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医学部に合格するための1日の勉強時間は?詳しく解説!

2021年11月09日 更新

こんにちは、福岡の医学部予備校で総務/広報を担当している後藤です。

医学部に現役合格したいけど「1日どのくらい勉強すればいい?」「合格できるレベルまでどのくらいの勉強時間が必要なのか?」と、気になっている高校生に向けて記事を書いていきます。学年別の必要な勉強時間や、合格するための計画の立て方について解説します。

 

 

学年別の必要な勉強時間

医学部に合格するには、高校の授業時間は除き、約5,000時間程度の勉強時間が必要とされています。
もちろん、学力のスタートはさまざまなので、あくまで一般的な目安時間にはなります。
前提として、勉強は「質 × 量」なので多くの勉強時間を確保するだけでもダメです。(※これは後半で解説します。)

初めに学年別の必要な勉強時間を解説していきます。

 

高校1年生の場合

高校1年生は、1日平均3時間程度の勉強時間で、週に20時間以上の勉強が必要になります。

しかし、高校1年生の前期はまだ学校生活に慣れておらず、さまざまな行事もあり、1日3時間の勉強時間を確保することが難しいケースもあるかもしれません。特にクラブ活動に所属している場合は、3時間の勉強時間が確保できない日がでてくると予測できます。このような場合は、土日に勉強時間を増やし、平日に減らす方法もひとつです。例えば、土日に4時間の勉強時間を確保すると、平日は2.4時間となります。

医学部に現役で合格するためには、高校1年生から各科目の基礎を身につけておかなければなりません。最初につまずいてしまうと、高校2年生になっても基礎ができていないので、勉強に遅れが生じてしまいます。医学部は理系学部の扱いになるため、理系科目の基礎を身につけなければならないのはもちろん、文系科目にも苦手科目を作らないように満遍なく学習する必要があります。

また、高校1年生のうちに毎日コツコツと勉強する習慣を身につけておくことで、高校2年生・3年生と学年を重ねて勉強時間が増えていっても、精神的負担が少なくて済みます。

 

高校2年生の場合

高校2年生は1日平均4.5時間程度の勉強時間で、週に30時間以上の勉強が必要です。

しかし、1年生と同様に学校の授業やクラブ活動に所属していると、学校生活だけでもかなり忙しくなります。勉強時間の確保がどうしても難しい場合は、授業が始まる前に朝早く登校して勉強したり、部活動が終わって帰宅してから、授業の復習や受験勉強に取り組みましょう。

また、前述の通り、​​土日に勉強時間を増やし、平日に減らす方法も効果的です。例えば、土日に6時間ずつの勉強時間を確保し、平日は1日3.6時間の勉強時間を確保するという方法です。

土日に部活がある学校もありますので、午後や夜のすきま時間を活用して時間を生み出さなくてはなりません。土日に部活のあとに1日あたり6時間勉強というのは、かなりの集中力と体力を要します。そのため、長時間集中できるように1年生のうちから勉強する習慣を身につけておくことが肝心なのです。

高校2年生での受験勉強の目標としては、3年生になるまでに理科の科目1つと数学Ⅲをある程度できるようなると現役医学部合格が見えてきます。早め早めに予習を進めておかなければ、3年生になってから慌てて総復習することになりかねません。自分だけで前倒しの予習をするのが難しい場合は、予備校や塾を活用することをおすすめします。

 

高校3年生の場合

高校3年生は、1日平均​​6時間程度週に40時間以上の勉強が求められます。

3年生のなるべく早い時期にすべての科目の出題範囲を網羅しておき、残りの時間はすべて受験対策に時間を割くことが大切です。受験する大学によって傾向が異なりますので、苦手分野を克服して安定した点数を取れるように対策します。

高校3年生の夏には部活も引退するかと思いますので、夏からはより勉強時間を増やしてラストスパートをかけていきます。医学部の受験には、筆記試験だけでなく面接や小論文も存在します。理系の方は小論文に苦手意識があることも多いので、国語の先生や予備校の先生に添削してもらいながらボーダーラインを超えるように対策しましょう。

