お知らせ・ブログTOPICS / BLOG

私立大学医学部の2次試験の難易度について解説します!

2022年12月13日 更新

こんにちは、福岡の医学部予備校で総務/広報を担当している後藤です。

これから医学部受験をお考えの方で、国公立大学と私立大学のどちらを受験しようかお悩みの方も多いのではないでしょうか。
また、私立大学の2次試験の内容や難易度など色々と気になることがあるでしょう。
そこで今回は、国公立大学と私立大学の違いや私立大学の2次試験の内容や難易度をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

国公立医学部と私立医学部の違いとは?

まずは、国公立大学医学部と私立大学医学部の大まかな違いについてご紹介します。

学費の違い

国公立大学の最大の特徴は、私立大学と比較して学費が安いことです。
医学部に限らず、他の学部においても同様に比較的安い学費が設定されています。
しかし、医学部は6年制ということもあり、その分かかる学費は他の学部よりも多くなるので注意が必要です。

私立大学は各大学ごとにかかる学費が大きく変わってきます。
例えば、2022年度入学で最も学費が安い私立大学は、国際医療福祉大学で6年間でおよそ1900万円です。
一方、2022年度入学で最も学費が高い私立大学は、川崎医科大学で6年間でおよそ4700万円です。
倍以上の差があるように、私立大学は大学ごとの学費の差が大きいので事前に確認しておくことをおすすめします。

合格難易度の違い

国公立大学の2つ目の特徴は、合格難易度が高いことです。
一般的に私立大学と比べて国公立大学の方が合格難易度が高いです。
その理由は、私立大学と比べて受験科目数が多いこと、共通テスト対策が必要なことが理由として挙げられます。

将来像に合わせた大学選びができるか

私立大学は国公立大学と比べると、将来像に合わせた大学選びが比較的可能です。
一概に私立大学医学部と言っても、学習環境や設備、教員をはじめ、各大学で特徴が異なります。
そのため、ご自身が将来どのような医師になりたいか、明確な将来像が描ける大学があれば、理想的な環境で学べるでしょう。

例えば、慶應義塾大学医学部は在学中に留学プログラムに参加する学生が多いという特徴があります。
最先端の医学に触れたいという方は海外の研究者との関わりを持てる大学に行くことを検討しても良いでしょう。

サポート面の違い

加えて、私立大学は国公立大学と比べると、さまざまなサポートについて手厚いといった特徴があります。
例えば私立大学では、そのまま大学病院に就職できるなど、大学卒業後の就職に関するサポートが整っていることが多いです。

私立医学部の2次試験の傾向を解説!

私立大学医学部の2次試験では、主に小論文と面接の試験が行われます。
他の学部とは違い、将来、人の命や健康に関わることになるため、学科試験の成績だけが評価されるわけではありません。
そのため、医師としての資質や適性を見極めるために、二次試験の小論文や面接試験がかなり重視されているのです。

医学部が2次試験において小論文を課している理由は大きく3つあります。
まず1つ目は、課題の文章や資料を通じて、その内容を客観的に読み解く力を見極めるためです。
2つ目は、出題者の意図を理解した上で自身の主張を説明する力を見極めるためです。
3つ目は、医師に必要な資質や適性、医療や社会的問題について知識があるかを見極めるためです。

小論文の対策をする際、まずは基本的な書き方を身につけましょう。
小論文を書く上で最も重要なポイントは、結論までのプロセスに説得力を持たせることです。
この力を身につけるために、学校の先生や予備校の講師に協力のもと、定期的に自身の答案を添削してもらい、弱点を客観的に分析することが大切です。また、ニュースや書物を通して医療問題や社会問題をこまめにチェックし、最新の情報をインプットすることも大切です。

私立医学部の難易度を左右するものとは?

ここからは、私立大学医学部受験におけるポイントをご紹介します。

一般選抜入試

一般選抜では、各大学ごとに独自の問題が出題されるため、あらかじめ傾向と対策を把握しておくことがとても重要になります。
基本的な知識を身につけたら、徐々に応用力を鍛え、早い段階から過去問に取り組みましょう。

選抜方式

近年の私立大学医学部では入試方式が多様化している傾向にあります。後期試験、共通テスト利用入試、学校選抜型推薦入試、地域枠入試など、大学によってさまざまな入試方式を選択することができます。

受験日を調べておく

複数の私立大学医学部を受験する場合には、受験日に注意しましょう。
一般的に一般選抜入試は、共通テストが終わった後の1月中旬から2月中旬まで行われます。

入試が実施される期間が短いため、受験日が他の大学と重なってしまうことがあります。
たとえ、試験日が重ならなくても連日、もしくは1日おきの受験になり、心身ともに負担がかかる可能性もあるため、日程については十分考慮しましょう。

まとめ

今回は、国公立と私立大学の違いや私立大学の二次試験の難易度をご紹介しました。
私立大学の二次試験の難易度はそれぞれの大学によって異なりますが、いずれにしろ倍率が高くそう簡単に合格できるものではありません。
そのため、あらかじめしっかりと情報収集を行い、入念な対策をして臨むことが大切です。

では、本日の記事は以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 


 

総務 後藤 登

 

◆太宰府アカデミーの自己PR

本校は福岡にある全寮制の医学部予備校です。1年間、約30名の生徒たちが切磋琢磨し、医学部の合格を勝ち取ります。当校に入学される約3〜4割の生徒さんは、九州以外からご入学されます。「地元のしがらみに捉われたくない」「環境を変えたい」と、勉強に専念したい受験生たちが多く集まります。
おかげさまで創設から18年目となり、これまで医学科に404名以上の合格者を輩出しました。そんな卒業生たちが大学を卒業し、医師・歯科医師・薬剤師・獣医師となり、現在の日本の医療を支えてくれています。

◆筆者プロフィール

後藤 登(Goto Noboru)/仕事:総務と広報/自己PR:高校大学ボクシング部。新卒で当校に勤めて10年目。毎日医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagramTwitterを更新しています。生徒たちのおかげで仕事はやりがいの塊です。医学部受験のご相談は下記の連絡先にてお待ちしています。

◆連絡先

TEL:092-918-0666

メール:office@dazaifu.academy

Twitter:twitter.com/dazaifu_academy