お知らせ・ブログTOPICS / BLOG

医学部の再受験に年齢制限はある?医学部受験で後悔しないために!

2022年06月12日 更新

こんにちは、福岡の医学部予備校で総務/広報を担当している後藤です。

医学部の再受験で気になるのが“年齢制限”だと思います。
「医学部に入りたいけど、年齢制限はあるの?」「年齢によって合否を判断されることはある?」などと、いろいろと不安に思う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、再受験する人の2つのパターン、医学部受験における年齢制限再受験を始める時期引き際などについて解説します。

 

再受験する人には大きく2つのパターンがある

再受験する人には、大きく2つのパターンがあります。

1つ目は、​​​​現役時代に医学部を希望していたものの合格することができず、他学部に入学した後も諦めきれないで再受験をするパターンです。

2つ目は、親が医師でありながらも医学部には興味がなく、他の学部に進学してから社会人となり、その後、何らかの理由で医師を目指したいと思い再受験をするパターンです。

とはいえ、必ずしもこの2つのパターンに当てはまる場合だけではありません。
現状に不満があり、安定した収入を求め医師を目指すケースやコロナ禍での医師不足のニュースを見て医師として貢献したいと思う気持ちから一度諦めた医学部を再受験するケースもあります。

ただし、社会人になって働きながら簡単に医学部に合格できるものではありません。
具体的な目的意識や合格のための学習計画、覚悟などがなければ合格することは困難です。
再受験する場合は、安易に考えるのではなく、具体的かつ慎重に検討しましょう。

 

医学部受験において、基本的に年齢制限はない!

医学部の受験において、気になるのが年齢制限です。
なんとなく医学部の受験で年齢制限があるというイメージをもたれている方もいると思います。
しかし実際は、私立大学において年齢制限が設けられているところは基本的にはありません。

ただし、防衛医科大学では年齢制限があり、18歳以上21歳未満の日本国籍が必要となっています。
防衛医科大学は、​​自衛隊に関連する大学であるため、体力面などから年齢制限が設けられていると考えられます。

一方、年齢制限が設けられていない大学であっても寛容度の高い大学や寛容度の低い大学など様々です。
例えば、自治医科大学産業医科大学などは、年齢に対する上限が厳しい傾向にあります。

2018年に文部科学省が公表したデータによると、自治医科大学の受験者数は20歳以上になると大幅に減少し、22歳以上の合格者数は0人となっています。
(参考:文部科学省「医学部医学科の入学者選抜における公正確保等に係る緊急調査の結果速報について」)

自治医科大学は、全都道府県から若干名ずつを選抜する入試方式をとっています。
毎年学費が全額貸与されるのが特徴で、卒業後は公立病院に一定期間勤務することで学費の返還が免除される制度を取り入れています。また、自治医科大学は僻地医療に従事する医師の確保や福祉の増進を図ることを目的としているため、若い人材を求める傾向が強いです。

産業医科大学は、学費から入学金、授業料に相当するものを除いた額が貸与されるのが特徴です。卒業後、指定された期間を医師として勤務すると返還が免除されます。

政府が関わっている医学部だけでなく、私立大学でも寛容度の高い大学や寛容度の低い大学など様々です。
​​特に面接を実施している大学では、年齢を合否判定の基準としているとも考えられます。

いずれにしても、20代後半から30代で医学部を受験される方は、年齢を問わず合格者を出している大学を選ぶことが重要となります。

 

再受験をする際は始める時期と引き際について考えることが大切

ここでは、医学部再受験を始める時期と引き際について解説します。

医学部再受験を始める時期

医学部再受験生は、しっかりと計画を立てて受験勉強をすることが重要です。
思い立ったらすぐに勉強するのではなく、綿密に計画を練った上で再受験をするかどうかを慎重に検討しなければなりません。仕事や家庭などと両立しながら再受験する場合は、膨大な勉強量が必要であるため、相当の覚悟と強い意志が必要です。

後悔しないためにも、まずは模試を受けて自分の実力を知るところから始めることが大切です。

なぜなら、受験のブランクがある場合、現役生当時の実力を十分に発揮することが難しく、合格の可能性が低くなってしまうためです。

もちろん、現役生時代と出題傾向や範囲が異なり、学習方法を変えなければならない部分もあるでしょう。
そのため、大手予備校の共通テスト模試などを受けて、その上で試験の1〜2年前から勉強を始めるのが望ましいです。

