受付時間:7:00~22:00(年中無休) 092-918-0666 ご相談・資料請求 LINE@ X
お知らせ・ブログTOPICS / BLOG

医者になるまでにかかる費用はどのくらい?学費以外にも様々な費用がかかる!

2024年05月16日 更新

こんにちは、太宰府アカデミーOBの柴山です。
福岡県内で精神科医として勤務するかたわら、医学部受験のお役立ち情報を発信しています。

「医者の給料は高い」「医学部はすごくお金がかかる」といったイメージを持たれている方は多いのではないでしょうか。
医師として働くためには医学部に入ることが必要ですが、医学部に入る上でどのくらいの費用がかかるのか気になりますよね。
そこで今回は、医者になるまでにかかる費用についてご紹介します。

 

医師になるために必要な学費はどのくらい?

医師になるためには、どのくらいの学費が必要になるのでしょうか。

医学部の学費は、国公立大学と私立大学で大きな差があります。
医学部を6年で卒業した場合、それぞれの大学の学費は、国公立大学の平均がおよそ350万円に対して、私立大学の場合はおよそ3300万にもなります。

私立大学の中でもそれぞれの学校によって学費の差はありますが、おおよそ2000万円以上はかかるのが一般的です。
しかし、中には成績優秀者に対して学費を免除したり、奨学金制度を設けていたりする大学も多くあります。

例えば、自治医科大学防衛医科大学は、学費貸与給付制度があったり、東北医科薬科大学は、卒業後に特定の地域で勤務することを条件に、修学金を受けられる制度も用意されています。
各大学ごとに、学費負担について様々な制度があるので、一度調べてみるのも良いでしょう。

さらに、医師不足が問題となっている地方における国公立大学では、地元の学生限定で推薦入試を行なっていたり、奨学金制度を設けていたりすることもあります。

 

医者になるまでには学費以外にも様々な費用がかかる!

先程ご紹介した通り、医者になるために医学部に入る必要がありますが、そのための学費はかなり高額になります。
しかし、医者になるまでにはその他にも様々な費用がかかります。
ここからは、医学部の学費以外にかかる費用を見ていきましょう。

まずは、高校までの教育費です。
小学校から高校卒業まで、それぞれ私立か公立のどちらに通うかによってかかる費用が大きく異なります。

小学校から高校まで全て私立に通った場合はおよそ1100万円公立に通った場合はおよそ680万円かかると算出されています。
これを見ると、やはり私立に通った方がはるかに費用がかかることが分かります。

参考:https://connect.doctor-agent.com/article/column13/

また、医学部に合格するために、学校の勉強に加えて学習塾に通わせる保護者は多いでしょう。
この場合、学費とは別で塾費用もかかってきます。

次に、予備校の費用です。
医学部受験を頑張ったけれど不合格となってしまった方は、高校を卒業後に医学部予備校に通う方も多いでしょう。
一般的な大手予備校にかかる費用は、およそ80万円から150万円です。
しかし、医学部専門予備校などになると300から600万円ほどかかることもあります。

続いては、受験費用です。
国公立大学の場合は、共通テストと二次試験の受験料が必要で、共通テストは18000円(5教科7科目)2次験には17000円の費用になります。
なお、前期後期ともに受験する場合は、それぞれの二次試験の費用を払うことになることに注意しましょう。

私立大学を受験する場合は、国公立と比べて費用が高く、一般入試の場合は1校あたり60000円かかります。
複数の大学を受験する際は、その分受験料を払う必要があります。
とはいえ、受験費用に関しては、高校までの教育費や予備校費用と比較すれば少額であるといえるでしょう。

 

費用を抑える方法とは?

医者になるまでには、様々な費用がかかることをご紹介してきました。
この費用は決して安くない金額であるため、経済的な理由で夢を諦めてしまう人も少なくありません。
では、どうしたら費用を抑えられるのでしょうか。
ここからは、医者になるための費用を抑える方法をいくつかご紹介します。

 

できるだけ公立に通う

やはり私立は学費が高いため、高校まではできるだけ公立高校に通うことで費用を抑えられます。
小学校から高校卒業までを公立高校に通った場合、12年間で約400万円の費用を削減できます。

