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共通テストの配点比率|国公立医学部50校は20〜90%|2027年度入試

2026年08月30日 更新

こんにちは、福岡の医学部予備校で総務・広報を担当している後藤です。

この記事は、この1年で2万回以上、検索結果に表示されています。それなのに大学名も点数も1つも書いていませんでした。「配点比率を理解して志望校を選びましょう」で終わっていて、肝心の「どの大学が何点なのか」が無い。今日、国公立医学部50校の配点表に丸ごと入れ替えます。

先に答えを書きます。共通テストが総合点に占める比率は、2027年度入試で20.0%から90.0%。4.5倍の開きがあります。いちばん軽いのが東京大学(理科三類)と東北大学の20.0%、いちばん重いのが奈良県立医科大学の90.0%です。

そして50校の平均は45.8%でした。国公立医学部の半分以上(32校)は、共通テストより2次試験のほうが重い入試です。

この記事を開いた方は、たぶんこんなことを思っています。

− そもそも配点比率って何? どう計算するの?

− 共通テストで失敗した。2次で挽回できる大学はどこ?

− 逆に、共通テストで稼いだ点がそのまま効く大学は?

全50校の数字を出しながら、ひとつずつお答えします。

 

 

医学部予備校の寮費はいくら?答えは資料に|太宰府アカデミー(無料)

配点比率とは|共通テストの配点 ÷ 総合配点で出します

言葉の意味をはっきりさせておきます。

共通テストの配点比率=共通テストの配点 ÷ 総合配点。2次試験(個別学力検査)のほうを分子にすれば、そのまま2次配点比率(個別配点比率)になります。2つを足すと必ず100%になるので、どちらか一方が分かればもう一方も決まります。

実際に3校で計算します。

大学 共テ配点 2次配点 総合配点 共テ比率
東京大学(理科三類) 110点 440点 550点 20.0%
九州大学 475点 700点 1,175点 40.4%
奈良県立医科大学 900点 100点 1,000点 90.0%

東京大学は共通テスト110点+2次440点の550点満点なので、110÷550=20.0%。奈良県立医科大学は共通テスト900点+2次100点の1,000点満点で、900÷1,000=90.0%です。同じ「国公立医学部の前期日程」でも、共通テストの重みがここまで違います。

ここでいちばん間違えやすい点を1つだけ。この「共テ配点」は、共通テストの素点(1,000点満点)ではありません。大学が自分の配点に換算し直した点数です。東京大学は1,000点を110点に圧縮しますし、佐賀大学は情報Ⅰの100点を10点に圧縮します。「共通テストは1,000点満点だから情報Ⅰは10%」という計算は、合否には当てはまりません。

 

国公立医学部50校の共テ・2次配点比率一覧|2027年度入試

全50校を、共通テストの配点比率が低い順に並べました。共テ配点と2次配点をそのまま載せています(2つを足したものが総合配点です)。画像のほうには総合配点も入れているので、自分で計算し直せます。

まず1〜25位です。

国公立医学部の共通テスト配点比率が低い順の一覧1位から25位。東京大学と東北大学の20.0パーセントから京都府立医科大学の45.5パーセントまで
出典:各大学が公表している令和9年度(2027年度)入学者選抜要項をもとに太宰府アカデミー集計(前期日程・一般枠。山梨大学のみ後期日程)
大学 共テ 2次 共テ比率 2次比率
1 東京大学 110 440 20.0% 80.0%
2 東北大学 550 2,200 20.0% 80.0%
3 京都大学 275 1,000 21.6% 78.4%
4 大阪大学 500 1,500 25.0% 75.0%
5 山梨大学(後期) 1,000 2,300 30.3% 69.7%
6 金沢大学 950 2,100 31.1% 68.9%
7 千葉大学※ 475 1,000 32.2% 67.8%
8 名古屋市立大学※ 600 1,200 33.3% 66.7%
9 岡山大学※ 550 1,100 33.3% 66.7%
10 広島大学 1,000 2,000 33.3% 66.7%
11 東京科学大学 180 360 33.3% 66.7%
12 長崎大学※ 465 890 34.3% 65.7%
13 名古屋大学※ 950 1,800 34.5% 65.5%
14 北海道大学 315 525 37.5% 62.5%
15 熊本大学 500 800 38.5% 61.5%
16 新潟大学※ 800 1,200 40.0% 60.0%
17 九州大学 475 700 40.4% 59.6%
18 浜松医科大学※ 475 700 40.4% 59.6%
19 筑波大学 950 1,400 40.4% 59.6%
20 愛媛大学 500 700 41.7% 58.3%
21 横浜市立大学※ 1,000 1,400 41.7% 58.3%
22 大阪公立大学※ 675 900 42.9% 57.1%
23 岐阜大学※ 950 1,200 44.2% 55.8%
24 神戸大学※ 380 480 44.2% 55.8%
25 京都府立医科大学 500 600 45.5% 54.5%

