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2023(令和5年) 私立医学部入試の変更点まとめ【保存版】

2022年07月22日 更新

こんにちは、太宰府アカデミーで総務/広報を担当している後藤です。

先日、Instagramにこんな投稿をしました。

 

 

本日の記事では、この投稿に書ききれなかった「2023私立医学部入試の変更点」を深掘りしていきます。気になる大学を情報をチェックしてみてください。5分ほどで読み終わると思いますので、お付き合いいただけると嬉しいです。大きな変更点のある大学には、「★」印をつけています。

 

この記事の目次

 

【国際医療福祉大学】国立大学よりも低額な学生納付金での進学が可能

◆ 医学部特待奨学生 S(一般選抜より20名)

6年間の学生納付金がゼロとなる、最大1,700万円の奨学金を給付
・入学金150万円を免除(入学後返還)
・本学学生寮に入寮する場合は、寮費についても全額給付

◆ 医学部特待奨学生 A(一般選抜より25名、共テ利用より5名)

6年間の学生納付金総額は300万円、最大1,400万円の奨学金を給付
・入学金150万円を免除(入学後返還)
・本学学生寮に優先的に入寮可能

公式HP(詳細):https://narita.iuhw.ac.jp/news/2022

 

【杏林大学(医)】総合型選抜(AO入試)の廃止

杏林大学では、総合型選抜(AO)を廃止しました。

総合型選抜の定員(1名)は一般定員(88名➡︎89名)に移行です。

 

昭和大学(医)】医学部一般選抜入試(Ⅱ期)小論文廃止。面接配点70→200点に!

医学部一般選抜入試(Ⅱ期) では、小論文が廃止され、各科目の配点が大幅変更となりました。

昨年度比較。右が令和5年度選抜です。

英語(100→50)、数学or国語(100→50) 、理科2科目(200→100)、小論(30→なし)、面接(70→200)

4科目合計200点、面接200点となり、Ⅱ期は人物重視型入試へと激変しました。

 

【帝京大学(医)】募集定員の変更

帝京大学では、下記のように募集定員を変更しました。

〔昨年度〕   一般96名、共テ利用10名、学校推薦型10名

〔2023年度〕 一般93名、共テ利用 8名、学校推薦型15名

 

【東京医科大学】学校推薦型(茨城県地域枠)受験資格の変更

東京医科大学では、学校推薦型(茨城県地域枠)受験資格内容の変更がありました。

変更内容は以下の通りです。

・保護者の必要居住年数が 2年→3年に変更
・茨城県内の高等学校等の出身者でも可

 

【東邦大学(医)】一般1次試験日程を2週間後ろ倒し

東邦大学医学部の一般選抜1次試験の日程は2週間後ろ倒しとなりました。

これで、私立医学部受験ラッシュの最後尾に。

〔昨年度〕1月26日 ➡︎〔2023年度〕2月7日

 

【日本大学】一般選抜(1次)試験会場を追加

日本大学では、一般N方式(第2期)1次試験の試験会場を追加しました。

〔昨年度〕東京,湘南 ➡︎〔2023年〕東京,湘南,郡山(福島県)

 

【北里大学(医)】一般選抜(1次)の試験会場を追加

北里大学では、一般選抜1次試験の会場に「東京会場」を設置します。

これで1次の試験会場は「本学(相模原キャンパス)」or「東京会場」となりました。

 

★【聖マリアンナ医科大学】学校推薦型選抜(指定校制)廃止

昭和59年より始まった学校推薦型選抜(指定校制)が廃止となりました。

廃止された指定校推薦の定員は20名でしたので、一般公募推薦が15名増(10名➡︎25名)一般入試前期が5名増(70➡︎75名)に再配分されました。

公式HP(詳細)➡︎http://www.marianna-u.ac.jp/univ/news/

入学者選抜要項(令和5年度)➡︎https://www.marianna-u.ac.jp/

 

