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聖マリアンナ医科大学の偏差値62.5|合格者平均63.1【2027年度】

2026年09月02日 更新

こんにちは、福岡の医学部予備校で総務・広報を担当している後藤です。

「聖マリアンナ医科大学 偏差値」で調べると、62.5という数字が出てきます。ただ、河合塾のボーダーが62.5の私立医学部は9校あります。この数字だけでは、その9校のどこにいるのかが分かりません。

並べ替えられる数字が、もう1つ公表されています。実際に合格した人の記述模試平均63.1です。ボーダーより0.6高いこの数字を、この記事では一緒に並べます。

この記事は、次の3つに答えるつもりで書きました。

− 聖マリアンナ医科大学の偏差値って、結局いくつなの?

− 同じ62.5の私立9校の中では、どのあたりにいるの?

− 昔は偏差値47.5だったって本当?

学費・面接・倍率の話は、この記事では扱いません。偏差値だけを、河合塾が公表している数字だけで最後まで書きます。

 

聖マリアンナ医科大学の偏差値は62.5|河合塾ボーダー(2027年度予想)

聖マリアンナ医科大学 医学部医学科の偏差値は、河合塾の全統模試で62.5です(2027年度入試に向けた夏時点の予想ボーダー偏差値)。2026年度入試の実績も62.5でした。

先に1つだけ。この記事の数字は、すべて医学部医学科のものです。聖マリアンナ医科大学は医学部だけを置く単科の大学なので学部による取り違えは起きにくいのですが、同じ学校法人には看護専門学校もあります。数字の出どころは確かめてください。

ボーダー偏差値というのは、合格可能性がちょうど50%になるラインのことです。そこに届いていれば半分は受かる、という意味の数字で、「実際に合格した人がどのくらいだったか」とは別物です。その別物のほうが、下の表の3行目にある63.1です。

聖マリアンナ医科大学医学部のボーダー偏差値62.5と合格者平均偏差値63.1を並べた図。全81校中66位・私立31校中21位
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試/全統模試)をもとに太宰府アカデミー集計
項目 数値 何を測っているか
ボーダー偏差値(2027年度予想) 62.5 合格可能性50%のライン
ボーダー偏差値(2026年度実績) 62.5 前年の実績値
合格者平均偏差値(2026年度入試) 63.1 実際に合格した人の記述模試平均
私立31校中の順位 21位 合格者平均で並べたとき
全81校中の順位 66位 国公立50校を含めたとき

ボーダーは62.5、実際に合格した人の平均は63.1で、平均のほうが0.6高い並びになっています。ボーダーは模試の判定に使う「合格可能性50%のライン」、合格者平均は入試が終わったあとの集計です。ボーダーちょうどの人が合格の中心にいたわけではない、と読める形です。

 

合格者平均は63.1|私立31校中21位・全81校中66位

河合塾の入試結果調査(2026年度入試)によると、全統模試を受けて聖マリアンナ医科大学に合格した人の記述模試平均は63.1でした。この物差しで並べ直すと、私立医学部31校の中で21位、国公立50校を含めた全81校では66位です(防衛医科大学校を除く)。

ボーダーだけを見ていると、同じ62.5の大学がいくつも横並びになって順番が付きません。合格者平均で並べ直すと、その横並びがほどけます。

私立順位 大学 合格者平均 ボーダー
18位 久留米大学 63.7 62.5
19位 東北医科薬科大学 63.5 65.0
20位 杏林大学 63.2 65.0
21位 聖マリアンナ医科大学 63.1 62.5
22位 北里大学 63.1 62.5
23位 帝京大学 63.0 65.0
24位 岩手医科大学 62.6 62.5

合格者平均で私立31校を並べると、聖マリアンナ医科大学は21位です。すぐ上の杏林大学が63.2、すぐ下の北里大学が63.1。上下0.1の中に3校が入っています。ここまで詰まっていると偏差値では区別がつかないので、科目ごとの相性や試験日程で絞ることになります。

 

科目別は英64.4・数62.4・理62.6|どこで点を作るか

合格者平均は、英語・数学・理科の3つに分けて公表されています。聖マリアンナ医科大学の合格者でいちばん高いのは英語(64.4)でした。ただし全81校の平均からいちばん離れているのは理科(-3.0)で、図ではそちらを赤くしています。

聖マリアンナ医科大学に合格した人の科目別記述模試平均。英語64.4・数学62.4・理科62.6と全81校平均との差
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試/全統模試)をもとに太宰府アカデミー集計
科目 合格者平均 全81校平均
英語 64.4 66.2 -1.8
数学 62.4 64.8 -2.4
理科 62.6 65.6 -3.0
総合 63.1 65.5 -2.4

3科目の中でいちばん高いのは英語の64.4で、数学62.4・理科62.6より2近く上です。全81校平均との差で見ると英語−1.8、数学−2.4、理科−3.0。この全81校平均には共通テストを課す国公立50校が含まれているので、差の絶対値よりも3科目の凸凹の形のほうを見てください。そのうえで、過去問を1年ぶん解いて出題形式との相性を確かめてください。

 

