こんにちは、福岡の医学部予備校で広報/完全個別指導コースを担当している後藤です
小児科医は、子どもたちの健康を守り、笑顔を育む大切な役割を担う、やりがいのある職業です。
しかし、小児科医として働くには、高い専門知識とスキル、そして献身的な努力が必要となります。
そのため、小児科医を目指す多くの人が抱く疑問の一つに、「年収」があるでしょう。
この記事では、小児科医の年収、働き方、そして将来性について解説します。
小児科医としてのキャリアを真剣に考えている方の疑問を解消し、将来への展望を明確にするための情報を提供します。
この記事の目次
小児科医の年収は?平均年収や転職時の年収も解説
小児科医の年収は、多くの人の関心を集めるテーマです。
医師全体と比較して、小児科医の年収は高いのか低いのか、転職を検討する際にどの程度の年収を期待できるのか、具体的な数字を交えながら解説していきます。
1:小児科医の平均年収は1220.5万円
独立行政法人労働政策研究・研修機構が実施した「勤務医の就労実態と意識に関する調査」によると、2023年の小児科医の平均年収は1220.5万円でした。
これは、同調査で対象となった全診療科における医師の平均年収額1261.1万円を、約40万円下回る水準です。
2:年収への満足度は3割を超える小児科医が「不満」と回答
小児科医は、自身の年収に対してどのように感じているのでしょうか。
調査では、小児科医の約3割が「自身の年収に不満を感じている」と回答しています。
3:転職時の年収は1260万円以上が期待できる
医師の転職を支援するサイト「Dr.転職なび」のデータによると、小児科の転職求人で提示される平均年収の下限は、約1260万円となっています。
これは、小児科医が転職を検討する際に、医療機関から1260万円以上の年収を提示される可能性が高いことを示しています。
4:小児科医の年収は、勤務先や経験、専門性によって大きく異なる
小児科医の年収は、勤務先や経験年数、専門性などによって大きく異なる点に注意が必要です。
例えば、大学病院や総合病院などの大規模な病院では、高い専門性と責任を伴うため、年収も高くなる傾向があります。
一方、診療所やクリニックなどでは、大規模病院に比べて年収が低くなる可能性があります。
5:経験豊富な小児科医や専門性を持つ小児科医は高収入を得られる可能性が高い
経験豊富な小児科医や特定の専門分野を持つ小児科医は、高収入を得られる可能性が高くなります。
例えば、小児循環器専門医や小児がん専門医などは、高度な医療技術や知識が求められるため、年収も高くなる傾向があります。
小児科医の働き方と給与の特徴
小児科医の働き方は、常勤と短時間勤務または非常勤に分かれます。
それぞれの働き方によって、勤務内容や年収、ワークライフバランスなどが大きく異なります。
それぞれの働き方の特徴を見ていきましょう。
1:常勤の小児科医
常勤の小児科医は、病院や診療所で勤務します。
病院勤務では、夜間や休日の急患対応など、多忙な勤務体制が一般的です。
宿直やオンコールなど、時間外労働も多い傾向があります。
一方、診療所勤務では、病院勤務に比べて時間外労働が少なく、ワークライフバランスが保ちやすい傾向があります。
2:短時間勤務または非常勤の小児科医
短時間勤務または非常勤の医師は、病院やクリニックの外来、自治体の健診業務など、さまざまな分野で活躍しています。
出産や育児など、ライフスタイルの変化に合わせて柔軟な働き方ができることが大きなメリットです。
ただし、常勤と比べて年収は低くなる傾向があります。
小児科医の仕事内容と将来性
小児科医の仕事内容は、勤務先によって大きく異なります。
病院勤務とクリニック勤務では、それぞれどのような仕事内容なのか、そして将来性はどうなのか、解説します。
1:病院勤務
病院勤務では、さまざまな専門分野の医師や医療従事者と協力して、チーム医療を経験できます。
高度な医療技術を学ぶ機会が多く、スキルアップを図ることが可能です。
しかし、夜間や休日の急患対応など、多忙な勤務体制が一般的です。
宿直やオンコールなど、時間外労働も多い傾向があります。
2:クリニック勤務
クリニック勤務では、病院勤務に比べて時間に融通がききやすく、自分のライフスタイルに合わせて働き方を選択しやすいことがメリットです。
地域に根ざした診療を行い、患者さんとの距離が近いことも魅力です。
しかし、病院勤務に比べて、高度な医療技術を学ぶ機会が少なく、スキルが身につきにくい可能性があります。
また、患者数が少なく収入が不安定になる可能性もあります。
3:小児科医の将来性
小児科医の将来性については、人口減少や少子化の影響を受ける可能性がある一方で、専門性が高いため安定した需要が見込めるという両面があります。
人口減少や少子化によって、小児患者数は減少傾向にあることが懸念されます。
しかし、子どもの健康は社会全体にとって重要な課題であり、小児科医の需要は今後も安定すると考えられます。
また、専門性が高い小児科医は、今後も安定した需要が見込めるでしょう。
まとめ
この記事では、小児科医の年収、働き方、将来性について解説しました。
小児科医の年収は、他の診療科と比べてやや低い傾向にある一方で、転職時の年収は1260万円以上が期待できます。
小児科医の働き方は、常勤と短時間勤務または非常勤に分かれ、それぞれの働き方によって勤務内容や年収、ワークライフバランスなどが大きく異なります。
小児科医として働くことは、やりがいのある職業ですが、同時に高い専門知識とスキル、そして献身的な努力が必要となります。
この記事で解説した情報を参考にして、小児科医としてのキャリアを真剣に考えてみてください。
本日の記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
総務/後藤 登
◆太宰府アカデミーの自己PR
当校は福岡県にある日本で唯一の全寮制医学部受験予備校です。【当校の特徴】定員30名|20年間の累計医学部医学科合格実績443名|田舎の全寮制|全国各地から入学(2024年度生は16の都道府県より入学)|異次元の生活サポート|圧倒的に食事が美味しい(土日祝日問わず3食提供)|講師との距離が近い|プロ講師の質問対応が充実|完全個別指導コースあり|選抜国公立コースあり|専用筋トレジムあり|同じ夢を持った仲間が1年間切磋琢磨し、医学部合格を目指す【校風】アットホームな大家族予備校
◆筆者プロフィール
後藤 登(Goto Noboru)/仕事:総務・広報・完全個別指導コース担当/自己PR:高校・大学ボクシング部。釣りや登山が好き。新卒で当校に勤めて12年目。医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagram、Twitterを更新しています。医学部受験のご相談は下記にてお待ちしています。
◆連絡先
TEL:092-918-0666
Twitter:twitter.com/dazaifu_academy
◆太宰府アカデミーグループ紹介
詳しく知りたい方は下記をクリック!