読み取れることが3つあります。

①共通テストが3割を切るのは4校だけで、全部が旧帝大です。東北大学と東京大学(理科三類)が20.0%、京都大学が21.6%、大阪大学が25.0%。この4校は総合点の75〜80%が2次試験です。共通テストは、ほぼ足切りを抜けるための関門になります。

②総合配点そのものが5倍以上違います。いちばん大きいのが山梨大学の3,300点、いちばん小さいのが東京科学大学の540点です。だから「◯◯大学は共テ950点だから重い」という読み方はできません。950点でも、金沢大学(総合3,050点)なら31.1%、山口大学(総合1,550点)なら61.3%になります。点数ではなく、必ず比率で見てください。

③50校の平均は45.8%、中央値は45.5%でした。そして29校が40〜60%の帯に入っています。大多数の大学は「共テ4割:2次6割」前後です。

出典:各大学が公表している令和9年度(2027年度)入学者選抜要項をもとに太宰府アカデミー集計。※印の18校は2026年度の配点で、2027年度の変更が公表されていないものです(残る32校は令和9年度の入学者選抜要項で確認しました)。山梨大学の医学科は後期日程のみのため、後期の配点を載せています。

続いて26〜50位です。

国公立医学部の共通テスト配点比率が低い順の一覧26位から50位。信州大学の45.5パーセントから奈良県立医科大学の90.0パーセントまで
出典:各大学が公表している令和9年度(2027年度)入学者選抜要項をもとに太宰府アカデミー集計(前期日程・一般枠)
大学 共テ 2次 共テ比率 2次比率
26 信州大学 500 600 45.5% 54.5%
27 和歌山県立医科大学 600 700 46.2% 53.8%
28 大分大学※ 500 550 47.6% 52.4%
29 三重大学※ 650 700 48.1% 51.9%
30 札幌医科大学 750 800 48.4% 51.6%
31 旭川医科大学 470 500 48.5% 51.5%
32 高知大学※ 950 1,000 48.7% 51.3%
33 鹿児島大学 925 920 50.1% 49.9%
34 香川大学 720 700 50.7% 49.3%
35 群馬大学 475 450 51.4% 48.6%
36 福島県立医科大学 700 660 51.5% 48.5%
37 滋賀医科大学※ 650 600 52.0% 48.0%
38 琉球大学 1,000 800 55.6% 44.4%
39 島根大学※ 930 720 56.4% 43.6%
40 鳥取大学 920 700 56.8% 43.2%
41 山形大学※ 950 700 57.6% 42.4%
42 富山大学 1,000 700 58.8% 41.2%
43 福井大学 1,000 700 58.8% 41.2%
44 秋田大学 600 400 60.0% 40.0%
45 山口大学※ 950 600 61.3% 38.7%
46 宮崎大学 1,000 600 62.5% 37.5%
47 弘前大学 1,050 600 63.6% 36.4%
48 佐賀大学 640 300 68.1% 31.9%
49 徳島大学 950 400 70.4% 29.6%
50 奈良県立医科大学 900 100 90.0% 10.0%

後半で目を引くのは、共通テストのほうが重い大学が18校あることです。そのうち7校は共テが6割以上を占めます。この帯では、2次試験で返せる幅がかなり小さくなります。

出典:各大学が公表している令和9年度(2027年度)入学者選抜要項をもとに太宰府アカデミー集計。共テ比率=共通テストの配点÷総合配点。いずれも一般選抜・一般枠の配点です(地域枠は別の配点を設ける大学があります)。

 