偏差値の50年推移|1975年度の47.5から+15.0

「昔は入りやすかった」という話を、親世代から聞いたことがあるかもしれません。河合塾のボーダー偏差値をさかのぼると、聖マリアンナ医科大学の1975年度は47.5。そこから2027年度予想の62.5まで、+15.0動いています。

聖マリアンナ医科大学のボーダー偏差値の推移。1975年度の47.5から2010年度に65.0まで上がり、2015年度以降は62.5
出典:河合塾 全統模試のボーダー偏差値(2027年度は夏時点の予想値)
年度 ボーダー偏差値 前の時点との差
2027年度(予想) 62.5 ±0.0
2026年度 62.5 ±0.0
2025年度 62.5 ±0.0
2024年度 62.5 ±0.0
2023年度 62.5 ±0.0
2015年度 62.5 -2.5
2010年度 65.0 +7.5
1995年度 57.5 +10.0
1985年度 47.5 ±0.0
1975年度 47.5

1975年度と1985年度がどちらも47.5で並んでいます。1970年代は医学部の新設が相次いだ時期で、当時は多くの私立医学部がこの水準にありました。そこから1995年度に57.5、2010年度に65.0まで上がり、2015年度に62.5へ戻っていまに至ります。1975年度からは+15.0。親世代の記憶といまの数字は、別物として扱ってください。

 

同じ偏差値帯に並ぶ大学|併願先の決め方

偏差値を調べる目的は、たいてい「この大学を受けるなら、ほかにどこを受けるか」を決めるためだと思います。合格者平均が63.1の前後1.2以内にある大学を、国公立も含めて並べました。

合格者平均63.1の前後に並ぶ大学の一覧。聖マリアンナ医科大学は全81校中66位で、国公立を含む同じ偏差値帯の大学と並べた図
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試/全統模試)をもとに太宰府アカデミー集計
全81校順位 大学 合格者平均 区分
49位 香川大学 64.3 国立
50位 高知大学 64.3 国立
50位 日本大学 64.3 私立
50位 産業医科大学 64.3 私立
53位 愛媛大学 64.2 国立
53位 愛知医科大学 64.2 私立
55位 山形大学 64.1 国立
56位 佐賀大学 64.0 国立
57位 自治医科大学 64.0 私立
58位 宮崎大学 63.9 国立
59位 兵庫医科大学 63.8 私立
60位 久留米大学 63.7 私立
61位 群馬大学 63.7 国立
62位 福井大学 63.6 国立
63位 東北医科薬科大学 63.5 私立
64位 富山大学 63.4 国立
65位 杏林大学 63.2 私立
66位 聖マリアンナ医科大学 63.1 私立
67位 北里大学 63.1 私立
68位 福島県立医科大学 63.1 公立
69位 帝京大学 63.0 私立
70位 秋田大学 63.0 国立
71位 岩手医科大学 62.6 私立
71位 福岡大学 62.6 私立
73位 琉球大学 62.5 国立
74位 東海大学 62.1 私立

合格者平均63.1の前後1.2には、国公立を含めて26校が入ります(私立14・国公立12)。この記事で扱っている帯の中では、いちばん校数が多いところです。私立14校と国公立12校がほぼ半々で並んでいるので、併願の組み方の選択肢はかなり広くなります。表の26校を1枚の紙に書き出してみてください。

 

ボーダーと合格者平均は何が違うのか

ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。ボーダー偏差値と合格者平均偏差値は、別のものを測っています。ボーダーは「合格可能性50%のライン」、合格者平均は「実際に受かった人の記述模試の平均」。土台が違うので、自分の模試の偏差値と1対1で比べられるのはボーダーのほうです。

この違いは、数字にすると分かりやすくなります。私立31校を河合塾のボーダー別にまとめ、同じボーダーの大学どうしで合格者平均がどこまで開くかを出しました。

河合塾のボーダー偏差値別に私立31校をまとめ、同じボーダーの大学どうしで合格者平均が何ポイント開くかを示した図
出典:河合塾 入試結果調査(2026年度入試/全統模試)をもとに太宰府アカデミー集計
ボーダー偏差値 私立の校数 合格者平均の幅
72.5 1校 72.1
70.0 3校 68.1〜69.5 1.4
67.5 6校 64.0〜67.9 3.9
65.0 10校 62.1〜66.0 3.9
62.5 9校 59.6〜63.8 4.2
60.0 2校 55.8〜60.7 4.9

同じボーダー62.5に並ぶ私立は9校あり、その9校の合格者平均は59.6から63.8まで4.2ひらいています。聖マリアンナ医科大学の63.1は、その9校の中では上から3番目です。ボーダーが同じでも、実際に合格した人の層はそろっていません。ボーダーの表だけを見て「同じくらいの難易度の9校」とまとめると、この差は見えません。

もうひとつ、読むときの注意を書いておきます。合格者平均はその年に全統模試を受けて合格した人の平均で、一般選抜だけでなく推薦・総合型で合格した人も含みます。模試を受けていない人は入りません。つまり「63.1を取れば受かる」という意味の数字ではなく、大学同士の位置関係をつかむための物差しです。

 

