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【2020合格体験記】愛知医科大学に正規合格した生徒から合格体験記が届きました

2020年03月22日 更新

こんにちは、福岡の医学部予備校で総務/広報を担当している後藤です。

T・Aさんより、合格体験記が届きました。

 

合格体験記 T・Aさん

医学部医学科 合格校

 

愛知医科大学 正規合格

川崎医科大学 繰上合格

昭和大学   一次合格

岩手医科大学 二次棄権

兵庫医科大学 一次合格

金沢医科大学 一次合格

 

 

私は、一浪から三浪までの三年間を太宰府アカデミーで過ごしました。

 

現役時代は両親の医者になって欲しいという思いに反発しまくって、他学部志望でした。でも、何もかも中途半端で、結局浪人しました。始めのうちは医師になりたい理由なんて一つも無く、何故ここに来て勉強しているのかよく分からないままでした。しかし、ここの予備校で多くの人に出会いました。自分と同じような考えの人や本気で医師を目指し毎日必死に勉強する人、そして志望理由や家族のことに関して親身になって話を聞いてくださる先生やスタッフの方々、どんな話でも一緒に笑って話してくれる食堂の方々。太宰府アカデミーでの日々の生活の中で、少しずつ私の医師志望理由が出来始めました。

 

そして二浪目、気持ち改め本気で医学部受験に挑むことを決意しました。しかし、なんか上手くいかない!今までなんとなくで勉強していたのが響き、しかもいきなり全教科一番上のクラスになり、自分の周りの出来る人ばかりを気にして、やっているつもりでもきちんと自分のものになっておらず、その自信の無さから受験本番でもありえないくらい低い点数を取り、唯一川崎医科大学の補欠は来ていましたが回ってくることもなく、あっけなく終わってしまいました…。

 

これで最後にせねば‼と三浪目がやってきました。四月の開校式の日に、ほぼ坊主に近い程に髪を切り、気合を入れ直しました。自信が無いのなら自信がつくまで勉強しよう、本番に弱いなら校外模試を積極的に受けに行こうなど受かる努力をし続けました。思うような点数がとれず悔しくて涙が出ることも多々ありました。この悔しさを励みに頑張ろうと、悪かったテストの答案を部屋の壁一面に貼りましたが、見る度に自分への怒りがこみあげて、殴ったり蹴ったりして壁に穴を開けてしまいました(笑)でも必死にやってきました。朝、昼、夕方そして夜は部屋に戻ってからも勉強をして、ベッドに入ったら寝落ちする一秒前までノートを見ていました。(必ずしも毎日こうしていたわけではありませんけど…)洗面所やトイレ、ベッド横の壁には暗記事項の紙を貼りまくって暇さえあれば見て、受験期直前はお風呂の中でもジップロックにプリントを入れて見るなどもしてました。

 

また、私は物理が嫌い過ぎて今までずっと逃げ続けていました。他の三教科の足を引っ張りまくりで、いつも物理のせいで総合偏差値や順位が一気に落ちていました。しかし、このままではまずいとやっと気づいて十月頃から本格的にやり始めました。笑顔でズバっと言ってくれる江島先生の個別を取り、色々言われながらも必死について行こうと課題や解き直しを徹底的にして、参考書を鳥越さんに用意してもらって何度も繰り返し解きました。何度やっても分からなくて出来なくて、めげそうになっても死ぬ気で毎日頑張り続けました。あの時物理をこれ程やっていなかったら、合格することは出来なかったと思います。

 

しかし悲劇はやってきたのです。十二月のとある朝、右肘の激痛で目が覚め、腕が全く動かなくなってしまったのです。病院に行き“テニス肘”と診断を受けました。なんとペンの持ち過ぎが原因だったのです。しかしペンを持たずに勉強するなど出来ないだろと思い、勉強し続けていたら、もっと大変なことに‼なんと右手首が腱鞘炎になってしまったのです‼治す方法は右手を使わないことだけ…。でも、ただノートをひたすら眺める勉強なんて、出来ない!書きたい!と、激痛に耐え泣きながらもペンを持ち、次第に悪化し続け…ついに、箸でさえ、ペンでさえ、紙一枚でさえ持てなくなりました。痛み止めの強い副作用で気分が悪く立ち上がることが出来なくなったこともあり、受験まであと一カ月もない中、絶望的な状況でした。

 

どうしようもない中、思いついた最終手段は左手で書くことでした。しかし左手で書くと、直線一本も引けなくて、文字もぐちゃぐちゃで、書きたいのにうまく書けず、じれったくて悔しくて、泣きながらも毎日ひたすら左手のみを使って生活していました。すると段々慣れてきて、左手でも箸も持てるようになり、字も読める程度になり、計算スピードが上がり、なんと右手で書くよりもミスが減りました。

 

そして受験本番、本当に時間が足りないとき以外は全て左手で解きました。(両手で解いた時もありました…笑)左手も酷使して腱鞘炎になりかけていましたが、どうにか浪人生活に終止符を打つことができました。もし、解くのは速いけどミスが多いという人がいれば、左手で解いてみてはいかがでしょう?(笑)

 

私にとって太宰府アカデミーとは、私の三年間の浪人生活を意義のあるものへと変えてくれた場所です。多くの先生やスタッフ、食堂の方々に抱えきれないほどの感謝の気持ちを伝えたいです。

 

三年間本当にお世話になりました。ありがとうございました。

 

 

では、本日の記事は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

 

総務/広報 後藤 登

◆太宰府アカデミーの自己PR

本校は福岡にある全寮制の医学部予備校です。1年間、約30名の生徒たちが切磋琢磨し、医学部の合格を勝ち取ります。
おかげさまで創設から17年目となり、これまで医学科に360名以上の合格者を輩出しました。そんな卒業生たちが大学を卒業し、医師・歯科医師・薬剤師・獣医師となり、現在の日本の医療を支えてくれています。

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◆筆者プロフィール

後藤 登(Goto Noboru)/仕事:総務と広報/好きな言葉:今日が人生で一番若い日/大好物:ウインナー/趣味:魚釣り/勉強中:Webマーケティング/自己PR:新卒で当校に勤めてから9年目。日々、医学部受験の情報を調べ、卒業生から大学情報を聞いて、その情報を元にブログやTwitterを更新しています。医学部受験で何か気になることがありましたら、友達に連絡する感覚で気軽にご連絡いただけると嬉しいです。

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