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医学部の定員削減2028|医師の少ない県も対象にする案|2028年度入試

2026年11月04日 更新

こんにちは、太宰府アカデミーで広報/完全個別指導コースを担当している後藤です。

2026年11月4日、国の会議(厚生労働省の「医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会」の第16回)で、2028年度入試の医学部の臨時定員をどう減らすかの案が出ました。いまの高校2年生が受ける入試の話です。

先に答えを書きます。2028年度の臨時定員は減らす向きの案で、これまでの「医師の多い県の枠だけを減らす」をやめて、医師の少ない県・中くらいの県の地域枠も、減る側に入りうる案になりました。ただし、まだ決定ではありません。資料の文は「〜してはどうか」で、全国で何人減らすかの数も書かれていません。

この記事を開いた方は、たぶんこんなことを思っています。

− 2028年度に医学部の定員はどれくらい減るのか知りたい

− 自分の志望する県の地域枠は減るのか知りたい

− 一般枠で受ける自分に関係があるのか知りたい

会議の資料(PDF)の原文を僕が読み、「決まったこと」と「案」を分けて表にしました。47都道府県の一覧も載せています。

医学部の定員削減2028|医師の少ない県も対象にする案|2028年度入試の記事のアイキャッチ画像

 

医学部の臨時定員削減|2028年度の案は「医師の少ない県も対象」

2028年度の医学部の臨時定員は、医師の多い県・少ない県という区分によらず減らしていく方向の案です。2027年度は、減らす対象は医師の多い県だけでした。

医学部の臨時定員 2027年度と2028年度の案の違い。減らす県は医師の多い県から区分によらずへ、少ない県の目安は100席に4席、幅を緩める線は100席に6席から8席へ
出典:厚生労働省「第16回 医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会」(2026年11月4日)資料より太宰府アカデミー作成
項目 2027年度 2028年度の案
減らす県 医師の多い県だけ 医師の多い県・中くらいの県・少ない県の区分によらず減らす方向
減らさない県 決まりなし 医師の少ない県・中くらいの県のうち、4つの物差しを複数満たす県
元の定員の中の地域枠(少ない県・中くらいの県) 目安なし 100席あたり4席以上(2028年度から目指す。無理なら2029年度めど)
減らす幅を緩める線(元の定員の中の地域枠) 100席あたり6席以上 100席あたり8席以上
各県の臨時の地域枠 医師の多い県以外は2026年度の数を超えない 原則として前年度の数を超えない(一時的な上乗せは2029年度に差し引く前提で可)

資料の原文はこうです。「医師多数県等の一律の区分によらず、医学部臨時定員の削減を進める方向性とする」(資料2 p24)。そのうえで、医師の少ない県・中くらいの県のうち、条件を満たす県は減らさない、という例外の作り方の案が初めて示されました。

出典:厚生労働省「第16回 医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会」(2026年11月4日)資料2 p24、第15回(2026年7月31日)資料1 p11より太宰府アカデミー作成。2028年度はすべて案。

そもそも臨時定員とは

医学部の定員には、大学がもともと持っている元の定員(恒久定員)と、医師不足に対応するため国が年ごとに上乗せを認めている臨時定員があります。臨時定員の多くは、卒業後に決まった県で働く約束をする地域枠です。だから「臨時定員を減らす」は、多くの場合「地域枠の席を減らす」という意味になります。地域枠の仕組みは医学部の地域枠とは?にまとめています。

なぜいま減らすのか

資料には理由が3つ書かれています。国の骨太の方針2026(2026年7月21日 閣議決定)で「2028年度以降の医学部定員の削減に取り組む」と決まったこと、医師の数が増え続けていること、これから18歳の人口が減ることです。医師が足りるかどうかの国の見通しは医者は余るのかで詳しく書いています。

 

決まったことと、まだ案のことを分ける

ニュースで「医学部の定員削減が決まった」と見かけても、2028年度の中身はまだ案です。決まっているのは「減らす方向」までで、何人・どの県・どう減らすかは決まっていません。

