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国際医療福祉大学の偏差値67.5|合格者平均は私立6位【2027年度】

2026年09月02日 更新

こんにちは、福岡の医学部予備校で総務・広報を担当している後藤です。

「国際医療福祉大学 偏差値」で調べると、67.5という数字が出てきます。ただ、河合塾のボーダーが67.5の私立医学部は6校あります。この数字だけでは、その6校のどこにいるのかが分かりません。

そしてこの大学は2017年に医学部が開設された新しい大学で、昔の偏差値をさかのぼることができません。その代わりに使えるのが、実際に合格した人の記述模試平均67.6です。

この記事は、次の3つに答えるつもりで書きました。

− 国際医療福祉大学の偏差値って、結局いくつなの?

− 新しい大学だけど、実際の合格者のレベルはどうなの?

− 昔の偏差値が出てこないのはどうして?

学費・面接・倍率の話は、この記事では扱いません。偏差値だけを、河合塾が公表している数字だけで最後まで書きます。

 

国際医療福祉大学の偏差値は67.5|河合塾ボーダー(2027年度予想)

国際医療福祉大学 医学部医学科の偏差値は、河合塾の全統模試で67.5です(2027年度入試に向けた夏時点の予想ボーダー偏差値)。2026年度入試の実績も67.5でした。

先に1つだけ。この記事の数字は、すべて医学部医学科のものです。国際医療福祉大学は保健医療学部・薬学部・成田看護学部など多くの学部を持つ大学で、偏差値は学部ごとにまったく違います。検索して出てきた数字が医学科のものかどうかは、必ず確かめてください。

ボーダー偏差値というのは、合格可能性がちょうど50%になるラインのことです。そこに届いていれば半分は受かる、という意味の数字で、「実際に合格した人がどのくらいだったか」とは別物です。その別物のほうが、下の表の3行目にある67.6です。

国際医療福祉大学医学部のボーダー偏差値67.5と合格者平均偏差値67.6を並べた図。全81校中20位・私立31校中6位
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試/全統模試)をもとに太宰府アカデミー集計
項目 数値 何を測っているか
ボーダー偏差値(2027年度予想) 67.5 合格可能性50%のライン
ボーダー偏差値(2026年度実績) 67.5 前年の実績値
合格者平均偏差値(2026年度入試) 67.6 実際に合格した人の記述模試平均
私立31校中の順位 6位 合格者平均で並べたとき
全81校中の順位 20位 国公立50校を含めたとき

ボーダーは67.5、実際に合格した人の平均は67.6で、ほぼ同じ水準に並んでいます。差は0.1です。ボーダーは模試の判定に使う「合格可能性50%のライン」、合格者平均は入試が終わったあとの集計で、測っているものが違います。その2つがここまで近い大学は、そう多くありません。

 

合格者平均は67.6|私立31校中6位・全81校中20位

河合塾の入試結果調査(2026年度入試)によると、全統模試を受けて国際医療福祉大学に合格した人の記述模試平均は67.6でした。この物差しで並べ直すと、私立医学部31校の中で6位、国公立50校を含めた全81校では20位です(防衛医科大学校を除く)。

ボーダーだけを見ていると、同じ67.5の大学がいくつも横並びになって順番が付きません。合格者平均で並べ直すと、その横並びがほどけます。

私立順位 大学 合格者平均 ボーダー
3位 順天堂大学 68.2 70.0
4位 日本医科大学 68.1 70.0
5位 関西医科大学 67.9 67.5
6位 国際医療福祉大学 67.6 67.5
7位 東京医科大学 66.4 67.5
8位 大阪医科薬科大学 66.2 67.5
9位 藤田医科大学 66.0 65.0

合格者平均で私立31校を並べると、国際医療福祉大学は6位です。すぐ上の関西医科大学が67.9、すぐ下の東京医科大学が66.4。2017年に開設された医学部が、9年で私立6位の位置にいることになります。歴史の長さと合格者の学力は、別々に見たほうがよさそうです。

 

科目別は英68.4・数66.6・理67.7|どこで点を作るか

合格者平均は、英語・数学・理科の3つに分けて公表されています。国際医療福祉大学の合格者でいちばん高いのは英語(68.4)でした。ただし全81校の平均からいちばん離れているのは英語(+2.2)で、図ではそちらを赤くしています。

国際医療福祉大学に合格した人の科目別記述模試平均。英語68.4・数学66.6・理科67.7と全81校平均との差
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試/全統模試)をもとに太宰府アカデミー集計
科目 合格者平均 全81校平均
英語 68.4 66.2 +2.2
数学 66.6 64.8 +1.8
理科 67.7 65.6 +2.1
総合 67.6 65.5 +2.1

