こんにちは、福岡の医学部予備校で総務/広報を担当している後藤です。
いきなりですが…
− 皆さんは入試本番が始まってからの期間、どう過ごしますか?
入試期間中に“心構え” があるかないかで、入試結果は大きく影響します。いざ受験が始まったときに「動揺して何も手がつかない…」と、ならないために今から入試開始後の行動パターンを決めることをオススメします。
数年前、こんな生徒がいました。(以下、Aさんと呼びます)
その年は新課程入試が始まり、ほとんどの大学で新課程範囲が出題範囲となった年です。
しかし、新課程の問題がどのぐらい出題されるのか、 どのような問題が出るのか、分からずに受験生の一部の方は新課程範囲を
「そこそこ勉強しとけばいいかなぁ」
と思っていた人もいたのではないか、と思います。
今から話す生徒はそう思って入試に臨んだ生徒の話です。
その年の入試は、私立医学部一発目の試験は愛知医大でした。(今年もですが)Aさんは愛知医大の試験を受けて、太宰府アカデミーに帰ってきました。
「おつかれさん、試験どうやった?」
と僕が話しかけたら、
「…全くできなかったです。」
と、いつも明るいAさんが青ざめた表情で、ボソッ言ったのを今でも覚えています。
詳しく話を聞いてみると、どうやら数学と物理の問題が大問まるまる新課程が出題されたようです。新課程範囲を軽視していたAさんに解けるわけもなく、何も書けず大問を丸々2つ落としました。
その翌日、兵庫医大の入試がありました。Aさんは兵庫も受けるので、重たい足で試験会場まで足を運びました。 愛知の問題でも同じように新課程の問題が大量に出て・・・
Aさんは
「・・・開き直ります。今から徹底的に新課程範囲やります!」
と言って、講師から大量に問題を貰い、今までのした教材を総復習しました。
Aさんは10校近く受験する予定だったので試験が終わって、その日の試験の復習と新課程範囲の勉強。
この試験期間はこれしかやらなかったそうです。
終わってみれば、医学部正規合格7校とこれ以上無い結果になりました。
後日、話を聞いてみると 「兵庫医大終わった時にこのままじゃ本気でダメだと思えたから良かったんだと思う。」と語っていたのが、とても印象的でした。
Aさんのように 『このままではダメだ』 と思った時に それを行動に移せるか、が重要だと思います。
たとえ、それが入試本番が始まっていてもです。
一喜一憂するのは、仕方ありません!
でも、凹むのも喜ぶのも1分以内!!
あらかじめ決めていた行動パターンに従うと一から何をするか考える時間を大幅に削減できます。
医学部入試は全学部の中でも最高峰の難易度です。
そして、その合格ボーダー得点の1点は多くの受験生たちで渋滞を起こしています。
私立医大の最終合格倍率平均は15~20倍です。
(上記の数値は倍率が高い後期試験を除く)
勝負は1点です。
『合格可能性の上がる受験期の過ごし方』
の一例をご紹介しました。
最後の最後まで諦めずに頑張ってください。
皆さんの努力が実るよう、祈っています。
では、本日の記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
総務/広報 後藤 登
◆太宰府アカデミーの自己PR
本校は福岡にある全寮制の医学部予備校です。1年間、約30名の生徒たちが切磋琢磨し、医学部の合格を勝ち取ります。
おかげさまで創設から17年目となり、これまで医学科に360名以上の合格者を輩出しました。そんな卒業生たちが大学を卒業し、医師・歯科医師・薬剤師・獣医師となり、現在の日本の医療を支えてくれています。
◆筆者プロフィール
後藤 登(Goto Noboru)/仕事:総務と広報/好きな言葉:為せば成る/夢:日本一の医学部入試情報サイトを運営/自己PR:高校大学ボクシング部。新卒で当校に勤めて9年目。毎日医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagram、Twitterを更新しています。生徒たちのおかげで仕事はやりがいの塊です。医学部受験のご相談は下記にてお待ちしています。
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