区分 中身 どこに書いてあるか
決まった 2028年度以降の医学部定員の削減に取り組む 骨太の方針2026(2026年7月21日 閣議決定)
決まった 2027年度の総定員は2025年度の9,393人に対して全体として減らす 資料1-1 p3
案 2028年度の臨時定員は、元の定員の中の地域枠への移行を進めながら在り方を検討 資料2 p23
案 医師の多い県などの区分によらず、臨時定員の削減を進める方向 資料2 p24
案 4つの物差しを複数満たす県は削減の対象外 資料2 p24
案 少ない県・中くらいの県は元の定員100席あたり4席以上の地域枠 資料2 p24
案 幅を緩める線を100席あたり6席→8席に 資料2 p24
資料に無い 全国で何人減らすか・県ごとの減らし方の計算式・研究医枠の扱い・いつ決めるか —

出典:厚生労働省「第16回 医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会」(2026年11月4日)資料1-1・資料2より太宰府アカデミー作成。会議での委員の発言は、議事録が出るまでこの記事には書いていません。

国の会議の資料に「全国で何人減らすか」が書かれていないので、「2028年度は◯人減る」という数字はまだどこにもありません。大学ごとの2028年度の定員がはっきりするのは、例年どおりなら2027年の秋に文部科学省が臨時定員の数を公表するときです。

 

減らさない県の条件の案|4つの物差しを複数満たす県

削減の対象から外す県は、医師の少ない県と中くらいの県のうち、4つの物差しを「複数満たす」県、という案です。医師の多い県はこの例外に入りません。

物差し 何を見るか 今回の資料での線
医師偏在指標 県の医師の多さ(人口あたりの医師の数を、年齢や患者の数で補正した国の指標) 線の数字は資料に無い
高齢医師の割合 75歳以上の医師の割合(県によって4.48%〜9.51%) 線の数字は資料に無い(医師の少ない県の中の上位4分の1の水準などを参考にする、と書かれている)
元の定員の中の地域枠 県が大学の元の定員の中に置いている地域枠の数 100席あたり8席以上(6席から引き上げる案)
地理的条件(今回新しく追加) 医療機関に行きにくい地域(二次医療圏)が県内に一定数あるか。人口密度・最寄りの救急病院までの距離・離島・豪雪地帯で測る 「一定数」が何区域かは資料に無い

出典:厚生労働省「第16回 医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会」(2026年11月4日)資料2 p18・p20〜24より太宰府アカデミー作成。

4つ目の「地理的条件」は、今回新しく足されたものです。離島や豪雪地帯を抱え、病院に行きにくい地域が多い県を守るための物差しです。

ただし、それぞれの物差しの線(何%以上なら満たすか)の多くは、今回の資料に数字がありません。だから今の時点で「この県は削減の対象外になる」と言い切れる県はありません。僕はここを、次の会議でいちばん見ておきたいところだと考えています。

「100席あたり4席」と「100席あたり8席」は別の話

数字が2つ出てくるので整理します。

  • 100席あたり4席以上:医師の少ない県・中くらいの県が臨時の地域枠を見直すとき、大学の元の定員の中に作るよう求める地域枠の目安(2028年度から目指し、無理なら2029年度めど)
  • 100席あたり8席以上:元の定員の中に地域枠をたくさん置いている県の、減らす幅を緩める線(いまの6席から引き上げる案)

4席を満たすことが削減の対象外になるための必須の条件なのかどうかは、資料の文からは読み切れません。この記事では「4席以上を作るよう求める案」までにとどめます。

 

臨時定員の地域枠は915人|10人に6人は医師の少ない県の枠

2026年度の臨時定員の地域枠は全国で915人です。そのうち532人、10人に6人は医師の少ない16県の枠です。

2026年度の臨時定員の地域枠915人の内訳。医師の少ない16県532人、中くらいの15県218人、医師の多い16県165人
出典:厚生労働省「第16回 医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会」(2026年11月4日)資料より太宰府アカデミー作成
年度 医師の多い県 中くらいの県 医師の少ない県 合計
2023 191 228 522 941
2024 191 229 538 958
2025 161 229 546 936
2026 165 218 532 915