太宰府アカデミーの視点|聖マリアンナ医科大学の偏差値をどう使うか

偏差値を2つ並べたのは、使い分けてほしいからです。自分の模試の成績と比べるのはボーダー偏差値の62.5のほうです。ボーダーは、その年の模試を受けた人の中で合格可能性が50%になる位置に河合塾が引いた線なので、自分の全統模試の偏差値と同じものさしに乗ります。合格者平均63.1はボーダーより0.6高い値で、「62.5ちょうどで安心」とは読まないほうがいい、という材料になります。

この大学で特徴的なのは、同じ偏差値帯にいる大学の数です。合格者平均63.1の前後1.2に入るのは26校で、内訳は私立14校・国公立12校。この記事で扱っているどの帯より厚いところにいます。併願の候補が多いというのは、選び方を決めないと逆に絞れないということでもあります。データを見る限りでは、この帯では偏差値の小数第1位で順番を付けても意味が薄いので、試験日程が重ならないか、科目の配点が自分の得意と合っているかで削っていくことになります。

科目別は英語64.4・数学62.4・理科62.6で、3科目の中では英語が2近く高い形です。全81校平均との差は英語−1.8、数学−2.4、理科−3.0ですが、この全81校平均には共通テストを課す国公立50校が入っているので、私立志望の人がそのまま自分に当てはめるものさしとしては、少しずれます。差の絶対値より凸凹の形を見てください。そのうえで、次にやることは偏差値の比較ではなく、過去問を1年ぶん解いて出題形式との相性を確かめることです。

 

聖マリアンナ医科大学の偏差値についてよくある質問

聖マリアンナ医科大学の偏差値は結局いくつですか?

河合塾の全統模試で、2027年度入試の予想ボーダー偏差値は62.5です。2026年度入試の実績も62.5でした。これとは別に、2026年度入試で実際に合格した人の記述模試平均は63.1です(私立31校中21位・全81校中66位)。

ボーダー62.5あれば合格できますか?

ボーダーは合格可能性が50%になる位置なので、届いていても半分です。しかも実際に合格した人の記述模試平均は63.1で、ボーダーを0.6上回っていました。62.5ちょうどを目標にするより、少し上を見ておくほうが現実的だと思います。

同じ偏差値62.5の私立にはどこがありますか?

2027年度予想のボーダーが62.5なのは、兵庫医科大学・久留米大学・聖マリアンナ医科大学・北里大学・岩手医科大学・福岡大学・埼玉医科大学・金沢医科大学・獨協医科大学の9校です。合格者平均で並べ直すと59.6〜63.8と4.2の幅があり、聖マリアンナ医科大学は上から3番目です。

同じレベルの大学はどこですか?

合格者平均63.1の前後1.2には、国公立を含めて26校が入ります(私立14・国公立12)。私立と国公立がほぼ半々で並ぶ厚い帯なので、併願の候補は広く取れます。具体的な26校は記事内の表にすべて載せています。

昔は偏差値47.5だったと聞きましたが本当ですか?

河合塾のボーダー偏差値で見ると、1975年度と1985年度はどちらも47.5でした。1970年代は医学部の新設が相次いだ時期で、当時は多くの私立医学部が同じ水準にあります。そこから1995年度に57.5、2010年度に65.0まで上がり、いまは62.5。1975年度からは+15.0です。

 

まとめ|聖マリアンナ医科大学の偏差値

聖マリアンナ医科大学の偏差値について、この記事で分かったことを並べます。

  • 河合塾の2027年度予想ボーダー偏差値は62.5(2026年度実績も62.5)
  • 2026年度入試の合格者平均は63.1で、ボーダーを0.6上回る。私立31校中21位・全81校中66位
  • 科目別は英語64.4・数学62.4・理科62.6。3科目の中では英語が2近く高い
  • ボーダーは1975年度の47.5から+15.0。1970年代は多くの私立が同じ水準にあった
  • 合格者平均63.1の前後1.2には26校(私立14・国公立12)。この記事で扱う中で最も厚い帯

明日からできることを1つだけ挙げるなら、記事の中の26校の表を印刷して、試験日が重なる大学に線を引いてみてください。聖マリアンナ医科大学がいるのは、候補がいちばん多い帯です。偏差値で順番を付けるより、日程と科目で削っていくほうが早く絞れます。

この記事を書いたのは、「聖マリアンナ医科大学 偏差値」と調べた人が、数字を1つだけ持ち帰って終わってしまうのがもったいないと思ったからです。62.5と63.1、この2つを並べて初めて、その大学がどのあたりにいるのかが見えます。

聖マリアンナ医科大学全体の入試情報(学費・科目と配点・倍率・繰り上げ合格・面接・国試合格率まで)は、大学ページにまとめています。聖マリアンナ医科大学医学部の入試情報はこちら

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本日の記事は以上です。

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◆筆者プロフィール

後藤 登(Goto Noboru)
仕事:総務・広報・完全個別指導コース担当
自己PR:高校・大学ボクシング部。釣りや登山が好き。新卒で当校に勤めて13年目。医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagram、Twitterを更新しています。4年前から完全個別指導コースのコース担当。

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