共通テストの配点比率が低い10校|2次で返せる大学

「共通テストで失敗した」という相談は、1月の下旬に集中します。そのときにいちばん実務的な軸が、この10校です。

共通テストの配点比率が低い国公立医学部10校。東京大学と東北大学が20.0パーセントで最小、広島大学までが33.3パーセント以下
出典:各大学が公表している令和9年度(2027年度)入学者選抜要項をもとに太宰府アカデミー集計(前期日程・一般枠。山梨大学のみ後期日程)
大学 共テ 2次 共テ比率 2次比率
東京大学 110 440 20.0% 80.0%
東北大学 550 2,200 20.0% 80.0%
京都大学 275 1,000 21.6% 78.4%
大阪大学 500 1,500 25.0% 75.0%
山梨大学(後期) 1,000 2,300 30.3% 69.7%
金沢大学 950 2,100 31.1% 68.9%
千葉大学※ 475 1,000 32.2% 67.8%
名古屋市立大学※ 600 1,200 33.3% 66.7%
岡山大学※ 550 1,100 33.3% 66.7%
広島大学 1,000 2,000 33.3% 66.7%

10校とも、共通テストは総合点の20.0%から33.3%しかありません。

これが実際にどれくらいの差になるか、共通テストの得点率で考えます。共通テストの出来が10ポイント下がったとき、総合点で削られるのは「共テ比率 × 10」ポイントです。

東京大学と東北大学なら2.0ポイント。奈良県立医科大学なら9.0ポイント同じ失敗をしても、総合点への響き方が4.5倍違います。共通テスト後に出願先を組み替えるとき、ここが判断材料になります。

ただし、2次比率が高い大学は、2次試験そのものが難しいという当たり前の事実がセットで付いてきます。上の10校のうち7校は旧帝大か旧六と呼ばれる大学で、2次の問題は全国でも最上位の水準です。「配点が有利だから逆転できる」とは、この表からは言えません。言えるのは「配点の上では、2次で動かせる幅が大きい」ところまでです。

 

共通テストの配点比率が高い10校|共テで決まる大学

逆の端も見ておきます。

共通テストの配点比率が高い国公立医学部10校。奈良県立医科大学が90.0パーセントで最大、徳島大学70.4パーセント、佐賀大学68.1パーセント
出典:各大学が公表している令和9年度(2027年度)入学者選抜要項をもとに太宰府アカデミー集計(前期日程・一般枠)
大学 共テ 2次 共テ比率 2次比率
奈良県立医科大学 900 100 90.0% 10.0%
徳島大学 950 400 70.4% 29.6%
佐賀大学 640 300 68.1% 31.9%
弘前大学 1,050 600 63.6% 36.4%
宮崎大学 1,000 600 62.5% 37.5%
山口大学※ 950 600 61.3% 38.7%
秋田大学 600 400 60.0% 40.0%
富山大学 1,000 700 58.8% 41.2%
福井大学 1,000 700 58.8% 41.2%
山形大学※ 950 700 57.6% 42.4%

奈良県立医科大学の90.0%が突出しています。この大学の前期日程には学科試験そのものがありません。個別試験は小論文100点だけで、面接に配点はありません(令和9年度入学者選抜要項)。共通テスト900点+小論文100点で合否が決まる入試です。

出典:各大学が公表している令和9年度(2027年度)入学者選抜要項をもとに太宰府アカデミー集計。前期日程・一般枠。

2位以下は徳島大学70.4%、佐賀大学68.1%、弘前大学63.6%と続きます。この帯の大学は、共通テストで取った点がほぼそのまま順位になります。共通テストが得意な受験生にとっては、貯金がいちばん効く配点です。

もう1つ。共テ比率が高い大学は、2次の配点そのものも小さいという関係があります。奈良県立医科大学の前期は個別100点、佐賀大学は300点、徳島大学は400点です。佐賀大学は要項の中で、前期日程の選抜方法を「共通テスト68%・個別テスト26%・面接6%」と自校で明記しています(2027年度佐賀大学入学者選抜要項)。2次の配点が小さいぶん、共通テストの1点が重くなる。これは表裏の関係です。

 

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2027年度に配点が動いた5校|去年の表で選ばないでください

