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医学部に合格した最高齢は何歳?医学部再受験を目指す方へ!

2022年11月05日 更新

こんにちは、福岡の医学部予備校で総務/広報を担当している後藤です。

「これから医学部の再受験を目指したいけど40代でも大丈夫かな」
「医学部に合格した最高齢は何歳の人か気になる」
このような考えをお持ちの方はいませんか。
医学部再受験生は、20代や30代だけではありません。
そこで今回は、医学部に合格した最高齢は何歳なのか、40代以上から医学部の再受験を目指すポイントをご紹介します。

医師国家試験に合格した最高齢は何歳?

医学部への入学および医師国家試験の受験資格に年齢制限はありません。
しかし、40代以上から医学部を目指すのは、決して楽な道ではありません。
10代や20代の人が医師を目指すことと比べて、困難なことがたくさんあります。
それを乗り越える覚悟があれば、40代以上で医学部に合格し、その後医師として活躍することは不可能ではありません。

実際に、厚労省によると「医師国家試験合格者の最高齢は、熊本大学医学部を2002年に卒業した66歳の男性」というデータもあります。

医学部再受験において諦めてしまう人が多いのはなぜ?

40代や50代の再受験生は、これまで様々なメディアでも取り上げられていることから少なからず存在します。
しかし、毎年合格者がいるとは言えないのが実情です。
そもそも、40代以上になると、年齢がネックで諦めてしまう人が多いです。

ではなぜ、40代以上で医学部再受験を目指したいけど、途中で諦めてしまうのでしょうか。
その理由として以下のことが挙げられます。

医師になって社会貢献できる期間が年齢的に限られる

たとえ、40歳で再受験に成功し入学できたとしても、大学を卒業する頃の年齢は上手く進級できても46歳です。
ここから、必須である初期臨床研修を終える頃には48歳になってしまいます。

また、初期臨床研修を終えて医療行為ができるようになったとしても、医師としてはまだまだ半人前の状態です。
ここから、一人前の医師になる頃には50歳は超えています。
現実的に考えて、医師として従事できるのは15年から20年です。
一方で、高校を卒業後に医学部へ入学した人は、スムーズにいけば45年から50年は社会に貢献できます。

医者は体力勝負的な要素が強い

医師という職業は精神、体力ともにとてもハードな職業です。
特に研修医時代は夜勤を経験する必要があり、40代以上の方にとっては体力的にきついと考えられます。
また、医師は常に学びを必要とする職業でもあります。記憶力や理解力の衰えが、日々の学びに影響を与えうることがあります。

40代以上の人が医学部に合格するためのポイントを紹介!

ここからは、40代以上の人が医学部に合格するためのポイントをご紹介します。

1つ目は、年齢に対して寛容な大学を選ぶことです。
医学部再受験において、合格を目指す上で重要なのが年齢に寛容な大学を選ぶことです。
各大学によって、年齢に寛容な場合とそうでない場合があります。
そのため、これから志望校を選ぶ際はできるだけ年齢に寛容な大学を選びましょう。

国公立大学よりも私立大学の方が比較的年齢に寛容なことが多いです。
すでに志望校が決まっているのであれば、その大学の合格者の年齢層を確認することをおすすめします。
これまでの傾向から、数年間の間に40代以上の合格実績があるか見てみましょう。
すでに合格実績があれば目指して良い大学と言えます。

2つ目は、予備校を活用することです。
医学部再受験生には、とにかく時間がありません。
1年でも早く医師として活躍するためには、医学部合格までの道のりを最短で進む必要があります。
そのためには、正しい努力が必要不可欠です。

そこでおすすめなのが、予備校を利用することです。
予備校に通う最大のメリットは、医学部受験のプロによる指導と情報提供、学習管理を受けられることです。
適切な勉強方法、入試情報、試験本番に向けた対策などを細かく教えてもらえます。

3つ目は、覚悟を持って取り組むことです。
高齢で医学部再受験を目指すことは、かなり難しい挑戦であることを理解し、覚悟を決めて臨むことが大切です。
医師になることを夢見て医学部受験にチャレンジする人は多いですが、そのうち合格を掴み取った人の影には合格できず諦めた人が多くいます。

医学部受験自体決して簡単なものではなく、ましてや40代以上の人にとってはさらに難しいものとなります。合格するためには、生活の中での多くの時間を受験勉強に費やすことになります。得るものも多ければ、失うものも多い挑戦となります。
確固とした覚悟を持てるかどうかが、成功できるかどうかの鍵となります。

まとめ

今回は、医学部に合格した最高齢は何歳なのか、40代以上から医学部の再受験を目指す際のポイントをご紹介しました。
医学部を目指すこと自体は、高齢であっても可能です。
しかし、受験する際は確固とした覚悟と要領を得た継続的な学習が必要不可欠となります。

では、本日の記事は以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 


 

総務 後藤 登

 

◆太宰府アカデミーの自己PR

本校は福岡にある全寮制の医学部予備校です。1年間、約30名の生徒たちが切磋琢磨し、医学部の合格を勝ち取ります。当校に入学される約3〜4割の生徒さんは、九州以外からご入学されます。「地元のしがらみに捉われたくない」「環境を変えたい」と、勉強に専念したい受験生たちが多く集まります。
おかげさまで創設から18年目となり、これまで医学科に404名以上の合格者を輩出しました。そんな卒業生たちが大学を卒業し、医師・歯科医師・薬剤師・獣医師となり、現在の日本の医療を支えてくれています。

◆筆者プロフィール

後藤 登(Goto Noboru)/仕事:総務と広報/自己PR:高校大学ボクシング部。新卒で当校に勤めて10年目。毎日医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagramTwitterを更新しています。生徒たちのおかげで仕事はやりがいの塊です。医学部受験のご相談は下記の連絡先にてお待ちしています。

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