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【合格体験記】2023年度入試!久留米大学医学部推薦選抜

2022年12月09日 更新

【合格体験記】久留米大学医学部医学科

 T・Yくん

 

私は2浪目を迎えた時、太宰府アカデミーにやってきた。当時はとても緊張して、これからの一年どう過ごしていくのか期待と不安で一杯だった。私は春期講座の時から来ていた。私は医師の門地ではなく、ただ人を助けたいという思い一つで医師を目指していた。時折、夏や秋になると、授業も大変に感じることもあった。解けそうな問題があっても、答えまで辿り着かず受験が嫌になることもあった。しかし、それでも思いは決して変わらなかった。芯がブレずに耐え切ったからこそ今があると思う。私はあまり要領の良い方ではなく、暗記がとても苦手だった。

ここで私が言いたいのは、才や要領の良さが無くても、気合と強い意志があれば、“誰だって成功を掴める”ということである。気合いというと少し抽象的だが、要は“学問に対しての姿勢”である。それは、授業内で得た勉強内容を自分でなぜそうなるのだろう?どうしたら良くなるのだろう?と追求するような姿勢である。授業内のことを受験限りのものと思って淡々にこなすような姿勢では受験戦争に勝ちきれないと思う。勉強は嫌かもしれないが、その中で何かに興味を持ち、関心を抱き、自分なりに考えれば、自ずと勉強を自分の世界を広げてくれるものだと感じるはずである。私は勉強を辛く感じた時、その姿勢に戻った。

まず自分なりに考えられる範囲でやってみて、分からなかったら分かるまで先生に質問する。そして、自分で理解して、解けるまで持っていく。解けるまで持っていくには、とにかく問題に触れる機会を増やすことが大切である。ここは、先生に質問する時間と自分で問題に向き合う時間のバランスを考えておく必要があるだろう。色々、長く述べたが“医師になりたい”という意志が最も大切である。

短いようで長い一年の間、楽しいこと、辛いことがあると思う。しかし、浪人生活は全く無駄になっていないということはわかってほしい。この経験は必ず人生でも生きてくるし、人生勉強になると思う。今、一生懸命やっているのに自分って大丈夫だろうかと思う時があるかもしれない。しかし、一生懸命頑張ってきたことは必ず結果として出ると信じている。だから、自分を信じて進んでほしい。大丈夫、君の頑張りを“受験の神様”はみているから。立派な医師となって、共に医療に貢献できる日を心から願っている。