
| 計(19領域) | 9,656人 | 1,381人 | 85.7% |
内科が多いのは、受験者が2,833人と、2番目の外科(878人)の3倍以上いるためです。合格率で見ると下から4つの精神科・麻酔科・小児科は、受験者600〜700人台に対して通らなかった人が140〜150人。人数でも内科に次ぐ2〜4位に並びます。脳神経外科は合格率78.0%と低い側ですが、受験者が259人と少ないので、人数では57人です。
専門医試験に落ちたらどうなる?|「研修修了から5年以内」の期限がある領域も
1回落ちたら一生専門医になれない、ということはありません。ただし、いつまでも受け直せるとは限らず、期限を置いている領域があります。概報で確認できたのは次の2つです。
- 小児科:研修を修了してから受験できる年数の上限は、原則5年以内
- 麻酔科:研修の修了は、修了後5年以内が有効。5年を過ぎると修了が無効になり、もう一度所定の研修プログラムで研修を修了する必要がある
ほかの領域の受験期限や回数は、各学会の規則で決まっています。概報からは確認できなかったので、ここでは書きません。目指す科が決まった段階で、その学会の「専門医試験」のページで確かめてください。
専門医試験は「1回きり」ではないが、小児科・麻酔科のように研修修了から5年という期限を置く領域がある。合格率が70%台の領域を考えるなら、研修の最後の年に試験の準備の時間を組み込んでおく。
太宰府アカデミーの視点|専門医の「難易度ランキング」はこの3つで見る
「専門医 難易度ランキング」と検索する方が多いのですが、合格率を1列に並べただけでは、難易度の順位にはなりません。ここまでの数字を、読者が自分で判断するための観点として3つにまとめます。
- 合格率は「受けた人の中での率」。受験資格の条件(症例数・学会発表・論文)がきつい領域は、受験前にふるいがかかっています。合格率と一緒に、その領域の受験資格を必ず見る
- 年数と試験は別に見る。皮膚科は研修5年で合格率81.1%、外科は研修3年で96.9%。道のりの長さ(19科の研修年数一覧)と最後の関門の通りやすさ(この記事)は、別の軸です
- 試験の形を見る。筆記だけの領域と、口頭試問・実技・面接まである領域では、準備の仕方がまったく違います。面接がある領域でも合格率が高いところはあるので、形と率の両方を見る
そして、いま医学部を目指している高校生・浪人生の皆さんに伝えたいのは、何科に進むかを決めるのは、医師免許を取ってから2年後だということです。全国81大学の医学部はどこでも6年制で、そのあと国家試験、初期研修、専門研修、専門医試験と関門が続きます。医師国家試験の合格率は大学ごとに公表されますが、専門医試験は領域ごとの数字しか出ていません。出身大学より、その後の研修の積み重ねで決まる試験だと言えます。
よくある質問
Q. 専門医試験でいちばん難しい科はどこですか?
A. 合格率で見ると、2023年度は精神科(74.9%)、麻酔科(76.1%)、脳神経外科(78.0%)、小児科(80.0%)の順に低くなっています。麻酔科と精神科は2021年度から3年続けて70%台です。ただし受験資格の条件や試験の形が違うので、合格率だけで「難しさ」を比べることはできません。
Q. 2024年度・2025年度の合格率は分かりますか?
A. 領域ごとの合格率は、2026年10月時点で手に入る概報(令和6年度版)では2023年度までです。日本専門医機構の令和6年度事業報告書には、2024年度に新たに認定された機構専門医が8,302名と載っていますが、領域ごとの合格率は載っていません。新しい数字が出たら、この記事を更新します。
Q. 出身大学によって専門医試験の合格率は変わりますか?
A. 大学別の合格率は公表されていません。概報に載っているのは領域ごとの受験者数と合格者数だけです。専門研修は初期研修のあとに全国のプログラムから選ぶので、研修の中心になる病院(基幹施設)も、大学病院のこともあれば、大学以外の病院のこともあります。
Q. 専門医試験はいつ受けるのですか?
A. 研修を修了した年度か、その翌年度に受けるのがふつうです。時期は領域ごとに違います。概報の記載では、外科は毎年8月の第4日曜日、眼科は毎年6月第2週の金・土曜日の2日間、皮膚科は2023年度が12月の第1日曜日でした。
まとめ|専門医試験の合格率と5つの数字
- 2023年度の専門医試験の合格率は、基本領域19領域で74.9〜96.9%。19領域の合計は85.7%(9,656人中8,275人)
- 低いのは精神科74.9%・麻酔科76.1%・脳神経外科78.0%・小児科80.0%。高いのは外科96.9%・眼科94.5%
- 麻酔科と精神科は2021〜2023年度の3年続けて70%台。毎年およそ4人に1人がその年に通っていません
- 低い4領域はどれも面接・口頭試問がある。ただし面接がある残り8領域は88.7%で、面接の有無だけでは説明できません
- 小児科・麻酔科には「研修修了から5年以内」の期限があります
結論です。専門医試験は、どの領域でも7割以上が通る試験です。ただ、精神科・麻酔科・脳神経外科・小児科は80%以下で、麻酔科と精神科は3年続けて70%台。全国81大学のどの大学を出ても受けられる試験ですが、最後の関門の通りやすさは領域で20ポイント以上違います。気になる科がある人は、まず上の一覧でその科の合格率と試験の形を見て、次に19科の研修年数一覧で研修年数を確かめてください。道のりの長さと最後の関門、その2つがそろうと、その科の「なるまで」が具体的に見えてきます。
医学部に合格するまでの試験は、受験生の皆さんにとって目の前の大きな壁です。でも医師になってからも、国家試験、そして専門医試験と、試験は続きます。それを怖がらせたいのではなく、「その先の道も、ちゃんと数字で見える」ことを渡したくて、この記事を書きました。医学部に入ったあと、どんな道があるのかを知っておくことは、きっといまの勉強の支えにもなると思っています。
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