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【2026最新】模試で何点取れば医学部に受かるのか|合格者の共通テスト得点・全統模試偏差値を大学別に公開

2026年08月03日 更新

こんにちは、太宰府アカデミーで広報/完全個別指導コースを担当している後藤です。

模試が返ってくる日。判定の欄を、こわごわ指でずらして確認する——あの感覚、僕はよく知っています。生徒が「先生、何点取れば医学部って受かるんですか?」と聞いてくるとき、その裏にあるのは、たいてい不安です。ゴールの位置を教えてもらえないまま走るのは、本当にしんどいですからね。

Google検索でも同じで、「医学部 模試」と打つと「何点」「偏差値 いくつ」「共通テスト 何割」が、ずらっと候補に出てきます。つまり皆さんが本当に知りたいのは、この3つのはずです。

− 模試の偏差値、結局いくつで医学部に届くの?

− 共通テストは、何割取れれば合格圏なの?

− ボーダー偏差値70とか見ると心が折れる。届いてない僕は、もうダメ?

今日は精神論を一切抜きにして、河合塾の2026年度入試結果調査=実際に受かった人が取っていた点数で、真正面から答えます。一つずつ深掘りしていきます!

 

結論:受かった人の平均は「共テ82.6%・全統偏差値65」

先に答えを言います。2026年度入試で国公立医学部に受かった人の共通テスト平均は、1000点満点で826点=約82.6%。全統記述模試の偏差値は英語67.3・数学65.3・理科66.4でした(全50校の合格者平均)。私立31校の合格者平均偏差値は64.3です。

よく言う「医学部は偏差値65から」は、合格者の平均という意味では、ほぼ当たっています。最難関は別として、標準的な国公立や中堅私立を狙うなら、まず全統記述で偏差値65、共テで8割。ここが最初の現実的なゴールです。数字が見えた時点で、もう半分は戦えます。

 

国公立は共テ何割で受かる?トップも地方も見せます

結論、共テ9割は要りません。まずトップ層から見てください。

2026年度入試で国公立医学部に合格した人の共通テスト得点・得点率と全統記述模試の偏差値(英数理/トップ10と全50校平均)の一覧表
出典:河合塾 2026年度入試結果調査(太宰府アカデミー『2026 全統模試合格者平均』より)。共テ得点は1000点満点換算の総合値で、各大学の実際の配点とは異なります。

順位 大学 共テ総合(1000点) 得点率 全統 英/数/理
1 東京(理III) 919 91.9% 74.7 / 74.7 / 75.4
2 京都 897 89.7% 72.7 / 72.8 / 72.7
3 東京科学 892 89.2% 71.3 / 69.5 / 70.6
4 大阪 877 87.7% 71.7 / 72.7 / 72.2
5 名古屋 873 87.3% 70.7 / 69.2 / 69.1
6 千葉 870 87.0% 70.8 / 69.3 / 68.9
7 九州 869 86.9% 68.4 / 69.0 / 69.9
8 神戸 863 86.3% 69.2 / 67.8 / 68.9
9 奈良県立医科 862 86.2% 69.6 / 68.6 / 70.8
10 横浜市立 861 86.1% 69.6 / 69.0 / 68.7
全50校 合格者平均 826 82.6% 67.3 / 65.3 / 66.4

東大理IIIは91.9%、京大89.7%、九州大86.9%。トップ10はだいたい共テ86%以上・偏差値68以上で、ここは「9割取れて当然」の世界です。

でも、本題はここから。全50校の平均は82.6%まで下がり、弘前76.2%、旭川医科76.7%、島根77.6%——共テ7割台後半で受かっている人が、毎年ちゃんといます。「9割ないと無理」で志望校を諦めるのは、早すぎます。あなたのゴールは、思っているより手前にあるかもしれません。

 

私立は偏差値いくつ?慶應72から川崎56まで

私立は共通テストを使わない方式が主流なので、全統記述の偏差値で見ます。国公立と同じく英・数・理まで並べ、さらに前年度(2025年度)からの増減も付けました。ここに、今年いちばん面白い数字が出ています。

