こんにちは、福岡の医学部予備校で総務/広報を担当している後藤です。
医学部入学を目指す方には様々な悩みがありますよね。
その中の一つとして、併願校選びで悩まれている方も多いでしょう。
もちろん、第一志望の医学部に合格できれば良いですが、万が一のために他の大学も受験する方が多いです。
そこで今回は、私立医学部の滑り止めを決める際に注意すべきポイントをご紹介します。
この記事の目次
受験校選びはなぜ難しい?
医学部はもちろん、その他の学部も含めて受験校選びはとても重要になります。
私立大学医学部を受験する場合は、国公立と比較して日程や方式が様々なため、日程が被らなければ複数校受験することも可能です。
そのため、国公立を志望している方も、併願として私立を受験するパターンも多いでしょう。
中でも、私立大学医学部の受験は少し複雑で、受験校選びが難しいと言われています。
ここからはその理由についてご紹介します。
1つ目の理由は、入試日程が過密であることです。
日本の私立大学医学部は、全部で31校あり、その内の10校程度は1月18日から1月25日頃に一次試験が実施されます。
(参考:https://studykartelab.com/news-posts/shiritsu_igakubu#index_NaQvwpGH)
受験シーズンがスタートしてから、約1週間ほどですでに3分の1の大学の一次試験が終了してしまいます。
そのため、しっかりと考えて受験校を選ばないと、一次試験と二次試験の日程が重なってしまったり、試験会場までの移動が多くコンディションが悪くなったりしてしまう可能性があります。
また、試験日程が過密であるということは、入試書類の準備やホテルの手配などの準備にも追われてしまう場合があるでしょう。
2つ目は、入試傾向がさまざまであることです。
私立大学医学部の偏差値は、だいたい60.0から72.5となりますが、単純に同程度の偏差値であったとしても、各大学ごとに入試傾向が異なります。
そのため、単に偏差値を基準にして、「滑り止め」を選ぶと失敗につながるでしょう。
大学ごとの傾向とご自身の特性を照らし合わせて吟味していくことが大切です。
国公立大学志望者の併願校選びのポイント!
次に、国公立大学を志望している方の併願校選びのポイントをご紹介します。
私立大の併願校は絞る
共通テストを終えたあとは、志望する大学の過去問に時間を割くことになります。
共通テストの結果によって、志望校を変えることもあるので、共通テストを終えた段階から始めて過去問を解くことも考えられます。
ここで併願校の受験を多く入れてしまうと、第一志望の大学の対策に十分な時間を割けなくなってしまうので、私立の併願校は多くても5校に絞るのがおすすめです。
共通テストから国公立の前期試験まではあまり時間がありませんし、入試の緊張感から体調を崩してしまうこともあります。
国公立を目指すほどの学力があれば、私立の併願校は上位校だけに絞るのも良いかもしれません。
どうしても不安な場合には、入試日程が早い大学の一次試験を試しに受験する方もいます。
しかし、医学部受験は何が起こるか分かりません。
安全圏だと思って受験した学校が不合格になることもあり、万が一そうなった場合、相当ダメージを受けることでしょう。
受験費用もそればなりにかかるので、合格したら行くつもりの大学に絞って受験するのがおすすめです。
チャレンジ校は受験すべき?
先程、国公立を受験する場合は、上位校の私立に絞って受験するのも良いと述べましたが、慶應義塾大学は私立の中でも別格なので受験するか悩まれる方もいるでしょう。
旧帝大や東京医科歯科大学などの最上位校を受験する場合は、慶應を併願する方がほとんどですが、その他の国公立を志望している方でも慶應を受けてみても損はないと思われます。
なぜなら、その年の傾向で自身と相性の良い問題が出された場合、逆転合格することもあるからです。
後期試験の大学選び
医学部の後期試験はかなり倍率が高く、問題も難しくあまり当てにしない方が良いかもしれません。
しかし、山梨大学は後期試験のみの実施で、他の大学と比べて定員数が多いため、視野に入れてみても良いでしょう。
基本的には、共通テスト模試で出願できそうな大学を選ぶのがおすすめですが、最終的には本番の結果を見て判断してみてください。
2023年度私立大学医学部の入試日程を紹介!
ここからは、2023年度3月に行われる私立大学医学部の入試日程をご紹介します。
・1(水) 【後】日本医科大学 【後】金沢医科大学
・2(木) 【後】聖マリアンナ医科大学 【後】藤田医科大学 慶應義塾大学
・3(金) 【一般B】順天堂大学
・4(土) 【後】埼玉医科大学 【後】昭和大学 【後】日本大学 【後】関西医科大学 【一般B】順天堂大学
・8(水) 【後】久留米大学 【後】金沢医科大学
・9(木) 【後】近畿大学
・10(金) 【後】大阪医科薬科大学 【後】日本医科大学 【後】聖マリアンナ医科大学
・11(土) 【後】昭和大学
・12(日) 産業医科大学 【後】埼玉医科大学
・13(月) 【後】藤田医科大学
・14(火) 【後】関西医科大学
・16(木) 【後】久留米大学
17(金) 【後】日本大学 【後】大阪医科薬科大学
まとめ
私立医学部の滑り止めを決める際に注意すべきポイントをご紹介しました。
医学部受験は体力面でも相当負担がかかる面があります。
また、受験するためにはその分の費用もかかるので、可能な限り受験校を絞り、早めにスケジュールを立てることが大切です。
医学部受験をお考えの方は、ぜひ太宰府アカデミーまでご相談ください。
では、本日の記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
総務/広報 後藤 登
◆太宰府アカデミーの自己PR
本校は福岡にある全寮制の医学部予備校です。1年間、約30名の生徒たちが切磋琢磨し、医学部の合格を勝ち取ります。当校に入学される約3〜4割の生徒さんは、九州以外からご入学されます。「地元のしがらみに捉われたくない」「環境を変えたい」と、勉強に専念したい受験生たちが多く集まります。
おかげさまで創設から18年目となり、これまで医学科に404名以上の合格者を輩出しました。そんな卒業生たちが大学を卒業し、医師・歯科医師・薬剤師・獣医師となり、現在の日本の医療を支えてくれています。
◆筆者プロフィール
後藤 登(Goto Noboru)/仕事:総務と広報/自己PR:高校大学ボクシング部。新卒で当校に勤めて10年目。毎日医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagram、Twitterを更新しています。生徒たちのおかげで仕事はやりがいの塊です。医学部受験のご相談は下記にてお待ちしています。
◆連絡先
TEL:092-918-0666
Twitter:twitter.com/dazaifu_academy
◆太宰府アカデミーグループ紹介
詳しく知りたい方は下記をクリック!
「福岡県の医学部受験専門予備校 太宰府アカデミー(少人数授業コース)>>トップページはこちら」