こんにちは、福岡にある医学部予備校で生物科講師をしている篠原です。
入試をはじめ、入社試験、昇進試験など、人生には選抜試験がつきものです。
私は、以前ある模擬試験の作成に出題者として携わったことがあります。
「立場が変わると視点も変わる」と言われますが、私は、今まで試験を解く立場から、試験を作成する立場が変わって、目から鱗が落ちる思いがしました。
当たり前のことですが、選抜試験(含む模擬試験)では、受験者全員が100点または0点では困るのです。
平均が50-70点ぐらいになるように、うまく問題を配分しなければなりません。
そのためには
①基本問題(必ず点数が取れる問題)を約5-6割
②応用問題(ちょっと考えれば点数が取れる問題)を約2-3割
③発展問題(元々点数を取らせない問題)を約2-3割
と試験によって差はあるにせよ、選抜試験では、上記のような問題配分にならざるを得ないのです。
すると、
①基本問題で絶対得点し、
②応用問題で頑張り
③発展問題は、時間がないときは着手しない
という「戦術」で、合格ラインを突破すればよいのです。
ところが、①の基本問題で失点し、②の応用問題はやらず、③の発展問題に注力して、模擬試験で点数が取れなかったり、そして本番の入試で失敗する受験生がいます。
一度、①~③の視点で、模擬試験なり入学試験の過去問を見てみて下さい。
きっと今まで見ていた試験が、違ったものに見えてくるはずです。
(生物科 篠原)
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