2026年度入試 私立医学部31校の合格者平均偏差値ランキング(全統記述模試の英語・数学・理科・総合および前年度比)の一覧表
出典:河合塾 2026年度入試結果調査(太宰府アカデミー『2026私立医学部 全統模試合格者平均』より)。前年度比は2025年度入試結果調査との差。

順位 大学 総合 前年度比
1 慶應義塾大学 70.5 71.9 73.9 72.1 -2.0
2 東京慈恵会医科大学 68.5 69.4 70.6 69.5 -0.7
3 順天堂大学 69.2 67.4 68.1 68.2 -0.7
4 日本医科大学 68.3 67.7 68.4 68.1 -0.4
5 関西医科大学 66.4 68.4 69.0 67.9 -1.0
6 国際医療福祉大学 68.4 66.6 67.7 67.6 -0.2
7 東京医科大学 66.2 66.1 67.0 66.4 +0.5
8 大阪医科薬科大学 64.6 67.0 67.1 66.2 -1.1
9 藤田医科大学 65.5 66.1 66.4 66.0 +0.2
10 昭和医科大学 65.5 66.0 66.1 65.9 +0.6
11 東邦大学 66.4 64.6 65.4 65.5 -0.3
12 近畿大学 63.5 65.5 66.2 65.1 +0.1
13 産業医科大学 63.7 64.4 64.7 64.3 -0.5
13 日本大学 64.8 63.8 64.2 64.3 +0.3
15 愛知医科大学 63.8 64.2 64.5 64.2 +0.1
16 自治医科大学 64.2 64.2 63.5 64.0 -0.4
17 兵庫医科大学 63.4 64.1 64.0 63.8 +0.1
18 久留米大学 63.0 64.4 63.8 63.7 +1.0
19 東北医科薬科大学 64.4 62.3 63.9 63.5 -1.1
20 杏林大学 63.9 62.5 63.1 63.2 -0.7
21 聖マリアンナ医科大学 64.4 62.4 62.6 63.1 -0.5
22 北里大学 63.4 63.1 62.8 63.1 -0.4
23 帝京大学 64.4 62.3 62.4 63.0 +0.2
24 岩手医科大学 62.0 62.6 63.1 62.6 +0.1
24 福岡大学 62.0 63.1 62.6 62.6 -0.7
26 東海大学 63.1 61.8 61.4 62.1 -1.5
27 埼玉医科大学 62.8 61.6 61.2 61.9 +1.1
28 金沢医科大学 61.6 60.4 60.4 60.8 -0.4
29 東京女子医科大学 64.0 58.6 59.6 60.7 +1.9
30 獨協医科大学 59.4 59.4 59.9 59.6 -2.1
31 川崎医科大学 56.4 56.1 54.8 55.8 -2.2
私立31校 平均 64.4 64.1 64.5 64.3 -0.4

トップは慶應義塾大学の72.1、慈恵69.5、順天堂68.2。ここは別格です。一方、中堅の産業医科は64.3、日本大学は64.3、いちばん手前は東京女子医科60.7、川崎医科55.8。私立は偏差値56〜72と幅が広く、福岡(62.6)や久留米(63.7)といった地元校を含む多くの中堅私立は、偏差値62〜65がひとつのラインです。「偏差値70ないと私立医学部は無理」——これは、ただの思い込みです。

 

私立は31校中19校で合格者平均が下がった

今年の私立には、はっきりした変化があります。31校中19校で、合格者平均偏差値が前年より下がりました。私立全体の平均も64.70から64.35へ0.35ポイント低下しています。

下げ幅が大きいのは川崎医科(57.9→55.8/-2.2)、獨協医科(61.7→59.6/-2.1)、慶應義塾(74.1→72.1/-2.0)、東海(63.6→62.1/-1.5)。逆に上がったのは東京女子医科(58.9→60.7/+1.9)、埼玉医科(60.8→61.9/+1.1)、久留米(62.7→63.7/+1.0)でした。

この意味を、正直に書きます。合格者平均が下がったということは、去年なら届かなかった偏差値でも、今年は合格圏に入った人がいたということです。もちろん1年の数字には振れ幅があるので、来年もそうなる保証はありません。それでも、去年の偏差値表を見て「私立でも無理だ」と諦めかけていた人にとって、この0.35ポイントは軽い数字じゃないと思うんです。特に川崎医科・獨協医科の2ポイント超の低下は、下位層の門が少し広がったことを示しています。

