こんにちは。医学部予備校で総務を担当している後藤です。
医学部受験において、国語の重要性について気になっている方はいませんか。
そんな方に向けて、今回は医学部受験における国語の必要性や学習のポイントについて解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
医学部受験における国語の重要性とは?
医学部受験における国語の重要性は、志望する大学や受験形式によって異なります。
まず、国公立大学を目指す場合は、大学入学共通テストを受ける必要があります。
このテストでは当然ながら国語も含まれるため、国語の学習は必須です。
特に医学部を志望する場合は、国語の得点を高めることが重要です。
医学部受験生にとっては、大学入学共通テストの国語で8割以上の得点を目指すべきです。
一方、二次試験では国語の出題がない大学も多く、大学入学共通テストの対策のみで受験に臨むこともあります。
しかし、国語の対策は暗記だけでなく、読解力を高めるために時間が必要です。
医学部を受験する場合、他の重要科目への学習時間を多く割く必要があるため、国語への対策に悩む受験生も多いでしょう。
一方の私立大学の医学部受験では、国語の学習は基本的には必要ありません。
ただし、一部の私立大学では国語を選択科目に含んでいる場合もあります。
例えば、帝京大学や昭和大学などの一部の私立大学は、国語を選択科目として扱っています。
特に文系出身者で医学部を志望する場合、国語を学習し、受験するケースもあります。
ただし、これらのケースは珍しいものであり、一般的には私立大学の医学部受験では国語は選択科目に含まれません。
志望する大学の出題科目や受験要件を事前に確認し、国語の学習の必要性を判断することが重要です。
医学部受験生は、国語の学習が必要な場合、読解力を高めるための努力を怠らず、バランスの取れた学習計画を立てることが成功への道と言えるでしょう。
共通テストの国語を勉強する時の注意点とは?
医学部受験を考える際、国語の勉強について注意すべきポイントがあります。
特に共通テストの国語対策は注意が必要です。
まず、英数理の実力が不十分なまま国語の勉強に取り組んでしまうと、医学部合格の可能性が大きく低下してしまいます。
国公立医学部への進学を目指す場合、英数理の実力は不可欠ですし、私立医学部の合格においても重要な要素となります。
医学部受験生がセンター国語の勉強を進める上での最も重要なポイントは、優先順位を間違えないことです。
医学部受験における優先順位は次のようになります。
英数理>古文漢文(=社会)>現代文
つまり、まずは英数理の実力をつけた後、古文漢文や社会の知識を身につけ、余裕があれば現代文の対策に取り組むという順序です。
英数理の実力がついたら、古文漢文や社会の勉強に集中しましょう。
これらの科目は暗記で乗り切れる問題が多く、高得点を狙いやすいです。
一方、現代文は勉強しても高得点が取れない可能性がありますので、他の教科に自信のない場合は、現代文に多くの時間を割くことはおすすめしません。
現代文については、秋以降に過去問演習を繰り返し行いながら対策を進めることが効果的です。
このように、共通テスト国語の勉強においては優先順位を意識し、バランスの取れた対策を行うことが重要です。
英数理の基礎をしっかり固め、古文漢文や社会の知識を磨くことで、医学部受験において国語の得点を高められます。
国語の勉強法のポイントを紹介!
ここからは、国語の勉強法のポイントをご紹介します。
現代文
現代文の勉強法のポイントは、まず現代文が得意でない場合でも早めに対策を始めることです。
共通テストの現代文は特別な対策をしなくても点数を取れる人もいますが、対策をすることで得点を上げられます。
予備校や参考書を活用して、現代文の読解方法を学びましょう。
学んだ方法を使いこなすためには問題演習も欠かせません。
共通テストでは制限時間が短いため、時間配分にも慣れることが重要です。
古文
古文の勉強法のポイントは、単語と文法をしっかり頭に入れることです。
過去問の練習も重要ですが、まずは基礎を固めましょう。
共通テストの古文は文法と単語の知識が問われるため、しっかりマスターしておくと大問一つを確実に解けるようになります。
また、長文読解の問題では問いを先に読んでから文章を読むと効果的です。
文の構造にも注意し、意味を正確に解釈するために一文一文丁寧に読む練習をしましょう。
最初はスピードが遅くても問題ありません。
徐々にスピードを上げながら、正確な解釈ができるようになりましょう。
漢文
漢文の勉強法のポイントは、まず基本となる漢文の句型や頻出表現を暗記することです。
暗記が進んだら問題演習に取り組みましょう。
漢文は古文と異なり、比較的問題に取り組みやすく高得点が狙えます。
効率的な学習方法があるため、得点源として積極的に取り組んでください。
まとめ
今回は医学部受験における国語の必要性や学習のポイントについてご紹介しました。
医学部受験において、国語科目は、志望する大学や受験形式によって異なります。
もし、国語が必要な場合には今回ご紹介したポイントを参考に、対策を進めてみてはいかがでしょうか。
では、本日の記事は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
総務 後藤 登
◆太宰府アカデミーの自己PR
当校は福岡にある全寮制の医学部受験予備校です。1年間、約30名の生徒たちが切磋琢磨し、医学部の合格を勝ち取ります。今年度の生徒さんは全国16の都道府県から、はるばる「太宰府」に集まりました。(2023年度生徒出身内訳:北海道、茨城、栃木、石川、長野、静岡、京都、愛知×2、高知、広島、大分×4、佐賀×2、長崎×4、鹿児島×2、沖縄、福岡×多)当校在籍生の約75%以上は、県外の方です。「地元のしがらみに捉われたくない」「環境を変えたい」と、勉強に専念したい受験生たちが多く集まります。
おかげさまで創設から19年目となり、これまで医学科に424名以上の合格者を輩出しました。そんな卒業生たちが大学を卒業し、医師・歯科医師・薬剤師・獣医師となり、現在の日本の医療を支えてくれています。
◆筆者プロフィール
後藤 登(Goto Noboru)/仕事:総務と広報/自己PR:高校大学ボクシング部。釣りや登山が好き。新卒で当校に勤めて11年目。医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagram、Twitterを更新しています。医学部受験のご相談は下記にてお待ちしています。
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