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医学部受験の難しさはどのくらい?難易度の高い受験を乗り越えるポイントも紹介!

2022年12月29日 更新

こんにちは、福岡の医学部予備校で総務/広報を担当している後藤です。

「なぜこんなにも医学部受験は難しいのか」

このような疑問をお持ちの方はいませんか。
大学入試と言えば、東京大学や京都大学が難関と言われていますが、そのような難関大学の理系学部と比べてどのくらい難しいのでしょうか。
今回は、そんな医学部受験の難しさについて、また受験を乗り越えるポイントも合わせてご紹介します。

 

医学部受験の難易度が高い理由を紹介!

なぜ医学部入試は他の学部と比べて難易度が高いとされているのでしょうか。
ここからはその理由についてご紹介していきます。

1つ目は、医学の世界では高い記憶力と理解力が必要だからです。
医学部に入学すること自体もちろん難しいですが、合格して一安心ではなく、むしろスタート地点です。
入学してからすぐに専門的な授業が始まったり、実習があったりと膨大な知識を短い時間で覚える必要があります。
また、生理学や病理学は理解するのが難しく、高度な理解力が必要になるでしょう。
一科目でも単位を落としてしまうとすぐに留年が決まってしまう学校も多いのが事実です。

このように高い記憶力や理解力が求められる医学の世界ですが、大学側としてはなるべく留年者を出したくありません。
授業にしっかりついてこれる人のみを入学させるために、入試の時点で難易度を上げて一定のフィルターをかけているのです。
これが医学部入試の難易度が高い理由の1つ目です。

2つ目は、本当に医師になりたい人を求めているからです。
近年は不景気の影響もあり、安定かつ高収入が見込めることから医学部受験の人気が高まっています。
そのこともあり、医師というステータスが欲しいが故に生半可な気持ちや覚悟で入学してしまう学生が増加しており、留年したり中退したりするケースも見られます。
先程も説明した通り、なるべく留年者数などを減らし、国家試験合格者を多く出したい大学側は、生半可な勉強では合格できないように試験の難易度を上げたり、小論文や面接を通してふるいにかけたりしているのでしょう。

3つ目は、他学部の優秀な学生が力試しで受験しているからです。
難関試験である医学部受験を突破したという証を欲して、一部の優秀な学生が力試しに受験している現状も見られます。
その影響もあって医学部の倍率が高くなり、合格の難易度が高くなっているのです。

 

医学部の中でも国公立と私立で難易度が違う?

次に、国公立と私立の難易度の違いについてご紹介します。

国公立大学の難しさ

国公立大学の難しさの要因は、共通テストの受験科目の多さと、二次試験のレベルの高さにあります。
国公立大学では共通テストの受験が必須となっており、範囲は5教科7科目と膨大な学習量になっています。
国公立大学の医学部に合格するには、共通テストで80%以上の点数を取ることが目安とされています。
共通テストで失敗してしまうといわゆる足切りの対象となり、二次試験を受験できなくなる可能性もあるので注意が必要です。
(参照:https://ishin.kawai-juku.ac.jp/measures/basic-know/, 河合塾医進塾,『医学部入試の基礎知識』)

二次試験では、ボーダー偏差値が65以上となっている医学部も多く、難関大学の中では前期試験のボーダー偏差値が70を超えるところもあります。
受験科目は、英語・数学・理科2科目が一般的で、東京大学・京都大学・名古屋大学・山形大学の4校に関しては国語も課されます。
理系の受験生にとって国語が課されるというのはネックになると思いますので、しっかり対策する必要があります。

【ボーダー偏差値が70以上の国公立大学医学部】(2022年度前期入試)
・東京大学 72.5
・東京医科歯科大学 70
・京都大学 72.5
・大阪大学 70
(参照:https://ishin.kawai-juku.ac.jp/exam/borderline/

 

私立大学の難しさ

私立大学も国公立大学と比べて、ボーダー偏差値が65以上である大学も多く、難易度が高いことに変わりはありません。
しかし、一般選抜での受験であれば共通テストが必要ないため、勉強しなくてはならない科目や範囲は減ります。
文系科目を勉強対象から除外できることで、負担が少し軽減するので、国公立大学よりも難しくないと考えられています。

しかし、大学ごとに試験内容、出題形式、配点がバラバラであることが、私立大学入試の難しさです。
マーク式の大学、問題量が多くスピード勝負の大学など、過去問を反復練習して特徴を把握し、しっかりと対策する必要があります。
なお、一般選抜の受験科目は英語・数学・理科2科目と小論文・面接が一般的です。
産業医科大学に関しては、共通テストの受験が必須であるため注意しましょう。

 

難関である医学部受験を突破するためのポイントとは?

ここからは、医学部受験を突破するためのポイントをご紹介します。

1つ目は、受験に関する情報を集めることです。
受験するにあたって、さまざまな不安を感じることになるでしょう。
しかし、できるだけ受験に関する情報を持っておくことで、そういった不安を少しでも解消できます。
特に私立大学では、大学別の特徴がバラバラですので、情報を集めて対策できているかが合格の鍵になります。
受験本番で持っている力を最大限発揮できるよう、事前に情報収集を行い入念に準備することが大切です。

2つ目は、勉強時間を確保することです。
医学部入試は、中途半端な学習時間で突破できるほど甘くありません。
医学部受験を決めた時点から、まずは生活スケジュールを見直すことから始めましょう。
試験から逆算して計画的に学習計画を立てることが大切です。

3つ目は、プロから受験指導を受けることです。
医学部受験では、学習量ももちろん大切ですが、それ以上に質が重要になります。
どんなに努力したとしても、誤った方向性の努力では成果に結びつかないことになります。
医学部受験のプロである専門予備校を利用することもひとつの選択肢です。
どのように努力すれば成果につながるのかを明確に示してくれますし、同じ目標に向かって頑張る仲間たちもたくさんいるので、モチベーションの維持にもつながります。

 

まとめ

今回は医学部受験の難しさについて、また受験を乗り越えるポイントも合わせてご紹介しました。
難易度が高いことで知られる医学部ですが、正しい情報を入手することで、少しでも難易度を抑えて入試に臨めます。
もちろん勉強での努力はもちろんですが、それに加えて早いうちから情報収集をして対策を立てることが大切です。

では、本日の記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます!

 

総務/広報 後藤 登

 


◆太宰府アカデミーの自己PR

本校は福岡にある全寮制の医学部予備校です。1年間、約30名の生徒たちが切磋琢磨し、医学部の合格を勝ち取ります。当校に入学される約3〜4割の生徒さんは、九州以外からご入学されます。「地元のしがらみに捉われたくない」「環境を変えたい」と、勉強に専念したい受験生たちが多く集まります。
おかげさまで創設から18年目となり、これまで医学科に404名以上の合格者を輩出しました。そんな卒業生たちが大学を卒業し、医師・歯科医師・薬剤師・獣医師となり、現在の日本の医療を支えてくれています。

◆筆者プロフィール

後藤 登(Goto Noboru)/仕事:総務と広報/自己PR:高校大学ボクシング部。新卒で当校に勤めて10年目。毎日医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagramTwitterを更新しています。生徒たちのおかげで仕事はやりがいの塊です。医学部受験のご相談は下記にてお待ちしています。

◆連絡先

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