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★私大医学部の偏差値ランキングについて

2015年06月03日 更新

こんにちは、福岡の医学部予備校で教務を担当している鳥越です。

さて、今日は私大医学部の偏差値ランキングについて少しだけお話しします。
大手予備校などがよく偏差値ランキングを出していますが、たまにランキングの数値を純粋に信じておられる受験生・保護者を見かけます。
もちろん、一つの目安になる数値であることに間違いないのですが、医学部入試に関してはあまり細かくあてにしないことをお薦めします
慶応大・東京慈恵会医大・順天堂大などが私大医学部の最高峰であることに間違いはなく、それに比べると久留米大・福岡大などは合格しやすい大学と言えるでしょう。
しかし、保護者からこんな問い合わせをいただくことがあります。

「東海大は偏差値が低いので入りやすいですか?」
「帝京大は3科目受験で、かつ偏差値も高くないので数学が苦手な娘にとってはオススメですか?」

しかし、必ずしも「そうです」とは言えません。

そもそもこの偏差値ランキングとはどのようにして決められているのでしょう?
予備校等によって若干異なりますが、ほとんどは模試データによって数値化されています。
例えばベネッセさんだと、その年の進研模試受験者の合否結果を追って、ある大学に合格した生徒の1年間の模試平均偏差値を出すのです。
 その合格者たちの平均値が偏差値ランキングの数値となります。

 

さて、それではどの科目で判定しているのでしょうか。
それは私大理系型の「英・数・理・理」の数値です。
すなわち実際の受験科目と一部異なる科目が使用されている場合もあるわけです。
例えば東海大は入試で理科1科目のみの選択となっていますが、偏差値ランキングでは理科2科目での判定となっています。

 

端的に言うと「東海大や帝京大など試験科目が特殊な大学は、偏差値ランキングに比べると合格は難しい」と思われます。
 これはぜひ知っておいていただきたいことです。

 

ほかにも偏差値ランキングには様々なものが影響しますので、偏差値60の大学と偏差値65の大学を比べて「偏差値60の大学の方が入り易いだろう」と判断するのは危険です。
最近の医学部受験生は「医学部に入れるならどこでもいい」という人も少なくないです。
そうであれば受験校の選択はネット等の情報を鵜呑みにせず、自分の勉強を総合的に見てくれている人に相談し、受験校を決定した方がいいと思います。
受験生一人ひとりにとって「合格の可能性が高いと思われる大学」は違います。
入試の問題形式や受験日程等、いろいろなことを考えて受験校を決めていくことをお薦めします。

 

太宰府アカデミーでは、毎年11月の半ばに生徒一人ひとりと「進路面談」をおこなっています。
アドバイスを素直に聞いてくれて合格し、「●●大を受験してよかったです!」という生徒が毎年数名います。
こういうところでも「素直」であることが重要です。

 

もちろん「どうしても行きたい大学」があればそこを目指すのがベストかもしれません。
ただし受験は戦略が必要不可欠!
「滑り止め」になる医学部はもはやありませんが、今年度で浪人を終えたいのであれば、受験校についてもしっかりと考えていきましょう!

 

(教務 鳥越)

 

◆太宰府アカデミーの自己PR

本校は福岡にある全寮制の医学部予備校です。1年間、約30名の生徒たちが切磋琢磨し、医学部の合格を勝ち取ります。
おかげさまで創設から17年目となり、これまで医学科に360名以上の合格者を輩出しました。そんな卒業生たちが大学を卒業し、医師・歯科医師・薬剤師・獣医師となり、現在の日本の医療を支えてくれています。

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