こんにちは、福岡の医学部予備校で総務/広報を担当している後藤です。
医師の世界では、男女比には一定の偏りがあります。
特に、日本において特に女性医師の割合は低いことが指摘されています。
では、なぜそのような状況が生まれているのでしょうか。
そこで今回は、日本に女性医師が少ない理由についてご紹介します。
医者になるための条件とは?
医者になるためには、複数のステップと条件をクリアする必要があります。
最初に注意すべきは、医学部に入学して卒業することです。
医者になるためには、独学で医学の知識を身につけるだけでは不十分です。
医学部で学び、所定の単位を取得し、卒業することが必要です。
なぜなら、医者になるためには国家試験を受験する必要があり、この試験を受けるには医学部を卒業しているか、卒業見込みであることが求められるからです。
国家試験は医師免許を取得するための重要なステップです。
医学部を卒業見込みの学生は卒業の年に一度、国家試験を受験できます。
この試験に合格することで医師免許を取得し、医師としての基本的な資格を得られます。
医師免許を取得した後は、2年間の臨床研修が待っています。
この研修を終えることで、専門医を目指すことも可能です。
しかし、専門医にならない道を選ぶ場合でも、医師としての職務を果たせます。
医師としてのキャリアをスタートさせるためには、これらのステップを踏む必要があります。
現状の医師の割合はどのくらい?
医師の世界において、男女の比率はまだ大きな差があることが分かっています。
2018年末の厚生労働省の「医師・歯科医師・薬剤師統計」によれば、全体の医師数に占める男性の割合は78.1%に対し、女性は21.9%に過ぎません。
一方で、これまでの数年間で女性医師の数は増加しており、そのペースは男性医師を上回る勢いです。
具体的には、前回の調査に比べて女性医師は6.3%増加し、男性医師の1.4%増加をしのいでいます。
女性医師の数は、1990年ごろから徐々に増加してきました。
特に若い世代ほど女性医師の割合が高く、医療施設全体を年齢別に見ると、「29歳以下」が35.9%と最も高い割合を占めています。
それに続いて「30~39歳」で31.2%、「40~49歳」で26.3%、「50~59歳」で16.6%となっています。
女性医師の特徴として、特定の診療科への偏在が挙げられます。
皮膚科、産婦人科、乳腺外科、眼科、麻酔科などでは、女性患者の比率が高いことや、勤務時間が比較的規則的で長時間勤務が少ないなどの特徴がみられます。
特に皮膚科では女性医師の割合が54.8%と全体の半数以上を占め、産婦人科、乳腺外科、眼科、麻酔科も40%以上の割合を示しています。
しかし、気管食道外科、心臓血管外科、整形外科、脳神経外科など、特に外科系の診療科においては女性医師の比率は1割以下にとどまります。
こうした診療科ごとの差異は、今後も注目されるテーマであり、ジェンダー平等を考える上で重要なポイントと言えるでしょう。
女性医師の数が増加する一方で、診療科別の偏在がどのように進化していくか、さらなる研究と議論が求められる分野です。
日本で女性医師が少ない理由を紹介!
なぜ日本では女性医師の数が少ないのでしょうか。
その背後には、根深い社会的な構造と価値観が影響しているようです。
日本社会において、女性の育児や子育てへの関与が強く期待されるという固定観念が存在し、これが女性医師の少なさにつながっている可能性が考えられます。
特に女性医師の特徴的な点として、休職・離職率の高さが挙げられます。
出産や子育てを理由に休職・離職する女性医師は非常に多く、その割合は7割にも及びます。
休職期間も1年以上のケースが4割以上を占め、子育てと仕事の両立が難しい現状が浮かび上がります。
また、復職しても常勤のポジションに戻ることは難しく、その理由にはいくつかの要因が挙げられます。
医学的な知識のブランクや勤務時間の長さ、急な欠勤に対応できる環境の整備不足などが影響しています。
これらの問題を解決するためには、物理的な支援だけでなく、職場や家族の理解が不可欠です。
さらに、女性医師の増加を阻む要因として、家庭と仕事の両立への不安が存在します。
育児への期待や、家事・育児を担当しない配偶者、保育所の不足などが、女性医師が続けて働くことを難しくしています。
医学部卒業生への調査によれば、女性医師は子どものいる男性に比べて週の家事労働時間が著しく長く、医師の長時間労働も不安要素となっています。
要するに、日本の社会構造や価値観が、女性医師の数を制約していると言えます。
女性が家庭と仕事の両立をしながら医師として活躍することが難しい環境が続いており、この問題に取り組むためには、職場や家庭、社会全体の意識改革が求められるでしょう。
まとめ
今回は、日本に女性医師が少ない理由についてご紹介しました。
医師の男女比は未だに男性が優勢で、女性医師の数は少ない現実が見受けられます。
女性医師の増加に向けて、働き方改革や専門分野の多様化、キャリア支援の充実が必要です。
もし、将来女性医師として働きたい方は、ぜひ太宰府アカデミーまでご相談ください。
では、本日の記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

総務/広報 後藤 登
◆太宰府アカデミーの自己PR
当校は福岡県にある日本で唯一の全寮制医学部受験予備校です。1年間、同じ志を持つ約30名の生徒たちが切磋琢磨し、医学部合格を目指します。今年度の生徒さんは全国17の都道府県から、はるばる「太宰府」に集まりました。(2023年度生徒出身県内訳:北海道、茨城×2、栃木、石川、長野、静岡、京都、愛知×3、高知、広島、大分×4、佐賀×2、熊本、長崎×4、鹿児島×2、沖縄、福岡×多数)当校在籍生の約80%以上は福岡県外の方です。「地元のしがらみに捉われたくない」「環境を変えたい」と、勉強に専念したい受験生たちが多く集まります。
おかげさまで創設から19年目となり、これまで医学科に424名以上の合格者を輩出しました。そんな卒業生たちが大学を卒業し、医師・歯科医師・薬剤師・獣医師となり、現在の日本の医療を支えてくれています。
◆筆者プロフィール
後藤 登(Goto Noboru)/仕事:総務と広報/自己PR:高校・大学ボクシング部。釣りや登山が好き。新卒で当校に勤めて11年目。医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagram、Twitterを更新しています。医学部受験のご相談は下記にてお待ちしています。
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