 

医学部に合格するための計画の立て方

ここまでは学年別の勉強時間の目安について紹介してきましたが、医学部にかかわらずすべての勉強は量だけでなく質が大切です。質を高めるためには、目標から逆算してしっかりと学習計画を立てる必要があります。ここでは、医学部合格のための計画の立て方を紹介します。

まずは、志望校の設定を行いましょう。
どこの大学の医学部を目指すかを設定します。国公立大学なのか私立大学なのか、地元の地方大学なのか都心の大学なのか、受験科目はなんなのか、偏差値はどれくらいなのか、などあらゆる情報を加味して志望校を選びます。評定基準・出願条件を満たしていれば、推薦入試を狙える可能性もあります。

前期入試、後期入試、私立入試それぞれの志望校の候補を絞ったら、第一候補の受験科目や配点をリサーチしながら、合格するための計画を立てていきます。志望大学によって、二次試験の受験科目や内容が大きく異なる場合があります。例えば、理科が選択科目として選べる大学がある一方で、「物理と化学の2科目必須」と決められている大学もあります(佐賀大学、九州大学、愛媛大学)。また、山形大学の医学部では国語が必須科目として設定されています。

このように志望大学によって対策しなくてはならない科目は変わってきますので、受験科目と配点、苦手科目と得意科目を比較して、どの科目にどれくらい勉強時間を割くべきなのかを計画しましょう。模試の結果や定期テストの結果を元に、どの科目が弱いのかは判断できると思います。

また、勉強に集中できる時間帯は人それぞれ異なります。家族ごとのライフスタイルによっても集中できる時間帯は異なります。例えば、まだ小さい兄弟がいる場合は、日中は遊び相手をしなくてはならずなかなか集中できないかもしれません。早朝か夜間か、土日か平日か、まとまった時間かすきま時間かなど、時間の使い方やスケジュールをどのように組み立てていくのかを決めましょう。

あとは、モチベーションを維持し続けるための工夫をします。
医学部の受験勉強は、とてもハードで心が折れそうになることが多々あります。家族や親戚、友人からの期待やプレッシャーで押しつぶされそうになることもあると思います。しかし、自分を追い込みすぎて精神が安定していないと、最高のパフォーマンスを発揮することができません。場合によっては、受験勉強のモチベーションが下がってしまうこともあります。

したがって、何よりも勉強を楽しみながら続けていくことが大切です。苦手科目の勉強のあとに得意科目の勉強をする、今日の学習目標を達成したら自分にご褒美を与える、25分集中したら5分休憩する(ポモドーロ勉強法など、モチベーションを維持するための工夫を受験勉強に入れておくことがとても大切です。

 

まとめ

今回は、これから医学部を目指す方に向けて、学年別の必要な勉強時間や合格するための計画の立て方を解説しました。現役で合格するためには、学年別で着実に基礎を身に付け、勉強を好きになる気持ちでモチベーションを維持することが大切です。

なかなか自宅で集中できない、勉強時間を確保できない、うまく計画を立てられないという方は、ぜひ当校のような医学部受験のプロにご相談ください。

 

では、本日の記事は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

総務/広報 後藤 登

 


◆太宰府アカデミーの自己PR

本校は福岡にある全寮制の医学部予備校です。1年間、約30名の生徒たちが切磋琢磨し、医学部の合格を勝ち取ります。
おかげさまで創設から17年目となり、これまで医学科に360名以上の合格者を輩出しました。そんな卒業生たちが大学を卒業し、医師・歯科医師・薬剤師・獣医師となり、現在の日本の医療を支えてくれています。

◆筆者プロフィール

後藤 登(Goto Noboru)/仕事:総務と広報/好きな言葉:為せば成る/夢:日本一の医学部入試情報サイトを運営すること/自己PR:高校大学ボクシング部。新卒で当校に勤めて9年目。毎日医学部受験の情報を調べて、ブログやInstagramTwitterを更新しています。生徒たちのおかげで仕事はやりがいの塊です。医学部受験のご相談は下記にてお待ちしています。

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