配点は毎年少しずつ動きます。2027年度入試では、国公立医学部50校のうち5校で総合配点そのものが変わりました。

2027年度入試で総合配点が変わった国公立医学部5校。弘前大学は1950点から1650点、旭川医科大学は920点から970点へ
出典:各大学が公表している令和9年度(2027年度)入学者選抜要項をもとに太宰府アカデミー集計
大学 2026年度 2027年度 何が変わったか 共テ比率
弘前大学 1,950点 1,650点 面接300点を廃止し段階評価へ 53.8% → 63.6%
旭川医科大学 920点 970点 個別に理科2科目150点を新設 62.0% → 48.5%
広島大学 2,800点 3,000点 面接を200点に点数化 35.7% → 33.3%
徳島大学 1,300点 1,350点 情報Ⅰ50点を新たに配点 69.2% → 70.4%
香川大学 1,400点 1,420点 情報Ⅰ20点を新たに配点 50.0% → 50.7%

いちばん大きいのが弘前大学です。2026年度は数学300点・英語300点・面接300点の計900点でしたが、2027年度は面接を点数化せず段階評価に変えたため、個別が600点になりました。総合は1,950点から1,650点へ。共通テストの比率は53.8%から63.6%へ、9.7ポイント上がっています。面接そのものは実施され、評価が低い場合は不合格になることも要項に明記されています。

出典:各大学が公表している令和9年度(2027年度)入学者選抜要項をもとに太宰府アカデミー集計。旭川医科大学は大学公式の変更予告(2024年9月公表)も参照しました。

逆に動いたのが旭川医科大学です。個別に理科2科目150点が新設され、総合は920点から970点へ。共通テストの配点は570点から470点に下がりました。共テ比率は62.0%から48.5%へ、13.5ポイント下がっています。この2校は、去年の配点表を見て出願先を決めると判断を間違えます。

広島大学は面接を200点に点数化して総合3,000点に、徳島大学と香川大学は情報Ⅰを新たに配点化して共通テストの満点が増えました。2027年度は、国公立50校すべてで情報Ⅰが合否に効きます。2026年度は徳島・香川の2校が点数化していませんでしたが、その例外がなくなりました。

 

足切りと合否判定で共テの配点が違う大学が4校あります

ここは他の記事でほとんど触れられていない論点です。

第1段階選抜(足切り)に使う共テ配点と、合否判定に使う共テ配点が、別の大学があります。要項を1校ずつ読んで確認できたのは、次の4校でした。

大学 足切りに使う共テ配点 合否判定に使う共テ配点 判定の共テ比率
旭川医科大学 1,000点 470点 48.5%
札幌医科大学 1,000点 750点 48.4%
京都府立医科大学 1,000点 500点 45.5%
和歌山県立医科大学 900点 600点 46.2%

たとえば旭川医科大学は、足切りは共通テスト1,000点(=ほぼ素点)で行い、合否判定では470点に組み替えます。受験生から見ると、「足切りを抜けるための共通テスト」と「合格するための共通テスト」で、科目ごとの重みが違うということになります。

差がいちばん出るのは情報Ⅰです。旭川医科大学は足切りの配点では情報Ⅰが100点(10.0%)ですが、合否判定の配点では20点(4.3%)まで圧縮されます。足切りの表だけを見て「情報Ⅰは1割も効く」と考えると、対策の優先順位を取り違えます。

この記事の表に載せているのは、すべて合否判定に使う配点のほうです。

 

太宰府アカデミーの視点|配点比率の使い方3つ

ここまでの数字を、出願でどう使うか。観点を3つ挙げます。

①配点比率は「候補を絞る物差し」であって、「決める物差し」ではありません。
50校が20.0%から90.0%まで並んでいます。共通テストの手応えが決まった時点で、自分に合う帯を選べば候補は10校前後まで絞れます。絞るところまでが配点比率の仕事です。そこから先は、その大学の過去問を実際に解いて、出題形式との相性を確かめてください。配点が合っていても、問題の形式が合わなければ点は取れません。2次比率68.9%の金沢大学と2次比率66.7%の岡山大学は、比率はほぼ同じでも問題の質はまったく違います。

②比率だけでなく「2次の科目」を必ず見てください。
2次比率が高い大学は、その2次で何が課されるかで難易度がまったく変わります。英語・数学・理科2科目の学科試験が課される大学と、小論文と面接だけの大学では、必要な準備がまるで別物です。奈良県立医科大学の前期は共テ比率90.0%ですが、これは「2次が楽」という意味ではなく「共通テストで9割前後を取り切る必要がある」という意味になります。実際、2026年度の合格最低点は1,000点満点の835点=83.5%で、国公立50校で最も高い水準でした(→ 国公立医学部の合格最低点は7〜8割|得点率一覧)。