これまで減らされてきたのは医師の多い県の枠で、2023年度の191人から2026年度は165人になりました。一方、医師の少ない県の枠は522人から532人と、ほぼ変わっていません。

出典:厚生労働省「第16回 医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会」(2026年11月4日)資料2 p27(第14回 資料1 一部改)より太宰府アカデミー作成。区分はその年度の医師確保計画の医師偏在指標による。研究医枠(2026年度は20大学・43人)と自治医科大学の20枠は含まない。

今回の案は、これまで守られてきた532人の側にも、削減が及びうるという点が大きな変化です。地域枠の席の多くは医師の少ない県にあるので、もし区分によらず減らすなら、減る席の数そのものも大きくなりえます(何人になるかは資料にありません)。

2027年度の定員は計画の段階

いまの高3が受ける2027年度は、文部科学省が10月に示した計画で、医学部の入学定員は81大学で9,336人です。臨時定員の認可はまだ出そろっていません。くわしくは国公立医学部の入試変更点30校と私立医学部の入試変更点29校に書いています。

 

47都道府県の地域枠一覧|元の定員100席あたりの数

自分の志望する県がどこに入るかを見るための表です。「臨時の地域枠」は国の年ごとの認可で置かれている席、「元の定員の中の地域枠」は大学の元の定員の中に置かれている席です。100席あたりが4席に届かない県は数字を太字にしました。

医師の少ない16県

16県のうち、元の定員100席あたり4席以上の地域枠があるのは青森・宮崎・長野・山形の4県だけでした(2025年度)。残りの12県の臨時の地域枠を足すと473人で、医師の少ない県の臨時の地域枠532人のうち473人が、この12県の枠です。

医師の少ない16県の元の定員100席あたりの地域枠。8席以上2県、4〜8席未満2県、4席未満12県(2025年度)
出典:厚生労働省「第16回 医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会」(2026年11月4日)資料より太宰府アカデミー作成
県 臨時の地域枠(2026年度) 元の定員の中の地域枠/元の定員(2025年度) 100席あたり
新潟 77人 0人/100人 0席
茨城 62人 4人/107人 3.7席
静岡 59人 0人/105人 0席
埼玉 47人 0人/110人 0席
福島 47人 1人/86人 1.2席
岩手 37人 1人/94人 1.1席
千葉 34人 5人/240人 2.1席
秋田 29人 2人/102人 2席
青森 27人 36人/106人 34席
群馬 26人 3人/105人 2.9席
岐阜 25人 3人/85人 3.5席
長野 22人 7人/105人 6.7席
山口 17人 0人/100人 0席
栃木 13人 0人/110人 0席
山形 8人 6人/106人 5.7席
宮崎 2人 40人/100人 40席

表の上ほど、臨時の地域枠が多い県です。新潟77人・茨城62人・静岡59人・福島47人・埼玉47人は、どれも元の定員の中の地域枠が100席あたり4席に届いていません。これらの県が削減の対象外になるかどうかは、ほかの物差しの線が決まるまで分かりません。

中くらいの15県

15県のうち、100席あたり4席に届かないのは8県です。

県 臨時の地域枠(2026年度) 元の定員の中の地域枠/元の定員(2025年度) 100席あたり
愛知 32人 0人/409人 0席
神奈川 25人 27人/415人 6.5席
山梨 24人 15人/105人 14.3席
三重 20人 15人/105人 14.3席
鹿児島 20人 0人/100人 0席
広島 15人 5人/105人 4.8席
愛媛 15人 5人/100人 5席
富山 12人 1人/100人 1席
香川 11人 3人/100人 3席
大分 10人 3人/100人 3席
福井 10人 0人/105人 0席
北海道 8人 7人/312人 2.2席
宮城 7人 10人/161人 6.2席
滋賀 5人 11人/105人 10.5席
熊本 4人 4人/105人 3.8席

