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【医学部志望必見】私立大学医学部受験で必要な科目とは?

2022年05月29日 更新

こんにちは、福岡の医学部予備校で総務/広報を担当している後藤です。

医学部医学科を志望して受験する方は、実際の入試でどのような科目が出題されるのか気になるところだと思います。
どの大学においても、医学部は​​難易度が高く、大学によって出題形式や科目数が異なる場合もあります。
そこで今回は、医学部の難しさ私立大学医学部受験で必要となる科目出題形式・傾向の違いについて解説します。

医学部の難しさについて

受験科目が多い

医学部の難易度の高さの理由のひとつに、受験科目の多さが挙げられます。
​​私立大学医学部の一般入試では基本的には3教科4科目(英語/数学/理科2科目が必要となります。

一方、国立大学の医学部では、大学入学共通テスト5教科7科目(英語/数学2科目/理科2科目/社会/国語)に加え、個別試験で2〜4科目が課されます。

これらの試験科目に加えて、面接と小論文の試験があり、手広く対策する必要があります。
特に、面接や小論文は医学部入試独自の対策が必要になり、独学で合格できる学生はかなり限られてしまいます。

偏差値が高い

医学部の難しさのもうひとつの理由が、偏差値が高いことです。

国内最高峰の難易度を誇る東京大学の医学部では、偏差値が70を超えています。
また、最低偏差値でも62.5となっており、医学部と同じ6年生の薬学部の偏差値の最低が30台であることと比較すると、
医学部の偏差値の高さは一目瞭然です。

偏差値62.5以上では、受験者のうち上位10%以内に入らなければなりません。
さらに、偏差値70以上では上位3%以内に入ることが求められます。

 

倍率の高さ

私立大学医学部の場合は、稀に50〜100倍となるケースもあります。
2021年度の私立大学医学部の倍率を例に挙げると、金沢医科大の14.95倍久留米大学の12.26倍関西医科大学の14.65倍となっています。
また、2021年度の国公立大学医学部の倍率を例に挙げると、旭川医科大学の前期4.18倍・後期3.6倍岐阜大学の前期7.13倍・後期3.48倍となっています。
国公立よりも私立の方が倍率は高いですが、国公立では共通テストの受験が必須であったりと負担が大きいため、必然的に受験者が絞られることもあって、それが倍率にも反映されています。

 

私立大学医学部受験で必要となる科目

私立大学医学部の一般入試では、ほとんどの大学の次試験で英語・数学・理科の3教科4科目での受験となることが多く、​​​​理科については化学・物理・生物より2科目を選択しての受験となります。
一次試験に合格した場合は、二次試験で面接・小論文の試験を受験することになります。

 

共通テスト利用を実施している私立大学

私立大学のうち、一般入試に加えて共通テスト利用入試を実施している大学は、以下の通りです。
東北医科薬科大学(宮城県)
獨協医科大学(栃木県)
埼玉医科大学(埼玉県)
国際医療福祉大学(千葉県)
杏林大学(東京都)
​​順天堂大学(東京都)
帝京大学(東京都 )
東京医科大学(東京都)
東海大学(神奈川県)
愛知医科大学(愛知県)
藤田医科大学(愛知県)
大阪医科薬科大学(大阪府)
・​​関西医科大学(大阪府)
近畿大学(大阪府)
福岡大学(福岡県)

受験科目が異なる大学

東海大学では、英語・数学・理科の受験が必要で、理科については物理・化学・生物から1科目を選択する方式となります。
帝京大学では、英語(必須)+数学(1A2B)・物理・化学・生物・国語(古文・漢文を除く)から2科目を選する特徴的な受験方式となっています。
昭和大学では、英語と理科2科目が必須科目で、数学または国語(古文漢文除く)が選択科目になります。

3教科4科目を課す大学が多い中で、数学Ⅲが出題範囲になっていなかったり、国語での受験が可能であったりと、大学によって受験科目に特徴があるので、事前にしっかり調べた上で対策をしていくことが大事です。

私立大学医学部の出題形式・傾向の違いについて

私立大学医学部の入試では、マーク式 または記述式のいずれかの出題形式になっていることが多いです。
傾向については、数学や​​理科においては難問が多数出題されたり、英語においては難しい文法問題や医学に関する長文読解問題が出題されたりします。

例えば、国際医療福祉大では、英語の長文問題が多く出題されています。
英文を論理的に読む力や速読力を身につけることが大切です。

東邦大杏林大では、医療系の専門的な長文が出題されています。
そのため、医療系の単語を覚えたり、医療に関する予備知識を学習したりする必要があります。

​​数学や理科については、大学によってかなり特色があり難易度の高い問題が多く出題されています。

一方、私立大学医学部の入試では、小論文のテーマにおいても各大学で特徴があります。
イラストを見て感じたことについて問われたり、医療に対する心がまえなどを問われたりと、出題されるテーマは多岐にわたります。

小論文に関しては、日頃から医療に関する情報を取り入れ、繰り返し練習することで適切な表現方法を身につけていくことが大事です。

 

まとめ

今回は、医学部の難しさや私立大学医学部受験で必要となる科目、出題形式・傾向の違いについて解説しました。
医学部の難しさの理由としては、受験科目の多さ、偏差値の高さ、倍率の高さが挙げられます。
私立大学では、総合型選抜や地域枠などさまざまな入試方式がありますが、一般入試では個別試験で3教科3~4科目に加えて小論文・面接を受験科目とする大学が多いです。
私立大学の医学部は出題形式・傾向も大学により多様で、志望校に応じた対策が必要になるので早めに形式と傾向を把握することが大切です。

では、本日の記事は以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 


 

総務 後藤 登

 

◆太宰府アカデミーの自己PR

本校は福岡にある全寮制の医学部予備校です。1年間、約30名の生徒たちが切磋琢磨し、医学部の合格を勝ち取ります。
おかげさまで創設から18年目となり、これまで医学科に404名以上の合格者を輩出しました。そんな卒業生たちが大学を卒業し、医師・歯科医師・薬剤師・獣医師となり、現在の日本の医療を支えてくれています。

◆筆者プロフィール

後藤 登(Goto Noboru)/仕事:総務と広報/好きな名言:牛乳を飲む人より牛乳を配る人のほうが、よっぽど丈夫だ/夢:日本一の医学部入試情報サイトを運営すること/自己PR:高校大学ボクシング部。新卒で当校に勤めて10年目。毎日医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagramTwitterを更新しています。生徒たちのおかげで仕事はやりがいの塊です。医学部受験のご相談は下記の連絡先にてお待ちしています。

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