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一学期の英語学習で心に留めておきたいこと(Part 1)

2018年06月08日 更新

 

こんにちは,福岡にある医学部予備校で英語科講師をしている野口です。

英語という科目は複数科目のように感じます。

単語,文法,解釈,長文読解,作文,リスニング

さらにはテストの実践練習,それらのタイムマネ

メント等,1教科でもやることはいっぱいです。

 

これを見てください。

※クリックすると大きくなります。

 

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私は普段から各分野を均等に勉強すること

心がけています。そして、試験そのものの

対策は、全体の20%程度です。

 

実は,試験対策ばかりしていても

英語の点数は伸びていかないのです。

 

今日はこのことについてお話します。

 

 

毎年一学期のスタートから

「久留米大学の過去問で指導してください」

「センターの過去問をしたいです」

という要望を個別指導で受けます。

 

 

過去問を使用して指導していると,

「読むのが遅い」 「単語がわからない」

と対策以前の段階でつまずいている生徒たちが

ほとんどです。正直に言うとその段階での過去問

指導は不適切です。一緒に過去問研究をした

ところで,また解説を聞いて納得したところで,

本人に英語力が備わってなければ自分で応用する

ことができないからです。

 

 

一方,対策として最もよい取り組み方は,

一定期間集中して勉強することです。

大学入試であれ英語の資格試験であれ,

その傾向と対策は

【 2週間も集中して取り組めば完了する 】

というのが私の認識です。

 

 

要は

「この大学はこういう傾向にあるから、

今後はこのようなことを意識して、

勉強していきましょう」

というだけのことなのですが,生徒はあれこれ

混同したまま学習をしています。

 

そこで私からのアドバイスです。

「今,勉強しているものは『英語力』を上げる

ためなのか,それとも『試験対策』をしている

のか,それを分けて考える」ということです。

 

まずメインの学習は「英語力」を上げることに

集中します。具体的に言うと,

 

 

(1)    語彙の強化

(2)    文法学習

(3)    音読トレーニング

の3つになります。

 

 

(1)単語はどの段階の生徒であれ,絶対に今よりも

増やす必要があります。

大事なことなのでもう一度言います。

単語は絶対に今よりも増やす必要があります。

私も毎日取り組んでいます。

 

 

(2)文法は,

特に導入時は一人でおこなうには大変です。

私が担当しているクラスでは,なるだけ原理原則

大事にし,

授業を受けることが頭の整理につながるような

説明と板書を心がけています。

 

 

(3)盲点になるのは,

英語を英語のまま受け入れる体質作りです。

それほど難しくない英文を「頭からぼりぼり」

と読み進めていける人が果たしてどれくらい

いるでしょうか。

 

「英文読解の回路」ができてしまえば,英語を

英語の語順のまま理解することができるように

なります。

 

その脳に刻み込むトレーニングが音読です。

 

(続く)

 

 


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