コスパで考える学歴攻略法(新潮新書)」でも、この点が指摘されています。
文科省が行っている学校基本調査によると、日本で私立中学に通っているのは全体の約8%で、公立中学に通っているのは92%だそうです。
突出して私立中高一貫校出身者が多い東大でも、私立出身者は半数程度。
私立の中学と高校に高額な学費を支払っても、受験産業が煽るほどの効果があるかは疑わしいと著者は指摘しています。
(参考:コスパで考える学歴攻略法 藤沢数希著 新潮新書)

 

「でも、医学部受験ではやっぱり私立出身が有利なんじゃないの?」思われる方も多いでしょう。
しかし、医学部進学においても、旧帝大を中心とした「難関大学」に合格するケースを除いて、私立高校の出身者も公立高校の出身者も合格率に大きな違いはないと言われています。(参考:産経新聞 合格率は同じでも私立高と公立高で違う出願先

 

現役で合格する

現役合格することも、費用を抑える方法の一つと言えるでしょう。
予備校に通った場合、年間で100万円から600万円程度の費用がかかるため、浪人することになったら、毎年この費用を払うことになるため、出来るだけ現役合格することが理想でしょう。
しかし、医学部に合格する人の約6割は浪人生というほど、医学部は難易度が高いということは理解しておく必要があります。

 

国公立医学部に入る

医者になる上で、最もお金がかかるのは大学の学費です。
先程もご紹介した通り、各学校によって差はありますが、多くの私立大学では2000万円以上の学費がかかります。
もし、国公立大学に進学できれば、かなりの金額を抑えられるでしょう。

 

留年しない

医学部に進学したとしても、留年してしまうと多額の費用を支払うことになります。
多くの場合、進級試験で一科目だけでも落としてしまえば留年が確定します。
翌年は落とした科目のみではなく、前後期分の学費を再度納めなければなりません。

費用は国立や私立、また留年した学年によってまちまちなので一概には言えませんが、一年分の学費を追加で支払うとなると、無視できない金額になることは想像に難くないでしょう。

試験の結果が不合格だったのなら勉強不足と割り切れますが、中には「寝坊を繰り返して出席日数が足りずに進学できなかった」といった、呆れた理由で留年するケースも。
医学生になって困らないためにも、高校生や予備校生の段階からしっかりとした学習・生活習慣を確立しておく必要がありそうです。

 

まとめ

今回は、医者になるまでにかかる費用についてご紹介しました。
やはり医者になるまでには、多くの費用がかかります。
特に医学部進学するためには多額のお金がかかるため、将来立派な医者として活躍できるよう、真剣に受験勉強に取り組みましょう。
私は予備校時代に培った学習習慣のお陰で、幸いなことに最短で医師になることができました。
医学部進学をお考えの方は、ぜひ太宰府アカデミーまでご相談ください。

では、本日の記事は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

精神科医 柴山 寛

 

 


◆太宰府アカデミーの自己PR

当校は福岡県にある日本で唯一の全寮制医学部受験予備校です。【当校の特徴】定員30名|20年間の累計医学部医学科合格実績443名|田舎の全寮制|全国各地から入学(2024年度生は16の都道府県より入学)|異次元の生活サポート|圧倒的に食事が美味しい(土日祝日問わず提供)|講師との距離が近い|プロ講師の質問対応が充実|完全個別指導コースあり|選抜国公立コースあり|専用筋トレジムあり|同じ夢を持った仲間が1年間切磋琢磨し、医学部合格を目指す【校風】アットホームな大家族予備校

◆筆者プロフィール

柴山寛(Shibayama Kan)/精神科医|昭和大学卒|太宰府アカデミーOB|准看護学校講師
高校時代は鳴かず飛ばずで浪人することに…予備校時代は偏差値を20上げ、なんとか私立医学部に合格。現在は医師をしながら、受験経験を元に医学部受験情報を発信しています。太宰府アカデミー経験者だけの、リアルな意見もぶっちゃけ中。

◆連絡先

TEL:092-918-0666

メール:office@dazaifu.academy

Twitter:twitter.com/dazaifu_academy

◆太宰府アカデミーグループ紹介

詳しく知りたい方は下記をクリック!

福岡県の医学部受験専門予備校 太宰府アカデミー(少人数授業コース)>>トップページはこちら

福岡県の医学部受験専門予備校 太宰府メディカル(完全個別指導コース)>>トップページはこちら

医学部受験予備校 太宰府オンライン(オンライン授業コース)>>トップページはこちら