3科目とも全81校平均を上回っていて、いちばん差が大きいのは英語の+2.2(68.4)です。理科+2.1、数学+1.8と続きます。英語が頭ひとつ出ている形ですが、これは合格した人の模試の成績を集計した結果であって、大学が英語を重く配点しているという意味ではありません。相性を見るなら、過去問を1年ぶん解いて出題形式を確かめてください。

 

偏差値の推移|2023年度の65.0から+2.5

国際医療福祉大学は医学部の開設が新しいため、さかのぼれるのは2023年度までです。河合塾のボーダー偏差値は2023年度が65.0で、2027年度予想の67.5まで+2.5動いています。

年度 ボーダー偏差値 前の時点との差
2027年度(予想) 67.5 ±0.0
2026年度 67.5 +2.5
2025年度 65.0 ±0.0
2024年度 65.0 ±0.0
2023年度 65.0

この大学は2017年に開設されたので、さかのぼれる年が限られています。河合塾のボーダー偏差値は2023年度から2025年度まで65.0が続き、2026年度に67.5へ上がって、2027年度予想も67.5です。他の私立のように1975年度までさかのぼった表は作れません。「昔の偏差値」を探しても見つからないのは、データが欠けているのではなくその頃はまだ医学部が無かったためです。

 

同じ偏差値帯に並ぶ大学|併願先の決め方

偏差値を調べる目的は、たいてい「この大学を受けるなら、ほかにどこを受けるか」を決めるためだと思います。合格者平均が67.6の前後1.2以内にある大学を、国公立も含めて並べました。

合格者平均67.6の前後に並ぶ大学の一覧。国際医療福祉大学は全81校中20位で、国公立を含む同じ偏差値帯の大学と並べた図
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試/全統模試)をもとに太宰府アカデミー集計
全81校順位 大学 合格者平均 区分
13位 神戸大学 68.6 国立
14位 山梨大学 68.6 国立
15位 大阪公立大学 68.3 公立
16位 順天堂大学 68.2 私立
17位 日本医科大学 68.1 私立
18位 関西医科大学 67.9 私立
19位 京都府立医科大学 67.6 公立
20位 国際医療福祉大学 67.6 私立
21位 岡山大学 67.5 国立
22位 金沢大学 66.6 国立
23位 広島大学 66.5 国立
24位 東京医科大学 66.4 私立

合格者平均67.6の前後1.2には、国公立を含めて12校が入ります(私立5・国公立7)。この水準になると帯に入る校数そのものが少なくなり、併願の候補が自然に絞られてきます。国公立も含めて12校を1枚の紙に書き出すところから始めると、組み立てが考えやすくなります。

 

ボーダーと合格者平均は何が違うのか

ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。ボーダー偏差値と合格者平均偏差値は、別のものを測っています。ボーダーは「合格可能性50%のライン」、合格者平均は「実際に受かった人の記述模試の平均」。土台が違うので、自分の模試の偏差値と1対1で比べられるのはボーダーのほうです。

この違いは、数字にすると分かりやすくなります。私立31校を河合塾のボーダー別にまとめ、同じボーダーの大学どうしで合格者平均がどこまで開くかを出しました。

河合塾のボーダー偏差値別に私立31校をまとめ、同じボーダーの大学どうしで合格者平均が何ポイント開くかを示した図
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試/全統模試)をもとに太宰府アカデミー集計
ボーダー偏差値 私立の校数 合格者平均の幅
72.5 1校 72.1
70.0 3校 68.1〜69.5 1.4
67.5 6校 64.0〜67.9 3.9
65.0 10校 62.1〜66.0 3.9
62.5 9校 59.6〜63.8 4.2
60.0 2校 55.8〜60.7 4.9

同じボーダー67.5に並ぶ私立は6校あり、その6校の合格者平均は64.0から67.9まで3.9ひらいています。国際医療福祉大学の67.6は、その6校の中で2番目に高い値です。ボーダーが同じでも、実際に合格した人の層はそろっていません。ボーダーの表だけを見て「同じくらいの難易度の6校」とまとめると、この差は見えません。

もうひとつ、読むときの注意を書いておきます。合格者平均はその年に全統模試を受けて合格した人の平均で、一般選抜だけでなく推薦・総合型で合格した人も含みます。模試を受けていない人は入りません。つまり「67.6を取れば受かる」という意味の数字ではなく、大学同士の位置関係をつかむための物差しです。

 

太宰府アカデミーの視点|国際医療福祉大学の偏差値をどう使うか

偏差値を2つ並べたのは、使い分けてほしいからです。自分の模試の成績と比べるのはボーダー偏差値の67.5のほうです。ボーダーは、その年の模試を受けた人の中で合格可能性が50%になる位置に河合塾が引いた線なので、自分の全統模試の偏差値と同じものさしに乗ります。一方の合格者平均67.6は、入試が終わってから集計した数字で、大学どうしを並べ替えるときに使うものです。この大学はその2つが0.1差でほぼ重なっていて、読み替えの手間が少ない部類にあたります。