予備校に通っていない宅浪生でも全国模試の受験は可能です。

「どうやって受験するのか」がわかりやすくまとめられた記事を見つけましたので、こちらをご参照ください。

https://himitsukessya-k.com/mosi.html

 

医学部再受験の引き際について

医学部再受験は狭き門でそう簡単に合格できるわけではありません。
どれだけ膨大な勉強量を重ねても成果が得られない場合は、諦めることも大切です。
引き際のタイミングとしては、医学部再受験を決意したそのときに決めておくと良いでしょう。

再受験には周囲のサポートや学習環境が必要です。
事前に「いつまでに合格できなければ諦める」などと、期限付きで明言しておくのです。
期限付きであれば、強い意志と覚悟を決めて臨むことができるでしょう。

 

まとめ

今回は、再受験する人の2つのパターン、医学部受験における年齢制限再受験を始める時期引き際などについて解説しました。
私立大学において年齢制限は基本的にありません。
ただし、政府が関わっている医学部は年齢に対する上限が厳しい傾向にあり、実際に防衛医科大学では年齢制限を設けています。
医学部再受験を始める時期としては、大手予備校の共通テスト模試などを受けて自分の実力を知った上で、再受験の1〜2年前から勉強を始めるのが望ましいでしょう。
医学部再受験の引き際としては、再受験を決意したそのときに決めておくと良いです。
期限付きであれば、覚悟を決めて臨むことができるでしょう。

では、本日の記事は以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 


 

総務 後藤 登

 

◆太宰府アカデミーの自己PR

本校は福岡にある全寮制の医学部予備校です。1年間、約30名の生徒たちが切磋琢磨し、医学部の合格を勝ち取ります。
おかげさまで創設から18年目となり、これまで医学科に404名以上の合格者を輩出しました。そんな卒業生たちが大学を卒業し、医師・歯科医師・薬剤師・獣医師となり、現在の日本の医療を支えてくれています。

◆筆者プロフィール

後藤 登(Goto Noboru)/仕事:総務と広報/夢:日本一の医学部入試情報サイトを運営すること/自己PR:高校大学ボクシング部。新卒で当校に勤めて10年目。毎日医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagramTwitterを更新しています。生徒たちのおかげで仕事はやりがいの塊です。医学部受験のご相談は下記の連絡先にてお待ちしています。

◆連絡先

TEL:092-918-0666

メール:office@dazaifu.academy

Twitter:twitter.com/dazaifu_academy

◆太宰府アカデミーグループ紹介

詳しく知りたい方は下記をクリック!

福岡県の医学部受験専門予備校 太宰府アカデミー(少人数授業コース)>>トップページはこちら

福岡県の医学部受験専門予備校 太宰府メディカル(完全個別指導コース)>>トップページはこちら

医学部受験予備校 太宰府オンライン(オンライン授業コース)>>トップページはこちら

 


 

総務 後藤 登

 

◆太宰府アカデミーの自己PR

本校は福岡にある全寮制の医学部予備校です。1年間、約30名の生徒たちが切磋琢磨し、医学部の合格を勝ち取ります。
おかげさまで創設から18年目となり、これまで医学科に404名以上の合格者を輩出しました。そんな卒業生たちが大学を卒業し、医師・歯科医師・薬剤師・獣医師となり、現在の日本の医療を支えてくれています。

◆筆者プロフィール

後藤 登(Goto Noboru)/仕事:総務と広報/2022年度目標:SNSで有益な情報を!/夢:日本一の医学部入試情報サイトを運営すること/自己PR:高校大学ボクシング部。新卒で当校に勤めて10年目。毎日医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagramTwitterを更新しています。生徒たちのおかげで仕事はやりがいの塊です。医学部受験のご相談は下記の連絡先にてお待ちしています。

◆連絡先

TEL:092-918-0666

メール:office@dazaifu.academy

Twitter:twitter.com/dazaifu_academy

◆太宰府アカデミーグループ紹介

詳しく知りたい方は下記をクリック!

福岡県の医学部受験専門予備校 太宰府アカデミー(少人数授業コース)>>トップページはこちら

福岡県の医学部受験専門予備校 太宰府メディカル(完全個別指導コース)>>トップページはこちら

医学部受験予備校 太宰府オンライン(オンライン授業コース)>>トップページはこちら