★【東海大学(医)】一般選抜の試験範囲より“数Ⅲ”を削除

一般選抜の試験範囲より“数Ⅲ”を削除。

この数Ⅲを試験範囲から削除した背景には、志願者が大幅に減少したことが影響しているのかもしれません。

4年間の一般選抜志願者の推移がこちらです。

「2019年度:4961人」➡︎「2020年度:3659人」➡︎「2021年度:3286人」➡︎「2022年度:2331人」

3年前と比較し、志願者は半数以下となっています。

 

★【金沢医科大学】2023年度(令和5年)入試変更点

金沢医科大学の入試変更点は4つあります。

 

【変更点①】一般(前期)の合否判定に用いる得点の計算方法の変更。

〔昨年度〕各科目の得点を標準偏差を用いて標準化

〔2023年度〕素点(2日間受験した場合「試験日ごとの学科試験4科目の合計点が最も高い日」を採用

 

【変更点②】総合型選抜の出願書類の字数が減少

総合型選抜(AO、卒業生子女枠)の出願書類の字数が大幅減少しました。

自己推薦書:2,000字以内➡︎1,000字以内

推薦書:1,200字程度➡︎1,000字程度

今までは字数が多く、書くのに苦労された方も多いかと思います。

この変更はありがたいですね。

 

【変更点③】入学定員の変動

総合型選抜(AO入試)定員8名減(21➡︎14名)し、一般定員が8名増(65➡︎72名)。

 

【変更点④】入試日程の変更

2023年度の一般選抜1次試験の日程が1月30日・1月31日と、昨年度比較で1週間程度早いです。

川崎医科大学2次や埼玉医科大学1次と丸かぶりです。

九州に住んでいる方は金沢医科1次を受験後、久留米大学1次(2/1)、福岡大学1次(2/2)を受験する方が多いかと思います。

 

★【大阪医科薬科大学】2023年度入学者より、学費大幅引き下げ

令和5年度入学者より、6年間の学費総額から300万円引き下げとなりました。

3,141万円 →  2,841万円 (6年間総額)

それに伴い、「至誠仁術」入試(専願制)の学費減免適用時の総額も下がります。

2,184.5万円 → 2,034.5万円(6年間総額)

学費引き下げに伴い「医学部入学時特待生制度」は廃止となったそうです。

※(公式HP)大阪医科薬科大学医学部入試情報

 

【藤田医科大学】一般後期定員が減少(10➡︎5名)、前期定員が増加(73➡︎78名)

一般後期定員が減少(10➡︎5名)し、一般前期定員が増加(73➡︎78名)となりました。

後期試験の選抜はかなり厳しいものになりそうです。

 

公式HP(詳細):https://www.fujita-hu.ac.jp/admission

 

★【関西医科大学】2023年度(令和5年)入試変更点

関西医科大学の今年度入試(2023)変更点は、2つあります。

 

【変更点①】6年間学費の大幅値下げ(-670万円)

〔昨年度まで〕学費総計:2,770万円 (初年度:570万)

〔令和5年度〕学費総計:2,100万円 (初年度:290万)

私立医学部では、日本医科・慶應よりも安く、全国3位(安い順)の学費に。順天堂大学が2008年に900万円学費を引き下げ(総額2,080万円)、日本医科大学が2018年度に570万円の値下げ(総額2,200万円)し、私立医学部の御三家になったことを彷彿とさせます。

公式HP(詳細):https://www.kmu.ac.jp/juk

【変更点②】一般選抜での小論文廃止

一般選抜で実施させていた小論文が廃止となりました。

これで一般選抜では、全私立医学部 31大学中6校目となります。

既に一般選抜から小論文を廃止している大学は、以下の5校となります。

・岩手医科大学(昨年廃止)
・日本大学(昨年廃止)
・自治医科大学(一昨年廃止)
・東邦大学
・藤田医科大学

 

