こんにちは、福岡の医学部予備校で英語科講師をしている野口です。
前回の続きです。
※前回記事:一学期の英語学習で心に留めておきたいこと(Part 1)
私の実体験をお話しすると,初期段階の英語ができないときほどTOEICのための勉強であったり,TOEICの傾向分析ばかりをしていました。
その頃は毎月受験しても5点~15点しか上がっていかず自分の英語力に行き詰まりを感じているときでした。
TOEICの勉強から一旦離れ,上記に挙げた基礎的トレーニングを続けたところ,なんとノー勉にも関わらず一気に125点伸びた経験をしたのです。
点数が低いときほどTOEICの勉強を頑張っていたので「なんだか不思議だな」と思いました。
要は,対策書を購入してコツを掴んでもそれを応用できるかは,ひとえに「それを吸収するだけの英語力があるかどうか」に尽きるわけです。
今年の留学でも先生の言った「英語力とIELTS力は分けて考えてください」という言葉が一番心に残っています。
私の場合,もう「IELTSの傾向」は知りすぎているようで,あとは「英語力」を高めていくだけだそうです(涙)
つくづく,ラクな方法はないなと・・・(笑)
受験生のみなさん,一緒に頑張っていきましょう。
話を戻します。
福岡大学の英文和訳であれセンター試験であれ,「英語力」がついてから取り組めば,あとは単なる「慣れ」の問題なのです。
十分な基礎力がないまま過去問に取り組んでもキリがありません。
基礎力が完成してしまえば「何年分も繰り返しやらなきゃ」という強迫観念にとらわれる必要もないし,またそうする必要もありません。
この認識は特に私立医学部を受験する生徒にとって重要です。
なぜかというと,多くの人が私立医学部を何校も受験し,その結果各大学の対策が手薄になってきます。
そして出題傾向は各大学で大きく異なります。
1校に何年分も過去問演習をする時間も取れないし,また疲弊します。
しかし、まっとうな英語力をつけることを主眼に置けば,目先の出題形式に揺さぶられることなく,その時々に合わせて1~2週間で十分な準備をすることができます。
そしてもちろん,本番中は目の前の問題に食らいついていけるだけの柔軟性と応用力が備わっています。
そうすることは可能であるし,また現実的です。
まとめます。
どのようなレベルの生徒であっても,ある段階までは全く同じ勉強をするべきです。
一学期は傾向分析や受験テクニックなどいいので,英語力全般を高めること。逆に直前期までに2週間で対策が完了するだけの確実な英語力を身につけておくこと。
それが引いては無理なく複数の大学に対応していける状態を作っていくのです。
太宰府アカデミーでは一学期はクラスに関わらず「基礎」を徹底して固めるという方針で指導をおこなっています。
上記の理由でその認識は正しいです。
だから生徒は安心して授業と課題に邁進してください。
(英語科 野口)
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本校は福岡にある全寮制の医学部予備校です。1年間、約30名の生徒たちが切磋琢磨し、医学部の合格を勝ち取ります。
おかげさまで創設から17年目となり、これまで医学科に360名以上の合格者を輩出しました。そんな卒業生たちが大学を卒業し、医師・歯科医師・薬剤師・獣医師となり、現在の日本の医療を支えてくれています。
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