③共通テストが終わった日に慌てないよう、いま2つの数字をメモしておいてください。
志望校の共テ比率と、足切りの基準です。この2つは目的が違います。足切りは「出願していいか」、配点比率は「出願したあと、どこで点差がつくか」を教えます。共通テストの自己採点から国公立の出願締切までは1週間ほどしかありません。その週に調べ始めると、間に合いません。上の一覧表から自分の志望校の行だけを書き写しておけば、1月の判断はずっと速くなります。

 

よくある質問

Q. 配点比率とは何ですか。どう計算しますか。
A. 共通テストの配点 ÷ 総合配点です。東京大学(理科三類)なら110÷550で20.0%。2次試験の配点を分子にすれば2次配点比率(個別配点比率)になり、2つを足すと100%になります。

Q. 共通テストの配点比率がいちばん低い医学部はどこですか。
A. 2027年度は東京大学(理科三類)と東北大学の20.0%です。次いで京都大学21.6%、大阪大学25.0%。3割を切るのはこの4校だけでした。

Q. 共通テストで失敗しました。2次で挽回できますか。
A. 配点の上では、2次比率の高い大学ほど動かせる幅は大きくなります。共テ比率20.0%の大学なら、共通テストの得点率が10ポイント下がっても総合点は2.0ポイントしか下がりません。ただし2次比率の高い10校は2次試験そのものが難しく、配点だけを理由に出願先を変えるのは根拠が弱い判断です。必ず過去問を解いてから決めてください。

Q. この配点は共通テストの1,000点満点で見ればいいですか。
A. いいえ。大学が換算し直した配点です。東京大学は1,000点を110点に、東京科学大学は180点に圧縮します。素点で考えると、科目ごとの重みを取り違えます。

Q. この数字はいつのものですか。
A. 2027年度(令和9年度)入試の配点です。50校のうち32校は令和9年度の入学者選抜要項で確認しました。残り18校は2026年度の配点で、2027年度の変更が公表されていないものです。最終的な配点は、2026年11月ごろに公表される学生募集要項で確定します。

 

まとめ|国公立医学部の配点比率で押さえる5点

①共通テストの配点比率は20.0%から90.0%まで、4.5倍の開きがあります。最小は東京大学(理科三類)と東北大学の20.0%、最大は奈良県立医科大学の90.0%。50校の平均は45.8%、中央値は45.5%でした。

②50校のうち32校は、共通テストより2次試験のほうが重い入試です。共通テストのほうが重いのは18校で、うち7校は6割以上を共通テストが占めます。

③共通テストが3割を切るのは、東北大学・東京大学・京都大学・大阪大学の4校だけです。総合配点そのものも540点(東京科学大学)から3,300点(山梨大学)まで違うので、点数ではなく比率で比べてください。

④2027年度は5校で総合配点が変わりました。弘前大学は1,950点から1,650点(面接300点を廃止)、旭川医科大学は920点から970点。この2校は共テ比率が10ポイント前後動いています。

⑤足切りと合否判定で共テの配点が違う大学が4校あります。旭川医科・札幌医科・京都府立医科・和歌山県立医科。この記事の表は、すべて合否判定側の配点です。

この記事を書き直したのは、制度の説明だけで大学名も点数も無い記事が、この1年で2万回以上も検索結果に出続けていたからです。「配点比率を理解して志望校を選びましょう」と書いてあっても、肝心の配点表が無ければ、読んだ人は何もできません。

今回は書ける数字を全部出しました。そのうえでいちばん伝えたいのは、配点比率は候補を10校に絞るための道具であって、1校を決める道具ではない、ということです。絞ったあとに過去問を解く——その順番だけは変えないでください。

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本日の記事は以上です。

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◆筆者プロフィール

後藤 登(Goto Noboru)
仕事:総務・広報・完全個別指導コース担当
自己PR:高校・大学ボクシング部。釣りや登山が好き。新卒で当校に勤めて13年目。医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagram、Twitterを更新しています。4年前から完全個別指導コースのコース担当。

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