新しい大学をどう見るかについて、1つ材料を出しておきます。2017年に開設された医学部ですが、2026年度入試で実際に合格した人の記述模試平均は67.6で、私立31校の中では6位でした。同じボーダー67.5の私立6校(64.0〜67.9)の中でも2番目に高い値です。データを見る限りでは、開設からの年数と合格者の学力は別のものとして動いています。一方で、卒業生の実績や国家試験の推移といった「出口」の材料は年数が要るので、そちらは大学ページの進級率・国試合格率の節で見てください。入口と出口を混ぜずに、別々に確かめるのがいいと思います。

科目別では英語が68.4で、全81校平均を2.2上回っています。数学+1.8、理科+2.1。3科目とも上に出ていますが、頭ひとつ抜けているのは英語です。ただしこれは配点が英語寄りだという意味ではありません。合格した人の模試の成績を集計した結果であって、大学が何を重く見ているかは別に確かめる必要があります。自分の得意と合っていそうだと感じたら、次にやることは偏差値の比較ではなく、過去問を1年ぶん解いて出題形式との相性を確かめることです。

 

国際医療福祉大学の偏差値についてよくある質問

国際医療福祉大学の偏差値は結局いくつですか?

河合塾の全統模試で、2027年度入試の予想ボーダー偏差値は67.5です。2026年度入試の実績も67.5でした。これとは別に、2026年度入試で実際に合格した人の記述模試平均は67.6です(私立31校中6位・全81校中20位)。

昔の偏差値が見つからないのはなぜですか?

医学部が2017年に開設された新しい大学だからです。河合塾のボーダー偏差値でさかのぼれるのは2023年度までで、2023〜2025年度が65.0、2026年度から67.5です。他の私立にある1975年度からの表は、この大学には存在しません。

新しい医学部だと不利になりませんか?

入試の数字で見るかぎり、そう読める材料はありません。2026年度入試の合格者平均67.6は私立31校中6位で、同じボーダー67.5の6校の中でも2番目に高い値でした。ただし卒業生の実績のような「出口」の材料は年数が要るので、そこは別に確かめてください。

同じ偏差値67.5の私立にはどこがありますか?

2027年度予想のボーダーが67.5なのは、関西医科大学・国際医療福祉大学・東京医科大学・大阪医科薬科大学・昭和医科大学・自治医科大学の6校です。合格者平均で並べ直すと64.0〜67.9と3.9の幅があります。

どの科目を伸ばせばいいですか?

合格者平均は英語68.4・数学66.6・理科67.7で、全81校平均との差は英語+2.2がいちばん大きい値でした。合格した人は英語で点を作っている傾向が読めますが、これは配点の重さとは別の話です。過去問で出題形式との相性を確かめてから決めてください。

 

まとめ|国際医療福祉大学の偏差値

国際医療福祉大学の偏差値について、この記事で分かったことを並べます。

  • 河合塾の2027年度予想ボーダー偏差値は67.5(2026年度実績も67.5)
  • 2026年度入試の合格者平均は67.6。私立31校中6位・全81校中20位
  • 科目別は英語68.4・数学66.6・理科67.7。全81校平均との差は英語+2.2がいちばん大きい
  • 2017年開設のため、さかのぼれるのは2023年度まで。2023〜2025年度65.0、2026年度から67.5
  • 同じボーダー67.5の私立6校は合格者平均64.0〜67.9と3.9ひらき、その中で2番目に高い

明日からできることを1つだけ挙げるなら、自分の全統模試の偏差値を67.5と比べたうえで、同じボーダーに並ぶ関西医科大学・東京医科大学・大阪医科薬科大学あたりまで候補の紙に書き出してみてください。「新しい大学だから」を判断の理由にする前に、数字を横に並べてみるほうが早いと思います。

この記事を書いたのは、「国際医療福祉大学 偏差値」と調べた人が、数字を1つだけ持ち帰って終わってしまうのがもったいないと思ったからです。67.5と67.6、この2つを並べて初めて、その大学がどのあたりにいるのかが見えます。

国際医療福祉大学全体の入試情報(学費・科目と配点・倍率・繰り上げ合格・面接・国試合格率まで)は、大学ページにまとめています。国際医療福祉大学医学部の入試情報はこちら

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本日の記事は以上です。

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後藤 登(Goto Noboru)
仕事:総務・広報・完全個別指導コース担当
自己PR:高校・大学ボクシング部。釣りや登山が好き。新卒で当校に勤めて13年目。医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagram、Twitterを更新しています。4年前から完全個別指導コースのコース担当。

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