【近畿大学】学校推薦型選抜試験での数学が全学部共通問題に

近畿大学では、2023年度より学校推薦型選抜の数学の問題が全学部共通問題となりました。

昨年度は医学部独自問題を出題されていました。

 

★【兵庫医科大学】2023年度(令和5年)入試変更点

兵庫医科大学の入試変更点は2つあり、その1つは大きな変更点です。

 

【変更点①】総合型選抜(子女枠/AO)を追加。

2023年度入試より、総合型選抜(AO/子女枠)が追加されました。

〔定員〕卒業生子女枠3名以下、一般3名以下

〔出願期間〕2022年9月1日 ~ 9月30日

〔1次試験〕書類審査(50点)
〔2次試験〕英語(100点)理科2科目(各75点)小論文(50点)
〔3次試験〕プレゼンテーション(50点)、面接(50点)

公式HP(お知らせ)➡︎2023年度 募集要項・出願書類

2次試験まで合格した人には、3次試験が待っています。

そこで気になるのは、やはりプレゼンテーションですね。

公式HPには、試験内容は以下のように記載されていました。


◆数理的課題に対するプレゼンテーションを課すことにより、科学的・論理的思考力を測ります。


広島大学の総合型選抜や東海大学の編入学試験のように試験でプレゼンを行う大学はありますが、兵庫医科大学の場合は「数理的課題に対する」という点が特徴的ですね。

 

【変更点②】入学定員の増減

〔昨年度〕一般(A方式)78名、学校推薦型12名

〔2023年〕一般(A方式)71名、学校推薦型13名、卒業生子女枠3名以下、AO一般枠3名以下

 

★【川崎医科大学】一般選抜定員より5名減少し、総合型選抜(地域枠・専攻枠)に5名補てん

川崎医科大学の一般定員は5名減少し、以下の5名の枠を追加しました。

総合型選抜(旧名称:AO入試)

霧島市地域枠(約1名)
この地域枠は、霧島市の医療機関で勤務する方の枠です。

特定診療科専攻枠(約4名)
この専攻枠は「総合診療科」「救急科」「麻酔・集中治療科」の医師を目指す方の枠です。

ただでさえ少ない川崎医大の一般定員がさらに減少しました50名➡︎45名

これが入試にどう影響するのか注目ですね。

 

★【産業医科大学】2023年度(令和5年)入試変更点

産業医科大学の入試変更点は、2つあります。

 

【変更点①】一般選抜の出願締切が共通テスト前に。

令和5年度医学部一般選抜の出願期間を以下の通りです。

出願締切が昨年度より早くなります。

令和4年12月1日(木)~ 令和5年1月13日(金)
※共通テスト実施前

 

【変更点②】学校推薦型選抜のブロック人員を変更

学校推薦型選抜(定員25名)のブロック人員を10名以内から15名以内に変更。

しかし、最終的な推薦選抜入学定員が増加をするものではありません。

公式HP(詳細)➡︎https://www.uoeh-u.ac.jp/Exam

 


 

では、本日の記事は以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

総務 後藤 登

 

◆太宰府アカデミーの自己PR

本校は福岡にある全寮制の医学部予備校です。1年間、約30名の生徒たちが切磋琢磨し、医学部の合格を勝ち取ります。当校に入学される約3〜4割の生徒さんは、九州以外からご入学されます。「地元のしがらみに捉われたくない」「環境を変えたい」と、勉強に専念したい受験生たちが多く集まります。
おかげさまで創設から18年目となり、これまで医学科に404名以上の合格者を輩出しました。そんな卒業生たちが大学を卒業し、医師・歯科医師・薬剤師・獣医師となり、現在の日本の医療を支えてくれています。

◆筆者プロフィール

後藤 登(Goto Noboru)/仕事:総務と広報/自己PR:高校大学ボクシング部。新卒で当校に勤めて10年目。毎日医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagramTwitterを更新しています。生徒たちのおかげで仕事はやりがいの塊です。医学部受験のご相談は下記の連絡先にてお待ちしています。

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