こんばんは、福岡の医学部予備校を担当している教務の鳥越です。
2019年度の私立大学医学部入試の日程が全て発表されました。
予想通り多くの大学の試験日程が重なります。
センター試験が19日・20日となる時点でこれは予想できたことなのですが、実際にカレンダーを作ってみると、この過密さがよく分かります。
「医学部入試日程2019」(PDFで開きます)
1次試験日程だけでも4校重なる日が4日もあり、3校重なる日も2日あります。
2次試験の重なりまで考えると、例えば2月1日・2日はなんと8校の医学部で試験がおこなわれることになります。
私立大医学部を受験される方は複数校の受験を考えておられると思いますが、しっかりと日程を確認して受験校を決めていく必要があります。
医学部合格を勝ち取るためには、受験校の選択も重要という記事を2年前に書かせていただいております。
もしよろしければ合わせて読んでいただけると幸いです。
さて、2019年度入試の気になるポイントは以下の2点です。
①受験日を大幅に変更した大学による医学部入試全体への影響
4月の時点で予想していた受験日と大きく異なる大学が5校ありました。
その大学は、金沢医大、順天堂大、女子医大、大阪医大、杏林大です。
金沢医大と順天堂大学は、ここ数年ずっとセンター試験後の最初の木曜日でした。
よって来年も1/24(木)と予想していましたが、金沢医大が1/28(月)・順天堂大学が2/4(月)と大きく日程変更がありました。
その結果、1/24(木)はセンター直後にも関わらず医学部入試がおこなわれないという珍しい状況が生まれかけたのですが、31校の私大の中で最後に日程発表があった東京女子医大の1次試験日がここに入る形となりました。
また、大阪医大は今年の入試で以前の2月10日前後から大きく試験日程を早め1月28日を1次試験に設定してありましたが、来年は2月11日(月・祝)と一昨年までの日程に戻す形になっています。
最後に、杏林大はここ数年センター試験直後の金曜日が入試日となっており、2次試験までの間隔も短かったため、「最も早く合否結果が分かる医学部」でしたが、今回大きく日程を遅らせて2/1(金)が1次試験となりました。これは当校の地元大学である久留米大の1次試験と重なっており、受験生の動向が非常に気になります。
②後期入試の導入
来年度より新たに久留米大学と杏林大学で後期入試が始まります。
特に久留米大学は当校からすると地元の大学であり、どんな入試になるのか注目しています。
ここ数年は私大で後期入試を導入する大学が増えてきております。
医学部受験者の中で「浪人して国公立を狙うより、私立でも現役で合格したい」という生徒も大幅に増えてきており、大学側の意図としては、国公立大に惜しくも合格できなかった優秀な生徒が入学してくれれば、という思惑があるのかもしれません。
しかし、諦めずに後期合格を目指す私立専願の受験生にとっても、もちろんチャンスは広がります。
後期試験までモチベーションを保って学習を続けられるか、これが最も重要になります。
当校の生徒達も少しずつ受験校を意識する時期になってきました。
受験校を決める際にはいくつかポイントがありますが、当校では生徒一人ひとりにとって少しでも合格の可能性が高くなるように、アドバイスしていきます。
まだ、受験校全てを決める時期ではありませんが、2~3校「絶対に受験したい大学」の入試日程を確認しておくくらいはすべきかもしれません。
教務 鳥越洋一
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本校は福岡にある全寮制の医学部予備校です。1年間、約30名の生徒たちが切磋琢磨し、医学部の合格を勝ち取ります。
おかげさまで創設から17年目となり、これまで医学科に360名以上の合格者を輩出しました。そんな卒業生たちが大学を卒業し、医師・歯科医師・薬剤師・獣医師となり、現在の日本の医療を支えてくれています。
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