医師の多い16県

医師の多い県は、2027年度に続いて減らす側です。元の定員の中に地域枠を置く動きは、主にこの区分の県で進んでいる、と資料1-1 p7に書かれています。

県 臨時の地域枠(2026年度) 元の定員の中の地域枠/元の定員(2025年度) 100席あたり
島根 17人 14人/100人 14席
鳥取 17人 12人/85人 14.1席
兵庫 16人 3人/213人 1.4席
長崎 16人 1人/100人 1席
高知 14人 11人/100人 11席
東京 12人 7人/1,402人 0.5席
和歌山 11人 20人/90人 22.2席
奈良 11人 3人/100人 3席
徳島 11人 6人/100人 6席
沖縄 10人 5人/105人 4.8席
大阪 9人 0人/510人 0席
石川 7人 2人/215人 0.9席
佐賀 5人 7人/98人 7.1席
福岡 4人 0人/430人 0席
京都 3人 3人/207人 1.4席
岡山 2人 11人/215人 5.1席

出典:厚生労働省「第16回 医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会」(2026年11月4日)資料2 p17(医師偏在指標 2026年4月公表版)・p27(臨時の地域枠 2026年度)、資料1-1 p7(元の定員と元の定員の中の地域枠 2025年度。他県の大学に置いた枠を含む)より太宰府アカデミー作成。100席あたりは太宰府アカデミーが計算(小数第2位を四捨五入)。2026年度に元の定員の中の地域枠を増やした県が12あり(東京・京都・岡山・沖縄・石川・鳥取・奈良・香川・福井・栃木・群馬・山形)、いまの数は表と違う県がある。

表で太字の県が必ず減らされる、という意味ではありません。ほかの物差し(高齢医師の割合・地理的条件など)の線がまだ決まっていないからです。逆に、4席を超えていても、それだけで削減の対象外になるとは限りません。

 

一般枠が減る道もある|宮崎大学は総定員−10人、一般枠−25人

一般枠で受ける人にも関係があります。臨時定員を減らすかわりに元の定員の中に地域枠を作ると、総定員の減り方より一般枠の減り方のほうが大きくなります。今回の会議で紹介された宮崎大学がその例です。

宮崎大学医学部の例。総定員110人から100人、一般枠85人から60人、地域枠25人から40人
出典:厚生労働省「第16回 医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会」(2026年11月4日)資料より太宰府アカデミー作成(資料1-2)
見直す前 見直した後
総定員 110人 100人
一般枠 85人 60人
地域枠 25人(元の定員15・臨時10) 40人(全部が元の定員)

宮崎大学は臨時定員10人をやめて総定員を110人から100人にし、そのかわり地域枠を25人から40人に増やして、全部を元の定員の中に置きました。県と大学が2020年10月に合意したものです。総定員は10人減っただけですが、一般枠は85人から60人へ、25人減りました。

出典:厚生労働省「第16回 医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会」(2026年11月4日)資料1-2(宮崎大学)p2・p4より太宰府アカデミー作成。

宮崎大学の資料には、そう決めた背景も書かれています。大学の卒業生のうち宮崎県内で臨床研修をする人の割合は、県内の高校の出身者が66%、県外の高校の出身者が15%でした(2011〜2014年の卒業生の調査)。

今回の「100席あたり4席」の案が進めば、ほかの県の大学でも同じ形が起こりえます。ただ、どの大学がどれだけ一般枠を地域枠に変えるかは、県と大学の話し合いで決まるので、まだ分かりません。地域枠と一般枠の合格最低点の違いは医学部の地域枠は入りやすい?で比べています。

 

いまの高2が2028年度入試に向けて見ておくこと

決まっていないことが多いので、今の時点で受け方を変える必要はありません。そのうえで、次の3つは今から見ておくと損がありません。

  1. 志望する県の区分:上の表で、医師の多い県・中くらいの県・少ない県のどれか、元の定員の中の地域枠が100席あたり何席か
  2. 募集要項の地域枠が「臨時定員」か「元の定員」か:臨時定員の枠は毎年の国の認可が前提で、人数が「予定」「認可申請中」と書かれる。元の定員の枠は認可を待たない
  3. 大学の2028年度の予告:大学によってはすでに2028年度の変更を予告している(2028年度の医学部入試の変更点15校)

地域枠と一般枠の併願の作戦は、大学ごとの数が出る2027年の秋まで決めなくて大丈夫です。大事なのは、数字が出たときに自分の志望校に当てはめて読めることなので、この記事の表を手元に置いておいてください。