 

ボーダー偏差値に届いてなくても、まだ終わりじゃない

ここが、今日いちばん伝えたいことです。「ボーダー67.5、自分は64。もう無理だ」——そう言って志望校を1つ消す生徒を、僕は毎年見ます。でも、その読み方は、間違っています。

河合塾の偏差値表の「ボーダー偏差値」は、合格可能性が50%になるライン。この記事で見てきた「合格者平均偏差値」は、実際に受かった人の平均。この2つは別物で、合格者平均のほうが低いことすらあります。ボーダーに2つ3つ足りなくても、受かっている人は現にいる、ということです。

狙う大学の層別に、医学部合格者の共通テスト得点率と全統記述模試の偏差値の目安をまとめた早見表
太宰府アカデミー作成(河合塾 2026年度入試結果調査の合格者平均をもとにした目安。年度・大学により変動します)。

狙う大学の層 共テ得点率の目安 全統記述 偏差値の目安
最難関国公立(東大理III・京都) 約90% 72〜75
難関国公立(旧帝・都市部) 87〜90% 69〜72
標準的な国公立 82〜87% 65〜69
地方国公立(弘前・旭川医科 等) 76〜82% 63〜66
上位私立(慶應・慈恵・順天堂) ―(共テ利用は別) 68〜72
中堅私立(福岡・久留米・産業医科 等) 62〜65
入りやすい私立(女子医・川崎 等) 56〜61

だから、偏差値表の一番上の数字に怯えて、立ち止まらないでください。見るべきは、志望校の合格者平均に、科目ごとにあと何ポイント足りないか。本当に、それだけです。

 

太宰府アカデミーの視点

模試が返ってきたら総合偏差値ではなく、必ず科目別に見て、一番低い科目を志望校の合格者平均まで引き上げる作戦を立ててください。結局、合否を決めるのは「総点」です。得意科目を「80点→90点」に上げるために覚える知識量や演習量を考えたら、苦手科目を「30点→45点」に上げた方が簡単です。まあ、苦手科目なので精神的苦痛はあるでしょうが。笑

昨年度も、現役時代にある高校でワースト6位の生徒さんが入学し、1年で劇的に成績を伸ばし、「兵庫医科大学に正規合格」「関西医科大学は補欠繰り上げ待ち」と、苦手科目を叩きに叩きまくって合格を手にしました。どうしても、成績のレーダーチャートが尖りすぎると合格できません。

一番大切なことは全国模試はただのチェックポイントであるということ。安心したら「受験に落ちる」可能性が上がるし、危機感を持って行動に移せると合格する可能性が上がります。模試の結果とはうまく付き合ってください。

 

まとめ:あなたが今日やること

結論、模試で医学部に届くラインは全統偏差値65前後・共テ82%前後。ただし志望校で大きく変わります。東大理III・京大なら共テ90%・偏差値72〜75、地方国公立(弘前・旭川医科)なら共テ76〜82%・偏差値63〜66、中堅私立(福岡・久留米・産業医科)なら全統62〜65。私立の手前の層(東京女子医科60.7・川崎医科55.8)なら、56〜61でも合格者平均に届きます。

今日やることは、1つだけ。直近の全統記述の成績表を開いて、英語・数学・理科の偏差値を科目別に書き出してください。そして、この記事の表にある志望校の合格者平均と、引き算をする。差がいちばん大きい科目——それが、あなたが次に伸ばすべき科目です。

「何点取れば受かるんですか」。この問いに、どうしても精神論ではなく数字で答えたくありませんでした。しかも今年は、私立31校のうち19校で合格ラインが下がっています。ゴールの位置さえ分かれば、あとは走るだけです。あなたの目標は、今あなたが思っているより、ずっと近くにありますよ。

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2025 全医学部 偏差値ランキング(共テボーダー含む)

本日の記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます!

広報/完全指導指導コース担当 後藤 登

 


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◆筆者プロフィール

後藤 登(Goto Noboru)
仕事:総務・広報・完全個別指導コース担当
自己PR:高校・大学ボクシング部。釣りや登山が好き。新卒で当校に勤めて13年目。医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagram、Twitterを更新しています。4年前から完全個別指導コースのコース担当。

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