資料に書かれていないこと

  • 2028年度に全国で何人減らすか
  • 県ごとの減らし方の計算式(以前の会議の委員の意見に出た数字はあるが、案ではない)
  • 研究医枠(2026年度は20大学・43人)の2028年度の扱い
  • いつ決めるかの日程

これらは次の会議や議事録で出てきたら、この記事に書き足します。

 

太宰府アカデミーの視点|「医師の多い県だけ」はもう言えない

これまで僕たちは、面談で「2028年度以降に減りやすいのは、医師の多い県の臨時定員の地域枠」と説明してきました。今回の案で、その説明はもう使えなくなりました。医師の少ない県の地域枠も、物差しを満たさなければ減る側に入りえます。逆に、医師の多い県でも、元の定員の中に地域枠を多く置いていれば減る幅は緩められます。

もう1つ、「定員が減っても減るのは地域枠だから、一般枠には関係ない」という見方も、宮崎大学の例を見ると見直しが必要です。元の定員の中に地域枠を作る県が増えれば、一般枠の席は少しずつ地域枠に変わっていきます。

とはいえ、1年で入試の難しさが大きく変わると言える材料は、今回の資料にはありません。各県の臨時の地域枠は「原則として前年度の数を超えない」とされ、一時的な上乗せを認める注もあります。いまの高2のみなさんは、まず学力を上げることに集中して、数字が出たらこの表に当てはめて読む。それで十分間に合います。

 

2028年度の医学部定員削減についてよくある質問

Q. 2028年度の医学部の定員は何人減りますか?

まだ分かりません。2026年11月4日の国の会議の資料には、全国で何人減らすかの数が書かれていません。決まっているのは、国の骨太の方針2026で「2028年度以降の医学部定員の削減に取り組む」とされたことまでです。

Q. 医師の少ない県の地域枠も減りますか?

減る側に入りうる、という案です。2027年度は医師の多い県だけが削減の対象でしたが、2028年度の案は区分によらず減らす方向です。ただし、医師の少ない県・中くらいの県のうち、4つの物差しを複数満たす県は削減の対象外にする案も示されています。

Q. 一般枠で受けるなら関係ありませんか?

関係する可能性があります。臨時定員を減らすかわりに大学の元の定員の中に地域枠を作ると、一般枠の席が地域枠に変わります。宮崎大学では総定員が10人減り、一般枠は85人から60人へ25人減りました。

Q. いつ決まりますか?

日程は資料に書かれていません。大学ごとの2028年度の臨時定員の数は、例年どおりなら2027年の秋に文部科学省が公表します。

Q. 2027年度入試(いまの高3)は変わりますか?

今回の案は2028年度の話です。2027年度は文部科学省の計画で81大学9,336人で、減らす対象は医師の多い県の臨時定員でした。

 

まとめ|2028年度の医学部臨時定員の案

  • 2028年度の臨時定員は、医師の多い県・少ない県の区分によらず減らす方向の案(決定ではない)
  • 医師の少ない県・中くらいの県のうち、4つの物差しを複数満たす県は削減の対象外にする案
  • 少ない県・中くらいの県は元の定員100席あたり4席以上の地域枠を求める案。幅を緩める線は6席→8席
  • 臨時定員の地域枠915人のうち532人は医師の少ない16県の枠。そのうち473人は、100席あたり4席に届いていない12県の枠
  • 宮崎大学は総定員−10人で一般枠−25人。元の定員の中の地域枠は一般枠にも効く
  • 全国で何人減らすか・計算式・研究医枠・日程は資料に無い

次の会議で物差しの線や日程が出たら、この記事を書き直します。志望する県の欄だけでも、いまのうちに確かめておいてください。

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本日の記事は以上です。
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後藤 登(Goto Noboru)
仕事:総務・広報・完全個別指導コース担当
自己PR:高校・大学ボクシング部。釣りや登山が好き。新卒で当校に勤めて13年目。医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagram、Twitterを更新しています。4年前から完全個別指導コースのコース担当。

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